丁巳(ひのとみ)とは?
「丁巳」とは『ひのとみ』と読み、十干と十二支の60通りあるうちの1つで、54番目の組み合わせです。十干の「丁」と、十二支の「巳」から構成されています。
・十干の「丁」は陰の火にあたり、自然界ではろうそくや松明など、生活の中で人が扱うことができる「火」を表しており、情熱や感情、想像力などを象徴します。
・「巳」は十二支の6番目で、時刻では9時から11時、月は旧暦では4月、新暦では5月にあたり、季節は「立夏」と呼ばれる夏の始まりです。 |
丁巳を持つ人は夏祭りの灯りのように、人の心を魅了する不思議な魅力の持ち主。ワクワクするような楽しい一面の中に、火のような激しい一面を秘めています。
目次
「丁巳」はいつ?
前回の丁巳は1977年でした。 次回の丁巳は2037年です。
「丁巳」の人はどんな性格の持ち主?
丁巳の人は、フレンドリーな性格の持ち主で、ユニークで気さくな人物です。
ろうそくなどの灯りを表す「丁」は、鋭い感性や激しい情熱を秘めていますが、表向きはとても穏やかで人の心を和ませる性質があります。
丁巳は、その温かな面が前面に出るタイプで、周囲の人と広く交流していく社交家です。誰に対しても分け隔てなくフランクに接し、親しみやすいのが特徴です。
内面は探求心が強く完璧主義、高い理想に向かってひたむきに進む頑張り屋で、創造性が強く、成し遂げたいという欲求が強いです。
興味を持ったことには納得いくまで取り組むところが特徴ですが、夢中になってやりすぎてしまうことが多々あるため、周りから「しつこい人だ」と思われてしまうこともあります。
「丁巳」の女性に見られる特徴とは?
丁巳の女性に見られる特徴は、ふんわりとして愛嬌のある性格です。
第一印象は、明るく穏やか、可愛らしい雰囲気があります。話しかけるとニコニコと返事をしてくれそうな人懐っこさが特徴です。
内面も温かく誰に対してもフレンドリー、見た目よりもおしゃべりで話し好きです。
繊細で神経質なところがあり、相手の様子をよく観察して行動する気配り上手です。責任感も強く、リーダー的な役割を担うなど姉御肌な一面があります。
芸術的な感性も鋭く、特に音楽や絵画などでは人の心を掴むことが多く、アーティスティックな才能を発揮する可能性が高いといえます。
「丁巳」の男性に見られる特徴とは?
丁巳の男性に見られる特徴は、情熱的でありながらも包容力がある、頼れるリーダータイプです。
第一印象は、外交的で明るく、話しかけやすい雰囲気の持ち主。目鼻立ちが整っていることも多く、周りから好感を抱かれやすい容姿をしています。
内面も優しく親切、裏表のない素直な性格で意志が強く、一度決めたら頑張り抜くタイプ。
リーダーの素質がありますが、周りを引っ張るというより、個人的な行動が周りに影響を与えてけん引していくということが多いようです。
一方で感情的になりやすい面があるため、時折周りを驚かせるくらい激高することがあります。
「丁巳」の人の恋愛傾向は?
丁巳の人は、時間をかけてゆっくりと恋を育てていくタイプです。
感受性が豊かで繊細な心を持つ丁巳の人は、人との繋がりや心をとても大切にします。
温かな人柄と親しみやすさから、丁巳は異性から思いを寄せられることも多く、恋のチャンスは多めですが、短絡的な恋愛は好みません。
持ち前の探求心と細やかな洞察力で、相手の人柄や周囲の環境をじっくり観察し、誠実に関係を深めていきます。そのため、友人からいつの間にか恋人になるというケースが多いといえます。
交際では、コミュニケーションと共感を大切にし、ちょっとしたことも話し合えるフレンドリーな関係を築きます。また、付き合い始めから結婚を前提に考えていることも多いでしょう。
「丁巳」の人の家庭運・結婚運について
丁巳の人は、公私のバランスが取れた家庭を築く傾向が見られます。
誠実で思いやり溢れる丁巳の人は、家庭をとても大切にします。パートナーや家族とよく話し合い、お互いの気持ちを尊重しながら調和の取れた生活を送ろうと努めます。
しかし、家族のために尽くすだけではなく、しっかり自分の時間も確保して自分の人生も充実させていくことを求めます。家族も仕事も趣味も、どれもバランス良く取り組みたいというのが丁巳の理想です。
いつもベッタリ一緒に過ごすのではなく、家族であっても自立し、尊重し合える関係を築こうとします。
「丁巳」の人の仕事運・適職は何?
丁巳の人は、豊かな感性を活かす仕事で大成する傾向が見られます。
個性的で芸術的なセンスを持つ丁巳の人は、何かを表現したり、作ったりするクリエイティブな仕事に適性があります。
たとえば美に関する仕事として美容師やメイクアップアーティスト、各種デザイナーや音楽関係、作家やライターなど、芸術性や創造性をうまく表現していく仕事が向いています。
また社交的で親しみやすい雰囲気から、不特定多数と接する飲食系や販売などのサービス業もおすすめです。
事務や営業などで会社努めも良いのですが、自由度が高く個性を発揮できる仕事ならより活き活きと輝くことができます。
「丁巳」の人の金運・財産や貯蓄は?
