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年柱 | 年齢域0~20歳の初年運。自分のルーツや、人生の傾向、成育環境。先祖や親、年長者などを表す。 |
---|---|
月柱 | 年齢域20~40歳の青年運。生まれ持った運や才能、社会運や成功運。兄弟姉妹、友人、親などを表す。 |
日柱 | 年齢域40~60歳の中年運。その人自身を表し、私生活や結婚生活、人間関係では配偶者などを表す。 |
時柱 | 年齢域60歳以降の晩年運。子供運や仕事能力、晩年運、人間関係では目下の人間などを意味します。 |
文献考証的に命術の「四柱推命」として最古となるものは、古代中国の宋の時代(西暦960年~1279年)に除居易(徐子平)という占星術師が『淵海子平(えんかいしへい)』という名前で執筆した本といわれており、四柱推命の学問を発展させていったとされています。
四柱推命ではこの陰陽五行説の理論を基に、その人の生年月日時刻を、六十干支に直し、木・火・土・金・水の5つのグループに振り分け、互いのエネルギーが作用する影響やバランスから性格や運命を推測・推理していきます。
四柱推命の命式では、生まれた年の十干【年柱天干(ねんちゅうてんかん)】、生まれた月の十干【月柱天干(げっちゅうてんかん)】、生まれた日の十干【日柱天干(にっちゅうてんかん)】、生まれた時間の天干【時柱天干(じちゅうてんかん)】をそれぞれ割り出し、それぞれの十干や陰陽五行などの性質やバランスからの人間の素質や運勢を紐解いていきます。
十干 | 五行 | 陰陽 | 意味 |
---|---|---|---|
甲 (きのえ) |
木 | 陽○ | 樹木や森林などを表す。人情味が厚く、信頼を得てリーダーシップを発揮する。曲がった事が嫌い。活発。積極的。地位。名誉。忍耐力。 ⇒「甲」の詳しい解説はコチラ |
乙 (きのと) |
陰● | 草や花などを表す。優しく温和な性質だがたくましい。専門的な能力や芸に秀でている。仲間と共に行動する。理想主義。消極的。粘り強い。 ⇒「乙」の詳しい解説はコチラ |
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丙 (ひのえ) |
火 | 陽○ | 太陽を表す。派手好きで目立ちたがり。明るい性格でさっぱりしている。権力欲・金銭欲が旺盛。楽観的。根性がある。多弁。 ⇒「丙」の詳しい解説はコチラ |
丁 (ひのと) |
陰● | 電灯や蝋燭の灯などを表す。繊細で細かい事に良く気付く。頭の回転が良い。控えめで温厚。冷静。苦労性。理性的。慎重。参謀。 ⇒「丁」の詳しい解説はコチラ |
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戊 (つちのえ) |
土 | 陽○ | 山や丘などを表す。圧倒的な存在感と包容力があり面倒見が良い。臨機応変。説得。決断。自信家。信仰心。派手。 ⇒「戊」の詳しい解説はコチラ |
己 (つちのと) |
陰● | 田畑を表す。人を育てる能力に長ける。義理人情に厚い。庶民的な感性。広く浅い情報収集。臆病。神経質。勉強家。 ⇒「己」の詳しい解説はコチラ |
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庚 (かのえ) |
金 | 陽○ | 硬い金属や刀などを表す。常に行動してないと気が済まない。信念を貫く強さを持つ。敏腕。自信家。感受性豊か。スピード感。 ⇒「庚」の詳しい解説はコチラ |
辛 (かのと) |
陰● | 宝石を表す。繊細で美意識が高い。我が道を行く。感情にムラがある。努力家。辛抱強い。凝り性。傷つきやすい。 ⇒「辛」の詳しい解説はコチラ |
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壬 (みずのえ) |
水 | 陽○ | 海や大河などを表す。先見の明がある。向上心が高く努力家。カリスマ性。束縛を嫌う。情熱的。決断力。策略家。色情。 ⇒「壬」の詳しい解説はコチラ |
癸 (みずのと) |
陰● | 雨や湧き水などを表す。勉強好きで知識が豊富。平和主義。慎重で失敗が少ない。秘めた闘争心。地道な努力。一貫性に欠ける。 ⇒「癸」の詳しい解説はコチラ |
また、四柱推命の命式では、生まれた年の十二支を【年柱地支(ねんちゅうちし)】、生まれた月の十二支を【月柱地支(げっちゅうちし)】、生まれた日の十二支を【日柱地支(にっちゅうちし)】、生まれた時間の十二支を【時柱地支(じちゅうちし)】呼び、十干・十二支の要素から人間や運命にまつわる様々なことを読み解きます。
23時~01時⇒子|01時~03時⇒丑
03時~05時⇒寅|05時~07時⇒卯
07時~09時⇒辰|09時~11時⇒巳
11時~13時⇒午|13時~15時⇒未
15時~17時⇒申|17時~19時⇒酉
19時~21時⇒戌|21時~23時⇒亥
春⇒寅、卯、辰(春土用)
夏⇒巳、午、未(夏土用)
秋⇒申、酉、戌(秋土用)
冬⇒亥、子、丑(冬土用)
北⇒子、東⇒卯、午⇒南、酉⇒西
十二支もそれぞれに意味があり、十干同様、陰陽と五行に分類することができます。以下に十二支に対応する陰陽五行と、各十二支が持つ象意を記載しています。
十二支 | 五行 | 陰陽 | 意味 |
---|---|---|---|
子 (ね) |
水 | 陽○ | 種が土の中で水を吸収している状態。滋、順応性、冷静、博愛精神など。 ⇒「子」について詳しく見る |
丑 (うし) |
土 | 陰● | 土から芽が出始めた状態。紐、保守性、忍耐力、義理、堅実など。 ⇒「丑」について詳しく見る |
寅 (とら) |
木 | 陽○ | 木が成長し伸びている状態。演、積極性、向上心、決断力、義侠心など。 ⇒「寅」について詳しく見る |
