タロットカードには、それぞれそのカード特有のメッセージが込められています。
また、カードが正位置で出ているか、あるいは逆位置で出ているかでメッセージの内容も変わり、占うテーマによっても解釈が異なってきます。
ですから、タロットカード占いをする時は、まずカード本来の意味を知ることがとても重要なんです。
それでは、タロットカードの小アルカナ【カップの6(Six of Cups)】について解説していきましょう。
目次
タロットカード「カップの6」の基本的な意味
赤い頭巾を被った子供が、妹に百合の花が入ったカップを手渡そうとしています。
背景には古びた建物が描かれ、空は青く澄み渡っていますが、子供たちの前にあるカップには花が咲いており、幸せそうな雰囲気を漂わせています。
カップの6は「思い出」「優しさ」「純粋な気持ち」などの意味がありますが、カップ(杯)は、子供が描かれていることからも、より純粋さや無垢な魂をあらわしています。
花を手渡していることから、相手や小さなものに対する愛情や喜び、プレゼントすることで送ったり、送られたりすることへの幸福感を暗示しているカードです。
カップ5の「喪失」を経て、何かを失いはしたものの、心の中にある大切なことに気付いた瞬間ともいえるでしょう。
「カップの6」の解釈キーワード
喜び・成就・成功・安らかさ・余裕・結婚・安定・チャンス到来・友情・親戚・新しい計画・未来への展望・目覚め・グッドニュース |
「カップの6」の正位置の解釈
【カップの6】の正位置には「思い出」や「プレゼント」、「喜ばしい記憶」などの意味があります。
カップから溢れ出している水は心や感情をあらわし、そこから花が咲いていることから、初心や情熱、希望の光を象徴しています。
過去を振り返ることによって、忘れていた大切な何かを思い出すことができそうです。損得勘定のない愛情や友情、純粋な想い、恐れずに相手に何かを伝えることの大切さを暗示しています。思っていることややりたいことがあるなら、誠意をもって相手に伝えることが大切です。また初心に戻ることで、自分が何をしたいのか解決策を見つけることができるでしょう。
子供時代に夢中になっていたことは何か、探ってみると良いかもしれません。
「カップの6」の逆位置の解釈
カップの6の逆位置が出た場合、「過去にとらわれる」「昔にこだわりすぎる」「実績ばかり気にする」という意味になります。
逆位置になると、カップ(杯)が持つ優しさや愛情が過剰になり、未練や思い出ばかりに浸る、現実逃避をしてしまうなどの意味が強くなります。
たとえば、「昔はよかった」と思い出すのは悪いことではありませんが、今は今として対応していくことが必要です。
また昔のトラウマを引きずってしまう、未練を抱える、往生際が悪い、精神的に成長できないなど、悪い意味で昔にこだわってしまう場合もあります。このカードの逆位置がでたら、過去の出来事から対策を考えることも大切ですが、新しい方向に目を向けて進む覚悟を持ちましょう。
カードに何が描かれている?「カップの6」のシンボル
【カップの6】は、愛情の始まり、純粋さ、初心、思い出を象徴するカードです。
カップからは感情を暗示する水ではなく、希望や可能性を示す「花」が咲いていることから、すでに過ぎ去った過去の状況をあらわしています。
①白い百合の花は、純粋さや清らかさの象徴です。また処女性の象徴でもあります。
②百合の入った6つのカップは、感情や心、愛情、そしてそれらを受け止める受容をあらわしています。
③少女にカップを手渡す少年は、幼少期や過去の記憶をあらわしています。また百合の花が入っていることから愛情を注ぐことを意味しています。
④古い家と庭園は、ふるさとや生まれ育った環境、自分の居場所をあらわしています。
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「カップの6」の正位置|恋愛での解釈
【カップの6】が正位置で出た場合、初恋、恋の芽生え、純粋な想いがキーワードになります。
出会いの場合は、昔の知り合いや友人との縁から恋が芽生えそうです。また昔の恋人思い出す、似ている人に恋をするという可能性もあります。
片思いの場合は、初恋や恋の芽生え、お互いに好意を抱く、友情を意味します。昔感じた気持ちを相手に抱く、という意味もあるでしょう。
