四柱推命の印綬（いんじゅ）とは？性格、恋愛、適職、運勢を解説

四柱推命「印綬」の意味は？

「印綬」は、四柱推命では「才能の星」「知性の星」という意味があります。

印綬とは、昔、官に勤めてる人が身分や位階、勲章を飾るためにつけていた組み紐のことです。

つまり印綬を持っているということは、地域や教養がある人という証拠であったため、四柱推命でも印綬には学問や教養、名誉という意味があるのです。

印綬のテーマは、学問を学び、自ら得た知識や教養を受け継いでいくことです。

「生きる」という本能的な欲求から、「学ぶ」「成長する」という自己実現に意識が向かいます。

そのため、印綬を持つ人は、向上心が高く、学びに対して積極的なタイプといえます。

学問への好奇心以外に、人の心に高い関心を持つ傾向が見られます。

印綬の人の性格・特徴は？

印綬の人は、とても知的好奇心が強く、物事に対して深い興味を抱きます。

基本的には謙虚で慎み深く、人と争うことを嫌う穏やかな性格です。

探求心が高く、物事の成り立ちや結果、原因などを突き詰めて考えるのが大好き。

常に「なぜ？」と疑問を持ち、コツコツと追及していく知の探求者です。

対人関係は比較的協調性が高く、優しく面倒見も良いため、その博識さと頼りがいで皆をまとめ上げる「リーダー」として活躍することが多いです。

ただし、どちらかというと石橋を叩いて渡るタイプで慎重に物事を進めるぶん、神経質で細かいところがあります。

特にこだわりが強く、自分が納得いかないことや理屈が通らないことに対しては強く反発することも。

普段は落ち着いているぶん、怒らせると怖い一面が垣間見えるでしょう。

印綬の人の運勢・人生傾向は？

印綬の人は自らの才能を磨き、社会的地位を獲得するタイプです。

印綬は好奇心や向上心が高く、知らないことを学んだり、疑問に対してアレコレ考えを巡らしたり、追求することが大好きです。

小さな頃から読書や研究が好きだったり、高い教養を身につけるチャンスに恵まれていたり、学ぶことと縁が深いのが特徴で、人生の転機で教養が役立つことも多いです。

対人関係は、自分と似たタイプや共通の目標を持つ仲間など、比較的狭い範囲内で過ごします。

あまり人と競争するタイプではないため、出世は緩やかなほうですが、関心がある分野では若いうちから実績を認められて注目を浴びることが多く、地位や名誉以外にも、人に何かを伝える職業に就くことも多いでしょう。

