算命学｜天貴星（てんきせい）の人の性格は？特徴や恋愛傾向

「天貴星（てんきせい）」の意味・特徴は？

「天貴星（てんきせい）」は、四柱推命では「長生」にあたる星で、人間にたとえるなら「幼稚園から小学生くらいの幼児期」にあたります。

赤ちゃん時代は自分と他者の区別があまりつかず、全てが自分の世界そのものでしたが、幼児期は他者と自分の境界線がはっきりし出し、自我の芽生えも生まれる時期です。

天貴星も、幼児のような純粋さと素直な好奇心、率直な行動力を持つ星です。

とても好奇心、チャレンジ精神共に旺盛な少年のような特徴があります。

しかし天真爛漫なだけではなく「自分はこうしたい」「こう見られたい」など周りの目を気にするところもあり、高い理想を持ちながらも、精神的に揺らぎやすい一面があるといえるでしょう。

「天貴星」の人はどんな性格の持ち主？

天貴星は、少年のように無邪気な性格の持ち主です。

「長生」である天貴星は「知らないことを知りたい」そんな欲求に突き動かされて、常に面白いことを探して動き回っています。

物事に対して集中して取り組むため、何でも器用にこなすのですが、飽きっぽいのが玉にキズ。

ある程度、結果が見えてくると次の対象に興味を向けてしまうなど、熱しやすく冷めやすい一面があるでしょう。

内面は楽天的で、後ろを振り返ることはしません。

世の中には楽しいことばかり、辛いことがあっても「何とかなる」と前向きに考えます。

ただ、プライドが高く、意地っ張りな一面もあります。

また素直なのですが、そのぶん人に騙されやすいので気をつけたほうが良いでしょう。

「天貴星」の人の恋愛傾向は？

天貴星は恋愛において、刺激や楽しさを優先するタイプです。

天貴星の恋は、思春期のように甘くトキメキに満ちているゲームのような感覚です。

基本的に趣味や目標など自分と共通点を持つ人に惹かれることが多く、好きになる時も瞬間的に一目惚れしたり、見た目や好みで決めたりすることが多いです。

しかし、積極的に見えて意外と奥手で、自分から声をかける場合は思わず尻込みしてしまうなど、恋に臆病なところもあります。

交際が始まると、天貴星はそのフットワークの軽さと旺盛な好奇心をフル活用し、あの手この手で楽しく時間を過ごそうとします。

恋人と充実した時間を過ごすことを大切にしますが、先のことはあまり考えていません。

良く言えば純粋、悪く言うとママゴトのような関係になりやすいといえます。

「天貴星」の人の仕事運・適職は何？

細かいことによく気がつく天貴星は、サービス業や緻密さが求められる仕事に適性があります。

飲み込みが早く、何事も器用に習得しこなしていく天貴星は、臨機応変に物事を対応したり、素早い動きを求められたりするような仕事で活躍するタイプ。

また器用で模倣するのが得意なので、技術職など職人系などモノ作りの現場でも活躍するでしょう。

加えて、意外にも天貴星はお金の管理を任せたらかなりの腕前です。

細かい計算ややりくりなども、ゲーム感覚でこなしていくことができます。

反対に、じっと座って同じことを繰り返したり、コツコツと時間をかけて築き上げたりしていく忍耐力が求められる仕事は苦手です。

また礼儀や伝統を重んじるような、堅苦しい職場では窮屈さを感じてしまうことが多いでしょう。

天貴星（てんいんせい）の位置は？　人体図の配置別に解説

算命学では、生年・生月・生日から1人1人に全8種類の星を割り出して『人体図』と呼ばれる、いわば“運命の縮図”のような表に当てはめていきます。

人体図には頭・胸・腹・左手・右手・左肩・左足・右足という8つの項目があり、このうち頭と胸、腹、右手と左手には、その人の個性や、各場所が指す人たちとのつながり方などが自然と表れるのです。

