3ハウスは意志疎通・交流・知性の室｜3ハウスの意味や天体別特徴

占い好きの方なら、一度は「ホロスコープ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

ホロスコープには、惑星、サイン（星座）、ハウス（室）、アスペクトという4つの要素があり、これらを読み解き、各個人の性質や運勢が分かります。

こちらの記事では、ホロスコープの要素の中で「ハウス（室）」について、ご紹介したいと思います。

ハウスとは、ホロスコープを12のブロックに分けたもので、その1つを「室」と考え、全部で12の室がそれぞれ固有の意味を持ちます。

今回は3ハウスの意味をはじめ、3ハウスに入っている各10個の天体について、詳しく解説しています。

ホロスコープ「3ハウス」の意味は？

第3ハウスは「知性、コミュニケーションの部屋」と呼ばれています。

1ハウスでは自我の目覚め、2ハウスでは感覚や価値観を習得していくことがテーマになっていましたが、3ハウスでは手にした能力を使って自己表現をしたり、周りとコミュニケーションを取ったりすることがテーマです。

コミュニケーションは、自分が考えていることを情報として発信し、相手が考えていることを情報として受信することで成り立ちます。

そのため、3ハウスには「情報」や「知性」というキーワードがあります。

また、自分と外の世界の境界を知った赤ちゃんは、母親や父親、兄弟や近所の友だちなど、まず身近にいる存在とやり取りが始まりますよね。

狭い範囲ですが交流の輪が広がっていくことから、3ハウスには「兄弟」や「近い場所」というキーワードも当てはめられているのです。

ホロスコープ「3ハウス」の特徴は？

3ハウスは身近な人間関係とコミュニケーションの室。

あなたの兄弟姉妹や身近な人たちの性格、その人たちとのコミュニケーションの取り方を知ることができるという特徴があります。

また、会話、文筆における傾向についても見ることができる室です。

3ハウスに「太陽」が入っている人は？

「太陽」は、人生をかけて目指していく目標や自分らしさを司る天体です。

そして、3ハウスでは「知性の獲得」や「コミュニケーション」がテーマとなっています。

「太陽」が3ハウスに入っている人は「外の世界との関わり」を強く求める傾向が強いです。

好奇心が旺盛で学ぶことが大好き、人生において常に刺激や成長を求めて活発に動き回ります。

そのため年齢を重ねても勉強家であることが多く研究熱心です。

また、情報を受け取ったり発信したりすることが好きで、人とも活発に討論したり交流したり、コミュニケーションを取ることに「自分らしさ」や生きがいを感じることが多いでしょう。

一方で、情報を重視するあまり自分の考えや生き方がブレやすいところもあります。

柔軟で優しいのですが、行き過ぎると優柔不断で迷いやすい面が出てしまう場合もあるでしょう。

3ハウスに「月」が入っている人は？

「月」は、感情や身体などプライベートな分野を司る天体で、生まれ育った環境や日々の習慣、何かが起こった時に、つい出てしまう心の反応などが「3ハウス」の色を帯びながら表れます。

3ハウスに月が入っている人は「社交能力に長けている」というタイプが多いです。

心が敏感で共感能力が高く、相手の気持ちや考えを察するのが得意です。

また「相手を理解したい」「自分を知ってほしい」という気持ちが強く、心がオープンです。

親しみやすく気さくなので、スムーズなコミュニケーションが取れますし、誰とでもすぐに仲良くなれるのも長所の1つ。

好奇心が旺盛で、様々な情報に触れたり、何かを学んだりすることに生きがいややりがいを感じるでしょう。

ただ、気分が変わりやすく、熱しやすく冷めやすいので、広く浅い知識や付き合いになることが多いでしょう。

3ハウスに「水星」が入っている人は？

「水星」は、知識や情報、コミュニケーションなど、外の世界と繋がる分野を司る天体で、興味を惹かれる対象や人との関わり方、仕事の能力が「3ハウス」の色を帯びながら表れます。

