
付き合ってはいけない「3C男」とは?
付き合ってはいけないと言われる「3C男」とは、「カメラマン」「クリエイター」「カレーをスパイスから作る男性」を指します。
「カメラマン」「クリエイター」は職業を指しますが「カレーをスパイスから作る男性」は職業ではないことから、その人の個性に焦点を当てて選ばれているといえます。
こうした恋愛相手に求める条件の思想は、昭和から平成のバブル時代の全盛期からバブルがはじけた後まで流行っていた『結婚相手に求める三高・三平・三低』が発展したものと言われています。
いずれも女性が恋愛や結婚で幸せになるために避けたいタブーとして、頭に残るようキャッチーな言い方で広まっていったと考えられます。
目次
「3C男」と付き合ってはいけないと言われる理由は?
「カメラマン」「クリエイター」「カレーをスパイスから作る男性」の3つのタイプどれにも当てはまることは「男性のこだわりが強い」という点です。
男女問わず、強いこだわりがある人や、協調性にかける人との付き合いは疲れますよね。同僚や知人として浅く付き合う程度なら問題ありませんが、恋人関係など深い付き合いとなると、その男性のこだわりに振り回されたり、自分が譲歩したりと、大変な思いをする場面に直面する機会が多くなります。
そのため、「3C男」と付き合っていけない理由は、禁忌的なタブーや絶対に不幸になるという強いものではなく、付き合うと女性が振り回されたり、疲れたりしやすい可能性があるからといえます。
付き合ってはいけない「3C男」の特徴を徹底解説
令和の時代に入ってから言われている、付き合ってはいけない「3C男」。それぞれの3タイプについて、解説していきます。
カメラマン
カメラマンは、専門的な仕事の1つです。
フリーランスとして活躍している人も多く、趣味と相まって撮影やカメラにハマっている人や、休日まで忙しいという人も少なくありません。
しかし、カメラマンが「3C男」にラインナップされているのは、仕事に夢中になって恋人を放っておくから、ではありません。
カメラマンは、被写体として日頃からタレントやモデルなど容姿、体型に秀でた人と多く接しています。それゆえ目が肥えているため、理想が高い傾向があります。
また、きらびやかな世界に身を置いているぶん、高い美意識を持っている人も多く、ファッションやメイクのチェックが細かかったり、ダメ出しをされたりしそうという不安から女性に敬遠されているようです。
クリエイター
クリエイターといっても様々な分野があるため一括りにするには難しい職業ですが、いわば「職人」に通ずる仕事といえます。
マニュアルに沿って機械的に作り上げていくものではないので、創造・制作するにあたって自分なりの信念やこだわりを持つ人が多くいます。そうした人は頑固だったり、神経質だったりするので、付き合いにくい印象があります。
また、クリエイターには枠にとらわれない自由な発想力や大胆なアイデアが必要とされるため、強烈な個性を持っている人や、マイペースな人が多い傾向があります。
以上のことから、女性よりも自分を優先しそうというイメージがあり、避けるべきと考えられているのです。
カレーをスパイスから作る男性
カレーをスパイスから作る男性とは、非常に限定的なシチュエーションを指しますが、つまりはこれも「こだわりが強い」という性格を指しています。
ルーを使うとすぐにカレーが完成するので想像が難しいですが、自分で1からスパイスでカレーを作るとなると、時間もお金も労力もかかります。つまり、興味があるものに対しては、時間もお金も惜しまずに使うほどのめり込んでしまう性分といえます。
同じ趣味を持っているなら良いですが、恋人の強すぎるこだわりについていけなかったり、時間やお金が無駄に思えて感覚が合わなかったりして別れるケースが多いそうです。
また、カレーをスパイスから作る男性はトリビアのような知識を蓄えている傾向があり、うんちくが多く、聞き手にとっては煩わしく感じることも理由の1つです。
他にもまだある! 付き合ってはいけない「3B男」「3S男」とは?
他にも「3B男」や「3S男」など、付き合ってはいけないと言われてているタイプがあります。どんな特徴が見られるのでしょうか。
恋人に向かない「3B男」とは?