印綬の人の恋愛傾向は？

印綬の人は、恋愛では信頼と尊敬を求めるタイプです。

好奇心が旺盛な印綬は、人の心や感情に対しても強い興味を抱きます。

しかし、頭の中であれこれ考える印綬にとって、不確定要素が多い恋愛は、実は苦手な分野でもあります。

持ち前の観察眼や洞察力で相手の人となりを冷静に見極めることはできますが、行動となると奥手で受け身。

そのため、恋愛経験は少ないか、1人の人とじっくり長期間、付き合うことが多いでしょう。

交際では、一緒にただ楽しく過ごすことより、何かしら学びが得られるようなお付き合いを好みます。

愛情表現は不器用かもしれませんが、誠実で真面目です。

互いに高め合い、成長し合える関係を育んでいけるでしょう。

印綬の人の結婚運・築く家庭は？

印綬の人は結婚すると、信頼し合い、安心できる家庭づくりを求めます。

勉強好きで真面目な印綬は、結婚をしても学びの手を緩めることはありません。

理想的な家庭を築くために、たくさん本を読んだり、周りの人から助言をもらったり、パートナーや家族との関係にも誠実に対応していきます。

しかし、理屈っぽく愛情表現が苦手なので、少し堅苦しい雰囲気が漂う場合もあります。

また、印綬は自らも勉強意欲が高いぶん、子供への教育にも熱心です。

才能を伸ばすことに夢中になってしまい、無理に勉強を強いてしまうことがあるので注意しましょう。

印綬の人の仕事運・適職は？

印綬の人は、頭脳労働やクリエイティブな仕事が向いています。

印綬は「知性の星」と呼ばれているように、肉体的な労働よりも頭脳労働が性に合っています。

知的好奇心が満たされることが仕事へ対するモチベーションにつながります。

たとえば開発や研究職、企画、コンサルタント、作家や通訳、語学関連、教師など人に何かを教える仕事に適性があります。

また、持ち前の観察眼と洞察力で、相手のニーズに合わせて対応することも得意。

タレントやアナウンサー、イラストレーターや小説家など、人前に出たり創造力を求められたりする仕事にも向いています。

サラリーマンとして働くより、独自の才能や知識を活かしたほうが活躍できます。

晩年には名誉や地位を得ることもできるでしょう。

印綬の人の金運・手にする貯蓄は？

印綬の人は、生まれつき強い財運の持ち主です。

印綬はもともと「地位や名誉」と深い関係がある星です。

また、何かを勉強し、探求していくには、ある程度の経済力と環境が必要です。

そのため、印綬は生まれつき実家が裕福だったり、経済的に恵まれていたりすることが多いです。

また、印綬は精神性を大切にするため、物欲はあまりありません。

本や習い事、勉強関係への出費は大きい傾向があるものの、無駄遣いはしませんし、お金の使い方も計画的です。

晩年になるほど収入も増え、結果として盤石の資産を築くことができるでしょう。

印綬の人の相性の良い通変星は？

印綬の人の相性の良い通変星は、比肩、偏財、正官です。

◆「印綬」と「比肩」の相性

人生すべてが学びだと考える「印綬」と、我が道を突き進む頑張り屋の「比肩」。お互いの良い面を尊重し合える最高の相性です。比肩は印綬の才能を素直に魅力的だと感じることができますし、印綬のほうも比肩のまっすぐな性質をサポートしたいと感じます。また、どちらも必要以上に干渉しないため、自分のペースを乱されることがないのも心地良さの1つといえます。

◆「印綬」と「偏財」の相性

好奇心が旺盛な「印綬」と、型破りでユニークな「偏財」。正反対だからこそお互いにない部分を補完し合える面白い関係性です。印綬によって、偏財の考え方や行動はとても興味深くて刺激的ですし、偏財から見る印綬も、芯が強く我が道を進む一本気のある性質を尊重できます。どちらも社交的なので、ほど良い距離で付き合うことができます。

◆「印綬」と「正官」の相性

誠実で真面目な「印綬」と、几帳面で模範を守る穏やかな「正官」。価値観が似ているため自然体でいられ、リラックスできる関係です。どちらも物事に対して考え方がしっかりしており、安心感があります。神経質なところがある印綬ですが、正官はそれをさりげなくサポートしてくれることも多いです。安心して付き合うことができる関係といえます。

印綬の人の相性の悪い通変星は？

印綬の人の相性の悪い通変星は、傷官、正財、偏印です。

◆「印綬」と「傷官」の相性

愛情表現が不器用な「印綬」と、精神的に繊細で敏感な「傷官」。相手の反応に敏感になりすぎ、お互いに気を使い合うため気疲れしやすい関係です。また、お互いにプライドが高いため、相手の悪気ない言葉にもピリっと反応してしまうことがあります。短時間なら良いですが、長時間一緒にいるとトラブルの元になるので気をつけましょう。

◆「印綬」と「正財」の相性

知識が豊富で柔軟な頭を持つ「印綬」と、現実主義で頑固な「正財」。どちらも真面目で芯が強い部分では共通点があります。しかし、同じ目標に向かって進もうとする場合、印綬がアイデアを出しても、正財は保守的になり反発することが多いです。また、堅実な正財にとって印綬の話は理想論に思えるなど、何となく「鼻持ちならない」と思い合う関係 になります。

◆「印綬」と「偏印」の相性

筋道を立ててしっかりした学びを好む「印綬」と、柔軟で自由奔放、直感的な「偏印」。どちらも知性を求め、好奇心が旺盛という点で共通していますが、性質の違いからぶつかることが多い傾向です。ゲームでたとえるなら、印綬は正攻法を好み、偏印は裏技や特殊な方法を好むイメージ。自分にない部分だからこそ、対立しやすい関係といえます。

「知性の星」である印綬の人は、真面目で知的好奇心が高い勤勉家

最後に印綬の特徴をまとめてご紹介します。

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十干の意味はこちらで紹介しています

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