
五黄の寅の意味は?
「五黄の寅」とは「ごおうのとら」と読み、九星気学の「五黄土星」と十二支の「寅年」が重なった年に生まれた人のことを指します。五黄の寅の年に生まれた人は、一般的にとても強い運気の持ち主と言われています。
九星気学とは、中国で3000年以上の歴史がある占いの1つで、五行や八卦、方位、色などの要素を基に、その人の運勢や性格、家相などの吉凶を占うものです。
九星には一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星の9種類があり、その中でも五黄土星は帝王の星と呼ばれ、抜きん出たパワーを持つとされています。
十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種の漢字に動物を当てはめ、時刻や方位、五行を表す、日本でもおなじみの指標です。もともとは12年で太陽を1周する木星の動きに合わせて、天を12に分けたことが起源と言われています。
その十二支の中でも、寅年は逆境にも屈しない強い信念や行動力を持つとされ、こちらも開運の強い運気を持つとされています。
そのため、五黄の寅は2つの強力な運気を持つものが合わさっていることから、最強の運勢の持ち主と言われているのです。
ちなみに、九星は9年に一度の周期、十二支は12年に一度の周期で巡るため、五黄の寅は36年に一度という長いスパンでしか巡ってこないというのも、希少な運勢を表しています。
目次

五黄の寅の人が生まれた年は?
2022年(令和4年)
1986年(昭和61年)
1950年(昭和25年)
1914年(大正3年)
五黄の寅の由来は?
五黄の寅の由来は、宇宙を9つの星で分け、さらに陰陽五行説を起源にした五行の相性を組み合わせた民間信仰「東洋の占星術」が基となっています。
日本でも中国から伝来後、聖徳太子の時代から古く使われてきましたが、1924年に園田真次郎氏が九星術を基に「気学」を創始し、日本では「九星気学」と呼ばれ広く用いられるようになりました。
そこに紀元前の中国から伝わる「十二支」の指標が加わり、それぞれの占術において最もパワフルで強い運勢を持つものが重なった、いわゆる最強運勢の持ち主のことを「五黄の寅」と呼ぶようになりました。
五黄の寅はヤバいって本当?
五黄の寅は、よく「ヤバい」という声が聞かれます。何が「ヤバい」のかというと、最強運を持つゆえにパワーが強すぎることから、「良い意味でヤバイ」と言われているのです。
前述したように、五黄の寅は「九星気学」と「十二支」のそれぞれの強大なパワーを持つ星回りの組み合わせですから、運気の強さが相乗効果でより強く、かなり強い運気を持っているのです。
また、困難や変化を乗り越え、自分で道を切り拓いていく力が人一倍強いことも、五黄の寅はヤバイと言われる理由の1つとされています。トラブルに遭ったり、失敗したりしても、そこから巻き返す勢いが凄く、その様子が常人では考えられないことから、「ヤバイ」と驚嘆の言葉が使われるようになりました。
五黄の寅生まれの基本性格は?
五黄の寅生まれの人は、好奇心や探求心が旺盛な力強いリーダータイプです。信念を曲げない意志の強さと、周囲の人を引っ張るたくましさがあり、子供の頃から集団のまとめ役として先頭を切っていた人が多いです。
また、学ぶ意欲が旺盛で、気になったことは誰も足を踏み入れていない未知の分野でも臆せずどんどんチャレンジしていきます。人並み以上の積極性と探求心を持つからこそ、様々な分野で高い成果を収められるのです。
一方で気が強く、負けず嫌いという側面もあります。裏を返せば、それが気力・胆力の基となるのですが、相手によっては「キツイ」と思われることも。意志を曲げないので「頑固」と思われることもありますが、その思わずついていきたくなるような力強さに魅了される人は多いはずです。
五黄の寅生まれの女性の特徴は?
五黄の寅生まれの女性は、情に厚く自立心旺盛な姉御肌タイプです。思い立ったらすぐに行動する積極性と、何でも自分1人でやってみる自立心の強さが特徴的です。
逆を言えば、自分が納得するまでやらないと気が済まない性分といえます。基本的に「やってみなければわからない」というスタンスで、どんなことでも一度挑戦してみるという男前な気風を持っています。
人情に厚く、周りの人の世話を焼いたり、リーダーとして引っ張ったりしていく人も多いです。その反面プライドが高く、「こう」と決めたら周りの意見に耳を貸さないところがあります。
ただ、自信を裏づけるだけの努力を惜しまないため、周りも納得することが多いです。
五黄の寅生まれの女性は結婚できないって本当?
