
四柱推命「戊(つちのえ)」とは?
四柱推命の「戊」は、十干のうちの5番目にあたる要素で、「つちのえ」と読みます。
五行を陽と陰の2つに分けたものを「十干」と呼びますが、「戊」は五行の「陽」の「土」にあたる性質です。
「戊」は土の中でも陽の性質を持っているため、自然界では大きな山や硬い岩、その他では堤防やビルなど大型の建築物などをも表します。
イメージとしては、人の力ではなかなか動かせないようなモノを想像してみてください。
また、季節では「土用」にあたります。
土用というと「土用のうなぎ」が有名ですが、実は立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間が「土用」と呼ばれています。
目次

四柱推命「戊(つちのえ)」の意味は?
四柱推命における「戊(つちのえ)」は、十干の5番目に位置し、自然界では「山」や「大地」を象徴します。どっしりと構えた山のように、安定感と包容力を備え、揺るぎない信念を持つのが「戊」の特徴です。「乙」が草木でしなやかに伸びる存在であるのに対し、「戊」はその草木を支える大地そのもの。広く、深く、そして静かにすべてを受け止める力を持っています。
「戊」の人は誠実で責任感が強く、どんな状況でも動じない落ち着きがあります。堅実で計画的に物事を進めるタイプで、信頼を得るのが得意です。周囲の人にとっては安心感を与える存在であり、家庭や職場でも自然と中心的な立場になることが多いです。理想に向かってコツコツと努力を積み重ねる姿勢は、多くの人の手本となります。
一方で、その安定感が裏目に出ると、頑固さや融通の利かなさとなって現れることもあります。自分の考えに固執しすぎたり、感情を表に出さなかったりすることで、誤解を招く場合も。時には視野を広げ、他者の意見や変化を受け入れる柔軟さを意識することが大切です。
「戊」は「育てる力」と「守る力」に優れた日干であり、他者を支えることで運勢が開かれていきます。家族や仲間を大切にし、長期的な視点で物事を見つめることで、自らも豊かに成長していきます。静かにそびえる山のように、周囲を見守りながら揺るがぬ信念を貫くことが、「戊」の人の真の強さであり、人生の軸となるテーマです。
「戊」の人の基本性格は?
「戊」の人の性格は、どっしりとしていてマイペースです。
落ち着きがあり穏やかな性質で、親しみやすく周りに自然と人が集まってきます。
第一印象はとてもフレンドリーで、そこにいるだけで周りが明るくなるようなムードメーカー。
責任感が強く、約束したことはどんなに小さなことでも、誠実に守ろうとする信頼できる人物です。
一度「やる」と決めたことは必ず最後までやり遂げる粘り強さの持ち主で、コツコツと地道に成功を積み上げていくでしょう。
ただ、誰に対しても平等ですが、いったん嫌いになると、スパっと縁を切ってしまうことがあります。
オンとオフの切り替えがはっきりしていて頑固なため、一度拒絶反応を示すと仕事で関わる人物でも修復するのが難しいでしょう。
また、穏やかな態度でも内面は意外とシビアでドライ。
自分の夢や目標達成を邪魔する人物に対してはかなり厳しく、情け容赦なく排除しようとする冷酷さも持ち合わせています。
「戊」の人の長所・短所は?
「戊」の人の長所は、まず安定感と包容力の大きさです。どんな状況でも冷静に対応でき、周囲からの信頼を得やすいタイプです。責任感が強く、一度決めたことは最後までやり抜く粘り強さも備えています。また、現実的で計画性があり、物事を着実に積み上げていく力は抜群です。困っている人を放っておけず、頼られると全力で支えるため、職場や家庭でも中心的な存在となります。まさに“大地”のように、人を支え、安定をもたらす頼もしさがあります。
一方で、「戊」の人の短所は、頑固さと保守的な面です。自分の考えや方法に強い信念を持つあまり、新しい発想や変化を受け入れにくい傾向があります。慎重すぎて行動が遅れたり、感情を表に出さないことで誤解を招いたりすることも。また、内心では深く考えていても、それをうまく伝えられずに損をする場面もあります。
成功するためには、柔軟な思考と「変化も成長の一部」と捉える意識を持つことが大切です。信念を保ちながらも、他者の意見や新しい流れを受け入れることで、より大きな信頼と成果を手にできます。
「戊」の人の人生傾向は?
