
皆さんは、「空亡」という言葉を聞いたことはありますか?
「空亡」とは、占いの『四柱推命』で使われている言葉ですが『算命学』では「天中殺」、『六星占術』では「大殺界」という名前でも呼ばれます。
30代から40代くらいの人なら「今年から天中殺に入るから気をつけないと…」という会話をしたことがあるかもしれませんね。
今回は、「空亡」のはどんな意味なのか、また空亡時の注意点や過ごし方について解説していきます。
目次
「空亡」とは? その意味を解説
「空亡(くうぼう)」とは、「占いの帝王」と呼ばれている『四柱推命』という占いの中で使われている言葉です。
四柱推命で占う時に使う「六十干支表」は、甲・乙…という10個の「十干」と、子・丑・寅…の12個の「十二支」を、「甲子・甲丑…」というように組み合わせるのですが、一巡する際に、支が2個多く余ってしまいます。
この余った2個の支を「空亡」と呼びます。
四柱推命では、運が悪い「凶運期」の中でも、「空亡」の時期が一番気をつけなければならない時期だと言われています。
「空亡」時期は、何をやっても苦労するなど悪い影響がいつもより大きく表れるとされており、ひたすら時期が過ぎるのを待つのが最適だとされています。
四柱推命「空亡」の調べ方
以下のSTEP1からSTEP3の手順であなたの「空亡」を調べることができます。
STEP1:下の表から、自分の生まれた年と月の交差するところの数字を調べます。
■1931年~1969年生まれのあなた
■1970年~2010年生まれのあなた
STEP2:「STEP1」の数字に生まれた日の数字を足します。足した数字が61以上の場合は、そこから60を引いてください。
STEP3:「STEP2」で出した数字を下記で照らし合わせて確認してください。
「空亡」と「天中殺」の違いは?
「天中殺」とは『算命学』という占いで出てくる凶運期のことで、12年に1度やってくる「注意が必要な時期」とされています。
算命学も、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を使って運気の良し悪しを占うのですが、時期の出し方は四柱推命と同じ。
ですから、実は名前が違うだけで、「空亡」と「天中殺」も意味合いとしては同じなのです。
「『空亡』と『天中殺』は別者だと思っていた!」という人もいるのではないでしょうか?
なお「なぜ意味も出し方も同じなのに名前が違うの?」と思うかもしれませんが、これは使用している占術が異なっているから。
内容は同じなのですが、その占術に合わせて別の呼び方になっているのです。
「空亡」期間中の過ごし方1 新しいことは始めない

(c)iStock
凶運気と言われている「空亡期間」。
ここからは「空亡」の期間の過ごし方についてご紹介したいと思います。
「空亡」期間中の過ごし方として、まず1つ目は「新しいことは始めないようにする」です。
空亡の期間は、簡単にいうと「落とし穴に落っこちたように、ワンランク運気がダウンする時期」。
たとえば予期しないことが起きたり、苦労が続いたりするなど、不遇でトラブルに見舞われやすい期間だと言われています。
また、空亡時に始めたことは、マイナス運気の状態からのスタートになります。
なかなか始めることができなかったり、途中で挫折したり、何とか成功させても長続きしないので「新しいことを始めるのには向かない時期」とされています。
確かに「空亡」と言う漢字からして、「空っぽ」や「亡くなる」などネガティブなイメージを感じますよね。
ですから、空亡時は積極的な動きは控えたほうが良いですし、始めるならいつも以上に慎重に行動する必要があります。
「空亡」期間中の過ごし方2 自分磨きをする
「空亡」期間中のおすすめの過ごし方として、その2つ目は「自分磨きをする」です。
十干と十二支の組み合わせの中で余ってしまった「空亡」という2年間。
この2年間は、新しいことを始めるのには向いていませんが、逆に「何かを終わらせる」「溜めこむ」という作業には適しています。
また、「空亡」だからといって、すべてのことが悪く作用するとは限らず、個人的にちんまりと楽しむなら、大きな問題はないという説もあります。
ですから空亡期間になったら、悪いものを排出するようデトックスを試みてみると良いでしょう。
たとえば身のまわりを整理整頓したり、スポーツや旅行を楽しんだりするのも良いですね。
「空亡」は、次の新しいサイクルが始まる前の準備期間です。
空亡期間に新しいエネルギーを溜めて準備をしておくことで、次の新しいサイクルでの運を開花させることができます。
「空亡」だからといってサボらず、バッチリ自分を磨き上げましょう。
「空亡」期間中の過ごし方3 部屋の掃除や片づけ

