「カーネーション」の花言葉|色別や本数別の意味、贈り方も解説

カーネーションの花言葉は?

カーネーションの花言葉には「無垢で深い愛」「女性の愛」「感覚」「感動」「純粋な愛情」などの意味があります。

カーネーションといえば母の日、というイメージがありますが、確かにこの花言葉を見れば日頃お世話になっている気持ちを表すのにぴったりです。

実は海外でも独自の花言葉を持っており、英語では「love(愛)」「fascination(魅力)」など、日本とあまり意味が変わりませんが、フランスでは「effronterie(厚かましさ)」という少し意外な花言葉もあります。

カーネーションの花言葉の由来は?

カーネーションの花言葉の由来は所説ありますが、1つはカーネーションは、キリストが処刑された際に聖母マリアが流した涙から生まれたという逸話です。

もう1つは、19世紀のアメリカで活躍した活動家アンナ・ジャーヴィスが、南北戦争において負傷した兵隊たちの衛生状態を改善する「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げた自身の母アン・ジャーヴィスに対して行った行動です。

アンが亡くなった2年後の1907年5月12日に、アンナが記念会を催し、そこで白いカーネーションを配りました。これらのことから「無垢で深い愛」という花言葉がついたと言われます。

カーネーションの花言葉には怖い意味もある?

カーネーションの花言葉に、怖い意味を持つものはありません。そもそもカーネーションが示すのが純粋な愛情だからです。

ただ、黄色のカーネーションだけは「嫉妬」「軽蔑」「軽視」「侮蔑」のような、ややマイナスなイメージの花言葉を持っています。

これもキリスト教に由来しているのですが、キリストを裏切ったユダの服が黄色であったこと、そしてカーネーションがキリスト教に縁の深い花であったことからついたと言われます。

花言葉を知っていると誤解されやすいという意味合いでは、やや怖いといえるかもしれません。

そもそも、カーネーションはどんな花?

カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の多年草で、4月から6月、そして9月から10月頃の、春と秋に花を咲かせます。

原産地は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸で、暑さ、寒さにも強い、比較的育てやすいお花です。

たくさんのフリルが重なったような愛らしい見た目と、とりどりの色で私たちの目を楽しませてくれます。

ちなみにカーネーションという名の語源はラテン語で肉色のという意味の「Carneus」または「Incarnation」、もしくは戴冠式という意味の「Coronation」と言われています。

カーネーションの色別の花言葉を解説

ここからは、カーネーションの色別に花言葉を紹介していきます。

赤いカーネーションの花言葉は?

赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」「母の愛」「純粋な愛」「真実の愛」「熱烈な愛」「愛を信じる」などです。

愛情を感じさせるその色合いから、母への純粋な想いが一番現れた花言葉となっています。

ただし、黒や茶色に近いようなダークトーンの赤色は「私の心に哀しみを」「欲望」などの意味があるので注意しましょう。

白いカーネーションの花言葉は?

白いカーネーションの花言葉は「純潔の愛」「尊敬」「あなたへの愛情は生きている」などです。

愛や尊敬を表す意味があり、その清楚な見た目からもプレゼントとして選ばれやすい白いカーネーションですが、実は「亡くした母や子ども偲ぶ花」だとも言われています。

そして、白だけでは悲しみを表す印象が強まるので気をつけましょう。

ピンク色のカーネーションの花言葉は?

ピンク色のカーネーションの花言葉は「感謝」「気品・上品」「熱愛」「女性の愛」「温かい心」「美しい仕草」などです。

赤よりももう少し優しい、包み込むような愛情や生命を感じさせるのがピンク色です。

また、ピンク色は心を穏やかにする効果もあると言われます。赤同様、母の日の贈り物としてはぴったりのメッセージが込められています。

オレンジ色のカーネーションの花言葉は?

オレンジ色のカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「熱烈な愛」「清らかな慕情」「あなたを愛します」などです。

明るく元気な、無垢なイメージを持つオレンジのカーネーションにはぴったりの花言葉です。

赤やピンクに比べるとやや熱烈な愛情を示す花言葉が多いため、恋人にカーネーションをプレゼントするならオレンジが良さそうです。

黄色のカーネーションの花言葉は?

