四柱推命「戊(つちのえ)」とは?性格や恋愛、十二支別の特徴解説

「戊」とは?

「戊」は、十干のうちの5番目にあたる要素で、「つちのえ」と読みます。

五行を陽と陰の2つに分けたものを「十干」と呼びますが、「戊」は五行の「陽」の「土」にあたる性質です。

「戊」は土の中でも陽の性質を持っているため、自然界では大きな山や硬い岩、その他では堤防やビルなど大型の建築物などをも表します。

イメージとしては、人の力ではなかなか動かせないようなモノを想像してみてください。

また、季節では「土用」にあたります。

土用というと「土用のうなぎ」が有名ですが、実は立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間が「土用」と呼ばれています。

「戊」の人はどんな性格の持ち主?

「戊」の人の性格は、どっしりとしていてマイペースです。

落ち着きがあり穏やかな性質で、親しみやすく周りに自然と人が集まってきます。

第一印象はとてもフレンドリーで、そこにいるだけで周りが明るくなるようなムードメーカー

責任感が強く、約束したことはどんなに小さなことでも、誠実に守ろうとする信頼できる人物です。

一度「やる」と決めたことは必ず最後までやり遂げる粘り強さの持ち主で、コツコツと地道に成功を積み上げていくでしょう。

ただ、誰に対しても平等ですが、いったん嫌いになると、スパっと縁を切ってしまうことがあります。

オンとオフの切り替えがはっきりしていて頑固なため、一度拒絶反応を示すと仕事で関わる人物でも修復するのが難しいでしょう。

また、穏やかな態度でも内面は意外とシビアでドライ

自分の夢や目標達成を邪魔する人物に対してはかなり厳しく、情け容赦なく排除しようとする冷酷さも持ち合わせています。

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「戊」の人の恋愛傾向は?

「戊」の人の性質は真面目で誠実、時間をかけて信頼関係を築いていくタイプです。

「戊」は、落ち着きを持った常識派で、突発的な感情に身を委ねたり、いい加減なことをしたりするようなことはほぼありません。

出会い方も、一目ぼれや電撃的に恋に落ちるということは稀。

基本的には友人や仕事の同僚、知人経由などから出会うことが多く、時間をかけて相手の良い面、悪い面を見極めながら、じっくりと関係を築いていくことを好みます。

そのため恋愛感情が芽生えるまで時間がかかりますが、ひとたび相手を好きになると、とっても一途

しかし、好きになるほど素直に慣れなかったり、相手が気づいてくれるまでじっと受け身であったり、さらには自分自身でも恋心に気づいていなかったりと、恋愛に関しては少し不器用な一面があるようです。

一度恋をすると長期的に想い続け、さらに失恋してもなかなか次の恋愛に進むことができないため、恋愛経験は少ない傾向にあります。

「戊」の人の家庭運・結婚運について

「戊」は安定志向が強く、現実的な生活を求める傾向が強いです。

「戊」は経済観念が強く、結婚にもロマンスよりも「安定」を求めます。

信頼関係を大切にする「戊」ですが、結婚にはさらに経済力や経済観念、相手の生活の仕方など事細かにチェック。

愛する人相手であっても、なかなかシビアに今後の生活を想像し、矯正しようとします。

また結婚後は家庭を守るために力を尽くし、身を粉にして頑張ります。

居心地が良く安心できる環境を作るためなら惜しまず努力し、家族を安心させてくれるでしょう。

ただし自分ルールを守る傾向が強く、理想を求めるあまり、やや厳しさがある家庭になる場合があります。

また、イヤなことがあっても粘り強く頑張るため離婚はなかなかしないでしょう。

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「戊」の人の仕事運・適職は何?

土の性質を持つ「戊」は、コツコツと努力を積み重ねて大成するタイプです。

「土」のように物事の基盤や土台に対してしっかり取り組むことを好む「戊」は、粘り強さと忍耐力が求められるような丁寧な仕事を得意とします。

また、持ち前の朗らかさと包容力を持つ「戊」は、まさに人の心を捕らえる天才でもあります。

受け身ではありますが、基本的に面倒見が良く、人と接することが好きな性分ということもあって周りに自然と人が集まってくることから、サービス業や人と接する仕事に適性があります。

たとえば販売業や営業にも向いていますし、緻密かつ地道な作業を求められるような経理や事務作業も向いているでしょう。

さらにはスキルを磨けば職人や研究職など専門的な仕事でも才能を発揮しますし、責任感も強いためリーダーやマネジメント的な仕事にも適しています。

特に不動産運に恵まれているため、資産運用や独立して自分の会社を持つというのも夢ではないでしょう。

「戊」の人の金運・財産や貯蓄は?

