ディセンダント（DSC）とは？意味や星座別の特徴・調べ方を解説

ディセンダント（DSC）とは？

ディセンダント（Descendant）とは、ホロスコープ上で天体が沈む地点を表し、「DSC」と略されたり「下降点」「下降星座」とも呼ばれたりしています。

ディセンダント（DSC）は、その人が生まれた時の「西の地平線」と太陽の通り道である「黄道」が交差している点を指しており、「東の地平線」と「黄道」の交差点にあるアセンダント（ASC）とはちょうど真反対の場所に位置します。

たとえば、下記の通りになります。
・アセンダント（ASC）が牡羊座の場合は、ディセンダント（DSC）は天秤座
・アセンダント（ASC）が牡牛座の場合は、ディセンダント（DSC）は蠍座

なお、アセンダント（ASC）が「自分の印象や性質」と表すのに対し、ディセンダント（DSC）は「他人との関わり方」等を表します。

つまり、ディセンダント（DSC）を読み解くことで、客観的に自分をより深く知ることができるのです。

ディセンダント（DSC）の調べ方は？

まず、ディセンダント（DSC）を調べるためには、生年月日と出生時間、出生場所が必要になります。

これらの情報をもとに、ホロスコープを作成してみます。

完成したホロスコープに記載されている「ASC」が、どの星座に位置しているかを確認してください。その反対側にある星座が、ディセンダント（DSC）になります。

上記のサンプルの場合、「ASC」は蠍座に位置していて、その反対側の牡牛座がディセンダント（DSC）になります。

ディセンダント（DSC）で何がわかる？

アセンダント（ASC）が自分の印象や雰囲気など「自分自身との関わり方」であることに対し、真反対にあるディセンダント（DSC）は「他者」の目線で見た、あなたの雰囲気や印象、その他「あなたの人間関係」や「あなたのパートナー」となる人を読み解くことができます。

人は「自分」という土台を築いたうえで他者と関わり、自分にない部分を学んだり、補い合ったりしながら成長していきます。

たとえば、アセンダント（ASC）が牡羊座にある人は「自己中心的」な性格になりやすく、ディセンダント（DSC）の天秤座の「客観的な視野」や「バランスを取ること」が足りなくなりがちです。

しかし、ディセンダント（DSC）の要素を学んだり、補ったりしていくことで、自分の特性などがより磨かれることになり、人生をより豊かに生きることができるようになるのです。

アセンダント（ASC）とディセンダント（DSC）の違いは？

アセンダント（ASC）は、ホロスコープ上の天体が上昇していく地点で「上昇点」と呼ばれており、個人の性質や外見、雰囲気、自分自身、基本的な性格などを表します。

一方で、ディセンダント（DSC）は、ホロスコープ上の天体が下降していく地点で「下降点」と呼ばれており、他者から見た自分の性質や外見、雰囲気、自分に足りない部分、他人との関わり方を表します。

その他、アセンダント（ASC）の真反対にあるディセンダント（DSC）は、角度的に180度の正反対という場所にあることから、緊張や対立、衝突などを表すことがあります。

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12星座別ディセンダント（DSC）の特徴を解説

ディセンダント（DSC）は、人間関係や他者とのバランスの取り方などを表しており、結婚相手やビジネスパートナーを読み解くことができます。

ここからは、ディセンダント（DSC）の12星座別それぞれの縁のある人物像について、解説していきます。

ディセンダント（DSC）牡羊座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が牡羊座にある人は、素直で情熱的、アクティブな人と縁が生まれやすいです。

ディセンダント（DSC）が牡羊座の場合、アセンダント（ASC）が天秤座になりますが、つい周りを気にしたり、客観的に考えて情熱を抑えてしまったりすることが多くなります。

しかし、牡羊座のように、自分が思っていることを忖度することなく素直に表現したり、周りを気にせずに情熱的に行動したりすることで、自分の殻を破ることができます。

天秤座と牡羊座は真反対なので、最初は「わがままな人だ」とか「周りをもっとよく見たらいいのに」と苦手意識を感じるかもしれません。

しかし、牡羊座の要素を持つ人と関わることで、「もっと自由に振る舞って良い」と知ることができ、臆することなく前に進んでいく勇気やサポートを学ぶことができるのです。

ディセンダント（DSC）牡牛座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が牡牛座にある人は、現実的な豊かさや、具体的な感覚を大切にする人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が牡牛座の場合、アセンダント（ASC）は蠍座になりますが、心の奥底にある感情や心、信頼や絆といった目に見えない世界や繋がりを重視します。

