算命学｜天報星（てんぽうせい）の人の性格は？特徴や恋愛傾向

「天報星（てんぽうせい）」の意味・特徴は？

「天報星（てんぽうせい）」は、四柱推命では「胎」にあたる星で、人間にたとえるなら「生まれる前の胎児の段階」とよく似た性質を意味します。

まだ生まれる前の状態で、アイデンティティも身体の意識もなく、何もない状態ですので、自他の区別もなく、ともすれば自己中心的で周りのことを考えない部分が目立つかもしれません。

しかし状況に対応するため変化を繰り返し、少しずつ1人の人間として成長していきます。

そのため、天報星を持つ人は、とても柔軟性があり、あらゆることを吸収し、成長していく精神を持つという特徴が見られます。

環境や物事に対する柔軟性が高く、常識にとらわれない自由な感性の持ち主ですが、一方で、気分屋で気持ちも行動もコロコロと変わるという特徴を持っています。

「天報星」の人はどんな性格の持ち主？

自由気ままでマイペースな天報星は、人は人、自分は自分という価値観の持ち主です。

「胎」である天報星は、1人の時間や空間が好きで、集団行動はあまり好きではありません。

意識が「自分」と「興味の対象」に向かうため、周りの人のことは眼中に入らないことが多く、共感性にやや欠けます。

そのため人間関係は少し不器用で、最初はとっつきにくい印象を与えることも多いでしょう。

しかし、柔軟性が高く、環境や物事に対する順応力はかなりのものです。

物覚えも良く、何でもすぐに自分のものにしてしまう器用さがあり、自由な発想力や感性で斬新なアイデアを思いついたり、ユニークな企画を立てたりする力があります。

我が道を進む一匹狼、というイメージがピッタリといえます。

「天報星」の人の恋愛傾向は？

我が道を進む天報星は、恋愛においては追いかける恋を求めるハンター気質です。

天報星は、自分の気持ちを一番大切にしているため、周りからどんなにアプローチされても簡単になびくことはありません。

まず、自分が相手に興味を持てるかが大切で、「自分を好きになってくれる人物」と「周りが反対するような高嶺の花」があるなら、迷わず「高嶺の花」を選ぶでしょう。

しかし情熱的という訳ではなく、恋愛には慎重なところがあります。

真面目で潔癖なところがあり、付き合わないと身体の関係は持ちません。

また交際が始まってもベタベタしたり、常に一緒にいたりするような付き合いは好まず、1人で過ごす時間やスペースを大切にします。

恋人にもお互いの生活を尊重し合う関係を好みます。

「天報星」の人の仕事運・適職は何？

自立心が旺盛で行動力のある天報星は、自分のペースで行える仕事に適性があります。

常識の枠にとらわれない発想力や洞察力、そして変化への強さと行動力を持つ天報星は、1人でコツコツと進めて取り組んだり、専門知識が必要とされたりする仕事に向いています。

たとえば会計士や行政書士、税理士などの士業や、コンピューター関係のプログラマーやオペレーター、車のドライバー、フリーランスなどが当てはまります。

1人でスケジュールを立て、仕事をこなしていく環境が、最もストレスが少なく働くことができるでしょう。

反対に、チームワークが重要だったり、相手の要望を察したりして、サービスを行うような接客業、営業には向いていません。

天報星（てんぽうせい）の位置は？　人体図の配置別に解説

算命学では、生年・生月・生日から1人1人に全8種類の星を割り出して『人体図』と呼ばれる、いわば“運命の縮図”のような表に当てはめていきます。

人体図には頭・胸・腹・左手・右手・左肩・左足・右足という8つの項目があり、このうち頭と胸、腹、右手と左手には、その人の個性や、各場所が指す人たちとのつながり方などが自然と表れるのです。

ちなみに左肩、右足、左足は順番に「初年期」「中年期」「晩年期」の運勢や傾向を表していて、その時代にどんな流れがやってくるのかを導き出すことができます。

天報星が初年期（左肩）にある人の特徴は？

天報星が初年期（左肩）にある場合、何をやっても物足りない感覚があるようです。

天報星は、まだ生まれる前の胎児の状態で、これから自分というものを獲得するための成長段階なのですが、初年期にこの星がある場合は、どんなに頑張っても満足感が得られず、貪欲になる傾向があります。

