四柱推命「甲（きのえ）」とは？
四柱推命の「甲」は十干のうちの1番目にあたる要素で、「きのえ」や「こう」と読みます。
「木・火・土・金・水」の五行を、それぞれ陰と陽の２つに分けたものを「十干」と呼びますが、「甲」は五行の「陽」の「木」にあたる性質です。
「甲」の自然界でのイメージは、山に自生しているような大きな木です。
太陽の光をたくさん浴び、根っこや幹も太くしっかりとしていて硬く、簡単に倒れることはありませんが、「甲」はまさに大木のように頼もしく、力強いエネルギーを持っています。
季節では植物が大きく成長する「春」に属し、種から芽吹き、力強く成長していくパワフルな状態を表しています。
目次
四柱推命「甲（きのえ）」の意味は？
四柱推命における「甲」（きのえ）は、十干（じっかん）の最初に位置する日干で、自然界では大樹や草木の幹を象徴します。まっすぐ天に向かって伸びる木のイメージから、成長や発展、生命力、誠実さといったキーワードが結びつきます。
「甲」の人は正直でまっすぐ、理想に向かって努力するタイプです。周囲からの信頼を得やすく、リーダー的な資質や先駆者としての役割を担うことも多いです。ただし、木の幹が曲がらないように、頑固さや柔軟性の欠如が弱点になる場合もあります。
「甲」は「始まり」を表す日干でもあるため、新しいことに挑戦し、コツコツと積み上げることで人生が開花しやすい運勢です。特に良い環境や人との出会いが、成長をさらに後押しする重要な要素となります。
「甲」の人の基本性格は？
「甲」の人は、正義感が強く真面目な性格の持ち主です。まさに天に向かってまっすぐ成長していく大木のような性質で、明るくて伸び盛りの植物のように活発です。
また「守る」ということに対して、とても強い意識があり、自分のことだけではなく、周りの人に対しても優しく思いやりを持って接します。
信念や責任感も強く、一度始めたことは簡単に諦めたりしない一途な性格なので、周りから頼りにされたり、リーダー的な役割を担ったりすることも多いでしょう。
一方で融通が利かず頑固なところもあります。
自分の考えを変えて人に合わせる、ということが苦手でもあるため、時には周りと衝突することもあります。
また頑張り屋さんですが、何事も真正面からストレートに受け取ってしまうため、傷ついた時のダメージも大きくなりがち。
目標に向かって粘り強く突き進むぶん、気持ちを柔軟に切り替えるのも苦手なので、一度失敗すると長期間引きずってしまう傾向があります。
「甲」の人の長所・短所は？
「甲」の人の長所は、まず誠実で努力家なところです。正義感が強く、責任感を持って行動するため、信頼される存在になりやすいです。また、粘り強くコツコツ積み重ねる力があり、時間をかけて大きな成果を手にできます。
一方で、「甲」の人の短所は、頑固さと不器用さです。自分の価値観に固執しすぎると、視野が狭くなったり、チャンスを逃したりすることもあります。
成功するためには、他者の意見を受け入れる柔軟さと、環境の変化に対応するしなやかさを身につけることが重要です。
「甲」の人の人生傾向は？
「甲」の人の人生傾向は、正直・誠実・努力がテーマになります。
若い頃は理想を掲げ、目標に向かってコツコツと努力を重ねる傾向が見られ、多少の困難にも折れない強い精神力が活かされます。中年期にかけてその努力が実を結び、安定や成功を得やすい運勢です。
まっすぐな性格ゆえに信頼を集めやすい一方、融通が利かない面や、完璧を求めすぎて自分を追い込む傾向もあります。
人生をより豊かにするには、柔軟さや人との調和を意識することが大切です。良き理解者や支援者との出会いが、才能を大きく開花させるポイントとなり、晩年には豊かな人間関係と実りある成果を手にする傾向が強いです。
