四柱推命「辛(かのと)」とは?性格や恋愛、十二支別の特徴解説

「辛」とは?

「辛」は、十干のうちの8番目にあたる要素で、「かのと」と読みます。

五行を陽と陰の2つに分けたものを「十干」と呼びますが、「辛」は五行の「陰」の「金」にあたります。

なお「辛」は、金の中でも不純物を取り除き加工した金属や、研磨した宝石などを表しています。

季節では、作物が実る「秋」に該当し、植物でたとえるなら、種から芽吹いた植物が夏の盛りを終え、次に命を繋ぐために果実や種を実らせている状況にあたります。

「庚(かのえ)」がゴツゴツした硬い岩だとすると、「辛」はキラキラと輝く石だとイメージしてください。

「辛」の人はどんな性格の持ち主?

「辛」の人の性格は、頭脳明晰で洗練された感性の持ち主が多いと言われています。

無から何かを創造したり、すでにあるものを工夫してより良い物を作り上げたりするなど、創造する才能に恵まれています。

頭の回転が速く頼りがいがあり、いざという時は的確なアドバイスを授けてくれる頼もしい存在。

たくさんの人の中にいてもなぜか目立つエキセントリックな雰囲気や、独特の美的センスがあることから、カリスマ的な魅力を持つ人も多いでしょう。

内面は、誠実で自分の気持ちに正直ですが、自己中心的でやや協調性に欠けるところがあり、エゴが強い面が目立ちます。

また好き嫌いがハッキリしていて、気が合わなかったり、生理的に受け付けなかったりするタイプに対しては、徹底的に距離を置こうとするため、時には敵を作ってしまうことも少なくありません。

しかし、自分と気が合う人に対しては親身に振る舞い、強い仲間意識を見せるなど、ギャップを感じさせるところも魅力でしょう。

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「辛」の人の恋愛傾向は?

「辛」の人は、好きな人に対して、とても繊細で気配り上手です。

洞察力や観察眼が鋭い「辛」は、周囲に何を求められているか、またどう振る舞ったらスムーズに対応できるか素早く察知するのが得意です。

恋愛の場面でも、好きな人に対して上手に自分の立ち位置を調整することができます。

恋の駆け引きが得意な「辛」は、自分からはあまりあからさまな愛の告白やアプローチはしません。

むしろ控え目に相手の気持ちを汲み取りながら、さりげなく自分のペースに巻き込んでいきます。

また、自分の感情を表に率直に表すことに抵抗があるせいか、どんなに好きな相手でも感情に溺れることなく、適度な距離をキープしながら付き合うことを好みます。

美しさや洗練された状況を好むので、なかなか本音を見せずに相手を不安にさせてしまうこともありますが、内面は誠実で一途です。

少し自惚れ屋なところもありますが、お互いの気持ちを大切にした付き合いをしてくれるでしょう。

「辛」の人の家庭運・結婚運について

「辛」の人は、オシャレで洗練された生活を好むタイプが多いです。

落ち着いていて品がある「辛」は、結婚しても所帯じみることなく、付き合っていた頃と同じようなスタイルで生活をやりくりしていきます。

キレイ好きで、家や部屋のインテリアにはこだわるなど生活の中にも彩や楽しみを見出すことを大切にしていくタイプ。

食べ物もオーガニック素材をチョイスしたり、こだわりのブランド物で家具を統一したり、丁寧な暮らしを好みます。

なお、結婚をしても仕事や趣味の手を抜くことはありませんが、家族は家族で大切にし、温かい家庭を築こうとします。

やや自分ルールに厳しい一面もあるものの、穏やかな結婚生活を送ることができるでしょう。

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「辛」の人の仕事運・適職は何?

「辛」の人は自分の才能やセンスを活かし、仕事を盛り上げていくでしょう。

「辛」は、持ち前の感性や磨き抜かれたセンスで、勝負をしていくこだわり派。

好きなことに対しては研究熱心で、その道の第一人者になるくらい没頭します。

誰でもできるような仕事より、「自分ならでは」の仕事を好むため、天職を見つけるまでは苦労するかも。

しかし妥協しない姿勢ととことんまで磨き上げていく集中力と忍耐力は、地道に成果を上げていき、周りからも頼りにされます。

ただ、個人主義なところがあり、チームワークを組むより1人で競い合うことで才能が開花します。

向いている仕事は、美容系や芸能関係など華やかな業種はもちろん、専門知識が求められたり、オリジナリティーが求められたりするクリエイティブな分野が向いています。

また緻密さや気配り上手でもあるため、経理や総務、秘書など縁の下の力持ち的な仕事も向いています。

経験を重ねれば独立してもうまくやっていけるでしょう。

「辛」の人の金運・財産や貯蓄は?