「戊」の人の人生傾向は、安定・信頼・持続が大きなテーマとなります。
自然界でいえば、「戊」は雄大な大地や山を象徴し、どっしりと構えて周囲を支える存在です。そのため、人生においても、派手さよりも堅実さを重視し、時間をかけて確実に成果を積み上げていく傾向があります。環境の変化に動じず、自分のペースで進むタイプで、一度決めた道を粘り強く歩み続けることができる人です。
若い頃は真面目で責任感が強く、周囲から頼られやすい反面、融通が利かずに孤立してしまうこともあるでしょう。しかし、自分の信念を貫きながら努力を続けることで、中年期以降にはその誠実さと安定感が評価され、着実に地位や信頼を築いていきます。特に、管理職やリーダーとして組織をまとめる力を発揮しやすい時期です。
一方で、慎重すぎてチャンスを逃したり、変化を恐れて現状維持に留まってしまったりすることが課題となります。時には新しい考え方や環境を受け入れる柔軟さを持つことで、運の流れがより大きく開けていきます。
晩年は、若い頃に築いた信頼関係や安定した基盤をもとに、穏やかで満たされた人生を送る傾向があります。「戊」の人は、自分の中にある揺るぎない軸を活かしつつ、変化を味方につけることで、人生の山頂に立つような充実を手にできます。
「戊」の人の恋愛傾向は?
「戊」の人の性質は真面目で誠実、時間をかけて信頼関係を築いていくタイプです。
「戊」は、落ち着きを持った常識派で、突発的な感情に身を委ねたり、いい加減なことをしたりするようなことはほぼありません。
出会い方も、一目ぼれや電撃的に恋に落ちるということは稀。
基本的には友人や仕事の同僚、知人経由などから出会うことが多く、時間をかけて相手の良い面、悪い面を見極めながら、じっくりと関係を築いていくことを好みます。
そのため恋愛感情が芽生えるまで時間がかかりますが、ひとたび相手を好きになると、とっても一途。
しかし、好きになるほど素直に慣れなかったり、相手が気づいてくれるまでじっと受け身であったり、さらには自分自身でも恋心に気づいていなかったりと、恋愛に関しては少し不器用な一面があるようです。
一度恋をすると長期的に想い続け、さらに失恋してもなかなか次の恋愛に進むことができないため、恋愛経験は少ない傾向にあります。
「戊」の人の家庭運・結婚運について
「戊」は安定志向が強く、現実的な生活を求める傾向が強いです。
「戊」は経済観念が強く、結婚にもロマンスよりも「安定」を求めます。
信頼関係を大切にする「戊」ですが、結婚にはさらに経済力や経済観念、相手の生活の仕方など事細かにチェック。
愛する人相手であっても、なかなかシビアに今後の生活を想像し、矯正しようとします。
また結婚後は家庭を守るために力を尽くし、身を粉にして頑張ります。
居心地が良く安心できる環境を作るためなら惜しまず努力し、家族を安心させてくれるでしょう。
ただし自分ルールを守る傾向が強く、理想を求めるあまり、やや厳しさがある家庭になる場合があります。
また、イヤなことがあっても粘り強く頑張るため離婚はなかなかしないでしょう。
「戊」の人の仕事運・適職は何?
土の性質を持つ「戊」は、コツコツと努力を積み重ねて大成するタイプです。
「土」のように物事の基盤や土台に対してしっかり取り組むことを好む「戊」は、粘り強さと忍耐力が求められるような丁寧な仕事を得意とします。
また、持ち前の朗らかさと包容力を持つ「戊」は、まさに人の心を捕らえる天才でもあります。
受け身ではありますが、基本的に面倒見が良く、人と接することが好きな性分ということもあって周りに自然と人が集まってくることから、サービス業や人と接する仕事に適性があります。
たとえば販売業や営業にも向いていますし、緻密かつ地道な作業を求められるような経理や事務作業も向いているでしょう。
さらにはスキルを磨けば職人や研究職など専門的な仕事でも才能を発揮しますし、責任感も強いためリーダーやマネジメント的な仕事にも適しています。
特に不動産運に恵まれているため、資産運用や独立して自分の会社を持つというのも夢ではないでしょう。
「戊」の人の適職は?