甲は「始まり」のエネルギーを持ち、新しい挑戦が人生の転機となりやすい日干といえます。
「甲」の人の恋愛傾向は？
「甲」の人は、恋愛でもまっすぐで直球勝負型です。
ときめきや刺激的な恋に憧れるところもありますが、基本的には友だち付き合いから始まることが多く、共通の趣味を持つ仲間や友人、職場の同僚など、身近にいる人が恋の相手になることが多いです。
自分から相手を好きになっていくタイプですが、露骨なアプローチは苦手。
そのため、友人として信頼を重ねながら、ゆっくりと関係を深めていくのが理想的なスタイル。
まっすぐな性格なので情熱的に突き進みゴールイン、という人もいますが、どちらかというと友人関係を経て交際に至り、時間をかけて結婚へ進む…という流れが多いでしょう。
なお、日頃から頼りがいがあり、リーダーシップを発揮する「甲」ですが、恋愛ではお互いに自立して自らの道を進み、助け合える時は助け合う、というスタイルを好みます。
相手に依存することがないので、人によっては「冷たい」「ドライ」という印象を受けてしまうかもしれません。
「甲」の人の家庭運・結婚運について
「甲」の人は頑張り屋で責任感が強く、理想の家庭を築くために、手を抜くことはありません。
仕事と家庭の両立を目指し、男女問わず一家の大黒柱として振る舞う傾向があります。
明るくオープン、活気があるため、家族で趣味を楽しんだり、一緒にレジャーを楽しんだり、家族円満のためのサービス精神が旺盛です。
「甲」の人は周りを引っ張っていくリーダーシップあふれるタイプなので、結婚すると自分が主導権を握ることを好むでしょう。
そんな頼もしい「甲」ですが、性格がまっすぐで直進型のため、頑固で融通が利きません。
意見が分かれてしまった場合は、どうしても相手と衝突やすく、無意識に家族を支配下に置こうとして独裁的な行動を取ってしまうこともあるでしょう。
「甲」の人の仕事運・適職は何？
「甲」の人は、仕事に対しても正直で真面目。
ズルいことは決してせず、正々堂々、自分の実力でお金を稼ぐことを好みます。
画一的な環境で誰でもできるような仕事をするよりも、自由な環境の中で働いたほうがすくすくと伸びていくタイプ。
仕事を任されることで責任感も高まり、自分にしかできない専門的な分野で力を発揮していきます。
努力家で粘り強く、ハードルが高い仕事でも果敢に挑戦していくため、仕事で大きな成果を上げることが可能です。
また、「甲」は「山の中にあるような大きな木」の象徴でもあるため、知名度が高い会社や組織に属したり、また独立しても一代で大きく成長させることができたり、仕事運には恵まれており、地位や名誉などを得ることが多いでしょう。
ただし頑固で融通が利かないことがあるので注意が必要です。
資格を取得して仕事に役立てていく場合は、時間がかかっても腰をすえてしっかり学んでいくものが良いでしょう。
「甲」の人の適職は？
正義感と責任感の強さから、社会の秩序や教育に関わる職業で力を発揮します。安定を重んじる性質とも相性が良く、長期的なキャリアを築けます。 「甲」の人は大樹のように人を育て、支える力があるため、組織をまとめるリーダーや経営者として適性があります。計画性と信頼感で周囲を導きます。 自然や大地に関わる仕事、または形に残る分野との縁が深く、地道な努力が成果に直結します。安定した収入を得やすい傾向もあります。 コツコツと知識や技術を磨き、成果を積み重ねる仕事でも才能を発揮しやすいです。 |
「甲」の人の金運・財産や貯蓄は？
「甲」の人は、自分の実力を活かして収入を上げていくことを好みます。
もともと金運は良く、小さなことからコツコツを育て上げて大きな財へと成長させることが得意。
