「丙」とは?
「丙」は十干のうちの3番目にあたる要素で、「ひのえ」や「へい」と読みます。
「木・火・土・金・水」の五行を、それぞれ陰と陽の2つに分けたものを「十干」と呼びますが、「丙」は五行の「陽」の「火」にあたる性質です。
「丙」の自然界でのイメージは、天に輝く太陽そのもの。
太陽がなければ地球全体が凍えてしまうように、「丙」のパワーは巨大で強力、万物を照らす太陽のように力強く、パワフルなエネルギーを持っています。
季節では太陽の存在が強調される「夏」に属し、種から出た芽が苗木になり、さらに成長していく様子を表しています。
目次
- 「丙」とは?
- 「丙」の人はどんな性格の持ち主?
- 「丙」の人の恋愛傾向は?
- 「丙」の人の家庭運・結婚運について
- 「丙」の人の仕事運・適職は何?
- 「丙」の人の金運・財産や貯蓄は?
- 「丙」と「甲」の相性は?
- 「丙」と「乙」の相性は?
- 「丙」と「丙」の相性は?
- 「丙」と「丁」の相性は?
- 「丙」と「戊」の相性は?
- 「丙」と「己」の相性は?
- 「丙」と「庚」の相性は?
- 「丙」と「辛」の相性は?
- 「丙」と「壬」の相性は?
- 「丙」と「癸」の相性は?
- 十二支の組み合わせ「丙寅(ひのえとら)」の性格・特徴は?
- 十二支の組み合わせ「丙子(ひのえね)」の性格・特徴は?
- 十二支の組み合わせ「丙戌(ひのえいぬ)」の性格・特徴は?
- 十二支の組み合わせ「丙申(ひのえさる)」の性格・特徴は?
- 十二支の組み合わせ「丙午(ひのえうま)」の性格・特徴は?
- 十二支の組み合わせ「丙辰(ひのえたつ)」の性格・特徴は?
「丙」の人はどんな性格の持ち主?
「丙」の性格の人は、まさに頭脳明晰で明るく朗らか、情熱的で理想に向かって進んでいくタイプです。
勢いがありパワフルな「丙」ですが、決して自己中心的ではなく、むしろ平等な話し合いのもとに物事を進めていこうとする人格者。
頭の回転も速く、物事に対して問題を素早く見つけることができます。
エネルギッシュで存在感があり、集団の中にいても自然と目立ってしまうような華やかさがありますが、それを鼻にかけることはありません。
才能に恵まれていながらも謙虚さがあるため、多くの人から尊敬されるでしょう。
ただ、周囲の調和を大切にするあまり、自分の意見が言えずにモヤモヤを抱えてしまうなど、意外とウジウジしてしまうところがあります。
また、とても優しくサービス精神が旺盛、博愛主義で誰に対しても優しいのですが、その反面とても寂しがり屋で、無意識に相手に依存してしまうところもあるようです。
場合によっては押しつけがましい、と思われることもあるでしょう。
「丙」の人の恋愛傾向は?
「丙」の性質を持つ人は理想が高く、ドラマチックな恋愛を好む傾向があります。
持ち前の華やかな魅力とカリスマ性で、異性からはとてもモテますし、「丙」自身も恋愛に対して積極的。
情熱的で、心がときめく刺激的な出会いを求めています。
恋に落ちるまで時間がかからないことも多く、出会ったとたんに火がついて一目惚れ、ということもあるでしょう。
好きになると夢中になってしまうことが多く、積極的に思いを相手に伝えようとしますし、大胆に誘うことも少なくないでしょう。
「丙」にとって、恋愛はスタートするまでが大事。
もちろんラブラブで生涯のパートナーとして付き合うことを求めますが、交際がスタートすると情熱は落ち着きを見せ、冷静さを取り戻していきます。
また、プライベートでは意外とワガママな面が出てしまったり、理想の恋愛関係を相手に求めすぎてしまったり、自分の気持ちを押しつけてしまう傾向があります。
相手も主張が強いタイプだとケンカすることも多くなるでしょう。
「丙」の人の家庭運・結婚運について
「丙」の性質を持つ人は、結婚しても落ち着くことなく活発に動き回ることが多いです。
明るく朗らかな「丙」は、結婚をしたからといって所帯じみることはありません。
服装やおしゃれに気をつかいますし、結婚後も独身時代と同じように周りとの交流を大切にします。
家族ぐるみのオープンな付き合いも好むでしょう。
ただ、刺激やドラマチックな展開を求めてしまうところがあるため、家庭的な雰囲気には欠ける傾向があります。
家庭も大事にするのですが、同じくらい仕事や習い事、友人との付き合いなどで忙しく行動することが多いため、結婚するなら「自分が守ってあげないと!」と思えるような頼りないタイプか、対等に接してくれるパートナーが合うでしょう。
「丙」の人の仕事運・適職は何?