3ハウスに水星が入っている人は「要領が良く器用、頭の回転が速い」人が多いです。

いわゆる1を聞いて10を知るタイプで、理解して自分の中に吸収するのが得意です。

行動もスピーディで、器用で複数のことを同時進行させることに長けています。

複数の仕事を掛け持ちしていることも多く、行動範囲を広いです。

なかでも情報をわかりやすく伝える能力に長けていることから、営業や講師、ライター、アナウンサーなど、人に情報を伝える仕事が向いています。

コミュニケーションも気さくで社交的ですが、本心はあまり見せないので表面的な付き合いになりやすい傾向があるでしょう。

3ハウスに「金星」が入っている人は？

「金星」は、愛情や美しさに対する価値観や、どんなことに喜びを感じるかなどを司る天体で、恋愛や快楽に関する心の動きが「3ハウス」の色を帯びながら表れます。

3ハウスに金星が入っている人は「話し上手な社交家」が多いです。

人と一緒に過ごしたり、おしゃべりを楽しんだりすることが大好き。

好奇心が旺盛で、知らないことを知る、あるいは自分が発信することに喜びを感じます。

また流行にも敏感で、新しいモノ好き。

面白そうなことがあればすぐにでも体験しに行きますし、様々なモノに興味を抱くでしょう。

金星は恋愛の象徴でもありますが、3ハウスに金星がある人は自分の魅せ方が上手で魅力的なタイプも多いです。

ただ、人懐っこい反面、べったりした付き合いはあまり好みません。

つかみどころがなく気まぐれ、小悪魔的な魅力の持ち主でもあるでしょう。

3ハウスに「火星」が入っている人は？

「火星」は、自分の中にあるエネルギーの放出や行動を司る天体で、情熱や精神性、動物的な本能として、闘争心やセックスの傾向などが「3ハウス」の色を帯びながら表れます。

3ハウスに火星が入っている人は「闘争心が強く、議論好き」な傾向があります。

「自分はこう思う」と発信する意欲がとても強く、物怖じせずに行動します。

フットワークも軽く活発で、思い立ったらすぐにでも行動しないと気が済まないタイプでせっかちです。

情報のやり取りに情熱を燃やすため、人と交流することを好みますが、時折ヒートアップして攻撃的になってしまうことも少なくありません。

また、勝ち負けにこだわったり、正論を押し通そうとしたりするところがあります。

経験を積めば丸くなるものの、特に若い時は反骨精神が強いので敵を作ってしまう傾向があるでしょう。

また、セックスの傾向としては情熱的なプレイを好みます。

3ハウスに「木星」が入っている人は？

「木星」は、拡大の星と言われている天体で、その人がもともと持っている運や、発展・成功するために糧となるジャンルなどが「3ハウス」の色を帯びて表れます。

3ハウスに木星が入っている人は「学ぶ環境や情報発信の場に恵まれる」タイプが多いです。

好奇心が旺盛でフットワークが軽い3ハウスの性質が拡大され、その人が持っている能力や影響力も広く発展していきます。

たとえば、たくさんの人と関わるチャンスに恵まれたり、自分のアイデアや知識を伝える場が用意されていたり、「これをしたい」と思った時に周りから助けてもらえることが多いです。

特に人脈には恵まれており、自分だけの力ではなく、周りのバックアップを得て成功する傾向があります。

教育やマスコミ・メディア関係など知識や情報を扱う分野ではチャンスに恵まれる可能性が高いでしょう。

3ハウスに「土星」が入っている人は？

「土星」は、制限やルール、物事に対する枠組みを司る天体で、その人がこだわるポイントや無意識に持っている恐れ、乗り越えるべき試練が「3ハウス」の色を帯びて表れます。