「戊」の人は無駄遣いしませんが、好きなことにはドカンと使うタイプです。

「戊」は、その性質から倹約家でコツコツと貯金をしていくタイプ…と思われがちですが、意外と金銭感覚は大雑把でどんぶり勘定なところがあります。

「戊」にとって、お金は「使ってこそ生きる」というものであり、貯めるよりも上手に運用して増やしていくことを好みます。

お金の使い方も気前が良く、欲しい物があれば惜しみなく使いますし、友人や後輩に奢ってあげることもあるでしょう。

しかし、損をすることは少なく、何らかの形で自分の手元に戻ってくることが多いようです。

技術を習得したり、お金に関する知識を磨いたりしていけば、さらに効率良い金運アップが期待できるでしょう。

「戊」と「甲」の相性は?

ここからは、十干同士それぞれの相性について詳しく解説していきます。

「戊」にとって「甲」は「自分が力を分け与える」という流れの関係になりやすいです。

木は土を養分にして大きく成長していくため、「戊」は「甲」に対して力を与える存在になります。

そのため、「甲」が「戊」にとって「尽くしたい」と思える相手であればうまくいくでしょう。

しかし、そうではない場合は不満が溜まりやすいため、一緒にいると疲れてしまうことも多いでしょう。

「戊」と「乙」の相性は?

「戊」と「乙」は、陽と陰の組み合わせです。

「戊」は「乙」に甘えられるような関係になりやすいでしょう。

「戊」にとって、柔らかい木の「乙」は可愛らしく育てたくなるような相手です。

また、「乙」も優しく「戊」を気づかい、お互いに思いやり合える良い関係を築くことができるでしょう。

ただ、「乙」が「戊」に甘えすぎてしまう傾向があるため、依存関係に陥らないように注意が必要かもしれません。

「戊」と「丙」の相性は?

太陽の性質を持つ「丙」と土の性質を持つ「戊」は、お互いの魅力を発掘し合える関係です。

パワフルで強い輝きを放つ「丙」と硬い大地のパワーを持つ「戊」は、相手の良い面に注目することで良きライバルになれる相性です。

また、「戊」にとっては自分でも気がついていない才能を発掘してもらえるなど、性質の違いが刺激となって良い相乗効果が期待できるでしょう。

「戊」と「丁」の相性は?

土の性質を持つ「戊」と火の性質を持つ「丁」は、「丁」のお世話をするような関係です。

つまり、繊細でナイーブな性質を持つ「丁」に対して、「戊」は大きくサポートするような関係になりやすい模様です。

また「丁」も「戊」の存在に助けられながら、安心して動けるようになります。

お互いの目標が一致していればベストパートナーになれるでしょう。

「戊」と「戊」の相性は?

同じ性質を持つ「戊」同士は協力することもできますが、ライバルとしてぶつかりやすい関係でもあります。

似た者同士、表立ってはぶつかりませんが、心の中では何となくギクシャクしやすい関係です。

お互いに自分の立場を守り、適度な距離を保つことができれば、助け合い、刺激し合える良い仲間になれるでしょう。

「戊」と「己」の相性は?

硬い土の性質を持つ「戊」と、柔らかい土の性質を持つ「己」は、「戊」が「己」をうまくリードしていく関係です。

穏やかで温厚、似た性質を持つ者同士でうまくやっていけますが、「己」の細やかさが面倒くさいと感じることがあるかも。

距離が近すぎると窮屈になるため、「戊」があまり強く出すぎないようにすることがうまく関係を進めていくポイントになるでしょう。

「戊」と「庚」の相性は?

石や精錬前の硬い金属の性質を持つ「庚」と、土の性質を持つ「戊」は、価値観や考え方の違いが刺激になる者同士です。

「戊」にとって「庚」は眩しく、憧れの存在になりますし、「庚」にとっても「戊」は一緒にいて安心できる良き仲間といえます。

共通の趣味があれば楽しい時間が過ごせるでしょう。

ただ、「戊」がアレコレと口出しすると関係が崩れてしまいがち。

適度な距離で付き合えるかどうかがポイントになるでしょう。

「戊」と「辛」の相性は?

加工された金属の性質を持つ「辛」と、土の性質を持つ「戊」は、「戊」が「辛」のお世話したくなる関係です。

「庚」の柔らかいさや繊細さが、「戊」にとって魅力的に映るため、「戊」がアレコレと世話を焼きたがる相性です。

一方、「庚」にとっても「戊」のサポートはありがたく感じるでしょう。

しかし距離が近づきすぎると束縛を感じてしまい、息苦しくなってしまうかも。

「戊」と「壬」の相性は?

海や広い湖など大きな水の性質を持つ「壬」と、土の性質を持つ「戊」は、「壬」に振り回されてしまいやすい相性です。

海や湖など大きな水を表す「壬」は、「戊」にとってなかなか手強い相手です。

しかし目標が同じであれば、違う性質を持つ者同士で、お互いに大きく成長し、さらなる成功を手にし合える関係でもあります。

つかず離れずの関係がベスト、といえるでしょう。

「戊」と「癸」の相性は?