卯 (う) |
木 | 陰● | 木が生茂っている状態。冒、協調性、社交性、計画力、快活など。 ⇒「卯」について詳しく見る |
辰 (たつ) |
土 | 陽○ | 木が最後まで成長しきった状態。震、信頼性、闘争心、安定、忍耐など。 ⇒「辰」について詳しく見る |
巳 (み) |
火 | 陰● | 木の一部が枯れ成長が止まった状態。已、追求、華美性、顕示力など。 ⇒「巳」について詳しく見る |
午 (うま) |
火 | 陽○ | 花が実になっている状態。忤、直感力、優雅、冒険心、開拓精神など。 ⇒「午」について詳しく見る |
未 (ひつじ) |
土 | 陰● | 実が熟成している状態。昧、理論性、推進力、平和主義、温厚など。 ⇒「未」について詳しく見る |
申 (さる) |
金 | 陽○ | 実が完全に熟成した状態。伸、勇敢、活動性、計算力、機敏など。 ⇒「申」について詳しく見る |
酉 (とり) |
金 | 陰● | 熟した実が縮み発酵している状態。酒、奉仕、感受性、思考力など。 ⇒「酉」について詳しく見る |
戌 (いぬ) |
土 | 陽○ | 葉や実が土に落ち枯れた状態。戊、持久力、安定性、執念、決意など。 ⇒「戌」について詳しく見る |
亥 (い) |
水 | 陰● | 花の実が種になり土の中にある状態。核、流動性、純粋、表現力など。 ⇒「亥」について詳しく見る |
また、蔵干は季節によって変化する「気」であり、【本気・中気・余気】といった3つの気が存在します。地支によっては中気をもたないものがあるため、1つの地支の中に蔵干は2つもしくは3つ内蔵されていることになります。
余気は前月の余波を引き継いだエネルギーで、蔵干の最初の干のこと。一般的に、節入り後からおよそ7日~10日までに生まれた日によって定める干です。
余気と本気の間の期間のエネルギーで、中間を意味する干のこと。地支によって期間は異なりますが、中気は節入り日から生まれた日までの日数が8日~20日までの間で定められている干です。
本気は蔵干の終わりを意味する干のこと。地支の中に内蔵する蔵干の中で最も強いエネルギーを持っていることもあり本気もしくは正気と呼ばれることまります。本気を取る期間は該当の地支の中気以降(中気がない場合は余気以降)から次の節入りまでの日数で定められます。
干合は基本的に吉意とされ、結合や継承、協力などの意味を持ちます。命式の中に干合となる組み合わせが複数ある場合や、月運や年運、大運などの行運によって干合を形成する場合は4柱(年柱・月柱・日柱・時柱)の中で優先順位を取ります。
■命式の中に干合が複数ある場合の優先順位
①日柱と月柱 > ②日柱と時柱 > ③年柱と月柱
■行運によって干合する場合の優先順位
①年柱 > ②月柱 > ③時柱 > ④日柱
干合の種類 | 干合で変化 する十干 |
生まれる 五行 |
性質 | 概要 |
---|---|---|---|---|
甲-己 | 戊-己 | 土 | 中正の合(誠実・人徳) | 大地(己)に木の根(甲)が張っていく。 |
乙-庚 | 辛-庚 | 金 | 仁義の合(勇敢・剛柔) | 大きな鎌(庚)で草(乙)を刈り取っていく。 |
丙-辛 | 壬-癸 | 水 | 威制の合(冷酷・偏屈) | 大きな火(丙)が鉄や金属(辛)を溶かしていく。 |
丁-壬 | 乙-甲 | 木 | 淫疾の合(色情・好色) | 大量の水(壬)で火種や灯(丁)を消していく。 |
戊-癸 | 丙-丁 | 火 | 無情の合(理性・無情) | 山の土(戊)が川の流れ(癸)を調整していく。 |
支合の種類 | 合化した後の五行 | 性質 |
---|---|---|
子-丑 | 土 | お互いに手を取り合い、協力関係を築く |
寅-亥 | 木 | お互いに考えるよりも先に行動を起こし活性化する |
卯-戌 | 火 | お互いに現実的な側面が強まり力を発揮する |
辰-酉 | 金 | お互いに精神的に強くなり安定した関係を築く |
巳-申 | 水 | お互いに結果を出すことに力を注ぎ結果を出す |
午-未 | 火 | お互いに目的意識が強くなり大きな変化を巻き起こす |
①日柱と月柱 > ②日柱と時柱 > ③年柱と月柱
■行運によって支合する場合の優先順位
①年柱 > ②月柱 > ③日柱 > ④時柱
三合の影響力は支合よりも強く、三合の成立によって新たに生まれる五行のエネルギーや性質が非常に強まるとされています。三合の組み合わせは全部で4種類存在し、十二支を円状に配した時に正三角形の位置関係になる三つの地支の集まりが該当します。
三合局 | 十二支の構成 | 五行 |
---|---|---|
木局 | 亥・卯・未 | 木 |
火局 | 寅・午・戌 | 火 |
金局 | 巳・酉・丑 | 金 |
水局 | 申・子・辰 | 水 |
半会局 | 十二支の構成 | 五行 |
---|---|---|
木局 | 亥・卯 または 卯・未 | 木 |
火局 | 寅・午 または 午・戌 | 火 |
金局 | 巳・酉 または 酉・丑 | 金 |
水局 | 申・子 または 子・辰 | 水 |
方合によって強まる五行のエネルギーは、三合や支合よりも大きいととされており、運勢や性質への影響力も高くなります。
半会局 | 十二支の構成 | 季節 | 五行 |
---|---|---|---|
水局 | 亥・子・丑 | 冬 | 水 |
木局 | 寅・卯・辰 | 春 | 木 |
火局 | 巳・午・未 | 夏 | 火 |
金局 | 申・酉・戌 | 秋 | 金 |
七冲は基本的に不和や衝突、不義理、波乱などの「凶意」を含んでおり、命式や行運で七冲が多く成立する場合は、それらの象意が強く現れるといわれています。
ただし、「丑と未」「辰と戌」の2つの組み合わせは朋冲(ほうちゅう)といって、お互いの十二支の五行が「土」同士になるため、他の冲の組み合わせより、凶意は弱まるとされています。