「戊」の人は大地のようにどっしりと安定感があり、正義感と責任感に優れています。秩序を守り、組織の中で信頼を築く力があるため、公務員や法律関係など社会の基盤を支える職業に向いています。社会のルールや枠組みの中で誠実に力を発揮でき、長期的に安定したキャリアを築けるタイプです。 堅実で判断力があり、部下や仲間を育てる包容力を持つため、組織をまとめる立場に適しています。大局的な視野で物事を見渡し、現実的な判断を下せるため、経営者や管理職としてチームを安定的に導くことができます。特に長期的な目標を見据えた経営や運営に強みを持ちます。 大地を象徴する「戊」は、土地や形あるものと縁が深い星です。建築や不動産、土木、農業など、地に根ざした仕事で大きな成果を上げる傾向があります。コツコツ努力を重ねるほど成果が形に残るため、満足感を得やすい職種です。 安定と継続を重んじる「戊」は、知識や技術を積み重ねる分野でも力を発揮します。教育者や研究者として、長期的な視点で人や技術を育てることが得意です。慎重で堅実な姿勢が評価され、周囲からの信頼も厚いです。 |
「戊」の人の金運・財産や貯蓄は?
「戊」の人は無駄遣いしませんが、好きなことにはドカンと使うタイプです。
「戊」は、その性質から倹約家でコツコツと貯金をしていくタイプ…と思われがちですが、意外と金銭感覚は大雑把でどんぶり勘定なところがあります。
「戊」にとって、お金は「使ってこそ生きる」というものであり、貯めるよりも上手に運用して増やしていくことを好みます。
お金の使い方も気前が良く、欲しい物があれば惜しみなく使いますし、友人や後輩に奢ってあげることもあるでしょう。
しかし、損をすることは少なく、何らかの形で自分の手元に戻ってくることが多いようです。
技術を習得したり、お金に関する知識を磨いたりしていけば、さらに効率良い金運アップが期待できるでしょう。
「戊」の人の人間関係は?
「戊」の人は、大地のように穏やかで包容力があり、周囲に安心感を与える存在です。誠実で落ち着いた性格から、友人や同僚に頼られることが多く、困っている人を見ると自然と手を差し伸べる優しさを持っています。人の話をよく聞き、決して慌てずに物事を判断するため、信頼関係を築くのが上手なタイプです。
一方で、責任感が強すぎて自分の気持ちを後回しにしたり、頑固さが出てしまったりすることもあります。「自分が支えなければ」と思い込みすぎると、無理を重ねてしまう傾向があるため、時には周囲に甘えることも大切です。また、穏やかさの中に秘めたプライドが高く、意見の食い違いが起きた時には譲りにくい一面もあります。
良好な人間関係を築くためには、相手の意見を受け止めつつ、自分の想いも穏やかに伝えることがポイントです。年齢を重ねるほどに、包容力と信頼感が増し、周囲を支える“精神的な大黒柱”のような存在として慕われるようになります。最終的には、安定した人脈と深い信頼に恵まれます。
「戊」の人の友情や家族、職場での関わり方は?
家族における「戊」の人の関わり方
「戊」の人は、安定感と包容力で家族を支えるタイプです。家庭を何より大切にし、家族の笑顔や安心を自分の幸せと感じます。頼られることに喜びを感じ、どんな時も家族のために尽くそうとする献身的な一面を持っています。家族の生活を安定させるために堅実に努力し、経済的にも精神的にも土台を築こうとします。
ただし、責任感が強すぎて「自分が守らなければ」という意識が高まりすぎると、家族に甘えられず抱え込みやすい面もあります。家族に対しても完璧を求めすぎず、時には弱さを見せることでより深い信頼関係が育まれます。最終的には、穏やかで温かな家庭を築く「安心の中心」となる人です。
友情における「戊」の人の関わり方
「戊」の人は、友情においても堅実で信頼重視のタイプです。友人に対して一途で誠実、口数は少なくとも行動で示すタイプです。一度心を許した友人には長く付き合い、困った時には無言の支えとなります。派手な付き合いよりも、落ち着いた関係や古くからの友人を大切にします。
ただし、プライドが高いため自分から弱音を吐くことは少なく、心の距離ができることもあります。時には素直に感情を表すことで、より温かく実りある友情を築けます。信頼と誠実さを軸に、人との縁を長く育むのが「戊」の人の魅力です。
職場での「戊」の人の関わり方
職場において「戊」の人は、安定感と責任感で周囲から信頼を集める存在です。与えられた仕事を確実にこなし、地道に成果を積み重ねていくタイプ。困難な状況でも動じず、周囲に安心感を与えるリーダーとして評価されます。部下や後輩の面倒見も良く、組織の中で“支え役”として欠かせない存在となります。
ただし、慎重すぎるあまり行動が遅くなったり、意見を曲げにくかったりする一面もあります。時には変化を受け入れ、柔軟に対応することでさらに信頼が深まり、より大きな成果を手にすることができます。職場では「堅実な土台」として、周囲を支える力を発揮します。
「戊」の人の開運法は?
