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タロット占いとはどんなもの?
「タロット占い」は、22枚の大アルカナ、56枚の小アルカナの計78枚を1つのフルデッキとして構成されるタロットカードを使用した占いです。占術のジャンルは【命術】【相術】【ト術】の内、タロット占いは偶然性を利用した【ト術】にあたる占いです。

タロットはあらゆる宇宙観を表している道具であり、タロットカードに含まれている「数字」「絵柄」「エレメント」の要素を通じて、質問に対する答えを読み解いていきます。タロットは使い手の感性やスキルによって読み取り方や感じ方に違いや変化が出てくるため、あらゆる可能性を示してくれます。

タロット占いは、基本的に人生や恋愛、仕事、人間関係に関することなど、ありとあらゆるテーマを占うことができますが、特に身近にある悩みや不安などの問題を解決する糸口やヒントを得ることに優れた占いです。

タロット占いが当たるのはなぜ?
タロット占いが当たると言われる最大の理由は、人の「潜在意識」や「無意識」を深く読み取り、本人が選び作り出した“現実”とその延長線上にある“未来”を観察することができるためです。人が感情や感覚で得た情報は全てこの「潜在意識」や「無意識」に蓄積されており、それらの情報を基準に人は行動や選択、決断を行っています。

そして私達が“運命”だと思い込んでいることは、実は外部には存在しておらず、自分自身の内部に存在しているのです。そのため自分が潜在的に、無意識的に描いている自分自身の姿や、決めている未来の姿をタロットによって観察し読み解くことで、自身が抱える思い込みや制限を手放し、未来を描き直すヒントや問題解決の糸口を紐解くことができます。

タロットカードの起源とは?
タロットカードの起源は、実はハッキリとわかっておりません。その発祥を古代エジプトや古代ユダヤに求めるなどの諸説はありますが、学術的な根拠や記録は残っておらず不明とされています。現存する最古のタロットカードは「ヴィスコンティ・スフォルザ版」であり、15世紀初頭に北イタリアで作成されたと言われています。

現在「タロット」として使用・販売されている代表的なカードは、大きく分けて3種類の系統があり、先に紹介した「ヴィスコンティ・スフォルザ版」と、「マルセイユ版」、そして最もポピュラーで知名度の高い「ウェイト版」のバリエーションが存在します。

●ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット
現存するタロットカードで最古のものとされており、15世紀にイタリア・ミラノの領主であった「ヴィスコンティ家」が画家に描かせた、およそ15デッキからなるタロットを総称したものです。
●マルセイユ版タロット
16世紀から18世紀頃のヨーロッパで大量生産された、木版画のタロットカードです。特にフランスのマルセイユで数多く制作されたため、「マルセイユ版」や「マルセイユ系」などと略されて呼ばれるようになったタロットデッキです。
●ウェイト版タロット
最も有名なタロットカードとして知られており、イギリスのライダー社から発売されたため「ライダー版」と呼ばれることもあるデッキです。創作者は秘密結社「黄金の夜明け団」の一員であるアーサー・エドワード・ウェイト氏(1857年10月2日-1942年5月19日)で、独自の解釈とシンボルを加えデザインされたカードです。ただしウェイト氏自身は占いに特化した道具として製作したものではないと言われています。
タロットカードの構成は?
タロット占いで使用するタロットカードの構成(タロットデッキ)は、一般的に22枚の「大アルカナ」と、56枚の「小アルカナ」の2種類のカードに分類され、合計78枚のカードを使用して占います。

また、タロットカードには占う人から見て正しい向きである「正位置」と、反対の向きである「逆位置」が全てのカードに存在します。つまり、タロットカードで占う時に正位置と逆位置も加味する場合、156通りの意味合いからテーマに対して答えを導いていきます。

タロットカードの大アルカナとは?
タロット占いで使用する「大アルカナ」は22枚で構成されているタロットカードで、『人の魂の成長ステージ』が物語りのように描かれているタロット占いにおける主軸となるカードです。

この魂の成長ステージは『0:愚者』が『1:魔術師』で初めて生まれた新しいものを創造し、『2:女教皇』で知性や思慮を学び、『3:女帝』で実りや愛を受け取り…といった魂の成長物語が続き『21:世界』で完成・完結し、また1つ上の新しい魂の成長ステージの出発点である『1:魔術師』へと螺旋構造のように続いていきます。

