亥年（いのししどし）の意味｜亥年生まれの性格・年齢・特徴・相性

亥年（いのししどし）の意味や歴史は？

「亥」はもともと象形文字で、獣の芯や骨組み、骨格を表しています。亥年が12番目に数えられているのは、全部が組み上がった状態だからと言われています。亥年が12番目に数えられているのは、全部が組み上がった状態だからと言われています。この字は猪や豚を意味しているといわれていますが、それはひとつの説だとか。日本で猪の字が当てられたのは、庶民にとって身近な動物だったのでしょう。

ただ、現代ではそんなに一般的ではないのは知っての通り。縄文時代、日本人にとって猪は貴重なタンパク源でした。そんな中、奈良時代に仏教が伝来したことから、肉食が禁じられるようになります。けれど隠れて猪肉は食べられおり、それほどまでに好まれていた動物だったということが分かります。歴史を紐解くことで、昔の人々と猪の意外な関係性が見えてきますね。

亥年（いのししどし）の生まれ年は？

2019年、2007年、1995年、1983年、1971年、1959年、1947年、1935年

亥年（いのししどし）の性格や特徴

それでは、亥年生まれの人はどんな性格や特徴があるのかを見ていきましょう。

意志が強い

どんなことにも全力で取り組み、やり遂げようとする強い意志の持ち主です。

一度決めたら必ず実行しようとするほどの行動力があります。たとえ周りから「無理だよ」と言われても、実直に前に進もうとするのは、持ち前の忍耐強さからきているのでしょう。そのため、周りから信頼されやすいという特徴も合わせ持っています。仕事や学校で一緒に活動しようと思えば、相性も大事だけど、意志が強い人はやっぱり頼りがいがあるもの。そんな心強い存在なのが、亥年といえるでしょう。

気持ちがまっすぐ

意志の強さは、頑固さに繋がってしまうことがあります。

けれど、それは曲がったことが嫌いだからです。そのため、亥年は不正にもためらわずに立ち向かっていけるほど、気持ちが真っすぐだといえるのでしょう。このように、嘘がつけないという特徴は、友達や仕事仲間に安心感を与える要素になっています。裏表がなく性格が素直なところは、亥年の魅力のひとつです。

とことん突き進む

猪といえば、猪突猛進を思い浮かべる人が多いはず。亥年もやっぱりとことん突き進んでいく性格でもあるんですね。ただ、感情のままに突っ走るという意味ではありません。目標に向かってひたすら猛進していく一点集中型だといえます。目の前のことだけに意識を向けられるので、仕事などでも結果を出しやすいでしょう。

亥年（いのししどし）の女性と男性

次は、亥年生まれの女性と男性の特徴について、解説していきますね。

亥年生まれの女性は、とても親切な特徴があります。

亥年特有の突っ走る傾向も持ち合わせているため、誰かが困っていると「助けなきゃ！」と思ってしまいます。人の気持ち共感する能力が高いということです。ただ、あまりにも相手にのめり込み過ぎてしまうと、自分を犠牲にしてしまうことがあります。人との距離感をしっかりと取るように意識した方が、女性の場合は良好な関係が築けるでしょう。

そして亥年生まれの男性は、やはり猪突猛進の傾向がみられますね。

良い意味で男気が溢れているので、周りから慕われることが多いでしょう。実際、頼られることを好む性格だといえますね。そして、女性と同じようにとても親身になってくれるため、相談相手として心強い存在です。ただ、あまりにも感情移入してしまい、悩みを打ち明けてきた相手のことを考えて涙してしまうこともあります。

亥年（いのししどし）生まれの人の恋愛傾向

素直な特徴がある亥年は、好きになったらその人以外目に入らないほど夢中になりやすく、一途な性格だといえます。

自分の気持ちに正直なので、ちょっと愛情表現が大げさになりがちなところも。重いという意味ではないですが、相手からするとびっくりすることがあるかもしれません。だけど、それは裏表のない亥年だからこその魅力です。ただ独占欲も強いため、合わない部分が多ければ亥年との結婚は難しくなります。しかし、相性の良さを感じられると最高のパートナーになるということでしょう。亥年さんに想いを寄せている場合は、恋の駆け引きを苦手に感じるため、注意が必要です。アプローチをするならば、正直な気持ちを伝えるのが一番です。

