タロットカードには、それぞれそのカード特有のメッセージが込められています。
また、カードが正位置で出ているか、あるいは逆位置で出ているかでメッセージの内容も変わり、占うテーマによっても解釈が異なってきます。
ですから、タロットカード占いをする時は、まずカード本来の意味を知ることがとても重要なんです。
それでは、タロットカードの小アルカナ【ワンドの10(Ten of Wands)】について解説していきましょう。
目次
タロットカード「ワンドの10」の基本的な意味
ワンド(こん棒)を10本両手に抱え、遠くまで運んでいる様子が描かれています。
男性の表情は見えませんが、ワンドはいかにも重そうな雰囲気です。
【ワンド】は「火」の象徴であり、夢や理想を示していますが、数が多すぎる夢や理想はその人自身を迷わせる原因になったり、負担になったりします。
そのように【ワンドの10】も「負担」「重すぎる責任」「労働」という意味合いがあります。
遠くに見える街並みは男性がかつて築き上げた理想郷かもしれませんが、それも遠く離れています。
また、前も見えない状況の中で、男性は正しい道を進めているのかどうかわからない状態であることから、迷走や不安、悩みなどを示す場合もあるでしょう。
「ワンドの10」の解釈キーワード
圧力・圧迫・困難・疲れ・抑圧・破壊・前途多難・重荷・最後の力を出す・苦労・解決まで努力を続ける |
「ワンドの10」の正位置の解釈
【ワンドの10】の正位置は「プレッシャー」や「責任感」「困難や障害」という意味があります。
また「火」を象徴する【ワンド】は、情熱や理想など心をポジティブに動かす強いエネルギーを示していますが、多すぎる荷物は男性に負担をかけているようです。
このことから、仕事やプライベートでのハードワークやプレッシャー、1人で抱えすぎている様子を示しています。
しかし、この状況を乗り越えて前に進むことができれば大きな成功を手に入れることができることから、困難に負けない姿勢が成功をつかむ鍵になると読むこともできます。
【ワンドの10】の正位置が出たら、簡単に物事は進まない可能性が大きいですが、乗り越えることができれば大きな成功を手に入れることができるでしょう。
「ワンドの10」の逆位置の解釈
【ワンドの10】の逆位置が出た場合「途中で投げ出してしまう」「逃避する」「責任を負いきれない」という意味になります。
正位置の場合は、苦しいながらも少しずつ前に進み、その結果、成功を手に入れる可能性がありました。
しかし逆位置の場合は、重すぎる荷物を抱えることができなくなり、途中で投げ出したり、動けなくなったりして成功がつかめなくなります。
またプレッシャーに押しつぶされる、決断できずに失敗する、取捨選択できない、抱え込むことで視野が狭くなる、パワハラやストレスに悩む、など、精神的に苦しい状況になる恐れもあります。
【ワンドの10】の逆位置が出たら、一度立ち止まって本当に必要なことを見つけることが大切になるでしょう。
カードに何が描かれている?「ワンドの10」のシンボル
【ワンドの10】のカードに描かれているシンボルには、それぞれ意味があります。【ワンドの10】は、重すぎる荷物や、困難や試練を意味するカードです。【ワンドの1】から今までのカードで叶えてきたことが、逆に男性の負担になっているのかもしれません。
①こん棒を抱えた男性は、夢や理想を抱え込みすぎている様子を示しています。かろうじて手に抱くことはできていますが、前が見えない状態です。正しい方向に進んでいけるのかもわからないといえます。
②10本のワンド(こん棒)は夢や理想を示しますが、同時に多すぎる数から負担やプレッシャー、大きすぎる目標を示します。
③遠くに見える街は、理想や目的達成のためのゴール時点です。ゴールにたどり着くには何かを取捨選択する必要があるということを暗示しています。
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「ワンドの10」の正位置|恋愛での解釈
【ワンドの10】が正位置で出た場合、プレッシャーを抱えながら進む、困難や試練、ゴールまで遠い道のりということを表します。
出会いの場合は、理想が高すぎるのかもしれません。また恋愛に対する固定観念が恋愛のチャンスを逃している原因かも。
片思いの場合は、プレッシャーが多すぎて動けない模様です。もっと気楽に恋をしてもいいのかも。