また、「アルカナ」はラテン語の【arcanum=アルカーヌム】の複数形【arcana=アルカナ】に由来しており、「秘密」、「神秘」などの意味があります。

NO 大アルカナ キーワード 魂の成長ストーリーにおける解釈
0 愚者 冒険・虚無 生まれる前の姿(無)。もしくは純粋無垢な子供のイメージ。ゼロは無限を表す数字でもあり、愚者が大アルカナ「1」から「21」までを渡り歩く無限の旅人である。
1 魔術師 創造 魔法に必要な素材が全て揃い、まさに今から修行を始めようとする魔術師。人間の一生になぞらえるなら「生まれたばかりの子供」のイメージ。創造し「新しいことを始める」段階を象徴している。
2 女教皇 知性・思慮 女教皇は、魔術師が知識を得て次の段階に進んでいくイメージが描かれていいる。自分の中に多くの知識や知恵が入っていく様子であったり、「深く考える」段階を象徴している。
3 女帝 受容 母親を象徴するカード。1つ前のカード「女教皇」がピュアな少女の状態だとしたら、女帝はその少女が大人に成長し母親である女帝になるイメージ。母親が無償の愛を子供に与えることから「受け取る」段階を象徴している。
4 皇帝 野心 女帝が母親を象徴するのに対して、「皇帝」は威厳のある父親を象徴するカード。家のリーダーである父親が野望を描き、家族を統率し有無を言わさぬ強制力で善悪を決めるイメージ。「野望を具体的に描く」段階。
5 法王 枠組み なぜ良いのか、なぜ悪いかのか、その理由やモラルを説き、決め事や枠組みを象徴するのが法王。皇帝が肉体の支配者であるのに対し、法王は精神の教師や先生のようなイメージ。「決め事を整え、配慮する」段階。
6 恋人 選択 魔術師から法王までのカードには男女どちらかの人物が1人だけ描かれているが、恋人のカードで初めて男女2人が1つのカードに描かれている。つまり、1人の世界から相手の世界を意識するようになった段階で、「人との調和や選択」を象徴している。
7 戦車 進行 古代の戦車が描かれているこのカードは、戦車のごとく前に進むことを象徴している。1つの目的や目標が決まり、生まれた場所を離れて未知なる世界に旅立ち、行動範囲を広げていくイメージ。「人生の目的を持ち進んでいく」段階を象徴。
8 信念 社会に出てどのように自分の能力を発揮し、影響力を与えることができるのかを考え始める段階。ライオンは制御しにく対象として自分自身の心の中の状態を示している。つまり、他者や社会の中で「自分をコントロールし克服していく」ことを意味する。
9 隠者 精神 隠者は社会に出て出会う既に豊富な知識や経験を積んだ先輩のような存在。法王のカードのように無条件に知識を与えてくれるとは限らないが、多くの経験を積んだ隠者にしか持ちえない特別なことに気づく可能性がある。人生を「一度振り返り、内観し、探求する」段階を象徴。
10 運命の輪 転機 運命の輪は、人物や動物を表すものではなく、転機を表すカード。自分の考え方を変えて、人生や社会の中で生きていく覚悟を決める段階を象徴している。物事に区切りや変化が訪れる転換点になるカード。
11 正義 法律・判断 正義のカードは「法律による決定」を表す。個人や身内における内側の世界のルールではなく、社会を成り立たせるために、全ての人が守らなければいけない法律を意味する。社会の中で「判断する」段階であることを象徴。
12 吊るされた男 奉仕・精神的修行 人生や社会の中での役割を全うするために一生懸命努力し奉仕または犠牲を表すカード。自分のためだけではなく、この世界にいる全ての人のために、社会の歯車になり自分の義務を果たすために「精神を鍛え修行している」段階を象徴。
13 死神 死と再生 死神は「一旦の死」を象徴するカード。人が社会で働き晩年を迎え死に至る段階。ただ、人という個体は死んで終わるが、人類という集合体で見た場合、死と生(再生)は繰り返されるため、このカードは「“一旦の死”を迎え、不要なモノは終わりを迎える」ことを表している。
14 節制 応用 節制のカードに描かれている天使が持っている2つの器を流れる水は、永遠に循環する生命を表している。人が社会での役割を果たし一生を終え、次の世界へと繋がっているイメージ。これまでの経験を生かし「応用力を身につける」段階を象徴。
15 悪魔 本能 悪魔のカード以降は、これまでの個人や社会における昇華のステージを終え、形而上(けいじじょう)の世界や宇宙と自己の統合のステージを迎える。悪魔のカードは善も悪も関係ない人知を超えたつ強いパワーを持つ存在。そして「人には本能があることを理解する」段階を象徴。
16 浄化 塔のカードは、古代の宇宙モデルが描かれており、頂上に神、地上に人間、その間に惑星や精霊が存在。塔の頂上か神様が雷(人間の魂)を投げ落とし、大地に人間が生まれ落ちた様子から「魂の浄化」を示すカードでもあり、「必要に応じて起こる破壊と浄化による現状打破」を象徴。
17 希望 天体で最も明るく輝く星である「シリウス」が描かれており、シリウスが神々の世界に昇っていくための「希望」を表すカード。星に描かれた裸の女性にはたくさんの可能性が秘められていることを物語っており、「希望を持つ」段階を象徴。
18 不安 月は人間を見守る一番近い天体であり、人の心や感情を象徴するカード。月の満ち欠けのように、人の心は移ろい易く、無意識で心に押しとどめていた漠然とした感情や見えない精神を象徴。このカードは「見えないものに対する不安」を物語っている。
19 太陽 成果 太陽は最も強いエネルギーを持つ天体であり、光そのものでもある「喜びと幸せ」の源。このカードは溢れんばかりの生命力を象徴しており、魂のステージにおいて「成果を受け取る」段階を示している。
20 審判 覚醒 世界にどんな終末が訪れるのかを記した「ヨハネの黙示録」にある、最後の審判を描いたカード。つまり、審判のカードはある物語や事象に『答えが出る』ことを意味しており、「覚醒し全てを統合していく」段階を象徴。
21 世界 統合 世界全体を表すカード。1つの世界が出来上がるという「完成や統合」を表している。魔術師からスタートした魂の成長ステージにおける1つの終焉であり、さらに上の次元や世界に進む始まりでもある。
タロットカードの小アルカナとは?
タロットカードの「小アルカナ」とは、タロットカード一組78枚のうち、大アルカナ以外の56枚で構成されたカードのことをいいます。大アルカナが『魂の成長ステージを描く物語』だとしたら、小アルカナは“そのステージ上で起こる出来事や出会う人物を象徴”するカードといえます。