冲の種類 | 関係性 |
---|---|
子ー午 | 子は午を剋する関係 |
巳ー亥 | 巳は亥を剋する関係 |
寅ー申 | 寅は申を剋する関係 |
卯ー酉 | 卯は酉を剋する関係 |
丑ー未 | 土の五行同士で相剋する関係 |
辰ー戌 | 土の五行同士で相剋する関係 |
六十干支は、十干である甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類と、十二支である子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類の要素のうち、最初の十干「甲」と十二支「子」を組み合わせた『甲子(きのえね)』からスタートします。そこから『乙丑(きのとうし)』『丙寅(ひのえとら)』『辛卯(ひのとう)』『戊辰(つちのえたつ)』…と順番に続き、最後の60番目に来る『癸亥(みずのとい)』で一巡して還暦となります。
No | 六十干支 | 五行 | 象徴する状態 | |
---|---|---|---|---|
干 | 支 | |||
1 | 甲子(きのえね) | 木 | 水 | 真冬に育つ大樹 |
2 | 乙丑(きのとうし) | 木 | 土 | 冬の湿地に咲く草花 |
3 | 丙寅(ひのえとら) | 火 | 木 | 初春の森を照らす太陽 |
4 | 丁卯(ひのとう) | 火 | 木 | 春に燃える草花 |
5 | 戊辰(つちのえたつ) | 土 | 土 | 広大な春の山岳 |
6 | 己巳(つちのとみ) | 土 | 火 | 夏の乾いた大地 |
7 | 庚午(かのえうま) | 金 | 火 | 火に溶けた溶岩 |
8 | 辛未(かのとひつじ) | 金 | 土 | 硬い土に埋まった宝石 |
9 | 壬申(みずのえさる) | 水 | 金 | 初秋の大海 |
10 | 癸酉(みずのととり) | 水 | 金 | 秋に降る雨 |
11 | 甲戌(きのえいぬ) | 木 | 土 | 晩秋の大木 |
12 | 乙亥(きのとい) | 木 | 水 | 初冬の水面漂う浮き草 |
13 | 丙子(ひのえね) | 火 | 水 | 真冬の水面を照らす太陽 |
14 | 丁丑(ひのとうし) | 火 | 土 | 冬の終わりを照らす月 |
15 | 戊寅(つちのえとら) | 土 | 木 | 夜明け前の初春の丘 |
16 | 己卯(つちのとう) | 土 | 木 | 春の田園 |
17 | 庚辰(かのえたつ) | 金 | 土 | 春の土の中の金 |
18 | 辛巳(かのとみ) | 金 | 火 | 初夏の光を受ける宝石 |
19 | 壬午(みずのえうま) | 水 | 火 | 太陽が照らす真夏の海 |
20 | 癸未(みずのとひつじ) | 水 | 土 | 夏の終わりに降る雨 |
21 | 甲申(きのえさる) | 木 | 金 | 初秋に使う材木 |
22 | 乙酉(きのととり) | 木 | 金 | 中秋の生け花 |
23 | 丙戌(ひのえいぬ) | 火 | 土 | 晩秋の沈む夕日 |
24 | 丁亥(ひのとい) | 火 | 水 | 初冬の篭灯 |
25 | 戊子(つちのえね) | 土 | 水 | 雪がかかった真冬の山 |
26 | 己丑(つちのとうし) | 土 | 土 | 冬の終わりの田畑 |
27 | 庚寅(かのえとら) | 金 | 木 | 春の岩場 |
28 | 辛卯(かのとう) | 金 | 木 | 中春の花を飾る花瓶 |
29 | 壬辰(みずのえたつ) | 水 | 土 | 雲が浮かぶ晩秋の海 |
30 | 癸巳(みずのとみ) | 水 | 火 | 初夏に降るにわか雨 |
31 | 甲午(きのえうま) | 木 | 火 | 真夏の熱を浴びた樹木 |
32 | 乙未(きのとひつじ) | 木 | 土 | 夏の終わりの蔓草 |
33 | 丙申(ひのえさる) | 火 | 金 | 初秋の美しい夕陽 |
34 | 丁酉(ひのととり) | 火 | 金 | 中秋の灯火 |
35 | 戊戌(つちのえいぬ) | 土 | 土 | 晩秋の大山 |
36 | 己亥(つちのとい) | 土 | 水 | 初冬の湿った泥地 |
37 | 庚子(かのえね) | 金 | 水 | 冬の海に浮かぶ船 |
38 | 辛丑(かのとうし) | 金 | 土 | 冬の土壌にある貴石 |
39 | 壬寅(みずのえとら) | 水 | 木 | 初春の大海 |
40 | 癸卯(みずのとう) | 水 | 木 | 春の草花に降る雨 |
41 | 甲辰(きのえたつ) | 木 | 土 | 晩春の花木 |
42 | 乙巳(きのとみ) | 木 | 火 | 色鮮やかに咲く初夏の花 |
43 | 丙午(ひのえうま) | 火 | 火 | 真夏に燃える太陽 |
44 | 丁未(ひのとひつじ) | 火 | 土 | 砂漠を照らす月明り |
45 | 戊申(つちのえさる) | 土 | 金 | 初秋の険しい岩山 |
46 | 己酉(つちのととり) | 土 | 金 | 中秋の開墾された田園 |
47 | 庚戌(かのえいぬ) | 金 | 土 | 晩秋の鉄鋼 |
48 | 辛亥(かのとい) | 金 | 水 | 冬の湖に眠る宝石 |
49 | 壬子(みずのえね) | 水 | 水 | 真冬の大海 |
50 | 癸丑(みずのとうし) | 水 | 土 | 晩冬の流れる小川 |
51 | 甲寅(きのえとら) | 木 | 木 | 初春の実になる果樹 |
52 | 乙卯(きのとう) | 木 | 木 | 中春の綺麗な花畑 |
53 | 丙辰(ひのえたつ) | 火 | 土 | 晩春に輝く太陽 |
54 | 丁巳(ひのとみ) | 火 | 火 | 夏に燃え盛る炎 |
55 | 戊午(つちのえうま) | 土 | 火 | 真夏の山岳 |
56 | 己未(つちのとひつじ) | 土 | 土 | 晩夏の田園 |