昔は、男性が外に出て稼ぎ、女性がそれを支え、家を守るという風潮がありました。妻は前に出ず、夫の後ろについて歩くことこそが美学とされていたのです。
しかし、五黄の寅生まれの女性は気が強く、誰かに守られる立場にいることを良しとしない性格です。自分の意見をハッキリ主張し、やりたいことをやり抜く意志の強さがあります。
加えて、生来の運気の強さもあるため、五黄の寅生まれの女性は「夫を尻に敷く」「夫を食う」と言われ、結婚相手の女性として避けられることがあったそうです。
今でも昔の価値観は根強く残っているところもあるため、五黄の寅生まれの女性は結婚できないという迷信がまことしやかに囁かれているのかもしれません。
五黄の寅生まれの男性の特徴は?
五黄の寅生まれの男性は、正義感が強くマイペースな寡黙タイプです。
女性とは異なり、口数の少ない傾向がありますが、あまり多くを語らないだけで嫌なことはハッキリと「NO」を言う意志の強い人です。曲がったことが嫌いな正義感の強いタイプで、権力を前にしても忖度せず、堂々と立ち向かっていける人です。
一方で、困っている人を放っておけない優しい一面もあり、弱きを助け強きを挫く様子が多くの人の心を惹きつけます。
また、マイペースな一面があり、一本気な性格やリーダーシップで周囲を引っ張っていく力がありますが、自分のペースで物事を進めていくところがあります。
五黄の寅生まれの恋愛傾向は?
五黄の寅生まれの人は、情熱的な恋愛を好むロマンチストです。
強力な運勢を持つゆえに行動は非常に積極的で、気になる人ができたら自分からすぐにアプローチしてデートに誘います。そのため、恋愛のスピードが速い傾向があります。とはいえ、気の向くままの遊びの恋愛は好まず、一度好きになった人は一途に愛し抜きます。
付き合うと同時に結婚という将来を見据えている人も多く、長く安定したお付き合いをしたり、そのままゴールインしたりする人も少なくありません。
ただ、情熱的ゆえに嫉妬深い一面があります。独占欲も強く、無意識に相手を束縛していることも。また、一度喧嘩をすると自分からはなかなか妥協できず謝れないため、喧嘩が長引きやすい傾向があります。
五黄の寅生まれの仕事運・適職は?
五黄の寅生まれの人は、強いリーダーシップと決断力を兼ね備え、物事をゼロから切り拓く力に恵まれ、仕事でも大いにその能力は発揮されます。
九星の中心である五黄土星のカリスマ性と、寅の行動力が合わさり、組織の中でも自然と人を導く立場に立ちやすいです。一方で、自由が利かない環境には不向きで、自分の裁量で動ける環境でこそ才能が発揮されます。
適職は、経営者・起業家・政治家・クリエイター・営業職・不動産業など、自ら舵を取る仕事やスケールの大きい分野が向いています。また、カリスマ性を活かした芸能や講師業も吉。
五黄の寅生まれの人は、完璧主義や支配欲が強くなりすぎるため、注意が必要です。周囲の意見を受け入れ、チームワークを意識すると成功の幅が広がります。
五黄の寅生まれの開運法を紹介
五黄の寅の人は、非常に強い運気と個性を持つ反面、人生の波が大きく、生きづらさを感じやすいと言われています。ただ、その「強さ」を味方につけることで、唯一無二の魅力と成功を引き寄せることができます。
- 「孤独を恐れない」ことが最大の開運ポイント
- 「コントロール欲」を手放す
- 自然の中に身を置く
- ちょうど良い頃合いを意識する
- 「浄化」と「リセット」を定期的に行う
五黄土星は“帝王の星”とも呼ばれ、自立心が強く、群れることを好みません。寅の干支も一本気で孤高な性質を持ちます。そのため、周囲と足並みが揃わず「自分だけ浮いている」と感じることがありますが、これはむしろ個性が際立っている証拠です。孤独をネガティブに捉えず、「自分軸」を大切にすると運が開けていきます。
五黄の寅の人はリーダーシップが強く、周囲を思い通りに動かそうとしがちですが、それが裏目に出るとトラブルの元に。「他人は思い通りにならない」という前提を持ち、相手を尊重することで、対人運やチーム運がぐっと上がります。
五黄土星は「大地」の象徴であり、自然との繋がりが大切です。特に寅年の木の気を活かすには、森林浴や登山、ガーデニングなど、土や木に触れるアクションが効果的です。不安やモヤモヤも、自然に癒やされることで浄化されやすくなります。
五黄の寅の人は、良くも悪くも極端になりがちです。物事に白黒つけすぎず、「どちらでもいい」「流れに任せる」といった“緩さ”を身につけることで、トラブルや過労を避けやすくなります。
強運な人ほど、知らずに悪い気を引き寄せやすいもの。月に一度はお香・塩風呂・断捨離などで、環境も心もリセットする時間を作るのがおすすめです。
五黄の寅生まれの相性を解説
五黄の寅は、九星気学でいう五黄土星と、干支の寅年が重なる年に生まれた人を指します。ここでは、九星気学での相性と、干支での相性のそれぞれから解説していきます。
九星気学(五黄土星)での相性
五黄土星と相性が良いのは「九紫火星」「六白金星」「七赤金星」です。
- 「五黄土星」と「九紫火星」の相性は?