得た収入を元手にさらに大きく育てていけるタイプで、金運はかなり良いといえます。
なお、努力家で真面目、誠実という性格から、楽をしたりズルをしたりしてお金を儲けようとは考えませんし、もしズルいことをしたとしても罪悪感を抱いてしまいます。
また、「甲」の人は、自分が稼いだお金を運用していくぶんには良いのですが、人から貰ったお金やモノ、ギャンブルなどでお金を得ると運気が下がりやすくなります。
株や投資などで一発当てるより、定期預金などでコツコツ貯蓄していくのが良いでしょう。
「甲」の人の人間関係は？
「甲」の人は、誠実で正直、裏表のない性格が、人間関係においても真摯に光ります。友人や同僚からは信頼されやすく、約束を守り、相手に誠意を尽くすことで厚い絆を築いていきます。
一方で、曲がったことが嫌いなため、妥協や駆け引きが苦手で、正義感が強すぎて相手との衝突を招くこともあります。特に自分の信念を大切にするあまり、相手の意見を受け入れる柔軟さに欠ける場面があるかもしれません。
良好な人間関係を築くには、自分の理想を保ちながらも、相手の立場や考えを尊重する姿勢が重要です。
年齢を重ねるにつれ、人を支え育てる立場となり、頼れる存在として慕われる傾向が強まり、最終的には温かく広がりのある人脈に恵まれます。
「甲」の人の友情や家族、職場での関わり方は？
家族における「甲」の人の関わり方
「甲」の人は家族に対して非常に献身的で、家族の幸福を自分自身の喜びと感じる傾向があります。安定した家庭を築きたいという思いが強く、日常生活の中で家族が安心して過ごせる環境を整えようと努力します。家族の夢や希望を応援し、経済的にも精神的にも支えになりたいと考えることが多いです。
特に親や配偶者、子どもに対しては責任感が強く、家族を守ることを人生の大切な使命の一つと感じています。そのため、家族の意見を尊重しながらも、自分がリーダーシップを発揮して家庭を安定させたいという気持ちが働きます。
友情における「甲」の人の関わり方
「甲」の人は友情においても誠実さが際立ちます。一度心を許した友人とは長い時間をかけて関係を育み、困った時には自分のことのように力になろうとします。そのため、表面的な付き合いよりも、信頼を基盤とした深い絆を重視する傾向があります。自分から積極的に友人を増やすタイプではありませんが、お互いに尊重し合える関係には誠心誠意応えます。
特に友情においては裏切りを嫌い、一度築いた信頼を簡単には手放さないのも「甲」の人の特徴です。長い時間をかけて少しずつ心を開くため、関係が深まった友人とは一生の付き合いになることも多いです。
職場での「甲」の人の関わり方
職場において「甲」の人は真面目で責任感が強く、与えられた仕事に対して妥協せず取り組みます。コツコツ努力を積み重ねる姿勢が評価され、上司や同僚からの信頼を得やすいタイプです。また、正義感が強いため不正を嫌い、組織の中で公正さを守る役割を果たすこともあります。
ただし、自分のやり方や価値観にこだわりすぎると、同僚と意見が対立し、融通が利かないと思われることもあります。柔軟に他者の意見を取り入れ、協調性を意識することで、職場での人間関係はより円滑になり、リーダーとしての資質も高まっていきます。
「甲」の人の開運法は？
「甲」の人は、誠実で努力家、信念を貫く強さがある一方、頑固さや融通の利かなさが人生の流れを停滞させることもあります。開運のポイントは、この「まっすぐさ」に柔軟性と広がりを与えることです。
具体的な開運法としては、まず自然との関わりが重要です。「甲」は木の性質を持つため、森林浴や観葉植物のお世話、木製家具の活用など、木のエネルギーを取り入れることで気が整いやすくなります。
