「アネモネ」の花言葉|色別の意味や由来、贈り方も解説

アネモネの花言葉は?

アネモネの花言葉は「あなたを愛します」「見放された」「見捨てられた」「はかない恋」「恋の苦しみ」です。

美しく咲き誇るその姿からは、なかなかこれらの花言葉が連想できないかもしれませんが、アネモネの花言葉は恋愛の一時性や恋の苦しみ、そして愛を受けられなくなったなどのはかなく悲しいものです。

どちらかというと、うまくいかない恋愛を悲しむ意味合いの花言葉が多くなっています。

しかしながら、そこに「あなたを愛します」という花言葉も入っているため、最初からうまくいかないのではなく、うまくいかなくなった恋愛を悲しんでいる印象です。

アネモネの花言葉の由来は?

アネモネの花言葉の由来は、ギリシャ神話にあります。

愛と美の女神・アフロディーテはキューピッドの矢を誤って受けたことにより、美しい人間の少年・アドニスに恋をします。

アフロディーテがアドニスにオオカミやイノシシに近づくなと警告したにも関わらず、アドニスはイノシシを狩ろうと近づき、逆に襲われて死んでしまいました。

その時に流れた血や、アフロディーテがアドニスの死を悼んで流した涙からアネモネが咲いたと言われています。

そのため「あなたを愛します」という意味を持ちつつ「恋の苦しみ」「はかない恋」のような悲しい花言葉も持っています。

アネモネの花言葉には怖い意味もある?

アネモネの花言葉に、怖い意味はありません。

しかし、アネモネの花言葉には「見放された」や「見捨てられた」のような意味があることから、これを知っていると、アネモネをプレゼントされた相手は「相手から恨まれているのだろうか?」と不安になるかもしれません。

また、アネモネには色別の花言葉を特に持っていない色がいくつかあることから、好意的ではないという印象を与えることもあります。それが「恨まれている」「嫌われている」といった怖い印象に繋がる可能性はあります。

そもそも、アネモネはどんな花?

アネモネは、ギリシャ語で風を表すアネモスに由来した言葉で「風の娘」という意味を持ちます。ヨーロッパの地中海沿岸部が原産地で、キンポウゲ科イチリンソウ属に属する多年草です。

草丈は15cmから50cmほどに育ち、3月から5月に4cmから8cmほどの花を咲かせます。花は一重咲から八重咲まで、そして色も様々で、全部で100種類ほどあると言われます。花の色も様々ですが、同じように香りも様々で、見た目良し、香り良しと多彩に楽しめます。

また、風に揺れる姿が美しいことから「wind flower(ウィンド・フラワー)」とも呼ばれます。

アネモネの花を上手に育てるには?

アネモネは日当たり、水はけ、風通しが良いところを好む球根植物です。

10月から11月ごろに植え付けて芽が出たら、あとは土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやるように育てれば、比較的簡単に育ちます

開花時期の2月から5月は、花が咲き終わったらその茎をカットすると、たくさんの花が咲いてくれます。

6月以降は、花が咲き終わって葉が枯れてきたら球根を掘り上げて、風通しの良い日陰で保存しておくと翌年もまた楽しむことができます。

アネモネの色別の花言葉を解説

ここからは、アネモネの色別に花言葉を紹介していきます。

赤いアネモネの花言葉は?

君を愛する。あなたを愛しています。燃え上がる情熱。情熱。勇気。命の危険。闘志。殉教。恋の苦しみ。はかない恋。

白いアネモネの花言葉は?

希望。期待。真実。純潔。清らかな愛。敬虔。真実の愛。喜び。恋の苦しみ。はかない恋。あなたを愛します。

青いアネモネの花言葉は?

固い誓い。期待。希望。安心感。純粋な愛。慈愛。信頼。平和。精神統一。恋の苦しみ。見放された。消えゆく恋。

ピンクのアネモネの花言葉は?

あなたを愛します。幸福な愛。素晴らしい友情。未来への希望。幸せを待ち望む。清らかな心。信頼。はかない恋。

紫色のアネモネの花言葉は?

高貴。尊敬。あなたを信じて待つ。気品。神秘性。はかない恋。恋の苦しみ。あなたを愛する。消えゆく愛情。

アネモネのおすすめの贈り方を紹介

ここからは、おすすめのアネモネの贈り方を相手別にご紹介します。

誕生日祝い

誕生日をお祝いするためにアネモネを送るなら、4月6日の誕生花がアネモネなので、春生まれの人には最適です。

アネモネの色を選ぶならば、「希望」の花言葉を持つピンクや白をメインにしてアレンジしてもらうのがおすすめです。

また、その際には10本以内にすると「明るい未来へ」という意味を持つので、より一層お祝いの気持ちが伝わります。メッセージカードを添えるなら、花言葉の意味も伝えるとさらに喜ばれます。

プロポーズ

愛する人にこの先共に歩んでいきたいという想いを伝えるプロポーズにぴったりのアネモネの色は、何といっても赤です。

赤いアネモネには「君を愛す」「あなたを愛します」「燃え上がる情熱」という愛を誓う花言葉がありますし、情熱的な赤色も最適といえます。

本数は「永遠に共に」という意味を添えられる21本から50本以内にして、ボリュームのあるアネモネの花束を捧げれば、記念すべき時を美しく彩ってくれるはずです。

恋人へのプレゼント

恋人へのプレゼントは、愛を伝える花言葉を持つ色がベストです。

「情熱的な愛」「あなたを愛する」の花言葉を持つ赤のアネモネに、あなたを信じるという意味がある紫や、希望の意味を持つピンクや白を添えると色鮮やかで、愛のこもったブーケが出来上がります。

本数は10本以内で「明るい未来へ」の意を添えるか、11本から20本にして「変わらない思い」を伝えれば、渡した恋人もきっと喜んでくれます。2人に幸せな時間が訪れるはずです。

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