算命学｜天禄星（てんろくせい）の人の性格は？特徴や恋愛傾向

「天禄星（てんろくせい）」の意味・特徴は？

「天禄星（てんろくせい）」は四柱推命では「建禄」にあたる星で、人間にたとえるなら「40代から50代頃の壮年期」にあたります。

壮年期は、人生の中でも最もエネルギーが強く、社会で活躍してキャリアを積み、地位や名誉、自分の足場をしっかりと固めて実りを上げていく「自立」の時期です。

天禄星は、とても大きなエネルギーを持つ星で、自信に満ち溢れておりながらも冷静で堅実であるという、バランスが整った強い運気を持っています。

そして、天禄星を持つ人は、とても堅実で慎重、強い責任感を持つという特徴があります。

表立って活躍したり、カリスマ的な人気で周りを引っ張っていったりするなど、リーダーとしての素質がありながらも、安全志向が強く保守的なため、堅実さではピカイチといえます。

「天禄星」の人はどんな性格の持ち主？

天禄星の人は安定志向が強く、堅実な性格の持ち主です。

「建禄」である天禄星は、自立心が旺盛で、何事も「自分の力で積み上げていく」という強い行動力と責任感を持っています。

しかし、無謀なチャレンジャーという訳ではなく、どちらかというと保守的。

足場を固めながら、石橋を叩いて渡るようにコツコツと忍耐強く、堅実に成功への道を辿っていくことを好みます。

何事にも、その道の第一人者を目指す完璧主義者で、やや融通が利かない部分もありますが、ひたむきな性格と誠実さは、周囲から信頼されるでしょう。

落ち着きがあり、頼りがいがありますが、内面は実は結構な甘えん坊。

子供っぽい一面があり、機嫌が良い時と悪い時の落差が激しいのも特徴です。

「天禄星」の人の恋愛傾向は？

天禄星の人にとって、恋愛イコール結婚です。

責任感が強く、誠実な恋愛観を持つ天禄星は、遊びで恋愛をすることは好みません。

好きな人には自分だけを見つめていてほしい、と束縛心が強く、恋をすると結婚を視野に入れて交際を始めます。

ただし恋愛に対する理想も高く、周りからも羨ましがられるような恋愛への憧れも強いため、簡単に恋に落ちることはありませんし、妥協することもありません。

持ち前の能力や人柄もあり、結構モテるタイプではあるものの、せっかくのチャンスを逃してしまうことも少なくないでしょう。

好みのタイプは礼儀正しく、上品で穏やかな人物で、積極的な人よりもやや受け身でサポートしてくれるタイプと相性が良いでしょう。

「天禄星」の人の仕事運・適職は何？

責任感が強く、リーダーシップ溢れる天禄星は、堅実で安定した仕事に適性があります。

天禄星は、コツコツと地道に働き、毎日の積み重ねで技術や実績を上げていく堅実性のある仕事を好みます。

たとえばエンジニアや職人、公務員、銀行員や、自営業で自分の思い通りに展開していくようなワンマンタイプの仕事が向いています。

また、大きなお金を動かすことにやりがいや達成感、自尊心が刺激されるため、外資系企業や商社、政治家にも向いているでしょう。

特に経験や技術を求められる仕事では、実力を発揮することができます。

一方で、不特定多数を相手にするサービス業や、新しさや想像力を求められたり、変化が多く柔軟性が求められたりする仕事には向かないでしょう。

天禄星（てんろくせい）の位置は？　人体図の配置別に解説

算命学では、生年・生月・生日から1人1人に全8種類の星を割り出して『人体図』と呼ばれる、いわば“運命の縮図”のような表に当てはめていきます。

人体図には頭・胸・腹・左手・右手・左肩・左足・右足という8つの項目があり、このうち頭と胸、腹、右手と左手には、その人の個性や、各場所が指す人たちとのつながり方などが自然と表れるのです。