また、人との交流や新しい学びを意識することも開運に繋がります。自分の価値観にこだわりすぎず、異なる意見や文化に触れることで視野が広がり、運気の停滞を防げます。
さらに、青や緑といった木を象徴する色を身につけることも開運に効果的です。
これらの習慣が、「甲」の人の持つ成長力と誠実さをより良い形で発揮させ、人生を豊かに導いてくれます。
「甲」の十二支別の組み合わせを解説
ここからは、「甲」と十二支との組み合わせによる性格や特徴について詳しく解説していきます。
十二支の組み合わせ「甲子（きのえね）」の性格・特徴は？
「甲子（きのえね）」の人は、頭の回転が速く、とても敏感な感性の持ち主。
フットワークも軽く、好奇心が旺盛。
興味が湧いたら、すぐに目的に向かって突っ走っていきます。
しかし後先考えずに行動してしまうことも少なくないため、周りと衝突したり、トラブルに巻き込まれてしまったりする一面があります。
また、「子」は植物が種から芽吹くような強い勢いを持っているため、「甲」の性質をさらに増長させます。
独りよがりで動いてしまいやすいため、周りとコミュニケーションを取るように注意しましょう。
十二支の組み合わせ「甲寅（きのえとら）」の性格・特徴は？
「甲寅（きのえとら）」の人は、思いやりがあり、人を丸ごと包んでくれるような優しさの持ち主。
頼りがいがある「甲」の性質に加え、小さなことに物怖じせず、広い視野で物事を考えます。
自立心が旺盛で意地っ張り、何でも自分でやろうとするところがありますが、そのぶん、自分の考えに固執してしまいやすく、頑固でワンマンな態度が周囲から反感を買ってしまいがち。
周りの声に耳を傾け、コミュニケーションを取るように心がければ大きな成功がつかめるでしょう。
十二支の組み合わせ「甲辰（きのえたつ）」の性格・特徴は？
「甲辰（きのえたつ）」の人は、堅実で粘り強さがあり、1人でもコツコツと物事を取り組んでいくという性質を持っています。
どちらかというと物静かでマイペース。
あまり周りとコミュニケーションを取りませんが、いざという時に頼りがいがあります。
しかし、正直すぎて相手の痛いところを突いてしまうところがあり、それが元で引かれてしまうことがあります。
余計なことを言わない、相手の気持ちを察するように気をつける必要があるでしょう。
十二支の組み合わせ「甲午（きのえうま）」の性格・特徴は？
「甲午（きのえうま）」の人は、まっすぐな心と繊細な優しさをあわせ持つ人が多いです。
しかしプライドが高く、傷つきやすさや繊細さを隠そうと意地を張ってしまうところがあり、周りから誤解されてしまいがち。
つい強がってしまい、苦労に自ら身を投じてしまうことも少なくありません。
「甲午」の人は、本来持っている性質を率直に出したほうが周りにも好かれて運気を上げることができます。
また、周りを世話することで良い人間関係を築くことができるでしょう。
十二支の組み合わせ「甲申（きのえさる）」の性格・特徴は？
「甲申（きのえさる）」の人は、フットワークが軽く、要領が良い人が多いです。
ユーモアがありサービス精神も旺盛、コミュニケーション能力も高いため、幅広い人間関係を築くことができます。
ただし、あちこちに良い顔をしすぎて八方美人と誤解されてしまうことも少なくありません。
また、常に忙しく動き回っていることから落ち着きがないと思われることも。
器用貧乏になりやすいので、その点を注意すれば実り多き人生を歩むことができるでしょう。
十二支の組み合わせ「甲戌（きのえいぬ）」の性格・特徴は？
「甲戌（きのえいぬ）」の人は、誰に対してもまっすぐで忠実。
何かを頼まれたらイヤと断れないお人よしな一面もあります。
心も優しく仲間思い、行動力もあり、いざという時に頼れる存在といえるでしょう。