金の性質を持つ「辛」の金運はほどほどですが、財産運に恵まれています。

「辛」は宝石や加工された金属の性質を持つことから、お金との縁はとても強いです。

しかし見栄っ張りで、自己満足のために高価なアイテムや家具を揃えるなど道楽的なところもあるため、散財しやすい傾向があります。

モノはたくさんあるけど、ローン地獄に陥っている…という状況になりやすいので、買い物をする時は金額の上限を決めるなど意識的にセーブしたほうが良いでしょう。

また、金運を上げるなら、貴金属や着物など「財産」として扱えるものを購入すると◎。

不動産も悪くありませんが、大きな資産より小回りが利くモノのほうが性に合っているといえるでしょう。

「辛」と「甲」の相性は?

ここからは、十干同士それぞれの相性について詳しく解説していきます。

「辛」にとって「甲」は『なかなか手強い相手』に感じるかもしれません。

「辛」が「甲」をサポートするような力関係ですが、一緒に過ごすことが多いと、押しが強く天真爛漫な「甲」が繊細な「辛」を疲れさせてしまうようです。

また「甲」にとっても、細やかな「辛」のセンスと馴染むのが難しいため、できるだけ距離を置いて、表面的な付き合いに留めたほうが良いかもしれません。

「辛」と「乙」の相性は?

陽と陰の組み合わせになる「辛」と「乙」は、悪くないけど物足りない相手同士です。

「乙」も「辛」も、陰同士で繊細な感性を持つ者同士、共感し合える部分がありますが、「乙」のほうが柔軟でつかみどころがなく、相手任せになるところがあります。

「辛」はというと、芯が強いのですが「自分が引っ張る」というタイプではないため、嫌いではないけれど必要以上には踏み込まない関係になるでしょう。

「辛」と「丙」の相性は?

パワフルに輝く「丙」と輝く金の「辛」は、お互いに磨き合い、高め合える関係です。

「丙」の明るいパワーが「辛」の個性や才能を引き立ててくれますし、「辛」の繊細さや感性も、「丙」の好奇心を刺激して、お互いに良い関係を結ぶことができます。

また「丙」の溢れんばかりのパワーを得ることができるので、「辛」にとっては居心地の良いベストパートナーといえるでしょう。

「辛」と「丁」の相性は?

金の性質を持つ「辛」と火の性質を持つ「丁」は似た者同士といえます。

「丁」も「辛」も、心が繊細でナイーブ、感性が鋭いアーティストタイプです。

お互いに良い面を認めたり、尊重したりすることができれば高め合える関係になれます。

ただ、「辛」のほうが芯が強く、忖度せずにズバズバとモノを言うところがあるので、「丁」にとって「辛」は、やや怖い人という印象になるでしょう。

「辛」と「戊」の相性は?

大地の性質を持つ「戊」と金の性質を持つ「辛」は、親や兄弟、恋人のような安心感に包まれる関係です。

土の中から原石が生まれるように、「戊」に対して「辛」は不思議と甘えることができます。

また、「戊」にとっても「辛」は何かとサポートしてあげたくなる相手です。

お互いの性質がマッチするため、こちらもベストパートナーだといえるでしょう。

「辛」と「己」の相性は?

柔らかい土の性質を持つ「己」と金の性質を持つ「辛」は、適度な距離を保ったほうがうまくいく関係です。

どちらも陰の性質を持つモノ同士ですが、「己」のほうが「辛」のお世話をするような関係になりがちです。

ただ、「己」のサポートは過干渉になりやすく、「辛」にとっては「距離が近すぎる」と感じるため、比較的遠い距離で付き合ったほうが疲れないでしょう。

「辛」と「庚」の相性は?

精錬前の硬い金の性質を持つ「庚」と、柔らかな金の「辛」は、天敵ともいえる関係かもしれません。

同じ性質を持つモノ同士ですが、どちらも自分が輝くことが第一になるため、ぶつかりやすい関係です。

しかも「庚」のほうがパワーが強いため、どうしても「辛」のほうが気疲れすることが多くなります。

「庚」が先生や先輩など目上の関係なら、ほどほどにやっていけるでしょう。

「辛」と「辛」の相性は?

陰の金の性質を持つ「辛」同士は、似た者同士だからこそ、うまくいかない関係です。

繊細で気配り上手な「辛」は、表面上はうまく付き合うことができます。

しかし、内面では一筋縄でいかない場合が多く、どちらも「自分が一番」であることから、助け合うのは難しいかも。

競い合って高め合えるライバルにはなれても、心を開いて付き合うような関係になるのは難しいかもしれません。

「辛」と「壬」の相性は?

陽の水である「壬」と陰の金である「辛」は、「辛」が「壬」に力を貸す関係になります。

大らかで自由な「壬」と、芯が強いけど繊細でデリケートな「辛」ですが、「辛」のほうが「壬」をサポートする形になることが多いです。

「壬」も「辛」に対して力を貸しますし、持ちつ持たれつの良い関係です。

ただし、「壬」の距離感が近くなると「辛」は息苦しく感じてしまうため、困った時に相談する、という程度の距離感がちょうど良いでしょう。

「辛」と「癸」の相性は?