3ハウスに土星が入っている人は「時間をかけて知識を蓄える」タイプが多いです。

基本的に好奇心が旺盛で勉強熱心ですが、着実に物事を吸収したいという欲求が強いあまり、必要以上に時間をかけて慎重に取り組む傾向があります。

コミュニケーションに対しても注意深く、正確に伝えたいという気持ちが強いため、落ち着いた交流を好みます。

一方で、本人としては自分の知識やコミュニケーション能力にコンプレックスを抱いていることも少なくありません。

特に若い時は対人関係や勉強に対して苦労することが多いかもしれませんが、努力して壁を乗り越えることができれば得意分野に変えることができるでしょう。

3ハウスに「天王星」が入っている人は？

「天王星」は、改革、変化、独自性を司る天体で、その人が成長するために突然やってくるチャンスや出来事が「3ハウス」の色を帯びて表れます。

3ハウスに天王星が入っている人は「新しい波に乗って時代を切り開く」という傾向があります。

知的好奇心が旺盛で刺激を求める3ハウスに、さらにフレキシブルな天王星のエッセンスが加わることで、その人ならではのアイデアやセンスが輝くようになります。

たとえば誰かとコミュニケーションを取る時も独特な話し方をしたり、ファッションや興味の対象も奇抜なものを好んだり、「その人ならでは」の個性が強調されます。

また最新情報やインターネットなどに新しいことにも積極的に関わることが多く、最先端の技術を吸収することを好みます。

常に先を進み、個性を活かすこと…それが成長や発展のチャンスになるでしょう。

3ハウスに「海王星」が入っている人は？

「海王星」は、無意識や直感、夢などスピリチュアル的なものや、カタチのない深い部分を司る天体ですが、その人が無意識に持っているエネルギーが「3ハウス」の色を帯びて表れます。

3ハウスに海王星が入っている人は「直感が鋭く、見えない力をキャッチするアンテナが敏感」です。

生まれつきインスピレーションが強かったり、霊感があったり、興味の対象もオカルト系や不思議なこと、スピリチュアルな分野に興味を抱きやすい傾向があります。

イマジネーションが豊かで「人に伝える」という能力も長けているので、文章を書いたり、映像にしたりとアートな世界で活躍することも。

ただし、やや夢見がちで現実離れしてしまう傾向があります。

地に足がつかなくなり、迷いやすいところもあるので、現実世界とのバランスをうまく取る必要があるでしょう。

3ハウスに「冥王星」が入っている人は？

「冥王星」は、死と再生、破壊、人の力ではコントロールできない根底的なエネルギーを司る天体で、その人が無意識に持っているパワーが「3ハウス」の色を帯びて表れます。

3ハウスに冥王星が入っている人は「人を魅了するコミュニケーション能力を持つ」タイプが多いです。

たとえば、集団の中にいても自然とリーダー的な立ち位置になってしまったり、演説やコミュニケーション能力に長けていて人を想いのままに動かすことができたり、カリスマ的な不思議な魅力を持つタイプが多いです。

また、知的好奇心に影響が出た場合、中途半端な知識では満足できずにトコトンまで追求していく探求者になることも多いでしょう。

中途半端な状況を嫌うので、時には周りとトラブルを起こしてしまうことも少なくありません。

良くも悪くも極端になりやすい、ということを自覚する必要があるでしょう。

ホロスコープ「3ハウス」の開運方法は？

自分が意識することで、ハウスに入っている星の特長を伸ばすことができます。

3ハウスを活かして開運するなら「情報を伝える力」を意識することが重要なポイントです。

たとえば、あなたが興味を持っていることや好きなことを周りにわかりやすく伝えたり、ネットやSNSで発信してみたり、広く意見を伝えてみてください。

また、自分の中に学びを取り入れることで仕事の幅が広がったり、新しいチャンスがやってきたりすることが多いです。

3ハウスを意識すれば、自然に行動範囲も人脈も広がっていきます。

特に3ハウスはコミュニケーションを司る場所です。

1歩ずつ進んでいけば、いつしか広くグローバルに活躍するチャンスも得られるかもしれません。

熱しやすく冷めやすいという点を注意しながら、自分のフィールドを広げて、様々な経験を楽しんでいきましょう。

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