丁巳の人の金運は、不安定ながらも運気が強い傾向が見られます。
丁は五行の「火」でお金を表す象意ですから、もともと持っている金運は良好です。また「巳」も十二支では「蛇」にあたり、蛇はお金の神様とも言われているため、丁巳の場合、かなり金運は強いです。
しかし強いからこそ経済観念がザルになることが多く、倹約家になるか浪費家になるかと極端に分かれます。ただ、お金の知識を得ることで金運を安定させることができます。
仕事で大当たりすることも多いので、お金の管理をしっかり行えば晩年になるほど財産も増えていきます。
「丁巳」の人との相性ランキングTOP3!
ここからは「丁巳」の人との相性がいい日柱の人、相性が悪い日柱の人をランキング形式でご紹介します。それぞれのTOP3はコチラ!
1位「丁巳(ひのとみ)」×「壬申(みずのえさる)」 2位「丁巳(ひのとみ)」×「甲申(きのえさる)」 3位「丁巳(ひのとみ)」×「丁丑(ひのとうし)」 |
1位「丁巳(ひのとみ)」×「癸亥(みずのとい)」 2位「丁巳(ひのとみ)」×「丁亥(ひのとい)」 3位「丁巳(ひのとみ)」×「癸丑(みずのとうし)」 |
「丁巳(ひのとみ)」と「壬申(みずのえさる)」の相性は?
「丁巳」と「壬申」は、お互いにリスペクトし、高め合える相性です。
穏やかながらも情熱を持つ丁巳と、向上心が強く勉強熱心な壬申は、目標に向かって共に手を取り合いながら進んでいくことができます。
親しみやすい丁巳に対し、壬申も人懐っこく話しやすいので、一緒にいると時間を忘れるくらい楽しく過ごせます。
「丁巳(ひのとみ)」と「甲申(きのえさる)」の相性は?
「丁巳」と「甲申」は、仕事関係なら抜群の相性です。
高い理想に向かってひたむきに頑張る丁巳と、同じく目標意識が強く行動的な甲申は、友達や恋人としても好相性ですが、ビジネスで繋がると最強です。
丁巳がアイデアを出し、甲申がカタチにしていくなど、お互いの役割分担ができるため、2人が組めばどんどん成功体験が増えていきます。
「丁巳(ひのとみ)」と「丁丑(ひのとうし)」の相性は?
「丁巳」と「丁丑」は、似た者同士の気楽な相性です。
同じ「火」の五行を持つ者同士、価値観が似ています。
おしゃべりで親切な丁巳が、物静かでのんびり屋の丁丑の面倒を見るような流れになることが多いです。
内面に火を持つため、衝突することもありますが、大事にはならず、腹を割って話し合えるほど良い関係を築いていくことができます。
「丁巳(ひのとみ)」と「癸亥(みずのとい)」の相性は?
「丁巳」と「癸亥」は、何となく緊張してしまう相性です。
温かく人懐っこい丁巳と、優しいところはありますが表面上はクールな印象を持つ癸亥。表面上は穏やかにコミュニケーションを取れますが、親しくなるまでは時間がかかります。
お互いに気をつかってしまうことも多いので、一緒にいるとストレスを感じてしまうことも多いでしょう。
「丁巳(ひのとみ)」と「丁亥(ひのとい)」の相性は?
「丁巳」と「丁亥」は、同族嫌悪に陥り気まずさを感じる相性です。
丁巳も丁亥は、同じ「丁」を持つ者同士、似ている部分が多いです。しかし、丁亥は勘やこだわりが強く、こうと決めたら譲らない一面があり、丁巳も完璧主義で自分の考えを譲らないところがあります。
ただ、お互いに尊重し合うように心がければ、良きライバルになれるはずです。
「丁巳(ひのとみ)」と「癸丑(みずのとうし)」の相性は?
「丁巳」と「癸丑」は、一緒にいるとストレスを感じる相性です。
丁巳も癸卯も、細やかな優しさを持つ穏やかな性格なので、表面上は仲良く過ごすことができます。しかし、性質的に一緒にいるとお互いの良さを打ち消してしまいがち。
話している時は楽しいけれど、帰ってくるとなぜかドッと疲れてしまう…そんな関係になるでしょう。
丁巳の人は、ユニークで親しみやすい社交家
最後に丁巳の特徴をまとめてご紹介します。
・明るく話しやすく、人懐っこい愛嬌がある
・感受性が豊かでセンスが光るアーティストタイプ ・完璧主義で理想を求め、感情的になりやすい ・恋愛では、じっくりと時間をかけて信頼を深める ・結婚は仕事も家庭もバランス良く両立させる ・仕事はクリエイティブな感性を活かすと吉 ・金運は強いが不安定気味。経済観念をしっかりさせる |
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