57 | 庚申(かのえさる) | 金 | 金 | 初秋の鋭い名刀 |
58 | 辛酉(かのととり) | 金 | 金 | 中秋の宝石 |
59 | 壬戌(みずのえいぬ) | 水 | 土 | 晩秋の大きな湖 |
60 | 癸亥(みずのとい) | 水 | 水 | 初冬に降る大雨 |
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【比肩(ひけん)】
日干と陰陽が同一で、五行も同一(比和)の関係
例:日干が甲(陽の木)で、対する十干も甲(陽の木)
例:日干が癸(陰の水)で、対する十干も癸(陰の水)など -
◎通変星が比肩の人の特徴
独立と自尊の星。意志が強い。頑張り屋。リーダーシップを取る。協調性にはやや欠ける。他の人のはない強い「自我」を持つ。
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【劫財(ごうざい)】
日干と陰陽が異なり、五行が同一(比和)の関係
例:日干が庚(陽の金)で、対する十干が辛(陰の金)
例:日干が己(陰の土)で、対する十干が戊(陽の土)など -
◎通変星が劫財の人の特徴
意地と努力の星。相手に合わせて臨機応変に立ち回る。意思が強く、行動的な外交家。ロマンチスト。お人よし過ぎる面もある。
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【食神(しょくじん)】
日干と陰陽が同一で、五行が日干から生じる(相生)関係
例:日干が甲(陽の木)で、対する十干が丙(陽の火)
例:日干が乙(陰の木)で、対する十干が丁(陰の火)など -
◎通変星が食神の人の特徴
快楽と食運の星。おおらかで楽天的。食べることに困らない。芸術などへの理解、関心が高い。趣味も多彩、美的感覚に優れている。
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【傷官(しょうかん)】
日干と陰陽が異なり、五行が日干から生じる(相生)関係
例:日干が丙(陽の火)で、対する十干が己(陰の土)
例:日干が丁(陰の火)で、対する十干が戊(陽の土)など -
◎通変星が傷官の人の特徴
型破りで聡明、直感力の星。頭がよく先見の明に優れる。感受性が豊。プライドが高く高慢になりやすい。反抗心旺盛。
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【偏財(へんざい)】
日干と陰陽が同一で、五行が日干から剋される(相剋)関係
例:日干が戊(陽の土)で、対する十干が壬(陽の水)
例:日干が己(陰の土)で、対する十干が癸(陰の水)など -
◎通変星が偏財の人の特徴
多趣味多才の星。サービス精神旺盛な社交家。誰とでも仲良くできる。話題が豊富なため、人に慕われる。奉仕精神が強い。
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【正財(せいざい)】
日干と陰陽が異なり、五行が日干から剋される(相剋)関係
例:日干が庚(陽の金)で、対する十干が乙(陰の木)
例:日干が辛(陰の金)で、対する十干が甲(陽の木)など -
◎通変星が正財の人の特徴
着実と正直の星。真面目で几帳面。誠実で正義感が強い。倹約家であり蓄財心にも富んでいる。忍耐強くコツコツと成果を出す。
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【偏官(へんかん)】
日干と陰陽が同一で、五行が日干を剋する(相剋)関係
例:日干が壬(陽の水)で、対する十干が戊(陽の土)
例:日干が癸(陰の水)で、対する十干が己(陰の木)など -
◎通変星が偏官の人の特徴
野生と頭脳の星。豪気で義侠心にあふれた親分肌。チャレンジ精神が旺盛。自信家で強者とは徹底的に争う。母性父性が強く人情的。
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【正官(せいかん)】
日干と陰陽が異なり、五行が日干を剋する(相剋)関係
例:日干が甲(陽の木)で、対する十干が辛(陰の金)
例:日干が乙(陰の木)で、対する十干が庚(陽の金)など -
◎通変星が正官の人の特徴
信用と気品の星。生真面目で誠実な性格。地位や名誉を重視。几帳面すぎてやや融通性に欠ける。責任感や自尊心が強い。
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【偏印(へんいん)】
日干と陰陽が同一で、五行が日干を生じる(相生)関係
例:日干が丙(陽の火)で、対する十干が甲(陽の木)
例:日干が丁(陰の火)で、対する十干が乙(陰の木)など -
◎通変星が偏印の人の特徴
情熱と発想の星。熱しやすく冷めやすい。型破りの才能を持つ芸術家。頭の回転が速く、臨機応変。鋭い観察眼を持つ。
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【印綬(いんじゅ)】
日干と陰陽が異なり、五行が日干を生じる(相生)関係
例:日干が戊(陽の土)で、対する十干が丁(陰の火)
例:日干が己(陰の土)で、対する十干が丙(陽の火)など -
◎通変星が印綬の人の特徴
学問と名誉の星。頭脳明晰。冷静でクールな学者肌。自己中心的になりやすい。研究熱心な勉強家。知的好奇心が強い。
▶通変星早見表
十干日干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
甲 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 | 偏印 | 印綬 |
乙 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 偏印 |