「丙」の性質を持つ人は、才能を発揮して社会的なステータスを上っていく運勢に恵まれています。
「丙」の人は、持ち前のセンスと洞察力、そしてコミュニケーションによって、周りの時流を素早く読み取ることが得意です。
頭脳明晰で直感にも優れているため、流行をうまく取り入れながら、独自の方法や方針を打ち出していくことができます。
また、冒険心や好奇心が強く常に変化を求めていくため、動きが活発だったり、時代の先端を常に意識したりする仕事に適性があります。
どんな仕事でもそつなくこなすことができますが、特に営業やサービス業、ファッション業界や美容関係、ITやクリエイティブな業種では手腕を発揮するでしょう。
また自分を表現していく仕事も向いているため、独立するのも吉です。
ただし、ある程度、仕事が軌道に乗ってしまうと、新しい興味へ関心が移るところがあるため、実績を積み上げたら次に転職、という流れにもなりやすいでしょう。
「丙」の人の金運・財産や貯蓄は?
「丙」の性質を持つ人は、お金をうまく運用して財を築いていく運勢の持ち主です。
「丙」にとってお金は、目的達成のための道具にすぎません。
お金そのものに価値を見出すよりも、手に入れた資金を元にして、さらに大きな仕事や成果を上げていくことに喜びを感じます。
自身の才能や特技を活かして、着実に利益を上げていくことができるでしょう。
ただ、グローバルな思考を持つせいか、金銭感覚はどんぶり勘定気味。
コツコツと節約を頑張って溜め込むよりも、リスクがあってもチャンスが狙える「一攫千金」を好むことも多いでしょう。
ただ、お金そのものに対して執着があまりない割には不思議と金回りは良く、権力者から融資してもらうなどツキに恵まれています。
「丙」と「甲」の相性は?
ここからは、十干同士それぞれの相性について詳しく解説していきます。
「丙」にとって、「甲」は夢や理想、エネルギーを与えてくれる存在です。
火が燃えるためには材料(木)が必要なように、「甲」は「丙」に元気ややる気を与えてくれる存在です。
自立心旺盛な「甲」と、明るく華やかな「丙」はお互いに刺激し合える好相性といえます。
ただ、「丙」は「甲」に対して依存しやすいので、甘えすぎないように気をつけましょう。
「丙」と「乙」の相性は?
「丙」と「乙」は、「火」と「木」の性質を持つ者同士。
「丙」にとって「乙」は守り、守られるような存在になりやすいでしょう。
「乙」は「丙」の明るさに惹きつけられ、何かと世話を焼きたくなりますし、「丙」も「乙」の献身的かつ儚げな雰囲気に魅力を感じ、お互いに好意を抱きやすい関係です。
どちらも思いやりがあり、温和なので良い関係を築くことができるでしょう。
「丙」と「丙」の相性は?
太陽の性質を持つ「丙」は、同じ性質を持つ「丙」に対し理解し合える関係です。
お互いに穏やかでコミュニケーションも上手なので、友人として良い付き合いができます。
しかし無意識にライバル心が出やすく、相手に対してマウントを取ってしまうことも。
役割分担をしっかり行って、真正面からぶつかることがないように注意すると良いでしょう。
「丙」と「丁」の相性は?
太陽の性質を持つ「丙」と、ろうそくの火のような性質を持つ「丁」は、部下や後輩として守ってあげたくなる存在です。
「丁」からみても、明るく朗らかな「丙」は安心して接することができる相手でしょう。
しかし、似た性質のせいか負けん気やライバル心が触発されやすく、何かと張り合いたくなることがあります。
対等な関係よりも上下関係があったほうが良いでしょう。
「丙」と「戊」の相性は?
火の性質を持つ「丙」と、硬い土の性質を持つ「戊」は、なぜか見守りたくなる存在です。
太陽の光を浴びて山の木々が成長していくように、「丙」は「戊」に対して何かと世話を焼くたくなる模様です。
また、「戊」にとっても「丙」は一緒にいることで癒やしを感じることができるでしょう。
ただしプライベートな関係になると、相手に対する欲求が強くなりやすいでしょう。
「丙」と「己」の相性は?
太陽の性質を持つ「丙」と、柔らかい土の性質を持つ「己」は、太陽と畑のような関係性です。
天と地面というように正反対ですが、そのぶん、惹きつけられるものもあります。
「丙」にとって「己」は控え目ですが粘り強さがあり、「己」にとって「丙」は行動的で明るい人。
お互いに自立し、違いを認め合うことで、より成長することができるでしょう。
「丙」と「庚」の相性は?
原石や精錬前の硬い金属の性質を持つ「庚」と、強い火の性質を持つ「丙」は、上司と部下のように、お互いに何かと学ぶことが多い関係です。
「庚」にとって「丙」は明るく眩しく、憧れの存在ともいえ、「庚」を成長させてくれます。
また「丙」にとって「庚」は、何かと世話を焼いてくれるなど居心地の良さを感じるでしょう。
しかし距離が近すぎるとトラブルになる場合もあるため、適度な距離が必要です。
「丙」と「辛」の相性は?