陰の水の性質を持つ「癸」と、陰の金の性質を持つ「辛」は、グダグダな関係になりやすいです。

デリケートですが芯が強い「辛」と、フワフワとつかみどころがない自由な「癸」は、「辛」が「癸」をサポートする関係になります。

しかし無自覚な「癸」の甘えっぷりに、「辛」のパワーは吸い取られるばかりです。

何となく不平等さを感じたり、足並みが揃わなかったり、居心地の悪さを感じてしまうでしょう。

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十二支の組み合わせ「辛丑(かのとうし)」の性格・特徴は?

ここからは、十二支との組み合わせによる性格や特徴について詳しく解説していきます。

「辛丑(かのとうし)」の人は忍耐強く頑固、我が道を進むタイプです。

頭脳明晰、洞察力もあり、好きなことに対して研究熱心な性質に、忍耐強さや内なる情熱がプラスされます。

コツコツと地道に成果を上げていくため、周りから頼られることも多いですし、自分自身も周りのために力を使うことを好みます。

ただ、考え方が頑固で思い込んだら一直線、突っ走ってしまい失敗する…という可能性が高いので、柔軟に周りの意見を取り入れることが開運に繋がるでしょう。

十二支の組み合わせ「辛卯(かのとう)」の性格・特徴は?

「辛卯(かのとう)」の人は、持ち前の器用さと才能で人生を盛り上げるタイプです。

愛嬌があり、フットワークも軽い人気者。

頭の回転が速く、手先も器用なのでどんな仕事でも成功することが可能です。

好奇心が旺盛で面白そうなことがあれば率先してチャレンジするため、人よりも先にチャンスをつかむことができるでしょう。

ただ、気まぐれで自由なところがあるせいか、周りを振り回してしまいがち。

八方美人だと思われないように気をつけて。

十二支の組み合わせ「辛巳(かのとみ)」の性格・特徴は?

「辛巳(かのとみ)」の人は、マイペースで自分の気持ちに素直なタイプです。

頭の回転が速く、どんなことでも器用にこなすことができる「辛巳」は、仕事も自分が好きな分野であれば一国一城の主になるくらい才能を発揮することができます。

しかし、好き嫌いが激しく、嫌いなことには全然手をつけないなど、かなり自分本位な一面があります。

「辛巳」本人は悪気がないのですが、無意識に周りを振り回してしまうことが多いので、トラブルメーカーと思われてしまうことがあるでしょう。

十二支の組み合わせ「辛未(かのとひつじ)」の性格・特徴は?

「辛未(かのとひつじ)」の人は、芯は強いけれど控え目で落ち着いたタイプです。

新しいモノが好きだったり、好きなことに没頭したり、興味のあることには猪突猛進していく「辛未」は、一度決めたらとことん走っていくことが多いです。

しかし周りを巻き込むことはせず、自分の範囲内で行動するため、他の性質よりも安心感があります。

また、品があり聞き上手なので異性からかなりモテます。

大人しそうで異性関係が途切れないなど、意外な一面を持っていることも多いでしょう。

十二支の組み合わせ「辛酉(かのととり)」の性格・特徴は?

「辛酉(かのととり)」の人は頭脳明晰で新しい物好き、好奇心が旺盛な探検家思考の持ち主。

「辛酉」は一見目立たず、何を考えているのか分からないと思われることが多いですが、内面はとても野心家で、ひたむきに才能や実力に磨きをかけていく「能ある鷹は爪を隠す」タイプです。

また、コミュニケーションが好きで、周りとの交流にもソツがなく、広い人脈を築くことができます。

ただし頑固で融通が利かないところがあるので、周りからの評価で好き嫌いが分かれる面があるでしょう。

十二支の組み合わせ「辛亥(かのとい)」の性格・特徴は?

「辛亥(かのとい)」の人は、几帳面で器用だけど熱しやすく冷めやすい傾向があります。

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好きなことには熱中し、他に興味が向いたらそちらに走っていくような気まぐれなところがあります。

人に対して忖度せず、ややトラブルメーカーなところもありますが、仲間に対しては面倒見も良く楽しいことが大好き。

サポートしてくれる頼もしいパートナーができれば楽しい人生を送ることができるでしょう。

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他の十干はこちらで紹介しています

甲(きのえ) 乙(きのと)

丙(ひのえ) 丁(ひのと)

庚(かのえ) 辛(かのと)

戊(つちのえ) 己(つちのと)

壬(みずのえ) 癸(みずのと)

十二支の意味はこちらで紹介しています

子年 丑年 寅年

卯年 辰年 巳年

午年 未年 申年

酉年 戌年 亥年

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