タロットカードには、それぞれそのカード特有のメッセージが込められています。
また、カードが正位置で出ているか、あるいは逆位置で出ているかでメッセージの内容も変わり、占うテーマによっても解釈が異なってきます。
ですから、タロットカード占いをする時は、まずカード本来の意味を知ることがとても重要なんです。
それでは、タロットカードの小アルカナ【ワンドの6（Six of Wands）】について解説していきましょう。
目次
タロットカード「ワンドの6」の基本的な意味
月桂冠が飾られたワンド（棒）を手にした男性が馬に乗って進んでいます。
頭に勝者の象徴である月桂樹を身に着けて祝福されている男性は、勝利の喜びとともに帰還の最中でもあるようです。
【ワンドの6】には「勝利をつかむ」「良い結果」「プライド」というポジティブな意味合いがあります。
また「6」は調和を示す数字であり、全体的に穏やかで幸せな環境を手に入れたことを示しています。
【ワンドの6】が出た時は、勝負事に勝つだけではなく、多くの人から祝福される成功をつかむことができるでしょう。
また、実力をつけたことによって自信を得ることができます。
そのことから、プライドや強い信念、前に進む勇気を意味することもあります。
「ワンドの6」の解釈キーワード
| 成功・美・愛・勝利・良き指導者・仕事がうまくいく・魅力的な人・前進・昇進・進歩・良い結果・願い事が叶う |
「ワンドの6」の正位置の解釈
【ワンドの6】の正位置には、「試合や争い事での勝利」や「調和をもたらすもの」という意味があります。
ワンドが象徴する「火」は情熱や理想、夢や勇気を意味していますが、それが数字の「6」とともにあることで「幸せ」や「調和されバランスが取れた状態」を示しているのです。
【ワンドの6】が正位置で出たら、今手掛けていることは成功し、幸せな気分を味わうことができるでしょう。
また自分1人での勝利ではなく、周りからも祝福された望まれた幸せを手に入れることができます。
そして努力の成果が出たり、それが高く評価されたり、飛躍のチャンスも得られる時です。
また素敵な仲間に恵まれるなど交流関係も好調です。
理想を叶えるために、これからも自信をもって進んでいきましょう。
「ワンドの6」の逆位置の解釈
【ワンドの6】の逆位置が出た場合、「劣等感」「勝負に負ける」「苦しい状況」という意味になります。
逆位置が出た場合は勝負事に負けたり、もし勝ったとしても不満足な状態になりやすかったりするでしょう。
自分の力で得た訳ではなかったり、打算的な解決で終わってしまったり、どうしても悔いが残る流れになってしまうでしょう。
また、あなたの勝利を喜んでくれる人が周りに居ない、協力者が得られない、あるいはあなたは良くても周りを不幸にしてしまうなど、敵を作りやすくなります。
さらに自信を失う、プライドを傷つけられるなど、精神的なダメージもあるかもしれません。
【ワンドの6】が逆位置で出た時は、実力不足や油断にくれぐれも気をつけてください。
カードに何が描かれている？「ワンドの6」のシンボル
【ワンドの6】のカードに描かれているシンボルには、それぞれ意味があります。特に【ワンドの6】は、自分の主張が通り、勝利を収めた様子を表しています。
①月桂樹と冠のリースは、ギリシアの太陽神アポロンの象徴で、勝利のシンボルでもあります。このことから男性が戦に勝ったことを示しています。
②白い馬に乗る男性は、団体のリーダー的な存在であることを示しています。白い馬は情熱や能動的な動きを示し、それをうまくコントロールできている様子も表しています。
③6本のワンド（こん棒）は「6」という数字は調和やバランスを示しています。このことから、男性が得た勝利は周りと協力したものであること、そして調和を望んでいる様子を表しています。
④一緒に進む仲間は、仲間や協力者を意味しています。
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「ワンドの6」の正位置｜恋愛での解釈
【ワンドの6】が正位置で出た場合、恋を手に入れる、両想い、成就、成功という意味を表します。
出会いの場合は、1人よりも協力者の出現によって恋のチャンスが得られるようです。友人や紹介、お見合い、結婚相談所などにツキがあります。
