あなたが見た夢には、どんな意味があるのでしょうか。
夢を分析することで、あなたの不安を取り除き、自分でも気づかない潜在意識を知ることで、進むべき道が見えてくるかもしれません。
今回は、あなたが見た「洪水の夢」について、金森藍加先生が解説していきます。
「洪水の夢」の意味
水は、心の状態や感情を表しています。
その水が氾濫し、猛威となって襲いかかる洪水の夢という現象は、まさに、あなたの心の内にある感情があふれんばかりになっており、爆発寸前であることを示しているのです。
洪水の夢を見たとき、あなたには、何かため込んでいる感情があるはずです。
その感情が、理性(堤防)を決壊し、街(日常)をのみ込んでしまいそうなほど、あふれているのです。もう忍耐もこれまで…といった状態でしょう。
とくに、愛におぼれているとき、見やすい夢です。
たとえば、「Aさんは、つきあっていた彼氏とうまくいかず、ギクシャクしていた。そんなとき、彼氏が転勤で、遠くの地へ行くことになる。Aさんは仕事もうまくいっていたし、彼氏に「一緒に来てほしい!」と言われなかったので、笑顔で彼氏を見送ることにした。しかし、彼氏が行ってしまったあと、洪水の夢を見るようになった…」というとき。
Aさんは結婚の約束もしていないし、仕事も順調なので、自分でも納得して、彼氏と別れたつもりだった。
けれど、心の奥底では、会いたくて、会いたくてたまらなかったのです。
大人の恋を演出したつもりだったけど、自分の心を偽ることはできない…とAさんは悟ったのです。
洪水に自分がのみ込まれてしまう夢の場合は、感情のコントロールができなくなることを暗示しています。
洪水から安全な場所へと避難している夢の場合は、この夢によって、不満を解消し、感情の波を乗り越えることができるでしょう。
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