
「脈あり」「脈なし」それぞれの意味は?
「脈あり」「脈なし」は、恋愛のシーンでよく使われる表現ですが、そもそも、「脈あり」「脈なし」とは、どういう意味なのでしょうか?
「脈あり」「脈なし」の「脈」は、広辞苑によると、心臓がドキドキと脈打つ「脈拍」の略称となっています。脈がなくなることは、すなわち死を意味しますから、脈があることは、生きる力や希望があるということになります。
これを恋愛に置き換えると、下記の意味になります。
- 脈なし…相手の気持ちがない、付き合える可能性が低い
- 脈あり…相手からの好意がある、付き合える可能性がある
ただ、「脈あり」「脈なし」のサインは人によって違うこともあり、しっかりと相手の真意を読み取る必要があります。
目次
男性の脈ありサイン5選
脈ありサインは、男女でどのような違いが見られるのでしょうか? まずは、男性が好きな人に見せる脈ありサインをご紹介します。
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積極的に話しかけてくる、誘ってくる
男性から積極的に話しかけてきたり、食事や遊びに誘ってきたりする場合は、脈ありである可能性が高いです。
そもそも、一緒の時間を共有したい、一緒に何かをしたいと思うのは、少なからずその相手に好意があるという証拠。
「心底惚れている」とまではいかなくとも、一緒にいて心地が良いとか、もっと相手のことを知りたいという気持ちがあると考えられます。
1度や2度なら一般的なコミュニケーションの範囲だったり、お付き合いだったりする可能性もありますが、何度も男性からアプローチがあるなら、脈ありと考えて良いでしょう。
頻繁に電話やLINEなど、連絡が来る
男性から頻繁に電話やLINEなど連絡が来る場合は、脈ありと考えて良いでしょう。
女性の場合は、友人や仕事関係の人に対してもマメに連絡をする器用な方は珍しくありません。しかし、男性の場合は親しい間柄でも用件がある時のみ連絡をするというタイプが非常に多く、電話やLINEをするためには女性が思うよりもエネルギーがいるという人は少なくありません。
つまり、男性が頻繁に電話やLINEなどをするのは、頑張って関係を持とうと努力しているということ。好意を持っている相手でなければ、わざわざ接触する機会を増やす努力をしませんから、必然的に男性から連絡がよくくる場合は脈ありといえます。
趣味や好きなタイプなど、色々と質問される
男性のほうから、趣味や好きなタイプなど、個人的な嗜好なプライベートのことについて色々と質問してくる場合も、脈があるサインと考えられます。
男性は好意を持っている女性とお近づきになるために、恋の戦略として相手の情報をたくさん知りたいと思っています。
好きな食べ物や行きたい場所を聞いておけば、次に会った時に盛り上がる会話作りに活かせますし、デートのお誘いもしやすくなります。
シンプルに「好きな人のことをもっと知りたい」という気持ちの表れでもありますし、「好意がある」ことを女性に気づいてもらいたくて、あえて質問しているケースもあります。
好きな人の話や共通点を覚えてくれている
男性が前にお喋りした時の話の内容や、趣味などの共通点をしっかり覚えていてくれたなら、脈があるといえます。
人は興味関心がある事柄に対しては、記憶に印象的に残るものです。一度「これが好き」とつぶやいただけの食べ物の好みや、女性側でも忘れているような些細なことを覚えているのなら、女性に強い関心を寄せているという証です。
また、「これが好きだったよね?」と相手の好きなものを用意するなど、女性へのアプローチに活かすために話をしっかり覚えているという男性もいます。
家族や将来のことなど、プライベートな話がある
男性が家族や将来のことなど、プライベートな話を話してくれる時も脈ありサインといえます。