亥年（いのししどし）生まれの人の仕事・金運

目標に向かって一直線に突き進める特徴があるため、結果を出す仕事がピッタリなのが亥年です。かといって、単調な作業が向いていないという意味ではありません。本人がどれほど向上心を維持できるかが重要です。成し遂げたいという気持ちがあれば、コツコツと地道に努力を重ねられます。そのため、貯蓄にも向いている性格ですね。大きなお金の使い方をするようなことがないため、金銭感覚もきちんとしています。目標を決めれば達成しようとする意志が働くので、お金も貯まりやすいでしょう。自己投資などにはお金を使っていくと、将来的に返ってくる可能性があります。相性の良い仕事に就くことで、安定した金運になるでしょう。

亥年（いのししどし）と相性のいい干支は？

亥年と相性がいい干支は「卯年」と「未年」、「寅年」です。

繊細な卯年の人は、感情が見えやすい亥年が相手ならば「何を考えているのか分からない」と悩む必要がありません。そのため、正反対ともいえる性格ですが、意外と相性はピッタリです。それに警戒心を抱くことが多い卯年でも、裏表のない亥年は信頼の置ける存在になるでしょう。

未年の人は性格的に似ている部分は少ないのですが、そこがお互いを引き立て合う相性になります。あまり積極的とはいえない未年を、亥年がうまくリードできるところがピッタリ。未年が考えたことを亥年が形にしていくというように、お互いの特徴を生かした連携が取れる仲です。そのため、息の合った協力体制を整えられる相性だといえるでしょう。

寅年の人は亥年と似て、お互い譲れない性格をしているため、衝突することが多くあります。しかし、分かり合える部分が多いのも、寅年との相性を良くしている理由のひとつです。言いたいことを言い合って共感を抱けるため、同志のような感覚に近いといえるでしょう。意気投合するのが早いため、出会ってすぐに親友や恋人になったりすることもあり得るでしょう。良い意味で言葉を交わさなくても理解できるので、心地よい関係を築けます。

亥年（いのししどし）と相性の良くない干支は

亥年と相性が良くないと言われる干支は、「巳年」と「寅年」そして「申年」です。

巳年の人も正反対の性格なのですが、こちらは悪い意味で激しい衝突を繰り返す相性になります。冷静に物事を進めようとする巳年に対して、亥年は真っすぐに向かってきます。お互い譲歩できればわかり合える部分もあるのですが、どうしても相手を受け入れられない関係性です。そのため、カップルはもちろん会社での付き合いもある程度の距離を取った方が問題を避けられる相性だといえます。

寅年の人は相性が良い項目でも紹介しましたが、実は関係性によっては良くない状態になる可能性があります。似ているところがあるため、理解はできるといえます。しかし、相手の人柄に歩み寄っていける要素がなければ、その先の関係に進むのは難しいといえるでしょう。そのため、状況によっては活発な者同士、お互いを振り回してしまうことも起こります。

申年の人はうまく世渡りができるため、自分の感覚に正直に生きている亥年にとって、あまり理解できる相手ではありません。わりと軽いノリの申年が言った冗談を真に受けてしまうということが、亥年には珍しくありません。もしどうしても2人で何らかの活動をしなければならない場合、「ここはこうする」というように、かなり細かく相手の意志を確認する必要があります。そのため、一緒にいて疲れる存在といえるでしょう。

まとめ

これまで紹介してきたように、亥年は素直で裏表のない真っすぐな性格です。

気が合えば安心感を抱けますが、よくない相性だと衝突を繰り返すでしょう。猪の字が当てられた歴史を見ても、人々と猪の意外な関係があることがわかります。十二支の中でも最後の12番目に位置していて、全部の骨組みが揃ったという意味からも、亥年が重要な役割を担っていることが伺えるでしょう。身近にいる亥年の人が、どんな性格や特徴があるのかを知ることは、人付き合いには大切です。亥年も人とどんな風に交流していけばいいのか、分かってくるでしょう。

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十二支の意味はこちらで紹介しています

子年 丑年 寅年

卯年 辰年 巳年

午年 未年 申年

酉年 戌年 亥年

十干の意味はこちらで紹介しています

甲（きのえ） 乙（きのと）

丙（ひのえ） 丁（ひのと）

庚（かのえ） 辛（かのと）

戊（つちのえ） 己（つちのと）

壬（みずのえ） 癸（みずのと）

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