「戊」の人は、大地を象徴する存在です。どっしりとした安定感と責任感を持ち、周囲の人に安心感を与えるタイプです。信頼を積み重ねる努力家であり、忍耐強く物事に取り組む姿勢は人生の大きな強みとなります。しかし、安定を重んじるあまり変化を恐れたり、柔軟性を欠いてしまったりすることが課題といえます。開運の鍵は、堅実さの中に新しい風を取り入れることです。
具体的な開運法としては、まず環境を整えることが第一歩です。「戊」は土地を象徴するため、掃除や模様替え、観葉植物の配置など、空間のエネルギーを整えることで運気が活性化します。部屋の中では特に「床」をきれいに保つことが大切。清潔な地面は“土の気”を整え、安定と繁栄をもたらします。また、ウォーキングやガーデニングなど、実際に大地と触れ合う時間を増やすことも心身のバランスを整える効果があります。
さらに、堅実な性質を活かしながらも、新しい分野への挑戦を意識することが運を開くポイントです。資格取得や投資の勉強など、長期的な視野で「積み上げていく努力」は、戊の持つ持久力と相性が良く、成果を確実に実らせます。
人間関係では、頼られることが多い一方で、自分の弱音を吐けずに抱え込みやすい傾向もあります。信頼できる人に悩みを打ち明けたり、時には「助けてもらう勇気」を持ったりすることが、心のバランスを保ち運気の循環を良くします。
開運カラーは、ブラウンやベージュ、オレンジなどのアースカラー。これらを身につけることで、内面の落ち着きと安心感が高まり、物事が安定して進むようになります。
「戊」の人が自らの土台を整え、柔軟な風を受け入れるようになると、その人生は豊かに実り、周囲からも自然と信頼と繁栄が集まってくるはずです。
「戊」の十二支別の組み合わせを解説
ここからは、「戊」と十二支との組み合わせによる性格や特徴について詳しく解説していきます。
十二支の組み合わせ「戊子(つちのえね)」の性格・特徴は?
「戊子(つちのえね)」の人は、感情表現が不器用で誤解されやすい人が多いです。
「戊子」の優しさや大らかさがなかなか表に出にくく、第一印象で損をしてしまうことが多いかも。
しかし逆にいうと、付き合うほどに味が出てくるような深みがある人物ともいえます。
真面目で責任感が強く、何でも1人でこなしてしまうタイプなので仕事上では頼られることが多いでしょう。
意識的に優しさを見せるように気を配れば、さらに周りからの評価も上がり、円満な人間関係を築くことができるでしょう。
十二支の組み合わせ「戊寅(つちのえとら)」の性格・特徴は?
「戊寅(つちのえとら)」の人は、直感が鋭く行動的であることが多いです。
好奇心が旺盛で情熱的な「寅」の性質と、現実的でコツコツ物事を進めていく「戊」は、仕事で大きく活躍することができる運があります。
地道な努力を積み重ねつつ、大胆に動くこともできるので表舞台で活躍することが多いでしょう。
ただ、感情が表面に出やすく人間関係でつまずくことが多いです。
好き嫌いがはっきりしている面は悪くありませんが、柔軟さや妥協を意識すると、さらに大きな可能性を手に入れることができるでしょう。
十二支の組み合わせ「戊辰(つちのえたつ)」の性格・特徴は?
