タロットカードには、それぞれそのカード特有のメッセージが込められています。
また、カードが正位置で出ているか、あるいは逆位置で出ているかでメッセージの内容も変わり、占うテーマによっても解釈が異なってきます。
ですから、タロットカード占いをする時は、まずカード本来の意味を知ることがとても重要なんです。
それでは、タロットカードの小アルカナ【ワンドの3（Three of Wands）】について解説していきましょう。
目次
タロットカード「ワンドの3」の基本的な意味
高台に立ち、3本の棒に囲まれた男性が、黄金の海を眺めています。
海には船や山が見えており、この世界が広いことを示しています。
【ワンドの3】には「ステップアップ」「実行の時期」「幸先の良いスタート」というポジティブな意味合いがあります。
船は新しい目的や情報、商売に関わることを示しており、あなた自身が船に乗って新天地に出かけることもできます。
そしてワンド（棒）は、情熱や夢、成長を表しています。
これらのことから、【ワンドの3】は、未来への期待や希望、冒険の始まりを意味しているのです。
また、男性が棒につかまっていることから、協力者の存在も表しています。
【ワンドの3】が出たら、頼りになるパートナーが現れるかもしれませんね。
「ワンドの3」の解釈キーワード
| 物事の開発・苦労が報われる・実行の時期・安定した力強さ・大きな買い物・希望・力・冒険・商才・実り多い計画 |
「ワンドの3」の正位置の解釈
【ワンドの3】は「未来への希望」や「挑戦」「協力して成功をつかむ」という意味があります。
また、「火」を象徴するワンドは、情熱や理想など心をポジティブに動かす強いエネルギーを示しています。
このことから、【ワンドの3】は、新しい未来に向かう情熱、そして冒険への憧れを表しており、このカードの正位置が出たら、今の環境からステップアップしたり、活動範囲が広がったり、新たな収入源を得る、などのポジティブな変化が予想されるでしょう。
また数字の「3」は、第三者とのコミュニケーションや情報、創造性を表しています。
そのため新しい冒険を成功させる鍵は、自分1人ではなく協力者の存在が鍵になることも示しているのです。
「ワンドの3」の逆位置の解釈
【ワンドの3】の逆位置が出た場合、「諦め」「失望」「机上の空論」という意味になります。
正位置の場合は、地に足をつけて土台ができている状態からの成功を意味しますが、逆位置になると「地に足がついていない」ことが強調されます。
そのため、実力はあるかもしれませんが計画自体が無謀だったり、目標自体が不安定だったり、夢はあっても成功は難しい、という解釈になります。
また協力者の存在も頼りにならなかったり、主導権を握られてしまったり、思わぬ方向に進んでいく可能性があります。
【ワンドの3】の逆位置が出たら、先に進む前に現実と向き合う必要があります。
準備はできているか、計画に穴はないか、今一度冷静に振り返ってみましょう。
カードに何が描かれている？「ワンドの3」のシンボル
【ワンドの3】のカードに描かれているシンボルには、それぞれ意味があります。
特に【ワンドの3】は、未来や燃え上がる意欲を意味するカードといえます。【ワンドの2】で蓄えた実力を、さらに大きな世界で試そうとしている状況を示しています。
①後ろ姿の男性は、自分そのもの。意志を持つ者としてリーダーシップや新しい世界への探求心を示しています。
②3本のワンド（こん棒）は、創造活動や新しい世界にチャレンジするという強い意欲を示しています。
③黄金に輝く海と船は、黄色は希望やポジティブな変化を、船は情報や商売を表しています。また船は男性の持ち物の可能性もあり、商売や取引の成功、視野や活動範囲が広がっていくという暗示でもあります。
④遠くに見える大地は、これから男性が進んでいく新しい未来や可能性、居場所を示しています。
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「ワンドの3」の正位置｜恋愛での解釈
【ワンドの3】が正位置で出た場合、新しい出会い、出発、恋愛の成就を表します。
出会いの場合は、まさに恋の到来を予感させ、ワクワクやドキドキといった恋の醍醐味が楽しめます。第三者による紹介での出会いの可能性も。