小アルカナは各14枚ずつの4つのスート(suit)に大きく分類されます。スートは、杖(ワンド)、ペンタクルス(硬貨)、ソード(剣)、カップ(聖杯)で構成されており、各スートは1を示すエースから10までの数字のカードと、小姓(ペイジ)、騎士(ナイト)、女王(クィーン)、王(キング)といったコートカードと呼ばれる数字がない人物のみが描かれた4種類のカードが存在します。

小アルカナの種類と意味は?
小アルカナ52枚は14枚ずつの4つのスートに分類されます。そしてこれらは「火・地・風・水」の4つのエレメント(元素)に対応しており、『棒=火』『金貨=地』『剣=風』『聖杯=水』の意味を持っています。
スートとエレメント(元素)の対応とキーワード
スート エレ
メント
キーワード
棒/ワンド 直観・正義の追求。精神的。決定する。強い意志。信念。理想主義。野⼼的。哲学的。指導。楽観的。独善。使命感。
金貨/ペンタクルス 感覚・心地よさ・有益性の追求。物質的。実利主義。実務主義。蓄財。富。美的センス。損得勘定
。実直。頑固。冷徹。
剣/ソード 思考・好奇⼼・論理性の追求。コミュニケーション。情報。多様性を楽しむ。社交的。知的。策略的。計算。参謀。神経質。友情。
聖杯/カップ 愛情・精神性の追求。感情。優しい。芸術的。治癒。潤す。一体化。繊細。情緒豊か。直観。オカルト。⼼配性。自己犠牲。
↓各スートの種類と解釈はコチラから↓
・棒(ワンド)の種類と解釈とは?
小アルカナのワンドは、世界を構成する4元素の中の「火」を象徴するスートです。火は強い意識や目的、物事の発端などを象徴するエレメントで、私たちの生活に必要不可欠の要素です。また、「火のない所に煙は立たない」という言葉があるように、火は何かを始めたり物事が起こる最初の“何か”や“きっかけ”という解釈を含んでいます。
▼棒(ワンド)の小アルカナ一覧▼
棒の小アルカナ 解釈
棒のエース 目的、理想、情熱のスタート地点。今から未来に向かって進む。前向きで能動的。自ら何かをする。やる気。
棒の2 明確な選択。方向性を決める。小規模な目的達成と願望成就。将来性の拡大。人間関係や職場環境が改善する。
棒の3 協力者を求める。手段の選択。新しい状況。始まりや出発。ワンランク上に向かう。幸先の良いスタート。
棒の4 理想を獲得するために足元を固める状態。いったん休止。次へ進むための準備段階。高い目標と理想がある。
棒の5 競争心。理想と現実の擦り合わせ。混乱した状況。競争から得る前向さ。実りの多い仲間。良きライバル。
棒の6 自己主張が通る。周囲からの許容。進展。前進。立場や地位の向上。目標に向かって状況が大きく変わる。
棒の7 優位性。積極的な努力。明確な状況。有利な立場。向上心。状況が明らかになる。立場を活かして問題解決。
棒の8 物事の急展開。突然の状況変化。人間の意志によらないい自然の成り行き。スピリチュアルな直感との関係。
棒の9 守りの姿勢。過去の継続。果報は寝て待て。軽い事故やトラブル。受動的な姿勢が重要。待てば状況好転。
棒の10 次のステップアップへのプレッシャー。困難や障害。精神的な抑圧を跳ね返す。重圧に負けなければ達成へ。
棒のペイジ 未熟さと自信。前向きな姿勢。信頼関係。良い人間関係。従順。頼れる年下の人物。周囲から得られる成功。
棒のナイト 快活。行動的な新鮮さ。革命的。情熱的で理想主義。行動範囲が広い。持続力に欠ける。張り切っている。
棒のクイーン 積極的で大胆。主張の強さ。頼もしさ。自己アピール。リーダーシップ。カリスマ性。人を見極める能力。