平成の時代では「3C男」と同じような思想として、付き合ってはいけない3B男なるものがありました。
3B男とは「美容師」「バンドマン」「バーテンダー」を指します。
この言葉が流行った当時はバブルの好景気時代を知っていて理想が高い人が多かったため、イメージ的に収入が不安定だったり、低収入と思われたりする職業の人が敬遠されていました。
お金がすべてではありませんが、お金が足りないと不安に苛まれて精神的に不安定になったり、節約で我慢をしたり、諦めないといけないことが出てきます。
また、当時は今よりも恋愛=結婚のイメージが強かったため、余計に恋人に対する収入面へのこだわりが強かったと考えられます。
恋人に向かない「3S男」とは?
恋人に向かない「3S男」とは、「消防士」「スポーツインストラクター」「整体師」を指します。
これは近年話題にのぼるようになってきた新しい3つのタイプで、見ての通り健康的な肉体を持っていそうな爽やかなイメージがあります。
しかし、男性らしい体つきのためにモテやすいうえ、どの職業も身体的な接触があることが多いため、女性が心変わりや浮気を心配することが多いようです。
人にもよりますが、女性にモテる・女性との出会いが多いという点でこの職業を選んでいる男性も少なくないとか。そのため、不安になりやすい女性や、嫉妬深い女性は合わないといえます。
また、体が資本の職業なので、体に気をつかっている人が多く、食べ物や生活習慣などがストイックでそれに合わせづらいというイメージがあるようです。
付き合ってはいけない男性が変化してきた時代の流れは?
ここまで見てきたように、付き合ってはいけない男性とされる男性の条件や傾向は時代によって変化しています。これは、時代の社会傾向の変遷が大きく影響しています。
たとえば、3B男が流行った時代はバブル期でみんな羽振りが良く、女性も裕福な時代を体験していたため、収入の多い男性が求められ、収入が不安定な男性は将来を任せられないと避けられてきました。
バブルがはじけた後は堅実的な考えが広まり、お金よりも精神的な充足や多様性が重視されるようになりました。そこから自分のこだわりを追求する、いわばオタク気質的な人は避けられることが増え、協調性や寛容性の有無が付き合いやすさの条件となりました。
いずれも今、生きている時代に即して変化しているため、あと数年経てば、もしかするとまた新しい「3タイプ男」が誕生するかもしれませんね。
本当のところ、どうなの?「3C男」と付き合った方の声を紹介
付き合ってはいけないとされる3C男。本当に付き合ってはダメなのか、実際に付き合ったことがある方の声を紹介していきます。
ネガティブな意見もある中、良い印象を持っている方もいるそうです。
“この映画の良さがわからないの?”みたいな態度を取られてモヤッとした。感性が合わないとつらい。
好きなことに没頭しすぎて連絡も返ってこないし、恋人というより“芸術と恋してる人”って感じだった。
カレー作るのはいいけど、調理中は話しかけちゃダメとか、食材にうるさすぎて疲れた。
初めは面白かったけど、会話がずっと創作や機材の話ばっかりで…世界が違うと実感した。
何気ない日常も写真に残してくれて、それがすごくエモくて嬉しかった。記録に残る恋っていいなって思った。
“クリエイター”だからか、他人を型にはめようとしないところが好きだった。お互いに好きなことを尊重できた。
スパイスからカレーを作るのが趣味って聞いて『またまたー』と思ってたら、本当でビビった。でもめちゃくちゃ美味しいし、愛情を感じた。
相手の職業だけではなく、性格を見て見極めよう
「3C男」「3B男」「3S男」といずれも特定の職業を挙げられていますが、単にキャッチーなネーミングにするために選ばれた節もあり、必ずしもこの職業の男性がダメというわけではもちろんありません。
つまりは、思いやりのある人・誠実な人が付き合いやすく、恋人としておすすめという意味なので、職業にこだわらず、その人個人の性格を見極めて幸せな恋愛を手に入れてくださいね。