西洋占星術3区分「不動宮」とは？意味や特徴、行動パターンを解説

不動宮（固定宮）とは？

「不動宮（固定宮）」は、12星座を3区分に分けたクオリティの1つです。変化を嫌い、どっしりと構えて動かない性質で、同じことを繰り返したり、安定させたりすることが得意です。

そびえたつ山や重たい岩、大きな建造物のように、簡単に揺らぐことなく鎮座し、動くとしても慎重です。

不動宮は、新しく始めたものを安定させたり、物事を落ち着かせたりする特徴があります。また、自分の中に揺るぎない信念を持っており、たとえ困難に直面しても、自分の意志を曲げずに貫く傾向が見られます。

なお不動宮は、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座の12星座が該当しますが、それぞれエレメントが違うため活動分野に違いがあります。その星座が何のエレメントかということも意識すると、より詳しく行動パターンを知ることができます。

12星座を3区分に分けたクオリティとは？

12星座を行動パターンごとに振り分けた3区分を「クオリティ」と言い、3区分には「活動宮」「不動宮（固定宮）」「柔軟宮」があります。

この3区分は、季節とも深い関わりがあり、下記のように当てはまります。

ここからは、3区分のそれぞれの特徴について、解説していきます。

不動宮の性質は？

ここからは、不動宮の注目すべき5つの性質を解説していきます。

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不動宮の行動パターンとは？

不動宮の行動パターンは、揺るぎない精神と信念で「今、大切なこと」を守り続ける傾向が見られます。

忍耐強く取り組む、慎重に観察する、何を言われても揺るがない、安全を確認してから満を持して行動に移す、一度決めたことは必ずやり遂げるという人は、不動宮の影響が強く出ている可能性が高いといえます。

また、不動宮の行動パターンは、エレメントによって質が異なります。

たとえば、火のエレメントは情熱を燃やし続け、水のエレメントは強い想いを揺るがすことなく抱き続け、風のエレメントは得た情報で確かな知恵と信念を築き、地のエレメントは安全や安心な状況を守り続けようとします。

不動宮・牡牛座の特徴は？

地のエレメントに属する牡牛座は、たとえるなら開墾前の土地です。最初は固く手強いですが、一度開墾すれば豊かな作物を収穫できます。

牡牛座は、物事に対してとても慎重で確認を繰り返しながら、ゆっくりと進んでいく特徴があります。

安心できる環境の中で落ち着いて過ごしたいという気持ちが強く、保守的で争いを好みません。

人見知りですが、一度心を開いた相手には優しく協力的で安定した関係を継続していこうとします。

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不動宮・獅子座の特徴は？

火のエレメントに属する獅子座は、たとえるなら燃え続ける炎。夢や理想、憧れを叶えるために情熱を燃やし続けます。

変化することなく燃え続ける火である獅子座は、守護星である太陽のように、明るくまぶしい存在です。

素直で純粋、ポジティブで、ハードルが高いほど燃え上がる性質。派手なことや目立つこと、ドラマティックな展開が大好きです。

強そうに見えますが、意外と打たれ弱く、自信のなさを隠すために自己中心的な行動を取ることがあります。

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不動宮・蠍座の特徴は？

水のエレメントに属する蠍座は、たとえるなら深い湖や深海です。落ちたら最後、ゆっくりと深く、時間をかけて浸透していきます。

感情や信頼など目に見えない絆を大切にする蠍座は、とても臆病で慎重な性質です。物静かで落ち着きがあり、秘密主義な性格です。

好き嫌いが激しく、なかなか心を開きませんが、一度信頼した相手にはトコトン心を許します。

相手にのめり込んでしまう傾向があるため、好きな人に対して距離がうまく取れず、干渉や束縛をしてしまうことがあります。

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水のエレメントの解説へ

不動宮・水瓶座の特徴は？

風のエレメントに属する水瓶座は、たとえるなら広い世界を漂う風です。多様性を認め、さらに理想的な世界に向かって思考を巡らせます。

知的好奇心が強く博識、より良い世界を目指して発展するために活動します。博愛主義で、誰に対しても臆することなく接する社交的な性質です。

境界線やコミュニティに縛られることなく行動範囲が広いのが特徴で、あちこちに居場所を作るのが得意です。

自分の理想を見失わず、揺るぎない信念で進んでいきます。

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ホロスコープ・不動宮が多い場合の特徴は？

【サンプルホロスコープ】1962年3月10日　17時05分　福岡県

不動宮に星が多く入っている人は、保守的で安定志向が強く、腰が重たいのが特徴です。

慎重で損得勘定が強く「安全かどうか」「大丈夫か」など、まず確認を取ってから判断するタイプ。そして、動き始めるまでも遅いのですが、動き始めてからは止まったり方向転換したりすることも苦手です。

同じパターンを繰り返し続けながら、成功を目指していきます。

また、基本的に争い事や競争は苦手なので、表面的には穏やかで控え目な性格です。しかし、自分の信念や価値観を守るためなら断固戦うなど、意志の強さが見られます。

現実主義で責任感が強く、理想に向かってスケジュールを立ててコツコツと物事を進めていくため、人生で成功することが多いといえます。

活動宮・不動宮・柔軟宮の相性を解説

ここからは、不動宮と他の3区分クオリティそれぞれの相性について、解説していきます。

不動宮と活動宮の相性は？

不動宮と活動宮は、お互いの弱点を補い合える相性です。

コツコツと時間をかけてしっかり結果を出すのが得意な不動宮と、スタートが得意な活動宮。

特に仕事では直感型の活動宮がアイデアを出し、不動宮がそのアイデアを実現可能な状態まで作り上げていきます。

逆に、不動宮が動けない時は、活動宮は力強く手を引っ張ってくれるなど、ベストパートナーになれる関係といえます。

不動宮同士の相性は？

保守的で慎重な不動宮同士は、親しくなるまで時間がかかりますが、仲良くなれば長い付き合いになる相性です。

進展はゆっくりですが、じっくりと相手と馴染んでいくことができるため、生涯のお付き合いになる可能性が高いです。

ただし、自分の価値観を曲げずに押しつける傾向があるので、相手を理解し、認めることが大事です。

不動宮と柔軟宮の相性は？

不動宮と柔軟宮は、お互いに探りながら関係を築く不安定な相性です。

頑固で守りに入る不動宮と、状況を見ながら柔軟に攻めていく柔軟宮。

守ることが得意な不動宮に対し、相手を見ながら調整していく柔軟宮では、柔軟宮のほうから歩み寄って仲良くなる場合が多いです。

真正面からぶつかることは少ないですが、相手を引っ張るほどのエネルギーはどちらも少ないため、手探りのような関係になりやすいといえます。

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不動宮の人は、保守的で安定感があり、現実思考の持ち主

それでは最後に、不動宮の特徴をまとめて、ご紹介します。

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