「天邪鬼な人」と聞くと、どんな人を思い浮かべますか?
たぶん良い印象を抱く人はいないですよね。
どちらかというと、まわりの人を振り回している困ったちゃんのイメージではないでしょうか。
そして中には、自分はいわゆる天邪鬼なタイプだと認識していて、その性格を何とかしたいと悩んでいる人もいるかもしれません。
そこで今回は「天邪鬼(あまのじゃく)」という言葉の意味、どんな人を天邪鬼と言うのか、そういう人の性格や心理、そしてその性格を何とかしたい! と思っている人に嬉しい、その性格を直すためのコツについてお伝えしていきます。
目次
そもそも「天邪鬼」の意味とは?
「天邪鬼(あまのじゃく)」とは、「うりこひめ」のような日本の昔話に出てくる妖怪の名前です。
小鬼の姿をしていることが多い天邪鬼は人の心を察するのがうまく、人の口真似などをしてからかったり、いたずらを仕掛けたり、だまして面白がったりします。
特に、人の意図とは反対のことばかりを言ったり、行動に移したりするので、転じてひねくれた、素直さのない性格を意味する言葉となりました。
ですから「天邪鬼な人」というと、あえて人と違う意見を言ったり、本心とは裏腹な態度を取ったりするような人のことになります。
人を説明するのに「天邪鬼」という言葉がついてしまうと、どちらかというと嫌われ者、厄介者というイメージが強くなりますね。
天邪鬼な人の特徴1 素直になれない
それでは、ここからは「天邪鬼な人の特徴」についてご紹介したいと思います。
きっとまわりにも1人はいるはずですし、もしかしたら「ちょっと待って、これ私のことじゃない?」と感じる人もいるかもしれませんね。
天邪鬼な人の特徴の1つ目は「素直になれない」というものです。
たとえば、天邪鬼タイプは、本当は相手のことが好きなのに素直になれず、好きじゃないフリをしてしまったり、何なら「嫌い」という態度を取ったりします。
本当は褒められて飛び上がりたいくらい嬉しいのに、全く心が動いていないフリをしたり、クールに振る舞ったりすることもあります。
このように自分の思いとは真逆の態度を取ったり、思ってもないことを口にしたりすることが多いなと感じるのであれば、その人は天邪鬼なところがあるといえます。
天邪鬼な人の特徴2 人の揚げ足を取りがち
天邪鬼な人の特徴の2つ目は「人の揚げ足を取りがち」というものです。
本当は「すごいね」「頑張ったね」と素直に褒めたいのに、それができずにあえて足りないところ、悪いところをチクチクと突っ込んでしまうのが天邪鬼タイプです。
良いところを「良い!」と素直に言えないんですね。
良いところが見えているからこそ、悪いところも見えるので、その人が褒められていると「でもここが足りなかったんじゃないの」のように言ってしまいます。
そのため、いつもあら探しをして人の揚げ足を取っているように見えがちになります。
いつも、いつも人の欠点ばかりをあげつらっている人や、欠点ばかりに目が向きがちだなと感じるのであれば、その人は天邪鬼な人といってもいいでしょう。
天邪鬼な人の特徴3 負けず嫌い
天邪鬼な人の3つ目の特徴は「負けず嫌いなところがある」というものです。
天邪鬼な人は、他人の意見を素直に受け取らないし、認めることもほとんどありません。
なぜなら、他人の意見を聞いたり、認めたりすると自分の意見や立場が守れなくなるからです。
また、相手を受け入れることは自分が負けたと認めることになるから自分の意見を曲げたくないと思っている人もいます。
また、自分のほうがダメだと思いたくないというところもありますね。
ですから、自分の弱さを見せることが嫌だという人や、意地でも他人に負けたくないと思っている人は、天邪鬼なところがあるといえます。
天邪鬼な人は相手の欠点を見つけるのも得意なので、それを突いて相手を引きずりおろしてでも勝とうとすることもあります。
天邪鬼な人の心理1 密かな嫉妬心を抱いている
天邪鬼な人の特徴を見て、どうだったでしょうか。
「いるいる、こういう人」と感じたり「ああ、自分だ…」と思ったりした人もいるでしょう。
