四柱推命の食神（しょくじん）とは？性格、恋愛、適職、運勢を解説

四柱推命「食神」の意味は？

「食神」は、四柱推命では「表現の星」「正統派の星」という意味があります。

「食神」という字は「食の神」と書きますが、この字の通りに「食べることに困らない」よう、様々な才能を持つと言われています。

「食べる」ということは必要不可欠な人間の三大欲求の一つで、「食べたい」という欲求に従って積極的に行動します。

食べ物を手に入れたり料理をしたり、物を租借することも、自分の口を動かすなど積極的に行動しなければなりません。

そのため、食神には「（自分の気持ちや欲求を）表現する」という意味があります。

食神のテーマは、ズバリ自分の欲求を解消すること。

本能的な三大欲求はもちろんのこと、承認欲求や物欲、快楽を求めて行動します。

また、生存本能という面から「子ども」という意味もあります。

食神の人の性格・特徴は？

食神の人は、明るく好奇心が旺盛、いつも楽しいことを探しているタイプです。

もともと食神は、食べることに困らない運勢の持ち主。

衣食住に恵まれていることが多く、困った時もなぜか誰かから助けてもらえるというラッキーな星です。

何事に対してもポジティブで明るく、チャレンジ精神も旺盛。

のびのびと自分がやりたいことを表現し、目標に向かって動いていくことができます。

細かいことを気にせず、大らかで愛嬌があり、周りを笑顔にさせる独特のパワーがあるのですが、場を盛り上げたいというサービス精神から話を盛ったり、大袈裟なことをしたりするなど子どもっぽい面も。

快楽主義でその場の気分で行動するため、周りを振り回すこともありますが、その裏表のない性格は周りから愛されるでしょう。

食神の人の運勢・人生傾向は？

食神は楽しく明るく、夢が多い人生を歩む傾向が強いです。

若い時から衣食住に恵まれていたり、周りから助けられたりすることが多い食神は、基本的に「人生はイージーモード」です。

心に余裕があり、物事もスムーズに叶いやすい運勢といえます。

そのため人生を楽しむことに意識を集中させることができます。

気性としても明るくポジティブ、純粋で自分のためにも周りのためにも誠心誠意務めることができるため、困ったことが起こってもなぜか周りから救いの手が差し伸べられます。

しかし、苦労が少ないぶん、粘り強さや意志の強さに欠けやすく、快楽やその場の雰囲気に流されやすいです。

また、軽率な行動や言動が原因で、自ら失敗を招いてしまうことがあるでしょう。

 

食神の人の恋愛傾向は？

食神の人は、恋愛では熱しやすく冷めやすい傾向があります。

食神は、基本的に社交家でコミュニケーション上手、持ち前の明るさと華やかさで目立つ存在なので、異性からも同性からもかなりモテます。

食神自身も惚れっぽく、信頼関係が育っていない状態からでも直感的に「好き！」となることが多いです。

ただし、楽しいことが大好きな食神は恋愛にも情熱的ですが、刺激がなくなるとすぐに冷めてしまうところも。

一気に燃え上がり、一気に冷めて別の刺激を求めてしまう傾向があるため、恋愛経験は豊富ですが交際期間は短くなりやすいようです。

そのため、場数を踏んで的を絞って縁を結ぶか、あるいは結局、最初の人と結ばれることが多いでしょう。

食神の人の結婚運・築く家庭は？

食神の人は、結婚すると結婚後も楽しく明るい家庭を築くタイプです。

いつまでも純粋で率直、ワクワクを求める食神は、結婚したとしても所帯じみたり、安定に走ったりすることはありません。

独身時代と同じように、趣味や仕事、友人とのお付き合いを楽しむために奔放に行動します。

しかし家庭を顧みないという訳ではなく、家族に対する愛情やサービス精神も忘れません。

風通しが良く、ユニークで明るい生活を送ろうとするでしょう。

一方でマンネリが続いたり、堅苦しい、あるいは大きな責任を担わされたりすると外に飛び出したくなるので注意が必要かも。

 