ちなみに左肩、右足、左足は順番に「初年期」「中年期」「晩年期」の運勢や傾向を表していて、その時代にどんな流れがやってくるのかを導き出すことができます。

天貴星が初年期（左肩）にある人の特徴は？

天貴星が初年期（左肩）にある人は、自分の気持ちにとても素直なタイプです。

天貴星は、幼児のように自分の感情に正直です。

自我が芽生え、周りからどう見られているのかを気にするところもありますが、まだ周りを意識して行動するほどの余裕はありません。

どうしても自己中心的な考えになりやすく、周りを振り回してしまうことも多いかも。

しかし、様々な経験を重ねていきながら成長していきます。

根が素直なので、困ったことにぶつかっても周りが手を差し伸べてくれることも多いでしょう。

天貴星の初年期のポイントは、素直さと愛嬌、そして旺盛な好奇心です。

プライドの高さや、意地を張りすぎないように気をつければ、晩年になるほど周囲にも恵まれて安定した人生を送ることができるでしょう。

天貴星が中年期（右足）にある人の特徴は？

天貴星が中年期（右足）にある人は、責任感が強いものの、1人で抱え込みすぎてしまう傾向があります。

天貴星は、幼児のように素直でチャレンジ精神が旺盛ですが、中年期にある場合は「自分で責任を持って行動する」という強い意志が現れてきます。

初年期よりも自己中心的な部分は影を潜め、周りを意識する余裕も出てきます。

しかし、周りから良く見られたいという承認欲求やプライドが強く出てしまうことも多く、場合によっては見栄っ張りや傲慢なタイプ、あるいは全て自分で抱え込んでしまう苦労人になってしまうことも少なくないようです。

自分磨きや成長のために頑張るのも大切ですが、自分のキャパシティを見誤らないように注意する必要があるでしょう。

天貴星が晩年期（左足）にある人の特徴は？

天貴星が晩年期（左足）にある人は、高い理想に向けて自分を磨き続ける意識高い系になる傾向があります。

天貴星は「新しいことを学びたい」「楽しみたい」という欲求がとても強い星ですが、晩年期はより、その傾向が強く表れます。

地位や名誉などの社会的ステータスや経済面、外見なども含め、理想に向けて自分を高めることに意識が向かいます。

周りからどう見られているかという部分も意識するため、承認欲求もかなり強いといえるでしょう。

しかし、理想と現実、モチベーションと自分の実力のバランスが合わない場合、無理に「理想」を追い求めて自分を苦しめてしまうことも少なくありません。

高い理想に向かって邁進するのは良いですが、無理をしすぎないように注意する必要があります。

人体図に「天貴星」が2つある人の特徴は？

天貴星を2つ持っている場合は、依存心が極端な方向に出やすい傾向があります。

実は性別によって違いがあるのですが、男性が天貴星を2つ持っている場合は、甘え上手で依存心が強く出ることが多いようです。

自立することより、相手にアレコレやってもらう心地良さを優先してしまうため、いわゆるダメンズになったり、ヒモ状態になったりすることがあります。

女性の場合は、逆に自立心が旺盛な「1人で頑張る」タイプになることが多いです。

頭の回転が速く、行動力があるため1人でも苦労せず、バリバリと活躍していけるでしょう。

ただ、弱さや甘えを人に見せることができないため、精神的な悩みを抱えやすい傾向も。

このように性別によって甘え上手か自立心旺盛か分かれます。

【まとめ】天貴星を持つ人はこんな人！

天貴星を持つ人は、いつまでの少年の心を忘れない純粋な魂を持っています。

性格は好奇心・行動力が旺盛で、何事にもスピード勝負。

手先も器用で習得上手ですが、熱しやすく飽きっぽいため、長丁場は苦手です。

恋愛は楽しく、刺激的な思春期のような恋にハマりますが、短期的な恋になりやすいので注意が必要かも。

仕事は堅苦しいのは苦手ですが、基本的にオールマイティに活躍できるタイプ。

愛嬌があるので、素直さを前面に出すことが大切。

充実して楽しい人生を送ってくださいね。

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