では、ここからは天邪鬼な人は何を考えているのかという、心理面を掘り下げていきたいと思います。
まず天邪鬼な人の心理その1は「密かな嫉妬心を抱いている」です。
天邪鬼な人は、とにかく素直になれません。
何なら反対のことばかりを言って、人に嫌がられることもしばしばです。
ですから、素直に意見を言える人、気持ちを伝えられる人を見ると「うらやましいなぁ」と思い、嫉妬心を抱くことがあるようです。
自分にはできないことを簡単にしている人や、「ああなりたい」という人を見るとどうしても悔しい気持ちが出てきちゃうんでしょう。
天邪鬼な人の心理2 自分に自信がない
天邪鬼な人の心理その2は「自分に自信がない」です。
天邪鬼な人の多くは、自分に自信がありません。
強そうに見えても、クールな顔をしていても、心の中は「どうしよう、どうしよう」となっていることも多いんです。
ですから、そういう弱気な本心を他人に悟られることをとっても恐れています。
強がりで負けず嫌いが天邪鬼の特徴でもありますからね。
そのため、他人から意見を求められても、自分の本当の気持ちや考えを知られた時にどう対処すればいいのかわからないという恐怖が先立ちます。
特に、「自分もそう思う」と言った時に意外な反応をされたらどうしようと焦ってしまいやすいんです。
だからこそ全く思ってもいないことや、真逆のことを言ってしまうことも多いようです。
天邪鬼な人の心理3 本当は理解してほしい
天邪鬼な人の心理その3は「本当は理解してほしい」です。
本当はわかってほしいという気持ちを結構強く抱いているみたいなんです。
天邪鬼な人って、自分の意見を素直に伝えることができないというのは自分でもしっかり理解しています。
そしてそれが招く現実として、本当は自分の考えを理解してほしいのに、なかなか理解されないというものがあります。
人は自分を理解してほしい、認めてほしいと感じてしまうものですから、天邪鬼な人は理解されないことで寂しさを感じることも多いんです。
その「わかってほしい、理解してほしい」という反動で、あえて人と違う意見を言ったり、多数派であることを嫌ったりするところがあるんです。
いわゆる“すねている子ども”のようなところがあるんですね。
天邪鬼な性格を直すコツ
天邪鬼な人の中には、実はそれでいいとは全く思っていなくて、何とかして自分の性格を直したいと悩んでいる方もいます。
あなたももしかしたらその1人なのではないでしょうか?
では最後に、天邪鬼な性格を直すコツやポイントについてご紹介したいと思います。
まずは素直になる練習をしましょう。
一緒にいてくれる友達や恋人、家族の言葉を素直に受け取るということを意識してみてください。
天邪鬼な人は自分に自信がないため、他人に対してどこか疑い深いところがあります。
そして裏切られて傷つきたくないため、すぐに他人を試そうとしてしまうことがあります。
でも、逆にそれが相手との決裂を生むことも多いです。
他人を試すような言動は慎み、相手を信じてみましょう。
そうすることで相手からの反応も変わり、関係も良好になっていくはず!
また、天邪鬼な人は「でも」「だって」「そうじゃなくて」といった否定的な言葉を最初の一言にしがちです。
それをやると相手は拒否されていると感じ、それ以上近づこうとはしなくなります。
当然、理解されることもなくなりますよね。
反射的に出てしまうのであれば、言葉を発する時にひと呼吸置きましょう。
それだけで、これらの言葉が飛び出す確率を下げることができますよ。
最後に
「天邪鬼」の意味、そして天邪鬼な人の心理や特徴、その性格の直し方についてお伝えしてきました。
なるほど、と思うところも多かったのではないでしょうか。
これを読んでみて「私って天邪鬼かもしれない」と思った時は、まず、そんな自分の性格を素直に受け入れましょう。
そして少しずつ、できるところから改善してみてください。
きっと嫌がられる天邪鬼から、かわいがられる小鬼ちゃんに進化できますよ♪
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