「戊辰(つちのえたつ)」の人は、我が道を突き進む一途なタイプです。
正直で物事に対して一途に取り組む「戊」と、直感が鋭く理想に向かって突き進む「辰」の性質のダブル効果で一途さに磨きがかかります。
困難や障害にぶつかっても、それをバネにして前進していくことができます。
ただし勝負に対するこだわりが強く、「戊」の持つ大らかさが薄れてしまいがちという面があります。
あまり小さなことにこだわらないほうが、対人関係や人生も過ごしやすくなるでしょう。
十二支の組み合わせ「戊午(つちのえうま)」の性格・特徴は?
「戊午(つちのえうま)」の人は、コミュニケーション能力が高く人脈に恵まれるタイプです。
穏やかで周りから親しまれる「戊」の性質が、「午」が持つカリスマ的な魅力でさらにパワーアップします。
責任感の強さや穏やかな性質、そして地道な努力が見込まれて、自然とリーダーとして頼られることが多いでしょう。
一方で自己中心的な行動が出てしまいやすいのが玉にキズです。
立場が偉くなるほど「ワンマン体制」にならないように気をつけましょう。
十二支の組み合わせ「戊申(つちのえさる)」の性格・特徴は?
「戊申(つちのえさる)」の人は、魅力的で場を盛り上げるムードメーカーが多いです。
落ち着きがあり朗らかな「戊」と、コミュニケーション能力に長けている「申」の組み合わせは、周りを楽しませてくれる人気者の相です。
自然と周りに人が集まり、楽しい人間関係を築くことができるでしょう。
ただ、サービス精神が旺盛すぎて、自分が疲れてしまうことも。
1人の時間を大切にしたり、適度に周りと距離を置いたり、気をつかいすぎないように自分ケアをしっかり行いましょう。
十二支の組み合わせ「戊戌(つちのえいぬ)」の性格・特徴は?
「戊戌(つちのえいぬ)」の人は、好奇心が旺盛で夢中になりやすいタイプが多いです。
博識で物事に対して積極的に取り組む「戌」と、コツコツと物事に取り組む「戊」の組み合わせは、オタク気質そのものといってもいいかもしれません。
しかし決して嫌味ではなく、博識でコミュニケーション上手、いろんな面を持つこのタイプは周りからも重宝される人気者になれます。
ただし無意識に周りを振り回してしまうこともあるので、気まぐれな行動には気をつけましょう。
「戊」と他の十干との相性を解説
ここからは、「戊」と他の十干の相性を【基本相性】【仕事】【恋愛】の3つのテーマで解説していきます。
「戊」と「甲」の相性は?
戊にとって甲は自分が力を分け与えるという流れの関係になりやすいです。木は土を養分にして大きく成長していくため、戊は甲に対して力を与える存在になります。そのため、甲が戊にとって尽くしたいと思える相手であればうまくいくでしょう。しかし、そうではない場合は不満が溜まりやすいため、一緒にいると疲れてしまうことも多いでしょう。
甲が新しい企画や構想を描き、戊がそれを地に足をつけて実現化する。そんな役割分担が自然にできる相性です。ただし、戊がサポート役に回りすぎると負担を感じやすく、やがて不満を溜めてしまうことも。お互いを尊重し、対等なパートナーとして関わることで長期的な成功を築けます。特に戊がリーダーシップを発揮し、甲の理想を現実に落とし込む形が理想的です。
戊は甲にとって安心感を与える存在であり、甲は戊にとって守りたくなる相手です。戊が包容力を発揮し、甲を支えながら愛情を注ぐ関係になりやすいです。しかし、情熱的な甲に対して戊がやや鈍感に映ることもあり、テンポの違いがすれ違いを生む場合もあります。お互いのペースを尊重し、感謝や愛情を言葉で伝えることで絆が深まります。信頼を積み重ねるほど、長続きする穏やかな愛へと育つ相性です。
「戊」と「乙」の相性は?