関心がない相手に、自分の大切なプライベートを教えたいという気持ちにはならないもの。好意を持っている相手や、もっと親しくなりたい相手だからこそ、自分のプライベートな話をしたがるのです。
そこには「自分のことをもっと知ってほしい」「自分に関心を持ってほしい」という気持ちが込められていると考えられます。
また、自分から深い話をすることによって、2人が深い話ができる関係であるという事実を作りたいという心理も働いています。
女性の脈ありサイン5選
次に、女性が好きな人に見せる脈ありサインをご紹介します。
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好きな人を具体的に褒める
男性を肯定的に認め、具体的によく褒める行動は、女性の脈ありサインの1つです。
相手の良いところは、相手に関心があるからこそ気づくもの。つまり、褒めることが多いということは、それだけ相手のことを普段からよく見ているということに繋がります。
関心のない相手なら、いくつも良いところを見つけるほど注視することはありません。
また、褒めている部分は自分が「いいな」と好意を持っている部分ですから、褒めた数だけ男性に好意を抱いているともいえます。
誰に対しても同じように褒める人なら、ただの八方美人の可能性がありますが、自分だけに褒めてくれるなら、好意を持っている可能性は非常に高いです。
悩みを打ち明けてくれる
女性から悩みを打ち明けてくれるのは、相手との距離を縮めたいと思っている証拠といえます。
男性の脈ありサインの「プライベートの話をしてくれる」場合と同じく、悩みという自分の弱みや深い部分を、関心のない相手に見せようとは思いません。
また、女性は高い共感性を持っていますから、悩みという秘密を共有することで相手が心理的に自分側についてくれるようになったり、男性の庇護欲を掻き立てられたりすることを知っているのです。
なかには、みんなにチヤホヤされたいだけのタイプもいますが、「あなただけ」と自分にだけ悩みや秘密を打ち明けてくれるのなら、女性側の本気度も高いと考えて良いでしょう。
会話中や食事中など、よく目が合う
好意を持っている相手のことは、ついつい気になって無意識に目で追ってしまうもの。会話中や食事中など何気ない時にも女性の視線を感じたり、よく目が合ったりする場合は、脈ありの可能性が高いと考えて良いでしょう。
目が合った時、動じずに会釈をする場合は偶然の可能性がありますが、ハッとして恥ずかしそうに逸らすのであれば、無意識な好意の表れかもしれません。
逆に、目が合っても逸らさずにじっと見つめてくる場合もあります。その時は、言葉で「好き」と直接伝えられないけど、好意に気づいてほしいという、女性からの積極的なアピールかもしれません。
自らデートの段取りを進めてくれる
現代では男女平等の風潮はあれど、今でも一般的に恋をリードするのは男性という意識は根強く残っています。
そんななか、女性から「今度飲みに行きましょう」「次はあそこに行きましょう」と積極的にデートのお誘いがあるのなら、男性に好意を持っている可能性が非常に高いです。
もちろん、コミュニケーションの一環や社交辞令の場合もありますが、「今度また機会があれば」といううやむやな声かけではなく、「次の日曜日に」など具体的に段取りを進めて声をかけてくるのならば、本当にその男性とデートに行きたいという気持ちの表れといえます。
自然なボディタッチが多い
他の男性と話す時よりも距離感が近かったり、話しながらさりげなく肩や腕に触れるなどのボディタッチが多かったりするのも、女性からの「好意に気づいて」アピールの1つです。
ポイントは、「自分に対してだけかどうか」というところ。誰に対してもしている人は、単に人懐っこいなど、特段別の思惑があるわけではない可能性があります。