棒のキング 情熱に溢れたリーダー。勇気と積極的な野心。自立。独立心。自分で望むことが大事。成功する。自我が確立。
・金貨(ペンタクルス)の種類と解釈とは?
小アルカナのペンタクルスは、世界を構成する4元素の中の「地」を象徴するスートです。地のエレメントは現実的な物事や物質世界を象徴しており、ペンタクルスのスートでは、お金や物質、豊かさや実用性、地道で堅実な活動や考え方などの解釈を含んでいます。
▼金貨(ペンタクルス)の小アルカナ一覧▼
金貨の小アルカナ 解釈
金貨のエース 現実的な経験。受動的で根拠を求める。将来への可能性。物理面での成功。積み重ねがあってスタートする。
金貨の2 柔軟な判断。現実と理想の調和。不安定さ。浮き沈みがある。二足のわらじ。流動的。AとBの二つの価値観。
金貨の3 協力と助け合い。時間の猶予。知恵と時間をかけた創造活動。技術を磨く。個性的な魅力が認められる。
金貨の4 堅実な姿勢。得たものを維持する。所有欲。物質を管理する。慎重な行動が成功を招く。良い結果。安定感。
金貨の5 不安と困難。格差の意識。状況への絶望。自信喪失。経済的な損失。覆水盆に返らず。不安定な考え方。
金貨の6 物質と精神面の共存。豊かさを分け与える。ギブアンドテイクがうまく回る。良い協力関係。基盤ができる。
金貨の7 熟考する。次へ進むための節目。結果を待つ。見直しする。状況に限界を感じて別の道を選択する。
金貨の8 実績を積み上げる。技術力を向上させる。成果を認められる。理想のため実際に努力する。ノルマをこなす。
金貨の9 経済的な安定。知恵と知識で手に入れた成功。人の援助。豊かさ。チャンス到来。将来の条件が良くなる。
金貨の10 現実を手にする価値観。実績。故郷。家庭の安心。家族との繋がり。財産・人間関係・仕事環境に恵まれる。
金貨のペイジ 手堅さ。安定志向とマイペース。今後に向けた基礎作り。準備が完了しこれからスタート。努力家。保守的。
金貨のナイト 堅実で用意周到。役に立ちたい。現実的思考。有能。スピード感はないが安定感あり。無駄なことはしない。
金貨のクイーン 優しさ。安心したい。実利的な安定感。仕事の実力。不動の精神。冷静でゆとりがもてる。愛情の高まり。
金貨のキング 経済的な豊かさ。堅実でいたい。実利的。知恵が豊か。地に足がついている。保守的。信頼感。社会的地位。
・剣(ソード)の種類と解釈とは?
小アルカナのソードは、世界を構成する4元素の中の「風」を象徴するスートです。風のエレメントは知恵や思考、好奇心、コミュニケーションなどの要素を持ちます。人間が知恵を働かせて作った道具でもある「剣」ですが、使い方を誤ると危険なものです。いかに知恵を絞り情報を正しく扱って自分の武器にできるかを問われるスートでもあります。
▼剣(ソード)の小アルカナ一覧▼
剣の小アルカナ 解釈
剣のエース 情報を得て判断し進む。容赦ない決断。正義を貫く。勝利。積極的な姿勢。困難に立ち向かい結果を手にする。
剣の2 板挟み。選択できない葛藤。均衡状態。見た目としては調和のとれた状況と共感。選べない。状況の停止。
剣の3 複雑な状況と衝突。もどかしさ。人間関係の別れや失敗。失望。傷心。悲観に暮れる。悲しみを感じる。
剣の4 安定。休憩。充電。しっかり休息をとる。一時的な停滞。休むことで次に進める。安心できる状況にある。
剣の5 言葉のぶつかり合い。虚しさ。自己中心的な姿勢。欲望の増大。成功のために犠牲が大きくなる。視野が狭い。