戊と乙は、陽と陰の組み合わせです。戊は乙に甘えられるような関係になりやすいでしょう。戊にとって、柔らかい木の乙は可愛らしく育てたくなるような相手です。また、乙も優しく戊を気づかい、お互いに思いやり合える良い関係を築くことができるでしょう。ただ、乙が戊に甘えすぎてしまう傾向があるため、依存関係に陥らないように注意が必要かもしれません。
堅実で安定を重視する戊と、柔軟で感性豊かな乙は、お互いの足りない部分を補い合える好相性です。乙の繊細な発想力を戊が現実的な形に整えることで、堅実かつクリエイティブな成果を上げられます。ただし、乙が感情的に揺れると、戊はどう対応していいか分からず戸惑う場面も。指導よりも支援のスタンスを心がけることで、安定した協働関係を築けます。優しさと現実感のバランスが成功の鍵に繋がります。
戊にとって乙は守ってあげたくなる存在。乙にとっても戊は安心感の象徴で、穏やかな関係を築けます。ただし、乙が依存的になると戊が重たく感じることがあり、距離感を見誤ると停滞しやすい恋愛相性です。戊は包容力を、乙は感謝と自立心を忘れずに。お互いを支え合いながら、時間をかけて信頼を育てることで、穏やかで安らぎに満ちた関係へと成長します。
「戊」と「丙」の相性は?
太陽の性質を持つ丙と土の性質を持つ戊は、お互いの魅力を発掘し合える関係です。パワフルで強い輝きを放つ丙と硬い大地のパワーを持つ戊は、相手の良い面に注目することで良きライバルになれる相性です。また、戊にとっては自分でも気がついていない才能を発掘してもらえるなど、性質の違いが刺激となって良い相乗効果が期待できるでしょう。
明るく前向きな丙と、安定感抜群の戊は、仕事でお互いを刺激し合える相性です。丙が新しい方向を照らし、戊がその道を整えるのが理想的な関係です。特に企画や発展的なプロジェクトでは、丙の発想を戊が現実に落とし込む形が成功の鍵に。ただし、丙が勢いで動きすぎると戊はペースを乱されやすく、慎重派の戊と衝突することも。相互理解を意識することで、抜群の成長力を発揮できる組み合わせです。
丙は情熱的に愛を表現し、戊はどっしりと受け止めるタイプ。対照的な性質が魅力となり、惹かれ合いやすい相性です。丙の明るさに戊は心を開きやすく、戊の安定感に丙は安心を覚えます。ただし、情熱の温度差から誤解が生まれることもあるため、こまめなコミュニケーションが大切です。お互いの違いを楽しむ余裕を持てば、お互いに成長を促し合う充実した恋愛を築けます。
「戊」と「丁」の相性は?
土の性質を持つ戊と火の性質を持つ丁は、丁のお世話をするような関係です。つまり、繊細でナイーブな性質を持つ丁に対して、戊は大きくサポートするような関係になりやすい模様です。また丁も戊の存在に助けられながら、安心して動けるようになります。お互いの目標が一致していればベストパートナーになれるでしょう。
控えめで繊細な丁と、頼れる戊の組み合わせは、仕事において理想的な支援関係を築けます。戊が環境を整え、丁がその中で才能を発揮する構図がスムーズに機能します。ただし、戊が管理的になりすぎると丁は萎縮してしまい、力を出し切れなくなることも。あくまで支える姿勢を意識することがポイントです。戊が安心を与え、丁がそれに感謝を返す形で、信頼に満ちたチームワークが生まれます。
戊は丁を守るように愛し、丁はその優しさに癒やされます。お互いの存在が心の拠り所になる相性です。ただし、戊が過保護になりすぎると丁は窮屈に感じてしまうかもしれません。ほど良い距離感を保ち、お互いの自由を尊重することが長続きの鍵です。丁の感受性と戊の包容力が調和すれば、穏やかで安定した愛がゆっくりと育っていきます。
「戊」と「戊」の相性は?
同じ性質を持つ戊同士は協力することもできますが、ライバルとしてぶつかりやすい関係でもあります。似た者同士、表立ってはぶつかりませんが、心の中では何となくギクシャクしやすい関係です。お互いに自分の立場を守り、適度な距離を保つことができれば、助け合い、刺激し合える良い仲間になれるでしょう。
同じ性質を持つ戊同士は、目指す方向が似ているため協力しやすく、堅実な成果を上げられる好相性です。ただし、どちらも主導権を譲らないため、対立すると長期戦になりがち。役割分担を明確にし、お互いをライバルとして認め合うことで、刺激と成長が得られます。地道な努力を重ねる性質が共通しているため、信頼が築ければ非常に強いビジネスパートナーとなれる相性です。
安定志向で真面目な戊同士の恋は、穏やかで落ち着いた関係になりやすい反面、刺激が少なくマンネリ化しやすい傾向も見られます。感情表現が控えめなため、誤解が生じることもあります。意識的に言葉や行動で愛情を伝えることが、関係を長く保つ秘訣です。似ているからこそ分かり合える安心感を大切にすれば、信頼に基づく安定した絆を築けます。
「戊」と「己」の相性は?