「なんだか話す時に、いつも距離が近いな?」と感じたら、他の男性と話している時の様子をチェックしてみてください。他の男性には同じように触れないのであれば、脈ありサインの可能性が高いです。
【男女共通】脈なしサイン5選
一方で、恋愛対象外の人に見せる脈なしサインには、どのようなものがあるのでしょうか。
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デートの予定変更や遅刻、ドタキャン
約束をしていても予定変更をすることが多かったり、遅刻やドタキャンが多かったりするようであれば、残念ながら脈なしの可能性が高いです。
外せない急用ができたり、急病になったりすることは誰でもありますが、頻繁にそんな事態が起こることはそうそうありません。
また、本当に好意があるのであれば、デートの予定をキャンセルしたとしても相手から埋め合わせの提案があったり、別の日に行こうと改めて段取りを立ててくれたりするはずです。
もし、予定変更やドタキャンが続いても相手から具体的な挽回策の提示がないようであれば、「あまり会いたいと思わない相手」と考えられているのかもしれません。
相手からの連絡がない、返信が遅い
好きな相手には、できるならずっと繋がっていたいと思うもの。連絡の頻度は、そのまま相手への好意の度合いに繋がっていると考えて良いでしょう。
そのため、相手からの連絡がなかったり、いつも返信が遅かったりする場合は、相手と関係を深めたいという気持ちが薄いと考えられます。
相手が男性の場合は、もともと筆不精な人である可能性もありますが、それでも好きな人に対しては積極的に連絡をする人が多いため、脈ありの可能性は低いといえます。
また、返信がきても、「了解」といった素気ないものや、話をよく聞いていない適当な内容だった場合も同様に興味がない気持ちの表れと考えられます。
自分について、質問をしてこない
自分について質問をしてきたり、相手から話を振ってきたりすることがあまりない場合も、脈なしの可能性があります。
脈ありの場合は、自分のことを意識してほしくて何かと話しかけてきたり、相手のことをもっと知りたいと色々な質問をしてきたりするものです。
それらがなく、せっかく話せても相手が乗り気でなく、会話が長続きしなかったり、自分から話しかけたりすることが多い場合は、「相手にあまり興味がない」ということの表れかもしれません。
また、それなりに会話をする仲でも、社交辞令や単なる世間話ばかりで踏み込んだ内容にならない場合も、脈がある可能性は低いといえます。
物理的に距離を取られている
男女ともに恋愛対象外の相手に対しては一定の距離感を保ち、何か理由がない限りは必要以上に近づくことはありません。
なかでも、隣に座ったらサッと横に移動して距離を取ったり、手や肩が触れた時に一歩下がられたりと物理的に距離を取られている場合は、脈がないと考えたほうが良さそうです。
なお、あからさまに避けていたり、他の人よりも大きく距離を取ったり場合は、苦手意識を持たれている可能性すらもあります。その場合、人間的な相性の悪さだけでなく、相手に好意が伝わり困惑して避けているケースもあります。
さらに踏み込むと余計に距離を取られる可能性があるので、様子を見るほうが賢明です。
2人きりのデートは断られる
相手が好きな人であれば「なるべく一緒にいたい」「できるなら2人きりになりたい」という思いが湧くものです。
複数人のグループで遊んだり食事をしたりすることはあっても、2人きりになることに消極的であれば、ただの友人と考えている可能性が高いといえます。
2人きりになりかけたら「今日はもう帰ろうか」と解散したり、人が集まらなかったら遊びの約束が流れたり、はっきり断られたりするなら、少なくとも今の状態では脈がないといえます。
また、2人きりになりたくない理由として、他に好きな人がいて誤解をされたくないからという場合もあります。
LINEの脈あり・脈なしを見分けるには?