たとえば、大きな成功を手に入れたり、素敵な恋をゲットしたり、周りから見て満たされた環境にいたとしても、本人としては「何か足りない」そんな不安を感じてしまうことが多いです。

常に「欲しい」という気持ちに突き動かされるので、行動力や好奇心、チャレンジ精神は旺盛です。

そのため、若いうちはどうしても広く浅い経験を積み重ね、安定せずにフラフラしがちですが、たくさんの経験を経ることができるので晩年は努力次第で大きな実りを手に入れることができるでしょう。

天報星が中年期（右足）にある人の特徴は？

天報星が中年期（右足）にある場合、変化の多い人生になる傾向があります。

天報星は、まだ生まれる前の胎児の状態で、これから自分というものを獲得するための成長段階ですが、中年期はまさに「変化の最中」の状態といえます。

そのため性格も柔軟性があり、物事に対する順応力に長けていますが、気分が変わりやすく「つかみどころのない」性格になります。

意思や感情が定まらないため、自分自身でも「これでいいの？」「やっぱり違うほうにしよう」など安定せず、周りを振り回すトラブルメーカーになる場合もあるでしょう。

しかし、自分の気持ちに素直でユニークな性格は「愛されキャラ」になることも多く、クールで猫のような気まぐれさを持つ個性的キャラとして親しまれることもあるでしょう。

天報星が晩年期（左足）にある人の特徴は？

天報星が晩年期（左足）にある場合、せっかちでパワフルな性格になる傾向があります。

天報星は、まだ生まれる前の胎児の状態で、これから自分というものを獲得するための成長段階ですが、晩年期は「変化の終わり」の状態です。

終わりといっても安定するのではなく、次の変化に向けて意識が向かい始めるので、ゆっくりする暇はありません。

たとえるなら年末の片づけをしながら来年の準備を始めるような、二重の忙しさを持つ性格といって良いでしょう。

性格は積極的で行動力があり、何事にも全力投球します。

常に高みを目指している努力家で、いくつになっても夢や理想を求めます。

1人で過ごすことも多いですが、情熱的な振る舞いや姿勢は周りの心を動かすため、リーダーとして頼られることも多いでしょう。

人体図に「天報星」が2つある人の特徴は？

天報星を2つ持っている場合は、安定せず、常に動き回るようなパワフルな性格の持ち主です。

天報星は、まだ生まれる前の胎児の状態で変化を繰り返しますが、2つある場合は、その性質がさらに強くなります。

性格的にも気分や目標が変わる他、環境的にも家族や友人が変わることが多かったり、仕事でも転職や引っ越し、出張や転勤が多かったり、生活自体が安定しません。

1か所に根を張ることができないため、無意識に不安や変化に対する防御が生まれやすく、警戒心も強くなります。

人生も波乱万丈で周りの人が驚くような経験をすることも多いですが、精神的にはタフでどんな状況になってもアイデンティティが崩れないなど、強い精神力を手に入れるでしょう。

【まとめ】天報星を持つ人はこんな人！

天報星を持つ人は、しっかりと「自分」を持っている強い人です。

周りの目を気にせず、我が道を進んでいく天報星は、場合によっては「協調性がない」「わがまま」だと思われてしまうこともあるでしょう。

しかし、自分がやりたいことや興味があることに対してとても素直に反応し、ポジティブに突き進んでいく姿勢は、周りの人の意欲にも火をつけます。

変化にも強く、自分からも臨機応変に行動するため、広く浅くはなりますが、幅広い知識や経験を積むことができるでしょう。

周りに影響されず、常に強い心を持って生きる天報星は、エネルギッシュで可能性に満ち溢れています。

無から何かを生み出すパワーが世の中とうまくハマれば、社会に大きな影響を与えるカリスマになることができるでしょう。

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