ただ、根が正直すぎて言ってはいけないことをポロっと口にしてしまったり、独りよがりな行動で周りを振り回したりしてしまうことも…。
相手の様子を観察しながら交流するように気をつけたほうが、円滑な人間関係を築くことができるでしょう。
「甲」と他の十干との相性を解説
ここからは、「甲」と他の十干の相性を【基本相性】【仕事】【恋愛】の3つのテーマで解説していきます。
「甲」と「甲」の相性は？
甲と甲の相性は同じ性質を持つ者同士、価値観や趣味などで分かり合える部分が多いです。ノリもテンポも合うため、一緒にいて「居心地が良い」と感じることができるでしょう。しかし、仲が良い時は良いのですが、意見が分かれた時は要注意。お互いに頑固で譲らないため、問題が長引いてしまうことがあります。譲り合いの気持ちが必要になるでしょう。
仕事では、同じ目標に向かってコツコツと努力するスタイルが似ており、組織の中で協力し合えば大きな成果を上げることができます。ただし、意見の食い違いが起こるとお互いに譲らず、プロジェクトが停滞する恐れも。役割分担を明確にし、定期的に歩調を合わせることが成功の鍵になります。
恋愛では価値観が似ているため、安心感や居心地の良さを強く感じる相性です。似た者同士ゆえに結婚後も安定した家庭を築きやすい一方、頑固さが原因でケンカが長引くこともあります。意識的に相手の立場を理解し、歩み寄る姿勢を持てば、生涯にわたり良き伴侶となります。
「甲」と「乙」の相性は？
甲と乙は、同じ木の性質を持つ者同士。頼りがいがあり積極的な甲を、乙が支えるスタイルになるとうまくいきます。しかし、自立心が旺盛な甲に対して、乙が甘えすぎてしまったり、依存したりするような関係になると関係は厳しくなります。お互いに助け合えるようなバランスを取り、適度な距離感を保つことが必要になるでしょう。
仕事では、甲がリーダーシップを発揮し、乙がサポート役に回ると仕事はスムーズに進みます。乙の気配りや調整力は、甲のまっすぐな行動力を引き立て、組織に安定をもたらします。ただし、甲が強引になりすぎると乙のストレスが増えるため、感謝の言葉を忘れないことが成功の秘訣です。
甲の積極性と乙の優しさが恋愛でも好相性です。乙が癒やしを与え、甲が安心感を得る関係です。ただし、乙が甘えすぎたり、甲がそれに甘えさせすぎたりすると依存的な関係になりやすい面も。お互いが精神的に自立し、対等なパートナーを意識すると末長い愛情が続きます。
「甲」と「丙」の相性は？
太陽の性質を持つ丙は、木の性質を持つ甲にとって、成長するために欠かせない存在です。どちらも理想に向かってまっすぐに進むまっすぐな性質なので、一緒に大きな夢を追いかけることができる仲になれます。しかし、お互い我が強いため、ぶつかり合うと激しいケンカになる場合も…。礼儀をわきまえて付き合うことが必要になるでしょう。
仕事では、甲が計画を立て、丙がアイデアと情熱で推進力を加えれば、大きな成果を得られます。ただし、丙の勢いに甲が振り回されることがあるため、役割分担をはっきりさせることが重要です。お互いを尊重し、方向性を共有することが成功の鍵になります。
恋愛面では、明るく情熱的な丙に甲が惹かれ、丙もまた甲の誠実さに安心感を覚えます。ただし、お互いに感情的になりやすく、ケンカの際は言葉が過ぎてしまうことも。冷静に話し合う習慣を持つことで、理想を共有できる良いパートナーとなります。
「甲」と「丁」の相性は？
木の性質を持つ甲と、ろうそくの火のような性質を持つ丁は、甲が丁に力を貸すような関係になりやすいです。神経質な丁にとっても、甲は頼もしい存在に映るでしょう。しかし、甲が尽くす流れになると疲弊してしまい、関係が壊れやすくなります。お互いに協力し、高め合えるように意識することが必要になるでしょう。