丙 | 偏印 | 印綬 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 |
丁 | 印綬 | 偏印 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 |
戊 | 偏官 | 正官 | 偏印 | 印綬 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 |
己 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 偏印 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 |
庚 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 | 偏印 | 印綬 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 |
辛 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 偏印 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 |
壬 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 | 偏印 | 印綬 | 比肩 | 劫財 |
癸 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 偏印 | 劫財 | 比肩 |
十二運勢 | 運勢の盛衰 | 特徴・キーワード |
---|---|---|
胎 | 中勢 | 一人の時間を好む。自己流を確立している。自分しかできない事でTOPを目指す。 |
養 | 中勢 | 無理なく自然体。きめ細かい着眼点を持つ。実家と縁が薄い。忍耐力がある。 |
長生 | 強勢 | 愛嬌があり無邪気。瞬間的な勝負強さがある。何でも器用にこなす。 |
沐浴 | 中勢 | 好奇心旺盛で成功願望や競争心が強い。熱しやすく冷めやすい。瞬発力がある。 |
冠帯 | 強勢 | 上昇志向を持つリーダー気質。話し合いが好き。正義感が強く不正を許さない。 |
建禄 | 強勢 | 責任感が強い。統率者気質。実行力がありナンバーワンを目指す。 |
帝旺 | 強勢 | 自由・平等を求める博愛主義。面倒見が良い。バランス感覚に優れる。 |
衰 | 弱勢 | 誰とでも上手に合わせられるムードメーカー。慎重で保守的。伝統を好む。 |
病 | 弱勢 | 神経質。多趣味。サービス精神が旺盛。損得勘定に長ける。想像力が豊か。 |
死 | 弱勢 | プロ・職人気質。努力をして成果を出す。好き嫌いがハッキリしている。 |
墓 | 中勢 | 情報収集能力が高い。協調性・社交性があり人との縁を広げていく。 |
絶 | 弱勢 | 感情の落差が激しい。豊かな感性を持つ。天才肌。束縛を嫌い自由を愛する。 |
▶十二運星早見表
十二運日干 | 長 生 |
沐 浴 |
冠 帯 |
建 禄 |
帝 旺 |
衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 | 胎 | 養 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
甲 | 亥 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 |
乙 | 午 | 巳 | 辰 | 卯 | 寅 | 丑 | 子 | 亥 | 戌 | 酉 | 申 | 未 |
丙 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 子 | 丑 |
丁 | 酉 | 申 | 未 | 午 | 巳 | 辰 | 卯 | 寅 | 丑 | 子 | 亥 | 戌 |
戊 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 子 | 丑 |
己 | 酉 | 申 | 未 | 午 | 巳 | 辰 | 卯 | 寅 | 丑 | 子 | 亥 | 戌 |
庚 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 |
辛 | 子 | 亥 | 戌 | 酉 | 申 | 未 | 午 | 巳 | 辰 | 卯 | 寅 | 丑 |
壬 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 |
癸 | 卯 | 寅 | 丑 | 子 | 亥 | 戌 | 酉 | 申 | 未 | 午 | 巳 | 辰 |
火→土:火が燃えつき灰は土に還る
土→金:土を掘って金を得る
金→水:金は溶けて液体(水)になる
水→木:水は木を育てる
土→水:土は水を汚しせき止める
水→火:水は火を打ち消す
火→金:火は金属を溶かす
金→木:金は木を切り倒す
ただし、空亡は必ずしも凶意を表すものではなく、基本的に空亡がある柱は吉凶問わずエネルギーが弱まる働きがあるため、吉凶両面の作用を持つとされています。
◆空亡一覧
ため、利害関係が絡む共同事業やビジネスパートナーとしては不向きと言えます。
があります。
天戦地冲(てんせんちちゅう)は基本的に凶意とされており、エネルギーの衝突による問題やトラブル、人生や生活における強制的なリセット・再スタートなどの意味を持ちます。
相性の場合、自分の日柱干支と相手の日柱干支が天戦地冲の関係になっているなら、意見の衝突やすれ違いなどの意味が強まりますが、お互いに程よい距離感を保った関係という解釈もできます。
自分の天干 | 相剋する干 (剋される干) |
相剋する干 (剋す干) |