両想いの場合は、周りからの重圧や「こうしなければ」というルールが厳しすぎることを示しています。また2人で協力することがステージアップへの解決であることを暗示しています。
【ワンドの10】の正位置が出た場合、恋愛の道のりはかなり厳しい状態ですが、強い信念の元で進んでいけば成就の可能性はあります。
諦めずに進みましょう。
「ワンドの10」の逆位置|恋愛での解釈
【ワンドの10】が逆位置で出た場合、挫折、失恋、ゴールに進めないという意味になります。
出会いの場合は、恋愛に対して臆病になっているかもしれません。また求める恋や理想、チャンスを求める場所が間違っている可能性があります。
片思いの場合は、失恋、思いが強すぎて相手がプレッシャーを感じる、自分を出せない、という意味合いになります。
両想いの場合も、困難や試練、トラブルを乗り越えることができない可能性が高まります。諦めやマンネリ、惰性での付き合いになっていないか振り返ってみましょう。
【ワンドの10】の逆位置が出た時は、何かを捨てる覚悟が必要になります。しかし一時的な損失はあっても、その後には別のチャンスが手に入る可能性が高まるでしょう。
「ワンドの10」の正位置|仕事での解釈
仕事において【ワンドの10】が正位置で出た場合は、プレッシャーを抱える、辛い仕事、労働時間が増えるという意味があります。
頑張ってもなかなか努力の成果が現れず、報われません。
またキツい仕事や苦しい環境下での労働など、心身ともに厳しい状態になる可能性があります。
転職や独立は今よりも悪い状態になる可能性があるのでおすすめできませんが、現状ですでに苦しい場合は、発想の転換や思い切った決断で新天地に向かうことができます。
また、厳しい状態ですがゴールまであともう少し、ともいえます。
諦めずに進んでいきましょう。
「ワンドの10」の逆位置|仕事での解釈
仕事において【ワンドの10】が逆位置で出た場合は、苦しい状況が続く、先が見えない、ストレスに悩まされるという意味が強くなります。
目標そのものが間違っていたり、理想が高すぎたりする可能性があります。
また環境的に価値観が合わない職場や人間関係の悪化、居場所のなさ、仕事が多すぎる、人に頼ることができないなど、精神的な孤立を味わうことになりそうです。
転職や独立は孤立無援でサポートしてくれる人がいないため、失敗する可能性が高まります。
【ワンドの10】の逆位置が出た時は、思うように成果は出ない可能性が高く、自分の身の丈にあった行動を心がけるようにしましょう。
「ワンドの10」の正位置|金運での解釈
【ワンドの10】の正位置が金運で出た場合、金額が大きな買い物、負担が増える、ローンなど一時的に何かを手に入れたとしても、その後の負担が大きくなることを予感させます。
金回りは悪くありませんが、欲が裏目に出てしまい、借金が増えたり荷物が多すぎて収納に入りきらなくなったり、結果的に自分の首を苦しめてしまうことになりそうです。
また「管理しきれない」ということから、せっかく手に入れた物をダメにしてしまう危険があります。
投資やギャンブルも借金になる恐れがあります。
【ワンドの10】の正位置が出たらお金の使い方を考えましょう。
「ワンドの10」の逆位置|金運での解釈
【ワンドの10】の逆位置が金運で出た場合は、浪費、借金が増えるなどネガティブなことが多くなります。
まず欲望が強くなり、あれもこれも欲しくなって無駄遣いが増えるかも。
投資やギャンブルでも損をする可能性が高く、途中で諦めきれないことからどんどん雪だるま式に借金が増える恐れがあります。
【ワンドの10】の逆位置が出た時は、一時的に財産は増えるかもしれませんが、その後に大きな苦しみが待っています。
特に逆位置では、自分で自分の欲求をコントロールできない傾向が強まります。
誘惑に負けないように節約を心がけ、無駄遣いをしないよう財布の紐を締める必要があるでしょう。
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他のタロットカードの意味はこちらで紹介しています
◆大アルカナ一覧◆(22枚)
◆小アルカナ一覧(56枚)◆
●ワンド(棒)
●ペンタクル(金貨)
●ソード(剣)
●カップ(聖杯)
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