片思いの場合は、両想いのチャンスに恵まれます。あなたの気持ちが通じて相手に届くでしょう。恋のライバルに勝つという意味もあります。
両想いの場合は、パートナーと協力し合って幸せな関係を育めることを暗示しています。また進展の可能性や結婚、家族が増えるなどの実りも暗示しています。
【ワンドの6】が正位置で出たら、今の状況は好転し、望む展開に進んでいく可能性がとても高いといえるでしょう。
「ワンドの6」の逆位置｜恋愛での解釈
【ワンドの6】が逆位置で出た場合、チャンスをつかめない、負ける、気持ちが通じないという意味になります。
出会いの場合は、思うような出会いは期待できません。協力者もなく、自分自身も自信を失ったり、やる気がそがれたりして動けなくなりそうです。
片思いの場合は、気持ちが届かずに現状維持もしくは距離が離れてしまいそうです。ライバルに負けるという可能性もあります。
両想いの場合も、パートナーと調和が取れずに不満やストレスが溜まりそうです。また一方的な主張でワガママになったり、ケンカやトラブルが増えたりする可能性があるでしょう。
【ワンドの6】の逆位置が出たら、言葉や態度、自分自身を振り返って慎重に物事を進める必要があります。
「ワンドの6」の正位置｜仕事での解釈
仕事において【ワンドの6】が正位置で出た場合は、プロジェクトの成功、勝利、飛躍のチャンスが得られる、調和という意味があります。
可能性あふれるカードで仕事も順調、やりがいを感じることができます。
努力の成果が評価され、昇進や昇給の可能性が高まります。
またチームワークも順調で、お互いに協力し合いながらスムーズに仕事を進めていくことができるでしょう。
周りからの信頼を勝ち取ることができる、勝負に勝つ、利益を得るなどポジティブな流れが約束されます。
転職や独立も理想にそった展開が期待できるでしょう。
【ワンドの6】が正位置で出た時のポイントは自信をもって仕事に取り組むことです。
「ワンドの6」の逆位置｜仕事での解釈
仕事において【ワンドの6】が逆位置で出た場合は、思うような成果が出ない、失敗する、心が離れることが多くなります。
仕事に対する情熱を失ってしまったり、目的がなくなったり、回りに振り回されてしまうなど、思い通りに進むことができません。
努力の成果が評価されなかったり、逆に信用を失ったり、仕事を進めていくうえでネガティブな状況になりそうです。
チームワークも崩れ、周りには協力者がいなくなる恐れがあります。
ミスやトラブルによって自信を失うこともあるので、【ワンドの6】の逆位置が出た時は仕事に対して慎重に取り組むことが重要になるでしょう。
「ワンドの6」の正位置｜金運での解釈
【ワンドの6】の正位置が金運で出た場合、臨時収入や報酬、昇給、思い通りの展開など嬉しい出来事が期待できます。
金運は好調で、努力や実力に応じてお金が手元に入ってきます。
特に勝負事には強く、ギャンブルや投資でも良い結果を得ることができるでしょう。
また副業などでも良い顧客に助けられるなどで商売も順調に進みます。
この金運を長く続けていくためには、自分だけが利益を楽しむのではなく、周りにも還元することが大切になります。
寄付や募金をするなど、周りにも富や幸せを与える行動をするように心がけてください。
「ワンドの6」の逆位置｜金運での解釈
【ワンドの6】の逆位置が金運で出た場合は、出費が増える、損失、手元からお金がなくなることが多くなります。
勝負事には弱く、手元にあったお金がどんどんなくなってしまう運気です。
途中までは順調でも周りに搾取されることが増えるなど損失が増えます。
投資やギャンブルも極力控えたほうが良いでしょう。
また事業で失敗したり、周りにお金を借りに来る人が来たりなど、自分以外が原因でお金が出ていくことが増えそうです。
お金の貸し借りは極力避けて、今の状況をしっかり見つめ直すことが大切です。
計画を立て、しっかりお金を管理していきましょう。
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他のタロットカードの意味はこちらで紹介しています
◆大アルカナ一覧◆（22枚）
◆小アルカナ一覧（56枚）◆
●ワンド（棒）
●ペンタクル（金貨）
●ソード（剣）
●カップ（聖杯）
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