タロットカードには、それぞれそのカード特有のメッセージが込められています。
また、カードが正位置で出ているか、あるいは逆位置で出ているかでメッセージの内容も変わり、占うテーマによっても解釈が異なってきます。
ですから、タロットカード占いをする時は、まずカード本来の意味を知ることがとても重要なんです。
それでは、タロットカードの小アルカナ【ワンドの4(Four of Wands)】について解説していきましょう。
目次
タロットカード「ワンドの4」の基本的な意味
4本のワンドと花、果実のリースの向こう側に、赤と青の服を着た人物が描かれています。
また、こちらに向かって花束を掲げている2人は、あなたを歓迎しているかのように見えます。
【ワンドの4】には「平和」「休息時間」「次に進むための小休止」という意味合いがあります。
また、数字の「4」は、安定や保守を示す数字です。
大アルカナの「皇帝」のカードも現実での成功や安定、つかみ取った成功を守るという意味合いがありましたが、小アルカナの【ワンドの4】も同じように、今ある幸せをできるだけ維持するように守っていくことがテーマになっています。
カードの絵柄のように安心できる環境を大切にすること、そして次の冒険のために準備する必要性を意味しているのです。
「ワンドの4」の解釈キーワード
安定・安らぎ・避難場所・問題解決・休息・仕事の官僚・落ち着いた生活・ロマンス・恋・幸運・繁栄・交際・愛情・満足・生活場所 |
「ワンドの4」の正位置の解釈
【ワンドの4】の正位置には、「完成」や「調和」「休息」という意味があります。
カードの絵柄が示すように、穏やかな祝宴ムードは現代で言うなら「一仕事を終えた後の打ち上げ」のようなイメージです。
そのことから、一息つくとか小休止だったり、周りの人と成功を喜んだり、次の計画を進める前の段階を意味しており、理想へ向かって足元を固める状態ともいえるでしょう。
また、4本のワンドの上に飾られている花や果実、そして2人の人物が花束を持っていることから、状況は穏やかで安定しています。
そのことから安心できる場所や家庭、自宅、プライベートな空間という意味合いもあります。
ただし【ワンド】は精神を表すため、「精神的な休息」という側面が強いことも覚えておいてください。
「ワンドの4」の逆位置の解釈
【ワンドの4】の逆位置が出た場合、「停戦」「一時的な休息」という意味になります。
正位置であれば、成功を手にした後の休息で、周りも歓迎ムードで、心穏やかに休むことができますが、逆位置の場合は忙しい合間に少しだけ休むというような、休んだとしても、実際はまだ心も体も戦っているような状態です。
そのため不安定で、精神的にも余裕はありません。
周りの雰囲気もピリピリしているなどで落ち着ける場所ではないのでしょう。
抱えている問題が解決できない、仕事が忙しい、健康状態が悪くなるという意味合いもあります。
【ワンドの4】が逆位置で出た時は、少しは休めるかもしれませんが、それが終わったら根本的な問題と向き合うことが必要になるでしょう。
カードに何が描かれている?「ワンドの4」のシンボル
【ワンドの4】のカードに描かれているシンボルには、それぞれ意味があります。特に【ワンドの4】は、休息地、安心できる場所を意味します。
①4本のワンド(こん棒)は、数字の「4」は安定を示す数字。この場所が安定していることから心のオアシス的な「安心できる場所」であることを示しています。
②花と果実の飾りは、繁栄や収穫の象徴です。
③花束を手に持つ2人の女性は、2という数字は対立を表しますが、花束を持っていることから調和を示します。
④後ろに見える大きな城は目的地やゴールを意味しています。また実力やつかみ取ったもの、という意味もあるでしょう。
⑤お城に続くアーチは、今の状況がそのまま目的地につながっていることを示しています。
【ワンドの4】は、一度休んで英気を養うことが成功につながることを示しています。
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「ワンドの4」の正位置|恋愛での解釈
【ワンドの4】が正位置で出た場合、恋の始まり、婚約、祝福される関係を表します。
出会いの場合は、そのまま恋の始まりや交際を示します。相手の人柄を示す場合もあるでしょう。