---|---|---|
甲 | 庚 | 戊 |
乙 | 辛 | 己 |
丙 | 壬 | 庚 |
丁 | 癸 | 辛 |
戊 | 甲 | 壬 |
己 | 乙 | 癸 |
庚 | 丙 | 甲 |
辛 | 丁 | 乙 |
壬 | 戊 | 丙 |
癸 | 己 | 丁 |
自分の十二支 | 冲となる十二支 |
---|---|
子 | 未 |
丑 | 申 |
寅 | 酉 |
卯 | 戌 |
辰 | 亥 |
巳 | 子 |
午 | 丑 |
未 | 寅 |
申 | 卯 |
酉 | 辰 |
戌 | 巳 |
亥 | 午 |
天戦地冲は基本的に凶意を示すため、ネガティブに捉えがちですが、その勢いに乗り運気を反転させ大きく前進していくための大切な機会にもなるため、天戦地冲の時期を知ることは重要視されています。
西暦 | 干支 | 天戦地冲① (剋される) |
天戦地冲② (剋する干支) |
---|---|---|---|
2023年 | 癸卯 | 己酉 | 丁酉 |
2024年 | 甲辰 | 庚戌 | 戊戌 |
2025年 | 乙巳 | 辛亥 | 己亥 |
2026年 | 丙午 | 壬子 | 庚子 |
2027年 | 丁未 | 癸丑 | 辛丑 |
2028年 | 戊申 | 甲寅 | 壬寅 |
2029年 | 己酉 | 乙卯 | 癸卯 |
2030年 | 庚戌 | 丙辰 | 甲辰 |
2031年 | 辛亥 | 丁巳 | 乙巳 |
2032年 | 壬子 | 戊午 | 丙午 |
2033年 | 癸丑 | 己未 | 丁未 |
2034年 | 甲寅 | 庚申 | 戊申 |
2035年 | 乙卯 | 辛酉 | 己酉 |
2036年 | 丙辰 | 壬戌 | 庚戌 |
2037年 | 丁巳 | 癸亥 | 辛亥 |
2038年 | 戊午 | 甲子 | 壬子 |
2039年 | 己未 | 乙丑 | 癸丑 |
2040年 | 庚申 | 丙寅 | 甲寅 |
2041年 | 辛酉 | 丁卯 | 乙卯 |
2042年 | 壬戌 | 戊辰 | 丙辰 |
2043年 | 癸亥 | 己巳 | 丁巳 |
2044年 | 甲子 | 庚午 | 戊午 |
2045年 | 乙丑 | 辛未 | 己未 |
2046年 | 丙寅 | 壬申 | 庚申 |
2047年 | 丁卯 | 癸酉 | 辛酉 |
2048年 | 戊辰 | 甲戌 | 壬戌 |
2049年 | 己巳 | 乙亥 | 癸亥 |
2050年 | 庚午 | 丙子 | 甲子 |
2051年 | 辛未 | 丁丑 | 乙丑 |
2052年 | 壬申 | 戊寅 | 丙寅 |
2053年 | 癸酉 | 己卯 | 丁卯 |
2054年 | 甲戌 | 庚辰 | 戊辰 |
2055年 | 乙亥 | 辛巳 | 己巳 |
2056年 | 丙子 | 壬午 | 庚午 |
2057年 | 丁丑 | 癸未 | 辛未 |
2058年 | 戊寅 | 甲申 | 壬申 |
2059年 | 己卯 | 乙酉 | 癸酉 |
2060年 | 庚辰 | 丙戌 | 甲戌 |
2061年 | 辛巳 | 丁亥 | 乙亥 |
2062年 | 壬午 | 戊子 | 丙子 |
2063年 | 癸未 | 己丑 | 丁丑 |
2064年 | 甲申 | 庚寅 | 戊寅 |
2065年 | 乙酉 | 辛卯 | 己卯 |
2066年 | 丙戌 | 壬辰 | 庚辰 |
2067年 | 丁亥 | 癸巳 | 辛巳 |
2068年 | 戊子 | 甲午 | 壬午 |
2069年 | 己丑 | 乙未 | 癸未 |
2070年 | 庚寅 | 丙申 | 甲申 |
2071年 | 辛卯 | 丁酉 | 乙酉 |
2072年 | 壬辰 | 戊戌 | 丙戌 |
2073年 | 癸巳 | 己亥 | 丁亥 |
2074年 | 甲午 | 庚子 | 戊子 |
2075年 | 乙未 | 辛丑 | 己丑 |
2076年 | 丙申 | 壬寅 | 庚寅 |
2077年 | 丁酉 | 癸卯 | 辛卯 |
2078年 | 戊戌 | 甲辰 | 壬辰 |
2079年 | 己亥 | 乙巳 | 癸巳 |
2080年 | 庚子 | 丙午 | 甲午 |
2081年 | 辛丑 | 丁未 | 乙未 |
2082年 | 壬寅 | 戊申 | 丙申 |
- 扶抑(ふよく)用神
- 命式の中の五行のバランスが偏らないように、弱い日干を扶(たす)けて、強い日干を抑(おさ)える働きをする用神のことをいいます。
- 調候(ちょうこう)用神
- 調候とは“気候(季節)との調和を図る”という意味で、日干がどの季節(月支)に生まれたのたかを調べ、命式における気候のバランスを整え、四季を中和させるものが調候用神となります。
※例えば、夏の暑い命式の場合は水気が必要のため「水の五行を含む十干(壬・癸)」が用神となる。逆に、冬の寒い命式の場合は火気が必要のため「火の五行を含む十干(丙・丁)」が用神となる、など。
- 病薬(びょうやく)用神
- 病薬の「病」は命式における欠陥のことを表し、病となり氾濫する干支や五行を抑える用神のことを言います。
- 通関(つうかん)用神
- 命式の中の日干を剋する五行の力を減少させ、剋されている日干に力を与えるもので、両者の間に挟まれている中間の五行(両者が木と土の場合、間にある火)を取ることをいいます。
- 專旺(せんおう)用神
- 命式の中でエネルギーが最も高く、非常に強い五行自体のことを專旺用神といいます。
身旺と身弱はそれぞれ段階があり、身旺よりもさらにエネルギーが強い状態を「極身強」、身弱よりもさらにエネルギーが弱い状態を「極身弱」といい、身旺・身弱のそれぞれの特徴や性質が更に強くあらわれます。
旺衰 | キーワード・表れやすい特徴 |
---|---|
