四柱推命「癸(みずのと)」とは?性格や恋愛、十二支別の特徴解説

「癸」とは?

「癸」は、十干のうちの10番目にあたる要素で「みずのと」と読みます。

五行を陽と陰の2つに分けたものを「十干」と呼び、「壬」は五行の「陰」の「水」にあたります。

なお「癸」は、雨や霧、雪など、自然界に存在している「流動している細かい水」を表します。

季節では「冬」に該当し、植物が次の世代へと命を繋ぐための「種」、あるいは植物から離れて土の中で冬を越している状態を指しています。

なお、種の状態になると植物である母体から離れしまうことから、水は「自由」というキーワードを持っており、「癸」も同じように柔軟で自由な性質を持っています。

「癸」の人はどんな性格の持ち主?

「癸」の性格は繊細で物静か、控え目ですが地道な努力を重ねる勤勉家です。

天から降り注ぐ雨や雪、霧など、細やかで柔らかい水のエネルギーを持つ「癸」は、その性質と同じく、心や行動も細やかで緻密です。

「壬」のようなダイナミックさはありませんが、忍耐強くコツコツと堅実に歩み、一歩ずつ確実に進んでいきます。

また、ロマンチストであることから感情的に思われがちですが、頭の回転が速く知的です。

ただし、現実よりも空想や夢、神秘的なことに強い興味を示す傾向があるため、時に浮き世離れした印象を与えることがあるでしょう。

独自の世界観を持っており、つかみどころがありませんが、それも魅力の1つです。

形や形式にこだわらない自由な感性と精神力は、幅広い人たちとの交流でも活きています。

短所としては、やや閉鎖的で自分の世界に閉じこもりがち。

また気持ちが揺れやすく、周りの影響を受けてしまうなど不安定なところもあります。

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「癸」の人の恋愛傾向は?

「癸」の人は、愛する人に尽くすことが喜びである人が多いです。

愛情深くロマンチストな「癸」は、恋愛に対してとてもピュアです。

とはいえ、自分から積極的にアピールすることは少なく、どちらかというと受け身で遠くからそっと見守ったり、好きな人のために人知れずサポートしたり、忍耐強く愛情を注ぎます。

ただ、好きな人に限らず誰に対しても優しいので、「気が多い」と誤解されてしまうことが多く、気がついたら別の恋愛をしていたということも。

相手を飽きさせないところがあり色気があるため、異性からの人気は高いでしょう。

恋人に対しては、形式よりも心の絆を重要視しますが、相手がどう思っているのか、自分の愛情に応えてくれるかを気にします。

そのため、「癸」の愛情にしっかりと応えてくれる相手じゃないと関係を続けていくのは難しいかも。

お互いに思いやり、愛情が溢れる者同士なら、幸せな恋愛をすることができるでしょう。

「癸」の人の家庭運・結婚運について

「癸」の人は愛情豊かで、結婚したら何よりも家庭を大事にするでしょう。

心の繋がりを大切にする「癸」は、結婚したら恋人の時以上に、愛する人のために身を捧げます。

好きな人の笑顔が「癸」にとっての幸せであり、惜しみない愛情を家庭に注ぐでしょう。

結婚をすると基本的に家庭が第一、仕事や趣味、友人関係は二の次になることが多いのですが、誘われたら断り切れないところがあるので、結果として自分の時間を削って周りに尽くすことがあります。

また、家族のためにはどんな苦労も厭わないため、知らないうちに健康を崩してしまったり、過干渉になりすぎて依存関係を作ったりするため、状況に応じて距離を意識することが良い家族関係を保つポイントになるでしょう。

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「癸」の人の仕事運・適職は何?

「癸」の人にとって、利益よりも人が喜ぶ顔が何よりのご褒美です。

周りの幸せを心から願う「癸」は、人のために役に立ったり、周りのために尽くしたりすることが自分自身の報酬といえます。

そして雨や霧が小さな隙間に入ってくるように、「癸」も与えられた環境に馴染むのが早く、適応能力が高いです。

矢面に立って進んでいくタイプではありませんが、物覚えが良く学習能力に優れているため、どんな分野に進んでも、堅実に才能を伸ばしていけます。

また知的好奇心が旺盛で勉強熱心、コツコツ地道にスキルアップし、さらにマスターしたことを人に教えるなど、人に施すことが好きです。

そのため教師やインストラクターなど人に何かを教える仕事やサービス業、緻密さが求められる事務、その他じっくり時間をかけて取り組むものや、無から有を作り上げるもの、人や作物を育てることや導いていく職種に適性があるでしょう。

ただ、あまり金銭的な執着がないので、損をしないように気をつけたほうが良いでしょう。

「癸」の人の金運・財産や貯蓄は?