硬い土の性質を持つ戊と、柔らかい土の性質を持つ己は、戊が己をうまくリードしていく関係です。穏やかで温厚、似た性質を持つ者同士でうまくやっていけますが、己の細やかさが面倒くさいと感じることがあるかも。距離が近すぎると窮屈になるため、戊があまり強く出すぎないようにすることがうまく関係を進めていくポイントになるでしょう。
同じ土の性質を持つ戊と己は、感覚が似ており、仕事で理解し合いやすい相性です。戊はリーダータイプで全体をまとめ、己は細やかなフォローで周囲を支える存在。お互いの強みが自然に噛み合い、安定感のあるチームワークを発揮します。ただし、戊が指導的に出すぎると己は萎縮しやすいため、意見を尊重する姿勢が大切です。信頼関係を築けば、堅実かつ温かみのある協働関係を長く続けられます。
戊と己は、穏やかで落ち着いた恋愛を育む相性です。戊は包容力で、己は優しさと献身で相手を支えます。派手さはないものの、深い安心感と信頼に満ちた関係です。ただし、どちらも受け身になりやすく、気持ちを言葉にしないまま誤解が生じることも。時には素直に愛情表現を交わすことが、長続きの秘訣です。穏やかな中にも、お互いを大切に想う温かな絆が築ける関係です。
「戊」と「庚」の相性は?
石や精錬前の硬い金属の性質を持つ庚と、土の性質を持つ戊は、価値観や考え方の違いが刺激になる者同士です。戊にとって庚は眩しく、憧れの存在になりますし、庚にとっても戊は一緒にいて安心できる良き仲間といえます。共通の趣味があれば楽しい時間が過ごせるでしょう。ただ、戊がアレコレと口出しすると関係が崩れてしまいがち。適度な距離で付き合えるかどうかがポイントになるでしょう。
庚の行動力と戊の安定感が組み合わさると、実務と改革のバランスが取れた強力な仕事相性になります。庚が道を切り開き、戊がその基盤を固めることで、大きな成果を出せます。ただし、戊が慎重になりすぎると庚は苛立ち、庚が強引すぎると戊は疲れてしまいます。お互いの得意分野を認め合い、役割を分けることが成功の鍵となります。異なるテンポがむしろ良い刺激になる相性です。
庚の情熱と自立心に、戊は頼もしさと誠実さを感じやすく、お互いに自分にはない魅力に惹かれ合う相性です。一方で、戊の堅実さが庚には重く、庚の自由さが戊には落ち着かないと感じられることも。お互いのペースを尊重し、束縛を避けることが円満のコツです。ぶつかってもすぐに修復できる粘り強さを持つため、対等な関係を意識すれば、刺激と安心が両立する魅力的な関係になります。
「戊」と「辛」の相性は?
加工された金属の性質を持つ辛と、土の性質を持つ戊は、戊が辛のお世話したくなる関係です。庚の柔らかいさや繊細さが、戊にとって魅力的に映るため、戊がアレコレと世話を焼きたがる相性です。一方、庚にとっても戊のサポートはありがたく感じるでしょう。しかし距離が近づきすぎると束縛を感じてしまい、息苦しくなってしまうかも。
繊細で感性豊かな辛と、堅実で実務的な戊は、支える・支えられるの関係で良好な仕事相性を築けます。戊が安定した土台を築き、辛がその上で細部を磨くことで、質の高い成果が期待できます。ただし、戊が過干渉になると辛は自由を失い、やる気を削がれてしまうことも。信頼して任せる姿勢を大切にすることで、双方の能力が最大限に発揮されます。補い合う関係性が魅力の組み合わせです。
戊は辛の繊細さに惹かれ、辛は戊の安心感に癒やされます。お互いに支え合う愛情深い関係になりやすい相性です。ただし、戊が世話を焼きすぎると辛は息苦しくなり、距離を取りたくなることも。信頼をベースに、相手を自由にさせる余裕を持つことがポイントです。感情を静かに共有できる関係は深く、時間とともに絆が固まっていきます。
「戊」と「壬」の相性は?
