「自己肯定感」あなたは高いほうですか? 低いほうでしょうか?
「あの人は私より仕事もできるし、みんなに好かれてていいな……」
「自分らしく過ごしたいけど、つい周りの目を気にしてしまう……」
仕事やプライベートの中で、つい自分と他人を比べて落ち込んでしまうことって、よくありますよね。
でも、もし「自分はダメだ」とネガティブな気持ちになることが多いなら、それは「自己肯定感の低さ」が原因かもしれません。
今回は【自己肯定感が高い人・低い人】について、それぞれの理由や特徴、そして自己肯定感を高める方法について解説していきたいと思います。
目次
そもそも「自己肯定感」とは? どんな意味?
自己肯定感とは、「自分の存在には価値がある」と信じることができる力のこと。
誰でも「まわりからどう思われているだろうか」と多少気になるものですが、周囲からの評価を気にすることなく、自分の価値や存在意義を認めて尊重できる感覚が「自己肯定感」なのです。
また「今の自分に満足できているか」「自分に対して前向きに信じることができるか」どうかを基準に考えることで、その人の自己肯定感が高いのか、低いのかがわかります。
たとえば、まわりと自分を比べて「人は人、自分は自分」と割り切って行動できるなら自己肯定感は高いといえますし、反対に「まわりの人より自分はダメな人間だ」と考えてしまうことが多いなら、自己肯定感は低いといえます。
ちなみに現在は、自己肯定感が低い人が多く、仕事やプライベートにおいて「行き辛さ」を感じる人も少なくないそうです。
自己肯定感が高い人の特徴1 主体性の高さ
ここからは「自己肯定感の高い人」の特徴について取り上げて紹介したいと思います。
「自己肯定感」が高い人の特徴として、まず1つ目に挙げられるのは「主体性の高さ」があります。
自己肯定感が高い人は、仕事やプライベートに関わらず、「自分はこうしたい」というはっきりとした意思を持っています。
たとえば、日常の中でも
「まわりからどう見られているかな」
「こんなことをしたら嫌われるだろうか」
と思うことがあったとしても、自己肯定感が高い人は基本的に「自分はこうだ」という信念のもとに行動し、迷いがありません。
状況によっては「協調性がない」「自己中心的だ」とまわりから思われてしまうこともありますが、「人は人、自分は自分」という気持ちが強く、自分の判断に自信があり、意志を貫いていく強さがあります。
自己肯定感が高い人は、失敗を恐れず何事も経験としてポジティブに進んでいくエネルギーが高いのです。
自己肯定感が高い人の特徴2 物事を前向きにとらえる
自己肯定感の高い人の特徴として、2つ目に挙げられるのは「物事を前向きにとらえることができる」というものです。
自己肯定感が高い人は、長所も短所も含め、ありのままの自分を肯定的に受け入れているところがあります。
得意な部分は「自分の良い面」として自信の源にしていますし、もし不得意なことがあっても「自分はダメだ」と考えずに「1つの特徴」としてとらえたり、あるいは努力して苦手分野を克服しようとしたり、前向きに取り組む姿勢を持っています。
また、自分自身に対して前向きに考えるということは、他人や物事に対しても、常にプラスの面を見る習慣が根づいているということです。
物事に対しても良い面を見つけて褒めたり、意思を尊重したりしようとできるので、他人と比べて自分を卑下することがなく、心にも余裕があるといえるでしょう。
自己肯定感が高い人の特徴3 誰に対しても優しく接する
自己肯定感の高い人の特徴として、3つ目に挙げられるのは「誰に対しても優しく接することができる」ということです。
自己肯定感が高い人は、楽天的でおおらか、気持ちに余裕がある人が多いです。
というのも、自己肯定感が高い人は、「自分も相手も大切な存在である」という考えが基盤にあるため、周りと自分を比べてネガティブになることが少ない傾向にあります。
また何事も明るい面や良い面に注目し、もし自分と他人の意見が異なったとしても、張り合うことなく、お互いの意見を尊重することができます。
勝ち負けで判断せずに「人は人、自分は自分」と、価値観の違いを認めることができるので、冷静に接することができるのです。
他人とも適度な距離感で付き合うことができるため、コミュニケーション能力が高く、人間関係もスムーズに築くことができます。
自己肯定感が低い人の特徴1 物事をネガティブにとらえる