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「空亡」期間中のおすすめの過ごし方として、その3つ目は「部屋の掃除や片づけ」をすることです。
「空亡」の時期は運気が下がるため、心が乱れやすい状況になることが少なくありません。
やる気がなくなると、すべてが面倒くさくなりますよね。
身だしなみはもちろん、部屋の掃除や食事作り、そして仕事や恋愛も…自分では気がつかないうちに、さまざまなことが停滞するようになっていきます。
部屋はその人の心の状態を表すと言われており、逆もまた然りです。
部屋が乱れると集中力がなくなり、注意力散漫になり、さらに怠け心が出てくるなど、負のサイクルに巻き込まれてしまいがち。
ですので、空亡期間は特に身のまわりの整理整頓を心がけるようにしましょう。
また2つ目の時にも説明したように、空亡期間は“毒出し”に最適な期間。
ずっと使っていないモノや不要なものは手放すと良いでしょう。
それこそ「空亡」の漢字のように、不要なものを空っぽ状態にしてください。
「空亡」期間中の過ごし方4 ボランティアや親孝行、お墓参り
「空亡」期間中のおすすめの過ごし方として、その4つ目は「親孝行やお墓参り、奉仕活動」を行うことです。
「空亡」は、内面を充電するべき期間であり、外に向かって働きかけたり、アピールしたりすることには向かないと言われています。
でもこれは「社会でバリバリ活躍しよう」とか「理想を叶えよう」など、利益になるようなことを行おうとすると必要以上の苦労してしまうから「新しいことには向かない」とされているだけです。
逆に自分の利益とは関係なく、奉仕の気持ちで社会や身近な人に貢献しようという取り組みであれば、まったく問題ありません。
ボランティア活動はもちろん、地域活動への参加、身近な人として親や家族、ご先祖様などへ感謝の気持ちをもって行うことは「徳を積む」ことになりますのでおすすめです。
ちなみに墓参りを念入りに行うとご先祖様とのつながりが深まり、次のサイクルが始まる時にご利益を頂けるかもしれませんね。
「空亡」期間中の過ごし方5 新しい恋愛や結婚は?

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最後にご紹介するのは、「空亡」期間中の恋愛や結婚についてです。
新しい始まりには向かないとされる「空亡期間」。
でも、タイミング悪く新しく恋が始まったり結婚したりしたら、どうなるのでしょうか?
実は、「空亡」期間中は、天や地のエネルギーをうまく受け取れない状態になると言われているため、自分自身も冷静な判断ができにくい状態になるそうです。
ですから、残念ながら空亡期間の恋愛や結婚も、思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまう可能性があるようです。
また「空亡期間」は相手の本質を見抜きにくい状態。
「早く安心したいから」と無理に結婚を進めてしまうと、その後の結婚生活に悪影響が出てしまう恐れがあります。
ですので「空亡期間」中の恋愛や結婚に対しては、いつもよりも注意が必要です。
恋愛はともかく、結婚という人生の一大イベントについては、なるべく「空亡」期間が明けてから決断をするのが賢明といえるでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
何となく恐ろしいイメージがある「空亡」。
確かに凶運期ですから、いつもよりトラブルは多くなるかもしれませんが、意味や内容を正しく理解すれば、何も恐れることはありません。
また、運が悪くなるといっても、無理せず慎重に行動すればそれほどダメージも受けないでしょう。
空亡期間はデトックスや自分磨きのための充電期間です。
しっかり備えて、「空亡」期間明けの運気アップを目指しましょう。
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