そのため、物質的な欲が少なく、何かにのめり込むと全てを投げ捨ててでもその道に没頭してしまうことがありますが、現実世界では精神性だけでは生きていけません。

しかし、牡牛座は肉体で感じることができる視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚といった五感を大切にしたり、物質的な豊かさを重視したりします。

牡牛座のようにお金や物を大切にし、心地良い場所を守ることを学ぶことによって、心身ともに充実した人生を歩むことができます。

ディセンダント（DSC）双子座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が双子座にある人は、広い知識を持ち、フラットな感覚を持つ人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が双子座の場合、アセンダント（ASC）は射手座になりますが、勉強熱心で物事を掘り下げて考えていく性質が強く、より専門性が高い分野へ没頭していく傾向があります。

しかし、そのぶん考え方が偏りやすく、固定観念に凝り固まってしまったり、視野が狭くなってしまったり可能性があります。

双子座は、広く浅くなりやすいところがありますが、そのぶん、たくさんの情報に触れ、フットワーク軽く飛び込んでいくことができます。

巷に溢れる様々なトレンドや情報を気軽に受け取ることで、違う見方をもっと気軽にフラットな状態で学ぶことができます。

ディセンダント（DSC）蟹座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が蟹座にある人は、身近な人との関わりや心のやり取りを大切にする人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が蟹座の場合、アセンダント（ASC）は山羊座になりますが、個人的な感情よりも「公」を重視する傾向があります。

社会の一員として生きていく限り、公的な視点で行動することが悪いことではありませんが、公を重視しすぎると個人としての人生の喜びや充実感とはかけ離れてしまいます。

また、山羊座は生真面目かつ打算的な性質があるため、自分自身を窮屈に感じることも多いです。

しかし、蟹座のように、損得勘定抜きで人と付き合ったり、心温まるやり取りを学んだりしていくことで安らぎや親しみを得ることができます。

家族や親しい人を大切にすることで安定した生活ができると感じられます。

ディセンダント（DSC）獅子座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が獅子座にある人は、自分の世界を表に打ち出して表現していく人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が獅子座の場合、アセンダント（ASC）は水瓶座になりますが、個人主義でグローバルな視点を持ち、国籍や人種などの枠組みを超えて付き合うことができます。

しかし「人は人、自分は自分」とリベラルな感覚が過ぎると「周りからどう見られても良い」と自分の良さをわかってもらえない場合があります。

獅子座は自己主張が激しいのですが「自分はこうだ」と自分の良さを表面に打ち出し演出していくことは、水瓶座にとっても自分の魅力を再認識することができるはず。

周りを大切にするのと同じように、自分を愛し、大切にすることを学ぶことができます。

ディセンダント（DSC）乙女座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が乙女座にある人は、感情に走らず、計画的かつ具体的に物事を達成していく人と縁があります。

ディセンダント（DSC）が乙女座の場合、アセンダント（ASC）は魚座になりますが、純粋で感受性が豊か、どんな人に対しても順応して溶け込むことができます。

しかし、相手を気づかうあまり自分の全てを犠牲にしてしまったり、流れに身を任せて本来何をしたいのか、目的を見失ってしまったりするところがあります。

乙女座も他者の役に立つことに喜びを感じる性質ですが、より現実的で具体的な行動で相手に貢献します。

流されていくのではなく、目的意識をはっきりと持ち、段階を踏んで物事を達成していくことを学ぶと、漠然とした不安感を払拭することができます。

ディセンダント（DSC）天秤座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が天秤座にある人は、周りをよく見て、バランスを取るのが上手な人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が天秤座の場合、アセンダント（ASC）は牡羊座になりますが、情熱的で思い込んだら周りを気にせず、まっすぐ突き進んでいきます。