片思いの場合は、2人の関係が進展することを示します。主導権を自分で握ることが成功の鍵。ぜひ積極的にアプローチしましょう。
両想いの場合は、ステージアップや新しい展開、相手との関係が前進していくことを示します。また目標や希望、活動範囲が広がるということから、お互いの家族や友人との関わりや結婚による変化、生活自体が新しくなるという意味合いもあります。
【ワンドの3】が逆位置で出た場合には、どんな恋愛状況でも新しい展開に進むことができるでしょう。
「ワンドの3」の逆位置｜恋愛での解釈
【ワンドの3】が逆位置で出た場合、期待外れ、思うように進めない、停滞感という意味になります。
出会いの場合は、良い縁に巡り合うのは難しいようです。そもそも出会いが少ない環境か、受け身か焦りがチャンスを逃す原因のようです。
片思いの場合は、恋が冷める、相手に幻滅する、無計画な行動や焦りで失敗という意味が強くなります。
両想いの場合も、情熱や愛情が減る、マンネリを感じる、代わり映えのない関係、慣れ合い、妥協、弱気で動けないという意味になります。
【ワンドの3】が逆位置で出た時は、理想と現実がかけ離れていることが挫折の原因になります。
まずは現状を見つめ直すこと、そして自分にできることを一つずつクリアしていくことが成功の鍵になります。
「ワンドの3」の正位置｜仕事での解釈
仕事において【ワンドの3】が正位置で出た場合は、独立、新天地での活躍、計画の成功、仲間と協力することという意味があります。
努力に応じた成功が手に入る可能性あふれるカードで、昇進や昇給、栄転など、さらなる飛躍も期待できます。
特に新しい仕事に挑戦するチャンスが得られるなど、活動範囲の広がりも期待できるでしょう。
転職や独立を考えている人は、そのまま計画を進めていってOK。
お金で困っている場合は、思いがけずサポートしてくれる人が現れるなど、協力者の出現も予想されます。
強い運気に乗っていける時なので、どんどんチャレンジしましょう。
「ワンドの3」の逆位置｜仕事での解釈
仕事において【ワンドの3】が逆位置で出た場合は、成果が出ない、焦りを感じる、悩みが生まれるということが多くなります。
たとえばやる気はあるけど空回りしてしまう、思うような成果が出ない、計画通りに進まない、など、停滞する流れにハマってしまいそうです。
またマンネリを感じる、惰性で仕事をする、理想と現実のギャップに悩まされるなど、精神的にもネガティブな要素が強くなるでしょう。
【ワンドの3】が逆位置で出た時は、進むべき道を見失っていることが多いです。
まず何が足りないのか、計画を見直してみるなど、今の状況と向き合うことが大切になります。
「ワンドの3」の正位置｜金運での解釈
【ワンドの3】の正位置が金運で出た場合、商売繁盛・確実にお金が入る、買い物にツキありなど嬉しい出来事が期待できます。
【ワンドの3】の正位置が出た時は、お金の巡りが良い時です。
仕事の業績が上がって収入が増える、昇給や臨時収入も期待できます。
お金に困っている場合も、不思議とどこからか仕事が入ってきたり、サポートしてくれる人が現れたり、ピンチを乗り越えることができる
でしょう。
買い物にもツキがあり、それを元手に増やしていける時です。
特に不動産や車、家具など大きな買い物にツキがあり、出費以上の良い出来事が期待できそうです。
「ワンドの3」の逆位置｜金運での解釈
【ワンドの3】の逆位置が金運で出た場合は、浪費、アテが外れるなどネガティブなことが多くなります。
手持ちのお金がどんどん出ていく可能性が高く、急な出費や貸し借りが多くなりそうです。
一見お得なように見えても結果的には損をする流れになりやすいので、新しい仕事や儲け話に手を出すのは控えたほうが良いでしょう。
投資やギャンブルも大損をする可能性大。
買い物も、すぐに壊れたり不良品だったり、損をすることが多いです。
【ワンドの3】の逆位置が出た時は、新しいチャレンジは避けたほうが無難です。
計画的にお金を使い、節約を心がけましょう。
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他のタロットカードの意味はこちらで紹介しています
◆大アルカナ一覧◆（22枚）
◆小アルカナ一覧（56枚）◆
●ワンド（棒）
●ペンタクル（金貨）
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