算命学｜天馳星（てんそうせい）の人の性格は？特徴や恋愛傾向

「天馳星（てんそうせい）」の意味・特徴は？

天馳星（てんそうせい）は、四柱推命では「絶」にあたる星で、たとえるなら「あの世の世界」を表します。

天馳星は、「馳せる」という言葉の如く、魂があの世へと旅立ち、走り回っているようなイメージです。

そこでは「魂」という枠組みすら取り払われ、境界線も「自分」という概念もありません。

私たちの世界でたとえるなら、無意識や潜在意識に近い状態といえます。

この天馳星を持つ人も、自分と他人の境界線が曖昧になりやすいという特徴があります。

また、直感やスピリチュアルな世界との繋がりも深いため、想像力やセンスが鋭い人、インスピレーションに長けているタイプが多いでしょう。

「天馳星」の人はどんな性格の持ち主？

天馳星は、鋭い感性を持つ孤高のアーティストタイプです。

四柱推命でいう「絶」にあたる天馳星は、あの世の世界と融合した魂のような存在です。

世間の常識という枠組みにとらわれず、独特の感性やセンスの持ち主。

固定観念に縛られることなく、直感やひらめきで行動することを好み、掴みどころがありません。

周りから見ると「宇宙人」のように変わり者に見えることが多いでしょう。

しかし、瞬間的ではありますが、実はとてもエネルギーが強く「ここぞ」という時の爆発力はすさまじいものがあります。

どことなく浮き世離れしているぶん、スピリチュアル的な能力に長けている人も多く、不思議な魅力やカリスマ性を持つ人も多いでしょう。

「天馳星」の人の恋愛傾向は？

天馳星は、惚れっぽく、自由主義で刹那的な恋愛を好むタイプです。

直感的に物事を判断する傾向が強い天馳星は、恋愛でも雰囲気に流されやすく、惚れっぽい傾向があります。

好きになったら自分の気持ちに素直に行動し、相手の懐に入り込むのが得意です。

しかし、熱しやすく冷めやすい面があり、情熱的に振る舞ったかと思えば急に素気なくなるなど、気まぐれです。

また、束縛を嫌うため、責任が重くなったり、窮屈な関係になったりすると逃げ出してしまうなど、自ら不安定な関係を作り出してしまうことも。

なお、結婚運は悪くありませんが、安定性に欠けます。

結婚と離婚を繰り返す、事実婚や単身赴任で遠距離、別居婚など少し変わった結婚スタイルになることが多いでしょう。

「天馳星」の人の仕事運・適職は何？

天馳星は、マルチタスクや臨機応変な対応を求められる忙しい仕事が向いています。

直感的で鋭いセンスや想像力を持つ天馳星は、無から何かを作り出したり、人の心を打つようなデザインや音楽などと関わったりする作業が得意です。

柔軟性や対応力が優れており、その場の雰囲気やニーズに合わせて行動することができます。

また、忙しくなるほどエネルギーを発揮し、実力以上の成果を出すでしょう。

たとえば、旅行業界やマスコミ・芸能関係、その他、飲食店などのサービス業や、競争が厳しい外資系が向いています。

一方で、ルールや規則に縛られた仕事や細かいこだわりがある職場、単調作業が延々と続く、のんびりとした職場では実力を発揮することができないでしょう。

天馳星（てんそうせい）の位置は？　人体図の配置別に解説

算命学では、生年・生月・生日から1人1人に全8種類の星を割り出して『人体図』と呼ばれる、いわば“運命の縮図”のような表に当てはめていきます。

人体図には頭・胸・腹・左手・右手・左肩・左足・右足という8つの項目があり、このうち頭と胸、腹、右手と左手には、その人の個性や、各場所が指す人たちとのつながり方などが自然と表れるのです。