身旺 | 先天的に持った運気のエネルギーが強く、各五行や日干の性質が強く表れやすい。活動的。能動的。独立。発展。改革。変化。向上心があり人に優しい。人生に目的意識がある。意志のある状態。自身のエネルギーが強い。気力や体力が充実している。リーダーシップを取れる力量を持つ。自分の考えが正しいと感じ、他を受け入れ辛い。命令されることに素直に従うことができない。頑固、我が強い。 |
身中 | 安定した中庸のエネルギー。身旺・身弱の中間または混在している状態。バランスよく五行や日干の各性質が発揮されやすい。共存。中和。安定。並行。平穏。穏和。日干や各五行の長所的要素がバランスよく表れる。 |
身弱 | 先天的に持った運気のエネルギーが弱く、日干や各五行の性質が薄く表れやすい。受動的。守勢。受容。維持。依存。不変。安定。内心は臆病でありながら、周囲からは弱そうに見えない。反発心が強い一方で、打たれ弱い。集団の中で自分の立場を大切にする人生の生き方。求められたことを素直に受け入れられる。気力、体力が少ない。単独開運よりも何かに従属して開運する傾向が強い。協調性がある。自我や自己主張が薄い。 |
+3以上(身旺)、0~+2(中和)、-1以下(身弱)
(+6以上で極身旺、ー6以下で極身弱に分類される)
命式において“自分自身”を表す日柱天干と、生まれた月(季節)を表す月柱地支との組み合わせから、「月令点(げつれいてん)」を算出します。月令とは、生まれた月の十二支が、日干をどれだけ強めているのか、あるいは弱めているのか……その強弱や勢いを表したもので、組み合わせによって【0点~+3点】に分類することができます。
また、月柱地支が日干と同じ五行の時、あるいは日干を強める五行の時、「月令を得る」といい、月令点が最も高くなります。反対に、月柱地支が日干を弱める五行(季節)の場合は、月令点は0点となります。
▶月令点早見表
季節・月支 日干 |
春 | 夏 | 秋 | 冬 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
寅卯 | 辰 | 巳午 | 未 | 申酉 | 戌 | 亥子 | 丑 | |
木(甲乙) | 3 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 |
火(丙丁) | 1 | 1 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 |
土(戊己 | 0 | 2 | 3 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 |
金(庚辛) | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 |
水(壬癸) | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 2 |
※点数に色がついているものは「月令を得る」組み合わせ。
月令点を算出したら、次に日干を基準として、命式の五行の分布や配列とその関係性から五行点数を計算します。下の五行点早見表から、自分の日干と八字の五行数(年・月・日・時柱それぞれの天干と地支の五行)から五行点の合計を出します。
▶五行点早見表
命式の五行日干の五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
---|---|---|---|---|---|
木(甲乙) | 1 | -1 | -1 | -1 | 1 |
火(丙丁) | 1 | 1 | -1 | -1 | -1 |
土(戊己) | -1 | 1 | 1 | -1 | -1 |
金(庚辛) | -1 | -1 | -1 | 1 | 1 |
水(壬癸) | -1 | -1 | -1 | 1 | 1 |
「木1/火1/土2/金3/水1」の人の場合、『木1⇒-1』+『火1⇒-1』+『土2⇒+2』+『金3⇒+3』+『水1⇒-1』となり、合計の五行点は【+2】となります。
月令点と五行点の算出したら、最後に命式の十二運星の強弱に対応した点数を算出します。十二運星の点数計算は合計値ではなく、命式にある十二運の中で最も高い点数のものを1つだけ取ります。ただし、命式内に「建禄(けんろく)」と「帝旺(ていおう)」が2つ以上ある場合は、『+3点』とします。
▶十二運勢の点数
十二運勢 | 点数 |
---|---|
胎 | 0 |
養 | 0 |
長生 | 1 |
沐浴 | 0 |
冠帯 | 1 |
建禄 | 2 |
帝旺 | 2 |
衰 | 0 |
病 | 0 |
死 | 0 |
墓 | 0 |
絶 | 0 |
例:月令点【+2】、五行点【+2】、十二運の点数【+1】の人の場合、旺衰は『身旺+5』ということになります。
例えば、命式の月柱が【甲子(きのえね)】で日柱が【甲牛(きのえうま)】の場合、天干が同じ「甲」で、地支が「子・牛の冲」のため、「月柱と日柱が納音している」ことになります。
- 物事やプロジェクトなどが白紙に戻り強制終了しやすい
- 自分の気持ちや意思ではコントロールできない事が増える
- 今まで苦労し努力してきた人にチャンスが巡りやすい
- 思い通りにいかず、人間関係のトラブルに発展しやすい
- 初めてや未知の状況に遭遇しやすく学びが多い
例えば命式の年柱が【庚午(かのえうま)】で日柱も【庚午(かのえうま)】の場合、天干も地支も同じため、「年柱と日柱が律音している」ことになります。
日柱と月柱が同一の六十干支で律音している場合は、何か1つの分野や道を極めて大成する可能性を秘めています。同じ干支を持っているため、定めた1つの道を選び、突き進むことで運勢が上昇していく宿命になります。ただし、律音を持っていると1つの事に集中しすぎて他の事がおざなりになったり、視野が狭くなってしまうことがあります。新しい出会いや情報、経験を積極的に取り入れることがエネルギーを活性化させるために重要となります。