剣の6 環境や状況の変化。周囲の協力や援助。慎重な姿勢。問題から逃げてしまう。冷静に判断すれば成功する。
剣の7 悲観的な考え。情報や言葉を巧みに操る。周囲への影響力が大きい。現実との乖離。早めの行動が必要。
剣の8 束縛。自由な行動への制限。混乱。行き詰っている状況。自分では身動きが取れない。無力。現実逃避。
剣の9 悩み。不安。根拠のない恐れ。前向きになれない状況への失望。精神的な苦痛を受ける。見通しが立たない。
剣の10 状況打破。限界。新たなる展開を待つ。次へ進むための切羽詰まった状況。あとは次の「新展開」を待つだけ。
剣のペイジ 要領の良さ。機転が利く。淡泊。柔軟な姿勢。会話の大切さ。社交性。状況や問題にうまく対処し乗り越える。
剣のナイト 効率的。几帳面で手際が良い。積極的な行動。勇気がある。思い切った決断。問題に対して前向きな姿勢。
剣のクイーン 単刀直入。厳しく論理的な決断。批判的な考え。仕事には真面目。我儘な部分が出る。自己中心的。向上心。
剣のキング 現実的。妥協しない強い意志。自分への自信。専門的な知識。社会的な地位。深い洞察力。飾らない態度。
・聖杯(カップ)の種類と解釈とは?
小アルカナのカップは、世界を構成する4元素の中の「水」を象徴するスートです。水のエレメントは感情や愛情、芸術や霊感などの要素を持っています。水は液体・固体・気体と様々な形を持つように、私たちの「心」や「感情」と通ずるものがあります。人の肉体のうち70%が水でできていることもあり、人間にとって水は必要不可欠な存在。それゆえ、水を表すカップ(聖杯)の性質を知ることが、自分自身の心や感情の理解につながります。
▼聖杯(カップ)の小アルカナ一覧▼
聖杯の小アルカナ 解釈
聖杯のエース 感情を揺さぶられ心が動く。恋愛の始まり。幸福な状況 幸せへの第一歩。落ち着いた安定性。癒しの空間。
聖杯の2 絆。調和。心が通じ合う。相思相愛。理解者を得る。2つのものが並び立つ。精神的な信頼。愛あるセックス。
聖杯の3 調和。広い愛。喜びを分かち合う。協力を求める。感性の合致。自分の感情や感性を周囲と共有。問題解決。
聖杯の4 安全。心の安定。感情の揺れが落ち着く。無関心。現状を変えたくない気持ち。守りの姿勢。不安。悲観的。
聖杯の5 ネガティブな感情。マイナス思考。状況への失望。失われた愛情。家族関係のトラブル。思い通りにならない。
聖杯の6 懐かしさ。過去の記憶の共有。プレゼントを渡す。告白。反省や経験を活かして次に進む。思い出になる。
聖杯の7 理想の追求。精神性の発展。質の高いものを夢想しているが、まだ行動はしてない。考えすぎて空回り。
聖杯の8 気持ちが離れる。心の変化。意欲低下。衰退。飽きっぽさ。転移。新しい方向を模索したほうがいい。無関心。
聖杯の9 満足感。目の前にある喜び。願望成就。目的達成。理想の実現。今まで描いていた理想が叶う。幸せ。充実感。
聖杯の10 幸福感。愛情と先に進む幸せ。幸せな家庭。将来の家族設計。理想的な幸福。安定した状況から得られる満足。
聖杯のペイジ 豊かな想像力。愛嬌と閃き。純粋。ハッキリした状況。謙虚さや素直さ。裏がない。明確な状況。純粋無垢。
聖杯のナイト 優しさと受動性。情緒豊か。興味や関心の高まり。充実。目標や目的への熱意が成功に繋がる。誠実な愛。
聖杯のクイーン 保守的。繊細さと芸術性。献身的。女性的な魅力。理想の女性像。優しさ。母性愛。援助や助力。見守る。
聖杯のキング 寛大さ。包容力と温厚。義理人情。愛情溢れる。誠実さ。責任感の強さ。自分に自信が持てる。成熟した心。