片思いの場合は、2人の間に良い進展が期待できます。一緒にいる時間が増えたり、お互いの好感度が上がったり、交際の一歩手前になる可能性も。
両想いの場合は、安定した関係や調和、婚約や結婚など2人の関係が安定している様子を示します。
また平和の象徴でもあることから、家庭円満な様子やお祝い事、2人だけではなく友人や家族間の関係も良好など、幸せで落ち着いた交際が期待できるでしょう。
【ワンドの4】が正位置で出たら、できるだけ幸せな状態を維持するように心がけてください。
「ワンドの4」の逆位置|恋愛での解釈
【ワンドの4】が逆位置で出た場合、不安定な関係、一方的な思いという意味になります。
出会いの場合は、残念ながらチャンスは望み薄です。出会いがあってもなかなか話がまとまらず、曖昧な関係で不安を感じやすくなります。
片思いの場合は、一方的な片思いや気持ちが通じ合わない、安心できない関係という意味が強くなります。表面上での付き合いや、心の距離が離れる、落ち着かない相手だと感じてしまうこともあるかもしれません。
両想いの場合も、問題を先送りする、なぁなぁな関係、落ち着かない家、中途半端な状態という意味になります。婚約や結婚をしていても、相手に対して不満を感じやすい時です。
【ワンドの4】が逆位置で出たら、「なぜ今、こんな状態か」を根本的に見つめ直す必要があるでしょう。
「ワンドの4」の正位置|仕事での解釈
仕事において【ワンドの4】が正位置で出た場合は、仕事の成功、安心できる環境、休暇という意味があります。
一時休止という意味合いから、仕事の成功や精神的な安定を意味します。
達成感や幸せ、安心できる状態、穏やかな人間関係を示すこともあるでしょう。
ただし、一時的な要素が強く、仕事の合間の休憩時間や計画を立てるための準備段階という意味合いもあります。
転職や独立を考えている人は、今は動きがないので準備に力を入れましょう。
今の状況は安定し、不安もない状態ですが、それは一時的なお休み。
あくまで気持ちは前に向けておくように心がけましょう。
「ワンドの4」の逆位置|仕事での解釈
【ワンドの4】が逆位置で出た場合は、不安定、休めない、問題が解決しないという意味が強くなります。
しかし安定感が強いカードなので、状況がすぐに悪化するということではありません。
むしろ何も動かないことが原因でズルズルと足元が崩れてしまう…というイメージです。
ノルマや目標は達成できるかもしれませんが、それは一時的なことで次のハードルがやってきます。
転職や独立を考えている人は、このままでは動きはないので計画の見直しが必要です。
【ワンドの4】の逆位置が出たら、先に進む前に、仕事の仕方や目標、実力について向き合いましょう。
「ワンドの4」の正位置|金運での解釈
【ワンドの4】の正位置が金運で出た場合、安定した経済状況・落ち着いた生活など嬉しい出来事が期待できます。
金運は安定しており、収入と支出のバランスが整っていて、お金に苦労することはなさそうです。
もし困ることがあっても援助してもらえたり、債務が減ったりと、なぜか不思議と助けてもらえる可能性が高いです。
買い物にもツキがあり、品質が良く気に入った物が手に入るでしょう。
投資やギャンブルも少額であれば利益が期待できます。
また、趣味から収入を得られる可能性も高いので、もし話が舞い込んできたらチャレンジしてみましょう。
「ワンドの4」の逆位置|金運での解釈
【ワンドの4】の逆位置が金運で出た場合は、無駄遣い、浪費癖、不安定な収入というネガティブな意味が多くなります。
収入よりも支出のほうが多くなりそうな気配です。
家電や家具が壊れるなど、突発的な支出によってジワジワと手元からお金がなくなってしまいそう。
贅沢品を買うなどの浪費が家計を圧迫する可能性もあります。
投資やギャンブルも、一時的には儲けがあるかもしれませんが、結果的に損失のほうが多くなるので控えたほうが良いでしょう。
生活基盤が脅かされる前に、お金の使い方や管理方法について検討したほうが良いでしょう。
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他のタロットカードの意味はこちらで紹介しています
◆大アルカナ一覧◆(22枚)
◆小アルカナ一覧(56枚)◆
●ワンド(棒)
●ペンタクル(金貨)
●ソード(剣)
●カップ(聖杯)
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