しかし、周囲への配慮が疎かになりやすく、衝突したり、独りよがりな行動で失敗したりすることも多くなります。

天秤座は、周りを観察し、調和していくことを大切にする性質です。

特に人間関係では、自己主張するだけでは受け入れてもらえませんが、周囲と協調して協力していくことができれば、目的達成の成功率も上がります。

目的達成のためには感情的にならずにクールに振る舞うこと、そして、周りへの配慮することが学びになります。

ディセンダント（DSC）蠍座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が蠍座にある人は、愛情深く、心や目に見えない価値を大切にする人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が蠍座の場合、アセンダント（ASC）は牡牛座になりますが、物質主義的な性質が強く、堅実さや安定を重視するあまり、現実的な豊かさに気を取られてしまうことが多いです。

しかし、物やお金があるからといって、人生を豊かに生きられるとは限りません。温かい人間関係や精神的な繋がりなど、損得勘定を抜きにした人とのやり取り、愛情が人生には必要不可欠といえます。

精神的な世界や人との繋がり、心の豊かさを学ぶことで、より人生が豊かで安定したものになります。

ディセンダント（DSC）射手座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が射手座にある人は、理想の実現に向けて、専門的な学びを追求していく人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が射手座の場合、アセンダント（ASC）は双子座になりますが、フットワークが軽く、興味が湧いたらすぐに飛び込んでいける気軽な性質が特徴です。

しかし、熱しやすく冷めやすい面があり、広く浅い知識で満足してしまい、結果として博識ですが器用貧乏になる傾向があります。

射手座も好奇心が旺盛ですが、興味を抱いたことに対してはトコトン追求していくタイプ。専門分野の第一人者として活躍したり、より深い世界を探求したりしていくことで深いやりがいを感じることができます。

次々と移り変わる情報から一歩踏み込み、専門的に学んでいくと、より人生は面白く興味深いものになっていきます。

ディセンダント（DSC）山羊座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が山羊座にある人は、物事に対してドライで責任を全うしていくタイプの人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が山羊座の場合、アセンダント（ASC）は蟹座になりますが、安心できる場所でぬくぬくと過ごすことが大好きです。

しかし、知らない人や場所に対する警戒心が強く、小さなコミュニティの中に留まってしまったり、共感できない人に対しては攻撃的になったりすることもあります。

しかし、社会で生きていくためには、感情を抑えて接する必要もあります。山羊座のように個人的な分野を抑え、公としての役割や責任感を全うすることを学ぶことは、蟹座が安心して過ごせる世界を広げてくれます。

主観ではなく「客観的な視野」で自分を見つめることが学びになります。

ディセンダント（DSC）水瓶座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が水瓶座にある人は、誰とでも仲良くできる博愛主義なタイプとご縁があります。

ディセンダント（DSC）が水瓶座の場合、アセンダント（ASC）は獅子座になりますが、自己主張が激しく、注目されるために上手に演出していきます。

しかし、自分が注目されるために打算的に行動することもあり、場合によっては人によって態度を変えたり、激しい自己アピールで周りを引かせてしまったりすることも。

しかし、水瓶座のように誰に対してもフラットで枠組みを超えたお付き合いをしていくことを学ぶと、より広い世界で交流していくことができます。

自己主張も大切ですが、自分を打ち出すだけではなく、周りを認めて受け入れることが学びになります。

ディセンダント（DSC）魚座と縁のある人物は？

ディセンダント（DSC）が魚座にある人は、感情で物事を判断したり、行動したりする人とご縁があります。

ディセンダント（DSC）が魚座の場合、アセンダント（ASC）は乙女座になりますが、とても現実的で論理的な思考を持っています。

しかし、目に見えることだけを大切にすると、精神的な満足感が得られなかったり、人との関わり方で生き辛さを感じたりすることもあります。

また、自分の素直な感情を表に出すことを「恥ずかしい」と思って、我慢してしまうこともあります。

しかし、魚座のように自分のあるがままを表現したり、気楽に流れに任せてしまったりすることを学ぶことも、乙女座にとって心の癒やしになるはずです。

想像力を豊かにし、目に見えない世界を大切に生きることで、自分らしさを感じることができます。

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