両想いの場合は、お互いに思いやりあう、子供に関する出来事、家庭を持つ、心が癒されるような時間が持てるなど、幸せな風景が期待できます。建物が描かれていることから、同棲や結婚の可能性も。初心を忘れず、純粋な気持ちを捧げることでチャンスが巡ってきます。好きな人には素直な気持ちを伝えましょう。
「カップの6」の逆位置|恋愛での解釈
【カップの6】が逆位置で出た場合、未練を持つ、過去の恋愛を引きずる、こだわりすぎてチャンスを逃すという意味になります。
出会いの場合は、過去にとらわれる、昔の恋人への未練が断ち切れない、復縁を望むなど、前向きに進むことができません。トラウマに悩まされる可能性もあります。
片思いの場合は、感情的になる、受け身の状態、理想や憧ればかりがふくらむという意味になります。
両想いの場合も、過去のことにこだわる、前向きになれない、後悔する、過去のトラウマに悩まされるなど、現在を見つめて関係を築くことが難しくなります。こだわりが強すぎたり、相手ばかりに理想を押し付けていないか、自分自身を振り返ってみましょう。
「カップの6」の正位置|仕事での解釈
仕事において【カップの6】が正位置で出た場合は、初心に返る、仕事の仕方を再確認する、誠意を伝えるなどの意味があります。
損得勘定で仕事をするのではなく、情熱ややる気、理想を目指して進むことで成果を上げることができるでしょう。
また初めてのことでも前向きにチャレンジしたり、冒険してみたり、仕事を始めたときの初心を思い出すことの大切さをあらわしています。
プレゼントという意味からは、努力の成果や前向きな姿勢が周りに評価され、臨時収入につながる可能性もあります。
このカードが出たら、自分が何をしたかったのか、損得勘定よりも理想を大切にすることで成果が得られるでしょう。
「カップの6」の逆位置|仕事での解釈
仕事において【カップの6】が逆位置で出た場合は、やる気がでない、険悪な雰囲気、自己中心的な行動などネガティブな意味合いの暗示になります。
仕事に対する情熱や意欲、理想が失われてしまい、惰性や損得勘定で仕事をしていないか注意する必要があります。
また子供っぽさが目立つ職場や、昔の栄光にしがみつき成長できない状況を暗示することも。転職や独立は無計画さやツメの甘さで失敗する恐れがあります。過去や歴史を大切にすることも
大事ですが、今を生きていくことが先決です。
このカードの逆位置が出たときは、自分自身の仕事の取り組み方について向き合う必要があるかもしれません。
「カップの6」の正位置|金運での解釈
【カップの6】の正位置が金運で出た場合、プレゼントや臨時収入、ささやかな贈り物、金運アップなど嬉しい出来事が期待できます。
人間関係が復活し、嬉しい関わりが増えることを意味します。
そのため、交際費や交通費などで一時的な出費はあるかもしれませんが、楽しい時間が過ごせるなどお金では得られない幸福を手に入れることができそうです。
また副業や趣味でお金を生んだり、友達と始めたことで利益が得られたり、思いがけない報酬が手に入る可能性もあります。
周囲の人間関係を大切にすることが金運アップにつながるでしょう。
「カップの6」の逆位置|金運での解釈
【カップの6】の逆位置が金運で出た場合は、計画性のない出費、衝動買い、無駄遣いなど出費が多くなる模様です。
受け取ることよりも、出ていくお金が多くなるので金銭的に厳しい状況になりやすいです。
子供のように「欲しい!」という気持ちだけが暴走してしまい、予想以上にお金を使ってしまうかも。
また交際費がかさんだり、愛されようとしてお金を使ってしまったり、打算的な出費が増える模様です。投資やギャンブルも感情を抑えることができず、湯水のように損失が増えていく模様です。このカードの逆位置が出た場合、お金の使い方や管理に気を配る必要があるでしょう。
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他のタロットカードの意味はこちらで紹介しています
◆大アルカナ一覧◆(22枚)
◆小アルカナ一覧(56枚)◆
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●カップ(聖杯)
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