食神の人の仕事運・適職は？

食神の人は、表舞台で華やかに活躍したり、目立ったりする仕事に適性があります。

食神は「表現の星」と呼ばれているように、内なる情熱や才能、特技を表現して活躍することができます。

特に創造性が豊かで、ユニークなアイデアやデザイン、人の心を打つ文章や音楽を作ることが得意なので、アーティストやクリエイティブな仕事に適性があります。

また堂々とした雰囲気や自信たっぷりの華やかさは周りの注目を集めるため、人前に出る仕事にも向いています。

たとえば、アナウンサーやテレビタレントなど芸能関係やマスコミ関係、ライターや音楽家、演劇などもおすすめです。

また独自の力で活躍できるIT関係や通信関係、デザイン系でも能力を発揮することができるでしょう。

食神の人の金運・手にする貯蓄は？

食神の人の財運はかなり強いですが、そのぶん出費が多くて散財しがちです。

自分の欲求に正直な食神は、生まれつき財運にも恵まれて、お金に困ることはありません。

しかし「人生は楽しむもの」というポリシーがあるため、貯蓄よりも経験や楽しみのためにお金を使おうとします。

そのせいか経済観念は、しまりがなく緩みやすく、浪費や無駄遣い、衝動買いなどに溺れやすい傾向があります。

しかし、もし貧乏になったとしても、どんな状況でも楽しみを見つける性質があるため、人生を楽しむことができますが、夢中になると歯止めが利きません。

特にギャンブルにはのめり込まないように注意しましょう。

食神の人と相性の良い通変星は？

食神の人の相性の良い通変星は、劫財、偏財、正財です。

◆「食神」と「劫財」の相性

楽しいことが大好きで悪気のない「食神」と、真面目でお人好しな「劫財」。どちらも正直で素直、相手を楽しませるサービス精神が旺盛という共通点から相性はぴったりです。安定感のある劫財は食神をサポートしますし、食神は劫財を新しく楽しい世界に誘います。デコボココンビのようですが、気も合って円滑な関係を築くことができます。

◆「食神」と「偏財」の相性

コミュニケーション能力が豊かな「食神」と、社交的で人付き合いが得意な「偏財」。ノリやフィーリングが似ているせいか、思いつきやアイデアを即断即決で行動できるベストパートナーです。また、お互いに「財」に恵まれる星を持っているため、特に仕事では一緒に動くことで利益が見込めます。ただし、経済観念が緩い傾向があるので、遊びすぎて散財しやすい関係でもあります。

◆「食神」と「正財」の相性

楽しいことを求めて突っ走る楽天的な「食神」と、堅実で保守的な「正財」。正財は食神から人生の楽しみを教えてもらい、食神は正財にサポートしてもらえるという持ちつ持たれつの関係です。一見、正反対に見えますが、だからこそお互いが刺激的で魅力的に映ります。人間的に尊重し合える良い関係を築くことができます。

食神の人と相性の悪い通変星は？

食神の人の相性の悪い通変星は、傷官、偏官、偏印です。

◆「食神」と「傷官」の相性

楽天家でおっとりとした「食神」と、知的で鋭い感性を持つ「傷官」。その場の気分で行動しやすい食神に対し、論理的な思考を持つ傷官はイライラさせられることが多いかも。また、食神としても、細かいことや面倒なことをうるさく言われることが多く、一緒にいるとストレスが溜まります。距離があるうちは良いのですが、親しくなるにつれ逃げ出したくなる相性でしょう。

◆「食神」と「偏官」の相性

のんびり屋でゆったりとした環境を好む「食神」と、目的意識が強くエネルギッシュな「偏官」。共通の目的を持っているうちは、共に協力し合って進むことができます。しかし、自分のやり方でガンガン進んでいきたい偏官は、食神のペースを崩します。また、食神のマイペースさに対して偏官がイライラすることも多く、ストレスになりやすい相性といえます。

◆「食神」と「偏印」の相性

調和は穏やかさを好む「食神」と、個性的で我が道を進む「偏印」。最初のうちは、お互いのユニークさが新鮮に映り、急激に親しくなることも多いです。しかし、熱しやすく冷めやすい相性なので、関係が長続きせず、自然消滅になりやすい模様。大きなトラブルやケンカはないのですが、なぜか疎遠になってしまう相性といえます。

 

「表現の星」である食神の人は、楽しいことが大好きな快楽主義者

最後に食神の特徴をまとめてご紹介します。

 

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甲（きのえ） 乙（きのと）

丙（ひのえ） 丁（ひのと）

庚（かのえ） 辛（かのと）

戊（つちのえ） 己（つちのと）

壬（みずのえ） 癸（みずのと）

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