ちなみに左肩、右足、左足は順番に「初年期」「中年期」「晩年期」の運勢や傾向を表していて、その時代にどんな流れがやってくるのかを導き出すことができます。

天禄星が初年期（左肩）にある人の特徴は？

天禄星が初年期（左肩）にある人は落ち着きがあり、クールなタイプになります。

天禄星は、生まれつきエネルギーが強く、パワフルな運勢を持っていますが、初年期は未熟で、持っているエネルギーをうまく使うことができません。

そのため初年期は、たとえるなら修行中の身。

責任感が強く、物事に対しても誠実に取り組みますが、苦労や失敗も多く、困難にぶつかりやすい傾向にあります。

しかし、経験を通じて得た知識や知恵を活かすことができるので、晩年になるほど成功する確率が高くなります。

楽な道を進むよりも、あえて苦労する道を選んだほうが、結果として人脈に恵まれたり、自分のスキルが磨かれたりするため、良い流れに乗りやすくなるでしょう。

天禄星が中年期（右足）にある人の特徴は？

天禄星が中年期（右足）にある人は、バランス良く、順調な壮年期になる傾向が強いです。

天禄星は中年期になると、持って生まれた性質と星の特徴、年齢的な特徴が一致するため、自分の能力を違和感なく、存分に発揮することができます。

初年期よりも気力・体力、自分をコントロールする術が身についているため、仕事でもプライベートでもスムーズに自分らしく過ごすことができます。

チャレンジ意欲や子供らしさなど、前に進んでいくエネルギーはやや控えめですが、慎重さや安定感は抜群で穏やかな晩年を過ごすことができます。

ただし、エネルギー自体は減退気味なのでトップに立って活躍するより、リーダーの補佐的な役割のほうが自分のスキルを十二分に発揮することができるでしょう。

天禄星が晩年期（左足）にある人の特徴は？

天禄星が晩年期（左足）にある人、穏やかで安定した運気になる傾向があります。

天禄星は自立心が旺盛で我が道を進んでいく強い星ですが、晩年期になると、その傾向は控えめになり、慎重さや安定感、堅実さが表に出てきます。

子供の頃や若い時は苦労も多く、困難にぶつかることも多いため、自暴自棄になったり、自己中心的な性格が出てしまったりすることもあるでしょう。

しかし、年齢が高くなっていくほど、経験によって能力や人柄が磨かれ、人間的にも丸くなっていきます。

表面的には穏やかで優しい人物ですが、内面は情熱的で好奇心溢れるような、魅力的な人物といえます。

なお、晩年期にある場合は、通常よりも損得勘定が強く、金銭的な部分ではケチになる傾向が強いです。

人体図に「天禄星」が2つある人の特徴は？

天禄星を2つ持っている人は慎重で穏やか、保守的になる傾向があります。

天禄星は人の上に立ってリーダーとして活躍する強い運勢を持つ星ですが、それが2つになると、逆に強すぎるエネルギーを抑える方向に進みます。

そのため、実力はあるのに慎重で動けなかったり、安定志向が強く変化を好まなかったりする傾向が見られるようになります。

しかし堅実で物事に対してコツコツと地道に進んでいくことから、安定した人生を送る可能性が高いです。

一方で、恋愛に関しても用心深くなりがちで、憧れや理想はありながらも、自分からはなかなか積極的に動かないため、婚期を逃すことも少なくないでしょう。

お見合いや知り合いからの紹介などのほうが縁談がまとまりやすいといえます。

【まとめ】天禄星を持つ人はこんな人！

天禄星を持つ人は、控えめながらもリーダーの素質を持つ実力を持っています。

性格は保守的で穏やか、物事に対して慎重で用心深いです。

若い頃は自己中心的でプライドの高さから失敗することも多いですが、経験を積み重ねることで人格が磨かれていきます。

仕事は安定しており、大きなお金や人を動かすような内容に適性があります。

金運も堅実で着実に財を成していくことが可能ですが、ケチになる傾向もあります。

苦労することも多いものの、堅実な行動が花開く「大器晩成型」といえます。

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