ちなみに左肩、右足、左足は順番に「初年期」「中年期」「晩年期」の運勢や傾向を表していて、その時代にどんな流れがやってくるのかを導き出すことができます。

天馳星が初年期（左肩）にある人の特徴は？

天馳星が初年期（左肩）にある人は自立心が強く、我が道を進む個性的なタイプになります。

初年期の天馳星は、内に秘めたエネルギーをまだうまく扱うことができません。

そのせいか、自分がやりたいと思ったことに対しては、まっすぐに突き進みますが、好き嫌いが激しく、興味がないことに対しては、全くといっていいほど関心を持ちません。

また、周りと足並みを揃える、常識や世間と折り合いをつけて生活するということは苦手で、面倒なしがらみを気にするくらいなら単独行動を好みます。

自由気まま、直感的に行動することが多いため、周りに迷惑をかけたり、トラブルを招いたりすることも少なくないでしょう。

しかし、才能や特技を活かして自立することができれば、カリスマ的な人物になる可能性があるでしょう。

天馳星が中年期（右足）にある人の特徴は？

天馳星が中年期（右足）にある人は、目標に向かってパワフルに突き進むタイプです。

天馳星は中年期の場合、持ち前のエネルギーを存分に使うことができます。

直感や想像力、行動力を活かして、目標達成に向けて精力的に活動します。

やりがいや面白さを重視する傾向が強く、逆に金銭や地位、名誉に対する執着心は低めです。

そのため「なぜそんなことをするの？」と思うようなことに夢中になる場合も少なくありませんが、そこから人脈や経験を広げて大成する可能性は大いにあります。

なお、順調に進んでいる時より、ピンチに陥ったほうが莫大なパワーを発揮するところがあります。

そのため、順風満帆な人生ではなく、あえて波乱万丈な人生を選ぼうとする人も多いでしょう。

天馳星が晩年期（左足）にある人の特徴は？

天馳星が晩年期（左足）にある人は、趣味に生きるアクティブなタイプです。

無意識から湧き出てくる無限のパワーに振り回されるかのように、いつも何かに夢中になって動き回っています。

また晩年期になると、自分がやりたいことだけではなく、周りのために自分の能力や才能を活かすことに充実感を抱く傾向も見られます。

趣味や仕事に没頭するだけではなく、ボランティア活動に勤しむ人も多いでしょう。

人付き合いにも積極的で、幅広い年代や異なる価値観を持つ人との交流も楽しむなど行動範囲も広がります。

一方で、自分と他者の境界線が曖昧になりがちなため、必要以上にお節介になる可能性もあります。

他人に干渉し、トラブルに巻き込まれることがあるため注意が必要です。

人体図に「天馳星」が2つある人の特徴は？

天馳星を2つ持っている場合は、直観力に磨きがかかり、エキセントリックな人生を送る傾向が見られます。

天馳星は、もともと直感やひらめきに従って自由に行動することを好みますが、星が2つあることで、よりその傾向が強くなります。

周囲が驚くような発明や、人の心を打つアイデアを思いつくため、クリエイティブな仕事で活躍することができます。

またスピリチュアルな能力に長けている人も多いため、占いや神秘的な分野でも能力を発揮できるでしょう。

周りに感謝されることや役立つことが喜びになるため、無償の愛を捧げたりボランティア活動に勤しんだりしますが、献身的に尽くしすぎて自分自身に疎かになってしまう場合も少なくないでしょう。

【まとめ】天馳星を持つ人はこんな人！

天馳星を持つ人は束縛を嫌い、直感に生きるスピリチュアルタイプです。

性格は自由奔放で枠組みや常識にとらわれず、ありのままに生きることを好みます。

ふわっとしているように見えますが、内面はアクティブで、想像力を活かしてクリエイティブな分野で能力を発揮します。

恋愛では惚れっぽく直感的に恋に落ちるタイプで、干渉しない関係を好む自由人です。

好き嫌いが激しいのでムラがありますが、興味を抱いた分野においては多大な実力を発揮し、大きな成功を手に入れることができるでしょう。

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