雨や霧など細かい水の性質を持つ「癸」と、土の性質を持つ「戊」は、「癸」の優しさや繊細さに「戊」が癒やされるような関係になります。

気配り上手な「癸」は、「戊」に甘えながらも癒やしを与える存在です。

「戊」にとっても「癸」の細やかさは助けになり、一緒にいると元気がもらえる関係になれるでしょう。

ただ、世話を焼きすぎると相手の良い面をつぶしてしまいます。

自立し、適度な距離を保つことで良い関係が保てるでしょう。

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十二支の組み合わせ「戊子(つちのえね)」の性格・特徴は?

ここからは、十二支との組み合わせによる性格や特徴について詳しく解説していきます。

「戊子(つちのえね)」の人は、感情表現が不器用で誤解されやすい人が多いです。

「戊子」の優しさや大らかさがなかなか表に出にくく、第一印象で損をしてしまうことが多いかも。

しかし逆にいうと、付き合うほどに味が出てくるような深みがある人物ともいえます。

真面目で責任感が強く、何でも1人でこなしてしまうタイプなので仕事上では頼られることが多いでしょう。

意識的に優しさを見せるように気を配れば、さらに周りからの評価も上がり、円満な人間関係を築くことができるでしょう。

十二支の組み合わせ「戊寅(つちのえとら)」の性格・特徴は?

「戊寅(つちのえとら)」の人は、直感が鋭く行動的であることが多いです。

好奇心が旺盛で情熱的な「寅」の性質と、現実的でコツコツ物事を進めていく「戊」は、仕事で大きく活躍することができる運があります。

地道な努力を積み重ねつつ、大胆に動くこともできるので表舞台で活躍することが多いでしょう。

ただ、感情が表面に出やすく人間関係でつまずくことが多いです。

好き嫌いがはっきりしている面は悪くありませんが、柔軟さや妥協を意識すると、さらに大きな可能性を手に入れることができるでしょう。

十二支の組み合わせ「戊辰(つちのえたつ)」の性格・特徴は?

「戊辰(つちのえたつ)」の人は、我が道を突き進む一途なタイプです。

正直で物事に対して一途に取り組む「戊」と、直感が鋭く理想に向かって突き進む「辰」の性質のダブル効果で一途さに磨きがかかります。

困難や障害にぶつかっても、それをバネにして前進していくことができます。

ただし勝負に対するこだわりが強く、「戊」の持つ大らかさが薄れてしまいがちという面があります。

あまり小さなことにこだわらないほうが、対人関係や人生も過ごしやすくなるでしょう。

十二支の組み合わせ「戊午(つちのえうま)」の性格・特徴は?

「戊午(つちのえうま)」の人は、コミュニケーション能力が高く人脈に恵まれるタイプです。

穏やかで周りから親しまれる「戊」の性質が、「午」が持つカリスマ的な魅力でさらにパワーアップします。

責任感の強さや穏やかな性質、そして地道な努力が見込まれて、自然とリーダーとして頼られることが多いでしょう。

一方で自己中心的な行動が出てしまいやすいのが玉にキズです。

立場が偉くなるほど「ワンマン体制」にならないように気をつけましょう。

十二支の組み合わせ「戊申(つちのえさる)」の性格・特徴は?

「戊申(つちのえさる)」の人は、魅力的で場を盛り上げるムードメーカーが多いです。

落ち着きがあり朗らかな「戊」と、コミュニケーション能力に長けている「申」の組み合わせは、周りを楽しませてくれる人気者の相です。

自然と周りに人が集まり、楽しい人間関係を築くことができるでしょう。

ただ、サービス精神が旺盛すぎて、自分が疲れてしまうことも。

1人の時間を大切にしたり、適度に周りと距離を置いたり、気をつかいすぎないように自分ケアをしっかり行いましょう。

十二支の組み合わせ「戊戌(つちのえいぬ)」の性格・特徴は?

「戊戌(つちのえいぬ)」の人は、好奇心が旺盛で夢中になりやすいタイプが多いです。

博識で物事に対して積極的に取り組む「戌」と、コツコツと物事に取り組む「戊」の組み合わせは、オタク気質そのものといってもいいかもしれません。

しかし決して嫌味ではなく、博識でコミュニケーション上手、いろんな面を持つこのタイプは周りからも重宝される人気者になれます。

ただし無意識に周りを振り回してしまうこともあるので、気まぐれな行動には気をつけましょう。

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他の十干はこちらで紹介しています

甲(きのえ) 乙(きのと)

丙(ひのえ) 丁(ひのと)

庚(かのえ) 辛(かのと)

戊(つちのえ) 己(つちのと)

壬(みずのえ) 癸(みずのと)

十二支の意味はこちらで紹介しています

子年 丑年 寅年

卯年 辰年 巳年

午年 未年 申年

酉年 戌年 亥年

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