宝石や加工された金属の性質を持つ「辛」と、強い火の性質を持つ「丙」は、お互いの能力を高め合えるベストパートナーです。
金属が熱で加工されて道具として磨かれるように、「丙」の存在は「辛」を大きく成長させます。
「辛」も「丙」と一緒にいると心が休まり、安心できるでしょう。
ただし「丙」の要求が「辛」に向かいすぎると疲れさせてしまうことも。
親しくなれる関係だからこそ、礼儀や節度を大切に。
「丙」と「壬」の相性は?
海や広い湖など大きな水の性質を持つ「壬」と、太陽の性質を持つ「丙」は、細かいことを気にしない者同士、ノリやフィーリングが合う仲間です。
どちらも自然界の大きな存在であることからも、そのエネルギーは膨大。
一緒に行動すれば大きな事業を成し遂げることもできるでしょう。
ただし水と火で合わない価値観も多いので、深入りしすぎは禁物です。
「丙」と「癸」の相性は?
雨や霧など細かい水の性質を持つ「癸」と、太陽の火の性質を持つ「丙」。
「丙」にとって「癸」は、何となく頼りないけど気になる存在です。
「癸」の存在や発言は、何かとカチンときたり煮え切らない態度にイライラしたりすることが多いかも。
「癸」も、「丙」に圧力を感じるなど、ギクシャクしやすい関係です。
どちらかというと、あまり近寄りすぎないほうが良いでしょう。
十二支の組み合わせ「丙寅(ひのえとら)」の性格・特徴は?
ここからは、十二支との組み合わせによる性格や特徴について詳しく解説していきます。
「丙寅(ひのえとら)」の人は頭脳明晰、スポーツ万能の天才肌タイプ。
持ち前のカリスマ的な魅力に加え、好奇心が旺盛で興味を持ったらまっすぐに突き進む行動力の持ち主。
物事に対して妥協しないため、どんなジャンルでも大きな成果を上げることができるでしょう。
コミュニケーション能力も高いため、周りからも信頼されます。
ただ、衝動的なところがあり、変動が大きいところがあります。
近くでサポートしてくれる存在がいると、より大きな成功をつかむことができるでしょう。
十二支の組み合わせ「丙子(ひのえね)」の性格・特徴は?
「丙子(ひのえね)」の人は自分の気持ちに正直で素直、礼儀正しい人格者です。
また、頭の回転も速く、流行にも敏感。
人よりも先に動くことでパイオニア的な活躍をすることも多く、地位や名誉をつかむ運に恵まれています。
ただし、フットワークが軽い反面、粘り強さに欠けるかも。
熱しやすく冷めやすいため器用貧乏になりがちです。
手掛けたことは最後までやり抜くように心がけることで、さらなる成果を手に入れることができるでしょう。
十二支の組み合わせ「丙戌(ひのえいぬ)」の性格・特徴は?
「丙戌(ひのえいぬ)」の人は人当たりや柔らかく、穏やかで物静かなタイプです。
表面的には控え目で謙虚、とても面倒見も良く世話焼きです。
また、物事に対してコツコツと時間をかけて積み重ねていくことができるため、努力を重ねて大きなチャンスをつかんでいきます。
ただ、相手の気持ちを考えすぎて自分が言いたいことを言えなかったり、妥協を強いられたりして押し切られることも多い模様。
才能や実力に自信をもって過ごすと良いでしょう。
十二支の組み合わせ「丙申(ひのえさる)」の性格・特徴は?
「丙申(ひのえさる)」の人はユーモアがあり明るく賑やかな人が多いです。
持ち前の明るさや朗らかさに加え、頭の回転も速く、その場にあった言葉を的確にチョイスする才能を持っています。
しかし、表面的にはお調子者に見えても、実はデリケートで繊細な心を持っているため、ストレスを溜め込んでしまいがち。
また、自分が損をしても相手のためにと頑張ってしまうところもあります。
対人関係を重んじるあまり、相手に依存したり、1人で悩みを抱え込んだりしないように気をつけましょう。
十二支の組み合わせ「丙午(ひのえうま)」の性格・特徴は?
「丙午(ひのえうま)」の人は好き嫌いがはっきりしていて精神的に強いタイプです。
「丙」は意外と自制心が強く、周りに気をつかって言いたいことが言えないことも多いのですが、「丙午」は自分の好みや考えをはっきりと押し出していく、竹を割ったような性格です。
物怖じせず、自分の好みや衝動に正直。
積極性や決断力があるため、リーダー的な存在になることも多いでしょう。
しかし、ワンマンぶりや自己中心的な部分も強調されます。
周囲との関係に気を配れば良きリーダーとなれるでしょう。
十二支の組み合わせ「丙辰(ひのえたつ)」の性格・特徴は?
「丙辰(ひのえたつ)」の人は物腰が優しく、控え目ながら静かな魅力の持ち主です。
どちらかというと控え目で自分から積極的に話しかけたり、行動したりすることはありませんが、穏やかで人当たりが良く、コミュニケーション上手です。
またマイペースで自分が決めたことをコツコツと取り組んでいく忍耐強さを持っています。
独自の才能を人知れず磨いていくタイプなので成功するまで時間がかかるのですが、しっかりと実績を積み上げる大器晩成型といえるでしょう。
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