水の性質を持つ「癸」は、お金よりも精神的な喜びを重視するタイプです。

物質的な欲が少ない「癸」は、そもそも「稼ぎたい」という欲求も少ないため、お金に対する意欲が低めです。

いざという時に備えて、日頃からにコツコツ貯金はしますが、友人に誘われたり、困っている人のためにならせっかく貯めたお金を惜しみなく使ってしまったりするでしょう。

金運自体は悪くありませんが、お金に対する執着や恐怖心がないことが、手元から金運を流出させてしまう原因になるようです。

人の良い「癸」を利用しようとする人に騙されてしまうことも。

金運を上げるなら、まずお金に関する知識を蓄え「自分のために貯める」という意欲を持つことが大切でしょう。

「癸」と「甲」の相性は?

ここからは、十干同士それぞれの相性について詳しく解説していきます。

「癸」にとって「甲」は、何かと世話をしてあげたくなる相手です。

植物の成長に水はなくてはならないものです。

水の性質を持つ「癸」の恵みの雨により、木の性質を持つ「甲」は大きく成長していくことができます。

しかし一方的に「癸」が尽くすだけではなく、「甲」の包容力に「癸」が守られるような感じで持ちつ持たれつの良い関係が築けます。

お互いに満足度の高い関係を築くことができるでしょう。

「癸」と「乙」の相性は?

陰と陰の組み合わせになる「癸」と「乙」は、「乙」の世話を「癸」が焼く関係になります。

柔らかい草や植物のように柔軟でデリケートな「乙」に対し、優しい雨を降り注ぐ「癸」。

どちらも同じパワーバランスなので、対等な関係を築くことができます。

しかし、「癸」が感情移入しすぎてしまうことで「乙」をダメにしてしまうことも。

相手の自立を奪わないように気をつけましょう。

「癸」と「丙」の相性は?

パワフルに輝く「丙」と小雨のように細やかな「癸」は、火と水の相容れない関係です。

「癸」は、太陽のように力強い「丙」の勢いに押されてしまいがちですし、「丙」にとっても「癸」の行動は、小さな親切大きなお世話になりやすい模様。

良かれと思ってしたことが裏目に出やすいので、相手を尊重しながらも近づきすぎないように気を配る必要があるでしょう。

「癸」と「丁」の相性は?

ろうそくの火のような「丁」と細かい水である「癸」は、「丁」がストレスを感じやすい関係になりやすいです。

どちらも陰の性質を持つ者同士、パワーバランスは釣り合っているものの、やはり「火」と「水」は相容れない部分が多く、違和感を抱きやすい間柄です。

特に「丁」にとっては、水が多くなりすぎると自分の火(情熱)が消えてしまうため、距離を置きたくなるでしょう。

「癸」と「戊」の相性は?

「戊」と「癸」は、お互いにない部分を埋め合える関係です。

広い大地や大きな山を表す「戊」は、「癸」のサポートによって潤うことができます。

また「癸」にとっても、包容力があり頼りがいのある「戊」は、心強く尊敬できる相手です。

土と水が合うことで、新しい植物が生まれるなど可能性が広がる関係性であり、まさにベストパートナーといえるでしょう。

「癸」と「己」の相性は?

柔らかい土の性質を持つ「己」と陰の水の性質を持つ「癸」は、一緒にいて居心地が良い関係です。

「己」の細やかさや現実的な思考と、「癸」の思いやりと気持ちを大切にするところがうまくマッチして、学び合える関係を築くことができます。

お互いに物腰が柔らかく、相手に合わせて動くこともできるため、リラックスして付き合うことができるでしょう。

「癸」と「庚」の相性は?

精錬前の硬い金の性質を持つ「庚」と「癸」は、「庚」が「癸」を可愛がってくれる関係になれます。

五行では「金生水」であり、金は水を生み出す存在ですが、「庚」にとっても「癸」はなぜか世話をしてあげたくなる相手。

「癸」にとっても、「庚」の芯の強さは頼りがいがあり、憧れを感じる部分があるでしょう。

ただ、柔軟な「癸」と硬さのある「庚」は根本的な部分が違うため、近づきすぎないことが良い関係を築くポイントでしょう。

「癸」と「辛」の相性は?

陰の水である「癸」と陰の金の性質を持つ「辛」は、似た者同士で磨き合える存在です。

「辛」が「癸」を世話する関係になりやすいですが、「辛」にとっても「癸」との関係は、成長のチャンスでもあります。

「辛」が困った時は「癸」がサポートしてくれるなど、お互いに助け合えることができるでしょう。

ただ、陰同士ではありますが、性質の違いから価値観や感覚の違いは目立つでしょう。

「癸」と「壬」の相性は?