黄色のカーネーションの花言葉は「美」「友情」などです。

いつまでもお母さんに美しくいてほしい、友達のような関係でいてほしいと望むなら黄色がぴったりです。

ただ、その一方で黄色のカーネーションには「軽蔑」「侮辱」「嫉妬」「軽視」「愛情の揺らぎ」などのネガティブな意味の花言葉もあるので、単色では贈らないほうが無難です。

青色のカーネーションの花言葉は?

青色のカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」です。

青色のカーネーションは人工的に作り出された品種、もしくは人の手で青く染められたものになります。青色のカーネーションの品種としては「ムーンダスト」が有名です。

幸せは自分たちの手で作り出せるという事実を表現していることからも、この花言葉はぴったりです。

紫色のカーネーションの花言葉は?

紫色のカーネーションの花言葉は「誇り」「気品」です。

高貴な色とされてきた紫色のカーネーションは、母への憧れの意味も込めて贈りたいところです。

紫のカーネーションは「気まぐれ」「移り気」という花言葉も持っていること、またその色合いから白と同様、亡き母を偲ぶ際にも使われるので、他の色とアレンジしてプレゼントすると良さそうです。

カーネーションの本数別の花言葉を解説

ここからは、カーネーションの本数別に花言葉を紹介していきます。

1本のカーネーションの花言葉 感謝・私の運命の人はあなたです・運命のパートナー
3本のカーネーションの花言葉 幸福・私はあなたを愛しています・あなたが好き
4本のカーネーションの花言葉 信頼・私はあなたを一生愛し続けます・永遠の愛
6本のカーネーションの花言葉 愛情・私はあなたに夢中・あなたに首ったけ
8本のカーネーションの花言葉 真実・私はあなたの思いやりに感謝しています
9本のカーネーションの花言葉 尊敬・いつまでも一緒にいよう・これからもずっと一緒
11本のカーネーションの花言葉 努力・あなたは私の最愛の人です・一番好き
40本のカーネーションの花言葉 私はあなたに永遠の愛を誓います・これからも愛してる
50本のカーネーションの花言葉 永遠・この愛は永遠です・いつまでも共にある
99本のカーネーションの花言葉 永遠の愛・私はこれからもずっとあなたを愛します
108本のカーネーションの花言葉 私と結婚してください・私と結婚するのはあなたです

カーネーションのおすすめの贈り方を紹介

ここからは、おすすめのカーネーションの贈り方を相手別にご紹介します。

母の日

母の日のお花といえばカーネーションというくらい定番です。どの色にも、母親への愛情や感謝を伝える花言葉が多いのも特徴的ですね。

「母への愛」「母の愛」の花言葉を持つ赤色や、「感謝」「温かい心」の花言葉を持つピンク色の花、そして「尊敬」の意味を持つ白や「永遠の幸福」の意味を持つ青などを合わせたアレンジメントを贈ると喜ばれるでしょう。

その際は「思いやりに感謝する」という意味を込めて8本にすると素敵です。

誕生日祝い

華やかさやポジティブな花言葉から、カーネーションはお誕生日にもおすすめです。

カーネーションは2月16日、6月15日の誕生花なので、2月や6月にお誕生日を迎える人には特に喜ばれます。

「感謝」「温かい心」の花言葉を持つピンクや「尊敬」の花言葉を持つ白、そして「友情」の意味を持つ黄色などをアレンジしてはいかがでしょうか。「永遠の幸福」の意味を持つ青も素敵です。

贈る際には感謝を表す8本にすると良い贈り物になります。

送別会

カーネーションは華やかな見た目と色合い、そしてバラほど特別な愛情を印象づける花でもないため、送別会に贈るお花としても最適です。

「感謝」の花言葉を持つピンク色や、「永遠の幸福」の花言葉を持つ青色は誰に贈っても喜ばれます。「思いやりに感謝する」の意味を込めた8本にして贈りましょう。

特に仲良くしていた人ならば「友情」の花言葉を持つ黄色を、尊敬できる上司に対してはさらに「上品・気品」の花言葉を持つ紫と「尊敬」を表す白を混ぜてもいいですね。

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