「カスミソウ(かすみ草)」の花言葉|色ごとの意味や由来も解説

カスミソウの花言葉は?

カスミソウの花言葉には「清らかな心」「無邪気」「無垢」「幸福」「感謝」「親切」などがあります。

カスミソウといえば、白くて小さく、主張は控えめだけれど、メインの花をぐんと引き立ててくれる名脇役のようなイメージです。

優しく引き立ててくれる姿が日本人には好まれる印象です。

実際、ブライダルやプレゼント用のブーケにおいても、カスミソウは欠かすことができないような存在となっています。

それを考えると、どの花言葉も納得ですね。

カスミソウの花言葉の由来は?

カスミソウにいくつかある花言葉の中でも「無邪気」「無垢」という花言葉については、カスミソウの英名である、赤ちゃんの吐息を意味する「Baby's breath」が由来になっていると言われています。

そしてその白くて上品な姿から「清らかな心」という花言葉がつけられました。

「幸福」は、結婚式などでよく使われていたことに由来していますし、カスミソウの花束をお世話になった人に贈ることが多かったために「感謝」「親切」などの花言葉がついたと言われています。

カスミソウの花言葉には怖い意味もある?

カスミソウの花言葉には、実は怖い意味はありません

お葬式などで見かけることがあるために「もしかして」と思われた方もいるかもしれませんが、あれはカスミソウが「感謝」という花言葉を持っているためでしょう。

亡くなった方への今までのお礼と感謝を示すためにカスミソウが使われていると思われます。

また、その色が白く、花の印象が控えめなこともあって、亡くなった方への手向けとされることも多くありますが、花言葉に怖い意味があるからではありません。

そもそも、カスミソウはどんな花?

白くて小さくて、いつも大きな花を囲むように使われ、ブーケを華やかにしてくれるかわいい花というイメージのカスミソウは、1年中咲いているようなイメージがありますが、実は花期は5月から7月です。

そして、ナデシコと同じ科に属しており、群撫子(むれなでしこ)という和名も持っています。

白のイメージが強いのですが、実は白のほかにピンクや黄色、水色、紫色などがあり、私たちの目を楽しませてくれています。

また、染めやすく水分が少ないため、ドライフラワー用に好まれます。

カスミソウの色別の花言葉を解説

ここからは、カスミソウの色別に花言葉を紹介していきます。

  • 白のカスミソウの花言葉は?
  • ピンクのカスミソウの花言葉は?
  • 青のカスミソウの花言葉は?
  • 黄色のカスミソウの花言葉は?
  • 紫色のカスミソウの花言葉は?
白のカスミソウの花言葉は?

白いカスミソウの花言葉は、カスミソウ全般についている花言葉と同じで「清らかな心」「無邪気」「無垢」「幸福」「感謝」「親切」となります。

もともとのカスミソウは基本的に白色だからでしょう。

どんな色にも染まる白い色と、色づきのしやすさから余計に「清らかな心」という花言葉が引き立っています。

また、花嫁さんを美しく飾るドレスのように、バラなどを上手に引き立ててくれるその働きから「親切」という花言葉もぴったりですね。

ピンクのカスミソウの花言葉は?

ピンクのカスミソウの花言葉は「切なる願い」「感激」となります。

ピンク色が希望や願いを象徴する色であることから、この花言葉がついたと言われています。

うっすらとかわいらしいピンク色は、白いカスミソウのイメージも相まって無垢な乙女が喜びに頬を染めているような印象もあります。

また、ピンクのカスミソウからは、大切な願いが「叶いますように」と祈っているかわいらしい姿も見えてきそうなことも花言葉に影響しているのかもしれません。

青のカスミソウの花言葉は?

青のカスミソウの花言葉は「清い心」「無邪気」となります。

青や水色はその色から清らかで誠実な印象を与えてくれます。

そのことからこの花言葉がついたようです。

青いカスミソウからは、花の姿は控えめながらも、確固とした雰囲気を感じられます。

実は青や水色のカスミソウは自然界にはない色合いです。

白をこのように染めているのですが、そうやって素直に色に染まってくれることからもこの花言葉がついているように思われます。

黄色のカスミソウの花言葉は?

黄色のカスミソウの花言葉は、特別なものはつけられていません。

ですので、白の花言葉である「清らかな心」「無邪気」「無垢」「幸福」「感謝」「親切」として良いでしょう。

ただ、黄色自体が明るく元気な印象を与えるものであり、他の黄色の花には比較的ポジティブな花言葉がつけられていることから「幸福」や「感謝」という意味合いが強くなるような印象があります。

紫色のカスミソウの花言葉は?

紫色のカスミソウの花言葉は「清らかな心」です。

実は青色と同様、自然界には紫色のカスミソウはありません。

こちらもその染めたい色をきれいに映し出して着色されているその姿と、紫色という色の印象からこの花言葉がついたようです。

青や紫はドライフラワーにしても美しい色合いがそのままでほとんど変わることはありません。

その変化することのない美しい姿も、その清らかさを失うことがない心という花言葉にはぴったりなのかもしれません。

カスミソウのおすすめの贈り方を紹介

ここからは、おすすめのカスミソウの贈り方を相手別にご紹介します。

  • 結婚祝い
  • 誕生日祝い
  • 卒業・退職祝い
結婚祝い

カスミソウは昔から白という色合いと、まるでレースのような繊細な姿が好まれて、ブライダルに活用されています。

また、花言葉が「無垢」「幸福」であることからも、花嫁さんへの結婚祝いにぴったりの花となります。

他の花と組み合わせるのももちろん素敵ですが、「感激」という花言葉を持つピンク色のカスミソウや、「清い心」という花言葉を持つ青色のカスミソウとブーケにして贈るのも、色合いが鮮やかで一気に華やかさが増しておすすめです。

誕生日祝い

「幸福」や「感謝」という花言葉を持つカスミソウは、お誕生日祝いにもぴったりです。

華やかなお花をもらう、または贈るのは照れてしまうという方でも、カスミソウであれば意外と平気なケースもあります。

そのため、年齢、男女問わずプレゼントしやすいお花となります。

女性ならばオーソドックスな白に加えてピンク色を、男性ならば青や黄色もおすすめです。

他の大きめなお花やメッセージカードをプラスすると一気に華やかにもなりますよ。

卒業・退職祝い

お世話になった方を送り出す時や、新たなステージへ進む方を送り出す時にも、カスミソウはおすすめです。

卒業して新たな一歩を踏み出す人にとって「幸せがたくさん訪れますように」の願いを込め、「幸福」という花言葉の白いカスミソウのプレゼントをしてみましょう。

また、退職された方も「感謝」という意味を持つカスミソウはぴったりです。

ちょっとしたプレゼントを添えて、カスミソウの花束を渡すと、きっと喜んでもらえるでしょう。

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