- 「五黄土星」と「六白金星」の相性は?
- 「五黄土星」と「七赤金星」の相性は?
五黄土星と九紫火星は、土が火を育てる関係にあり、お互いのエネルギーを高め合える相性です。九紫火星の情熱やアイデアを五黄土星がしっかりと現実に根づかせ、夢を形にする力を発揮します。九紫火星の直感力と五黄土星の行動力が噛み合うことで、新しい事業や創造的な挑戦にも成功しやすい組み合わせです。恋愛でも、情熱と安定が絶妙なバランスで共存し、刺激と安心を与え合う理想的な関係を築けます。
五黄土星と六白金星は、お互いにリーダーシップと責任感を持つ者同士でありながら、性質の違いが良いバランスを育む相性です。五黄土星の安定感と包容力に、六白金星の品格と計画性が加わることで、着実に物事を成功へ導く強力な組み合わせとなります。六白金星の理想を五黄土星が現実的に支え、五黄土星の行動力を六白金星が冷静に方向づけるため、ビジネスや恋愛でも信頼し合える最高のパートナー関係が築けます。
五黄土星の頼もしさと七赤金星の明るさが出会うと、周囲を自然に惹きつける華やかな組み合わせになります。七赤金星の社交性や楽しさが五黄土星の真面目さを和らげ、五黄土星の安定感が七赤金星に安心感を与えることで、お互いに欠けた部分を補い合えるのです。ビジネスでは七赤金星の人脈力と五黄土星の決断力が融合し、大きなチャンスを引き寄せます。恋愛でも信頼と楽しさを兼ね備えた理想的な関係になれる相性です。
干支(寅年)での相性
寅年と相性が良いのは「午年」「戌年」「亥年」です。
- 「寅年」と「午年」の相性は?
- 「寅年」と「戌年」の相性は?
- 「寅年」と「亥年」の相性は?
寅年と午年は、行動力と情熱が共鳴し合う理想的な組み合わせです。どちらもエネルギッシュで前向きな性質を持ち、挑戦することに喜びを感じます。寅年のリーダーシップに午年のスピード感が加わることで、物事が驚くほどスムーズに進みます。お互いに自由を尊重し合えるため、干渉しすぎることなく自然体の関係が築けるのも魅力です。ビジネスでも恋愛でも、共通の目標に向かって情熱を注げる最高のパートナーになれます。
寅年と戌年は、誠実さと信頼感で結ばれる好相性です。寅年の行動力や冒険心を、戌年の堅実さと義理堅さがしっかりと支えます。戌年は慎重で責任感が強いため、寅年が勢いで進んでもバランスを取ってくれる存在です。お互いに正義感が強く曲がったことを嫌うため、価値観が自然に一致しやすいのも特徴です。ビジネスでは確実な成果を生み出し、恋愛では信頼を土台に安定した幸せな関係を築けます。
寅年と亥年は、温かさと素直さで調和する良好な組み合わせです。寅年の行動力とリーダーシップに、亥年の純粋さと誠実さが合わさることで、お互いに支え合いながら成長していけます。亥年の人は一途で裏表がないため、寅年に安心感と信頼を与え、寅年は亥年に新しい世界や刺激を与えます。恋愛では温かい絆を育み、仕事では信頼と勢いを兼ね備えた最高のパートナーシップを築ける相性です。
五黄の寅の有名人は?
・北川景子(女優)
・石原さとみ(女優)
・田中みな実(タレント)
・和田アキ子(タレント)
・中村倫也(俳優)
・亀梨和也(俳優)
・小池徹平(俳優)
・勝地涼(俳優)
・舘ひろし(俳優)
・梅沢富美男(タレント)
・本田圭佑(サッカー指導者)
36年に一度の「五黄の寅」は最強にパワフル
36年に一度という貴重な巡り合わせで生まれる、特別な組み合わせの「五黄の寅」。「ヤバイ」とまことしやかに言われるのは、その強運すぎる生まれ持った素質が理由です。
時には、強運すぎるあまりに生きづらさを感じることもあるかもしれませんが、持ち前のバイタリティを発揮すれば、どんな状況下でも望み通りの人生を手に入れることができるはずです。
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