LINEでの何気ないやり取りのなかでも、脈あり・脈なしのサインが隠れている場合があります。
- 返信の速度
- 顔文字や絵文字の多さ
- 質問の多さ
もし相手が意中の相手なら、どんなに忙しくても隙間時間を活かして迅速かつこまめに連絡を返します。返信がいつも遅い場合は、残念ながら脈なしで返信優先度が低いと考えられます。
脈ありの場合は、自分とのやり取りを楽しく感じてもらいたい・好感度を高めたいという思いから、顔文字や絵文字を多用する傾向があります。反対に脈なしの場合は、相手が受け取る印象を気にしないため、自分の時間優先でシンプルな文面になる傾向があります。
脈ありの場合は、相手とのやり取りを続けたい・相手のことをもっと知りたいという思いから、必然的に相手からの質問が多くなります。反対に脈なしの場合は、「了解」などシンプルな返事が多く、すぐに会話を終了させる傾向があります。
脈なしから脈ありへ逆転させる方法5選
今は「脈なし」だと感じられても、そのまま諦める必要はありません。ここからは、脈なしから脈ありへ逆転させる方法を解説していきます。
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相手の趣味や好きなことを聞く
相手の心を惹くには、相手の趣味や好きなことを話題にする方法が最も効果的です。
相手に強い関心があることですから、それを話題にすれば、自ずと会話が盛り上がりますし、「好きなものが同じなんだ」「興味を持ってくれるんだ」と共感から好感を抱いてくれる可能性もあります。
事前に相手の趣味や好きなことをリサーチしておくのが理想ですが、分からない場合は素直に相手に質問するのも1つの手です。好きなことを聞かれて嫌な気持ちになる人はあまりいませんし、自分のことを尊重してくれているように感じて喜んでくれる場合もあります。
相手の好きなタイプに近づく
相手に自分のことを意識してもらうためのきっかけとして、相手の好きなタイプに近づくことも有効的です。
相手の理想のタイプや好きな芸能人をリサーチして、髪形やファッションなどを似せてみましょう。自分のイメージをガラッと変える良い転機にもなりますし、うまくいけば一目で相手をドキッとさせることもできるかもしれません。
まずは印象に残りやすい外見から手をつけて、次は相手の好みの人間になれるよう中身も磨いていきましょう。
忘れてはいけないのが、相手の理想のパートナー像です。相手の恋愛観をリサーチして何を求めているのかが分かれば、「付き合いたい」と思えるパートナー像に近づくことができます。
相手に好意をそれとなく伝える
相手に好意をそれとなく伝えるのも、相手に自分を意識させる手段の1つです。
自分のことが好きといってくれる人に対して、悪い気はしないもの。逆にそれがきっかけとなって意識するようになり、好意に転換することも珍しくありません。
ここでポイントになるのが「さりげなく伝える」ということ。空気を読まずにグイグイとアプローチしても、逆に相手を驚かせたり、少し怖いかもと引かれたりする原因になります。
「あなたのそういうところが好き」「あなたと今日も一緒で嬉しい」など、友愛とも愛情とも受け取れる、小さな好意を匂わせるのがコツです。
居心地の良い関係を築く
人はときめきを感じる相手だけでなく、ホッと安心できる相手にも好感を抱きます。
一緒にいる時間を楽しいと思ってもらえたり、話しやすいと思ってもらえたりするような、居心地の良い関係を築くよう心がけましょう。
居心地の良い相手になるには、相手の話に対して関心を持って聞いて共感したり、話をよく聞いたうえで適切な質問や感想を返したりする細やかな寄り添いが重要です。
また、ネガティブな言葉を使わず、何でもポジティブに受け止め、楽しい気分にさせることも大切です。
たとえば、予定が仕事で潰れても「逆に成績を伸ばすチャンスだね」と言ったり、外に出かけて雨が突然降っても「童心にかえって逆に楽しい」などと言ったりなど、前向きな言葉を使うのがポイントです。
自分磨きをする
相手からの脈ありサインがないのは、相手があなたの一面しか知らなかったり、第一印象で単純に判断していたりしているだけかもしれません。
外見をイメージチェンジしたり、内面磨きをして生まれ持った魅力や才能を伸ばしたりすることで、あなたに対する印象が大きく変わる可能性があります。
まずは、手始めに外見から変えていきましょう。
見た目は一番変化が分かりやすく、相手の反応も見やすいはず。また、見た目が変わると自信に繋がり、内面磨きもしやすくなります。
変わったあなたを見て、少し興味が湧いたことをきっかけに、会話が増えて関係が深まっていくかもしれません。
脈ありサインは、恋を進展させる重要なポイント
大人になると、相手の脈あり・脈なしを直接聞くのは勇気がいるもの。
好意を伝える側もサインでさりげなく伝えている可能性があるので、相手が脈ありサインを出していないか意識して確認してみましょう。
もし脈ありサインがなかったとしても、悲観するのは早いです。今、脈なしなのは、お互いのことをまだよく知らないだけかもしれません。
今回紹介した方法を参考にして、相手の関心を引き出してみてくださいね。