日柱と年柱が同一の六十干支で律音している場合は、親や上司、先輩など、自分よりも目上の人との関係が密接になり恵まれやすくなります。「年柱」は目上の存在や先祖を意味する場所のため、自分自身を表す「日柱」と律音することにより、幼少期から両親や目上の人からの援助を受けやすく、その環境の中で能力をどんどん伸ばしていくことができます。また、職場でも社長や上司から目をかけられ、その人たちの力を上手に借りながら成果を出すことができます。
律音の年が巡ってくると、自分の能力が倍増するような運に恵まれるため、これまで不可能と思えるような事や、成し遂げることができないような事を実現し成果を残すことができます。そのため、律音の年は自分の能力や行動の限界を決めつけず、何でも果敢に挑戦することが成果を成功を収めるための重要なポイント
となります。
ただし、特殊星の種類によって有用性の高いものもあれば、正確性が低く効果が薄いものも混在しているため、特集星だけを重要視しすぎないことが大切です。基本的に、四柱推命の鑑定では、用神や格局を見ることが重要ですが、特殊星はそれらを見る際の補助手段として使用することがあります。
日干特殊星 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
天乙貴人 | 丑未 | 子申 | 酉亥 | 酉亥 | 未丑 | 申子 | 未丑 | 午寅 | 巳卯 | 卯巳 |
福星貴人 | 寅 | 丑 | 寅 | 酉 | 申 | 未 | 午 | 巳 | 辰 | 丑 |
天官貴人 | 未 | 辰 | 巳 | 酉 | 戌 | 卯 | 亥 | 申 | 寅 | 午 |
天厨貴人 | 巳 | 午 | 巳 | 午 | 申 | 酉 | 亥 | 子 | 寅 | 卯 |
文昌貴人 | 巳 | 午 | 申 | 酉 | 申 | 酉 | 亥 | 子 | 寅 | 卯 |
十干禄 | 寅 | 卯 | 巳 | 午 | 巳 | 午 | 申 | 酉 | 亥 | 子 |
金与禄 | 辰 | 巳 | 未 | 申 | 未 | 申 | 戌 | 亥 | 丑 | 寅 |
干食禄 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | 甲 | 乙 |
暗禄 | 亥 | 戌 | 申 | 未 | 申 | 未 | 巳 | 辰 | 寅 | 丑 |
羊刃 | 卯 | 辰 | 午 | 未 | 午 | 未 | 酉 | 戌 | 子 | 丑 |
飛刃 | 酉 | 戌 | 子 | 丑 | 子 | 丑 | 卯 | 辰 | 午 | 未 |
紅艶殺 | 午 | 申 | 寅 | 未 | 辰 | 辰 | 戌 | 酉 | 子 | 申 |
流霞殺 | 酉 | 戌 | 未 | 申 | 巳 | 午 | 辰 | 卯 | 亥 | 寅 |
桃花殺 | 子・午・卯・酉(地支にこの四支が揃う) |
一方で華蓋が入る人は、その道を極めることに熱中し邁進する職人気質な面があるため、精神的な孤独感がついてまわります。そのため、結婚の縁も遠ざかりやすく晩婚になりやすい傾向があるとされています。
月支特殊星 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 子 | 丑 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
天徳貴人 | 丁 | 申 | 壬 | 辛 | 亥 | 甲 | 癸 | 寅 | 丙 | 乙 | 巳 | 庚 |
月徳貴人 | 丙 | 甲 | 壬 | 庚 | 丙 | 甲 | 壬 | 庚 | 丙 | 甲 | 壬 | 庚 |
天徳合 | 壬 | 巳 | 丁 | 丙 | 寅 | 己 | 戌 | 亥 | 辛 | 庚 | 申 | 乙 |
月徳合 | 辛 | 己 | 丁 | 乙 | 辛 | 己 | 丁 | 乙 | 辛 | 己 | 丁 | 乙 |
華蓋 | 戊 | 未 | 辰 | 丑 | 戌 | 未 | 辰 | 丑 | 戌 | 未 | 辰 | 丑 |
同じ柱に強い十二運がある場合や、他の吉星が入る場合は吉意として表れやすく、スピード出世や若くして社会的成功を手にします。一方、同じ柱に弱い十二運がある場合は、他の凶星が入る場合は凶意として表れやすく、多忙になりすぎて期待通りの成果が出なかったり、自転車操業的な人生になりやすい傾向があります。
年支/日支特殊星 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
咸池 | 酉 | 午 | 卯 | 子 | 酉 | 午 | 卯 | 子 | 酉 | 午 | 卯 | 子 |
駅馬 | 寅 | 亥 | 申 | 巳 | 寅 | 亥 | 申 | 巳 | 寅 | 亥 | 申 | 巳 |
劫殺 | 巳 | 寅 | 亥 | 申 | 巳 | 寅 | 亥 | 申 | 巳 | 寅 | 亥 | 申 |
亡神 | 亥 | 申 | 巳 | 寅 | 亥 | 申 | 巳 | 寅 | 亥 | 申 | 巳 | 寅 |
白虎 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 |
血刃 | 戌 | 酉 | 申 | 未 | 午 | 巳 | 辰 | 卯 | 寅 | 丑 | 子 | 亥 |
隔角 | 卯 | 卯 | 午 | 午 | 午 | 酉 | 酉 | 酉 | 子 | 子 | 子 | 卯 |
孤辰 | 寅 | 寅 | 巳 | 巳 | 巳 | 申 | 申 | 申 | 亥 | 亥 | 亥 | 寅 |
寡宿 | 戌 | 戌 | 丑 | 丑 | 丑 | 辰 | 辰 | 辰 | 未 | 未 | 未 | 戌 |
囚獄 | 午 | 卯 | 子 | 酉 | 午 | 卯 | 子 | 酉 | 午 | 卯 | 子 | 酉 |
黄旛 | 辰 | 丑 | 未 | 戌 | 辰 | 丑 | 未 | 戌 | 辰 | 丑 | 未 | 戌 |