陽の水を持つ「壬」と陰の「癸」は、心が通じ合い、共感し合える関係です。

同じ性質の者同士、思いやり溢れる関係を築くことができます。

「癸」にとって「壬」は頼りがいがありますし、「壬」にとっても「癸」の細やかさに助けられることが多いでしょう。

ただ、どちらも感情的なのでケンカになった時に大事になりそうです。

気持ちが分かり合えるからといって甘えないことが大切でしょう。

「癸」と「癸」の相性は?

陰の水の性質の「癸」同士、共感し合えるけど似た者同士でぶつかることが多い関係です。

同じ性質なので、気兼ねなく付き合える相手で、一緒にいて居心地の良さを感じるでしょう。

しかし、お互いに干渉しやすく、かつ気持ちに揺らぎが出やすいため、トラブルが起こった時に泥沼になる危険があります。

どこか一線を置いて付き合うことが必要でしょう。

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十二支の組み合わせ「癸丑(みずのとうし)」の性格・特徴は?

ここからは、十二支との組み合わせによる性格や特徴について詳しく解説していきます。

「癸丑(みずのとうし)」の人は根気強く、着実にコツコツと進んでいくタイプです。

見た目は柔らかく、おっとりしている印象ですが、内面はとても芯が強く、一度決めたら決着がつくまで頑張り抜く情熱家です。

勤勉なので、仕事でも勉強でも専門的な分野で活躍する才能を秘めています。

ただし頑固で自分の意見を曲げないことから、周りと衝突してしまうことも少なくありません。

柔軟性をもう少し活かすように心がけると、人脈も広がりさらなるチャンスを得ることができるでしょう。

十二支の組み合わせ「癸卯(みずのとう)」の性格・特徴は?

「癸卯(みずのとう)」の人は、ロマンチストで繊細な心の持ち主です。

「癸卯」は、家族や仲間を大切にする思いやり深い人が多く、献身的に人に尽くします。

またコミュニケーション能力が高く、誰に対してもリラックスして接することができるため、幅広く人望を集めるでしょう。

誠実な人柄と真面目さが買われて、仕事で頼られることも多いです。

積極的に表に出ていくことはないながらも、有能な参謀として重宝されるタイプといえるでしょう。

十二支の組み合わせ「癸巳(みずのとみ)」の性格・特徴は?

「癸巳(みずのとみ)」の人は、感性が豊かでエキセントリックな魅力を持つタイプが多いです。

純粋で率直な「癸巳」は自分の気持ちにとても正直な我が道を進むタイプで、あまり周りに合わせることはしません。

そのため、一見何を考えているのか分からない部分があり、誤解されやすい一面があります。

しかし、一度仲良くなると心を開いてくれて、ユニークな部分を見せてくれます。

ちょっぴり変わっているけれど面白い人物が多いのが特徴といえるでしょう。

十二支の組み合わせ「癸未(みずのとひつじ)」の性格・特徴は?

「癸未(みずのとひつじ)」の人は活発で愛嬌があり、情熱的なタイプが多いです。

「癸」は基本的には思いやりがあり、控え目なのですが、「癸未」の場合は負けず嫌いで強い闘争心を持っています。

そのため、時に感情的になってトラブルを起こすこともありますが、根が素直で正直者なので、周りから支援されることも多いようです。

また探求心と知的好奇心が強く、理想を求めるタイプ。

厳しい環境でもへこたれないので仕事で成功することができるでしょう。

十二支の組み合わせ「癸酉(みずのととり)」の性格・特徴は?

「癸酉(みずのととり)」の人は知的でクール、感性豊かなアーティストタイプです。

こだわりが強く、頑固な一面がありますが、根は優しく思いやり深く、他人への気配りができる世渡り上手。

視野が広く、客観的に物事を見つめることができるので、対人関係でも仕事でも上手に調整しつつ進むことができます。

他の人とは違う視点を持っているため、意外な分野で活躍することも可能です。

周りから頼られてリーダー的な役割を担うことも多いでしょう。

十二支の組み合わせ「癸亥(みずのとい)」の性格・特徴は?

「癸亥(みずのとい)」の人は心が優しく、人に尽くすことが自身の喜びになるタイプです。

奉仕の気持ちを持ち、困っている人を放っておけない世話焼き屋といえます。

見返りを求めることなく、献身的に行動するため、後輩や年下からの支持が厚いのが特徴です。

慎重で用心深いので大きな失敗はしませんが、時に理想を求めすぎて現実に対して幻滅してしまうことがあります。

妥協点を見つめつつ、一歩一歩確実に進んでいくことで大きな成功をつかむことができるでしょう。

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甲(きのえ) 乙(きのと)

丙(ひのえ) 丁(ひのと)

庚(かのえ) 辛(かのと)

戊(つちのえ) 己(つちのと)

壬(みずのえ) 癸(みずのと)

十二支の意味はこちらで紹介しています

子年 丑年 寅年

卯年 辰年 巳年

午年 未年 申年

酉年 戌年 亥年

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