海や広い湖など大きな水の性質を持つ壬と、土の性質を持つ戊は、壬に振り回されてしまいやすい相性です。海や湖など大きな水を表す壬は、戊にとってなかなか手強い相手です。しかし目標が同じであれば、違う性質を持つ者同士で、お互いに大きく成長し、さらなる成功を手にし合える関係でもあります。つかず離れずの関係がベスト、といえるでしょう。
壬は大きな水、戊は大地。水が流れすぎると土が崩れるように、方向性が合わないと混乱を招きやすい仕事相性です。戊は壬のアイデアやスピード感を制御し、壬は戊の堅実さを活かして成長できます。相互理解が進めば、壮大なプロジェクトを動かす力を発揮できます。衝突を恐れず意見を交換し合うことが、結果的に大きな信頼関係を育てます。
壬は自由を求め、戊は安定を求めるため、価値観の違いに戸惑うこともあります。しかし、そこに強く惹かれ合う不思議な魅力もある相性です。壬の感情表現が豊かなぶん、戊が包容力を見せることで関係は安定していきます。お互いの違いを尊重し、無理にコントロールしようとしないことが愛を深めるポイントです。静と動のバランスが取れると、刺激と安心が共存する深い愛に発展します。
「戊」と「癸」の相性は?
雨や霧など細かい水の性質を持つ癸と、土の性質を持つ戊は、癸の優しさや繊細さに戊が癒やされるような関係になります。気配り上手な癸は、戊に甘えながらも癒やしを与える存在です。戊にとっても癸の細やかさは助けになり、一緒にいると元気がもらえる関係になれるでしょう。ただ、世話を焼きすぎると相手の良い面をつぶしてしまいます。自立し、適度な距離を保つことで良い関係が保てるでしょう。
癸は雨や霧のように細やかで、感受性豊かなタイプ。戊はその感性を形にする力を持っています。企画・デザインなどの創造的分野では、抜群の補完関係を築ける相性です。ただし、戊が主導しすぎると癸の繊細さが失われてしまうため、意見を尊重し合うことが大切です。戊が守り、癸が潤す…お互いの長所を活かせば、理想的な成果を生み出せます。
癸は優しく、静かに相手を包み込むタイプ。戊にとっては癒やしと安らぎの存在です。一方で、戊が頼りすぎると癸が疲れてしまうことも。精神的なバランスを保ち、お互いに支え合う意識を忘れなければ、長く穏やかな愛を育めます。深い信頼と優しさが根づく関係で、結婚にも向いた安定の相性です。言葉よりも“空気”で通じ合う、静かな幸福を感じられます。
【まとめ】四柱推命「戊」の特徴は?
「戊」は大地を象徴し、山のようにどっしりと構えた安定感と包容力を持つタイプです。どんな状況にも動じない落ち着きがあり、周囲からは「頼れる人」「安心感のある人」として信頼を集めます。表面的な華やかさよりも、基盤を固める堅実さを重視し、物事を着実に積み上げていく姿勢が魅力です。
一方で、慎重で頑固な面もあり、一度決めたことを変えにくいところがあります。信念が強い反面、柔軟さを欠くと、意見が対立した時に衝突を招くことも。特に「正しさ」にこだわりすぎると、他者の自由やペースを制限してしまう場合があるため、時には周囲の変化に合わせる「ゆとり」を持つことが大切です。
また、「戊」は面倒見が良く、人を守る力が強い星でもあります。自分が中心となり、チームや家族を支える役割に適しており、地道な努力が信頼を呼び、長期的に成功を掴むタイプです。すぐに結果を求めず、腰を据えて続けることで、確実に実を結びます。
人生をより豊かにするには、「自分が守る側」だけでなく、「人に頼る」経験を増やすこと。周囲の意見や助言を柔らかく受け入れることで、あなたの大地はより肥沃になり、人間関係や運気も穏やかに広がっていきます。
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