仕事では、甲が実務やリーダー役を担い、丁が企画やアイデアで輝くと良いチームになります。丁の感性を活かしつつ、甲が実行力を発揮することで、独自の成果を上げられます。お互いの得意分野を認め合うことが円滑な仕事関係を生みます。
恋愛では、甲が守り、丁が癒やす恋愛関係に発展します。丁は甲に安心感を求め、甲は丁の優しさに惹かれます。ただし、甲が強く引っ張りすぎると丁が疲れてしまうことも。お互いに対等な関係を意識し、思いやりを持つことで長続きする愛情が育まれます。
「甲」と「戊」の相性は？
木の性質を持つ甲と、硬い土の性質を持つ戊は、最初のうちはお互いに「負けまい！」としてぶつかり合う関係です。お互いに頑固で自分の考えを曲げないため、衝突しやすいといえるでしょう。しかし戊の存在は甲を成長させることができますし、甲が成長すれば戊を守ってくれる存在になります。根気強く付き合えば、良きライバルとして息の長い関係を築くことができるでしょう。
甲と戊はどちらも責任感が強く、仕事では真面目に取り組みます。意見の違いでぶつかることはありますが、役割を明確にし、お互いの成果を尊重すれば強いチームとして成果を上げられます。特に大きな目標を共有すると、力を合わせて乗り越えられます。
恋愛面では、甲と戊は意地を張りやすく、衝突が多い関係になりがちです。ただし、時間をかけて、お互いを理解し合い、2人の関係を深めれば、お互いに頼り合えるパートナーに成長します。感情的なケンカを避け、冷静な対話を心がけることで愛が安定していきます。
「甲」と「己」の相性は？
大きな木の性質を持つ甲と、柔らかい土の性質を持つ己は、植物と畑のような関係性です。親切で柔らかい戊に支えられることで、行動力がある甲は安心して行動することができます。また己にとっても、甲がリーダーシップを発揮してくれ、お互いにバランス良く付き合うことができます。お互いに耳を傾け合うことができれば、まさにベストパートナーといえるでしょう。
仕事では、甲がリーダーとして前に立ち、己がサポートや調整役に回ると組織が安定し、成功に繋がります。己の気配りが甲の力を引き出し、甲の行動力が己の堅実さを輝かせます。お互いに日頃から感謝の気持ちを持つことで、さらに良い成果を生み出せます。
恋愛では、甲がリードし、己が優しく支える関係を築けます。甲は己の包容力に安心し、己は甲の行動力に惹かれます。ただし、甲が頼りきりになると己が疲れてしまうため、お互いの距離感が重要です。また、ちょっとしたことでも感謝を伝え合うことで愛が安定します。
「甲」と「庚」の相性は？
原石や精錬前の硬い金属の性質を持つ庚は、植物の木の性質を持つ甲にとって少し怖い存在です。正直でまっすぐな甲に対し、庚は一刀両断するような発言をすることがあります。しかし、庚の強さや賢さ、洞察力などに甲が憧れることもあります。甲が庚を尊敬する気持ちを持って接すれば、2人の関係はうまくいくでしょう。
仕事では、庚の判断力と甲の行動力が組み合わされば、大きな成果が期待できます。ただし、意見の衝突も起こりやすいため、庚の指摘を甲が素直に受け入れる姿勢が大切です。お互いの強みを認めれば最強の組み合わせになります。
恋愛では庚の強さに甲が惹かれ、庚もまた甲のまっすぐさに安心感を覚えます。ただし、庚の厳しさに甲が傷つくことも。お互いに感情をコントロールし、優しさを忘れなければ、情熱的な関係が続きます。
「甲」と「辛」の相性は？
宝石や加工された金属の性質を持つ辛と、植物の木の性質を持つ甲は、お互いに価値観や感覚がつかめない同士です。正直で自分の気持ちにまっすぐな甲にとって、ミステリアスで繊細な辛は何となく扱いづらいと感じるでしょう。趣味など共通点があれば良いですが、それでも長時間一緒にいると、お互いに精神的に疲れてしまう関係になるでしょう。
仕事では、辛の緻密さと甲の実行力は相性が良く、お互いを補い合うと高い成果を上げます。ただし、辛が神経質になりすぎると甲が息苦しさを感じることも。適度な距離を保ちつつ、協力することでバランスが取れます。
恋愛では、辛の繊細な感性に甲が惹かれますが、気持ちのすれ違いが起こりやすい相性です。甲の率直さが辛にとっては少し強すぎたり、辛の内向的な一面が甲には理解しづらかったりすることも。焦らずに時間をかけて信頼を築くことで、深い理解と愛情が育まれます。
「甲」と「壬」の相性は？
海や広い湖など、大きな水の性質を持つ壬と、植物の性質を持つ甲。共通点もあるのですが、サバサバとして自立心が旺盛な甲にとって、ウェットで人に干渉しやすい壬は、少々うっとうしいと感じることが多いかも。また、壬の包容力に甲が甘えてワガママに振る舞ってしまうこともあるため、距離感が難しい関係といえるでしょう。
仕事では、壬の柔軟な発想と甲の実行力は良い組み合わせで、お互いの能力を活かし合えます。壬がサポートに回り、甲がリーダーとなれば大きな成果が期待できます。ただし、壬が口出ししすぎると甲の集中力が途切れるため、役割分担を意識することが重要です。
恋愛では、壬が甲を優しく包み込み、甲が安心して甘えられる関係へと発展します。ただし、壬が尽くしすぎると甲と一緒にいることに疲れてしまうことも。お互いに自立した愛情を意識すると、長続きする穏やかな関係が築けます。
「甲」と「癸」の相性は？
雨や霧など細かい水の性質を持つ癸と、植物の木の性質を持つ甲。甲にとって癸は、自身の成長を助け、優しく癒やしてくれるような存在です。また癸にとっても、甲は頼りがいがある存在なので、お互いに助け合うことができるでしょう。しかし、甲が癸の優しさに甘えてしまうと、癸が疲れしまうため、お互いに相手を尊重する気持ちを忘れないようにしましょう。
仕事では、癸のサポート力と甲の実行力が合わされば、仕事はスムーズに進みます。癸の柔軟な発想が甲の計画に広がりを与え、甲の行動力が実績を生みます。新規案件において、活躍できる組み合わせです。お互いに強みを理解し合うことでより良い成果を得られます。
恋愛では癸が甲を癒やし、甲が癸に安心感を与える相性です。穏やかで温かい愛情が育ちやすいですが、甲が甘えすぎると癸が疲れてしまうことも。お互いの立場を尊重すること、そして時にはそれぞれ1人の時間を持つことで、2人の愛が安定します。
【まとめ】四柱推命「甲」の特徴は？
四柱推命における「甲」は、五行で「木」に属し、大地にしっかりと根を張り、空へまっすぐに伸びる大樹を象徴します。このため、甲の人は誠実で真面目、そして努力を惜しまないタイプが多いのが特徴です。信念を持ち、一度決めたことは粘り強く取り組むため、周囲からは信頼されやすい存在です。
ただし、まっすぐで曲がらない性質ゆえに、頑固さや融通の利かなさが出やすく、人間関係や仕事の場面で調整力が求められることもあります。友情や家族関係においては献身的で、安定した絆を大切にする傾向が強いです。恋愛面では誠実で一途ですが、相手との価値観の違いから気持ちがすれ違うこともあるため、時間をかけて信頼を築くことが大事です。
仕事面では、コツコツ努力を重ねる力と責任感が評価され、リーダーとしても活躍できます。開運のポイントは、自然との繋がりや柔軟な発想を取り入れ、成長のエネルギーを良い方向へと流していきましょう。
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