ここからは「自己肯定感が低い人」は、どのような特徴があるのか紹介したいと思います。
自己肯定感の低い人の特徴として、1つ目に挙げられるのは「物事をネガティブにとらえてしまう」というものです。
自己肯定感の低い人は、いつも自信がなく、自分の存在価値を無意識に否定してしまう癖がついています。
たとえばまわりから褒められても、
「私よりも他の人のほうがうまくやっていたはず」
「今回はたまたま、運が良かっただけ」
など、ネガティブな方に意識を向けてしまいがち。
さらには「自分はダメだ」という思い込みの強さから、何でもない他人の一言も自分へ対する悪口だ、と感じてしまうケースもあるようです。
良い評価を素直に受け取ることができなかったり、逆に他人の欠点ばかりに目がついたりすることがあれば、もしかしたら自己肯定感は低めである可能性があるでしょう。
自己肯定感が低い人の特徴2 自分に自信がなく、優柔不断
自己肯定感の低い人の特徴として、2つ目に挙げられるのは「自信がなく優柔不断」というものです。
たとえば自己肯定感が低い人は、何かを選ばなければならなくなった時
「何でもいい」
「まわりに任せる」
と自分で選ぶことができず、まわりに判断をゆだねる傾向があります。
これは自分の判断に自信がなく「自分で選ぶよりも、まわりの人が選ぶほうが正しい」と無意識に考えてしまうからです。
また、自己肯定感が低い人は、他人から否定されたくない、という気持ちがとても強く臆病な傾向があります。
本当は「こうしたい」と思っていても、「自分がこうしたいなんてワガママかな…」と遠慮してしまい、受け身になってしまうのです。
また一度決めても、周りに合わせて方針を変えてしまうことも多いので「一貫性がない人」だと認識されてしまうケースもあります。
自己肯定感が低い人の特徴3 消極的で受け身がち
自己肯定感の低い人の特徴として、3つ目に挙げられるのは「何事にも受け身になりやすい」というものです。
2つ目の特徴でもご紹介しましたが、自己肯定感が低い人は自分に自信がなく、周りの意見に従おうとするタイプが多いです。
しかしその結果、他人に依存した行動を取ることが多くなり、何に対しても受け身な姿勢になってしまうことも。
自己主張できずにモヤモヤとした気持ちを抱えたまま過ごすことも少なくありません。
また、自己肯定感が低い人は、もともと「自分には価値がない」と思い込んでしまいがち。
チャレンジして成功をつかむイメージよりも、失敗することへのイメージが強いので積極的に動くことを怖がる傾向にあります。
そのためチャンスがきても「きっと自分には無理だ」と諦めてしまい、ますます行動が消極的になってしまうようです。
自己肯定感が高い理由、低い理由
自己肯定感が高い人・低い人について、それぞれの特徴をご紹介しました。
しかし、なぜ「自己肯定感」の高い人、低い人の違いが生まれるのでしょうか。
生まれつきの性質ももちろんありますが、それには子ども時代の経験、親の接し方が大きく影響すると言われています。
私たちは通常、子ども時代の環境や経験、そして社会に出てからの人生の中で、ポジティブな信念とネガティブな信念の両方を持つようになります。
その中でやはり基盤となるのは子ども時代です。
子どもの頃に親や身近な大人から、あなたという存在を受け入れられているかが自己肯定感に影響します。
たとえば、まわりから「愛されている」と感じる状況やでは、ポジティブな信念が生まれることが多いでしょう。
しかし、厳しい教育を受けたり、自己主張が許されなかったりする状況下では、「私はダメな人間だ」とネガティブな信念が生まれ、結果として「自己肯定感」が根づきにくくなってしまう、と考えられています。
自己肯定感を高める方法1 自分を大切にする
それでは「自己肯定感」を高めるためには、どうしたら良いでしょうか。
ここからは、自己肯定感を高めていく方法についてご紹介したいと思います。
自己肯定感を高める方法の1つ目は「自分を大切にする」ことが重要です。
自己肯定感が低い人は、「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまい、自分自身の価値を低く見積もってしまう傾向があります。
ですから、何よりも「自分という存在を、自分自身が認めてあげること」が必要です。
自分を大切にする方法として、
・身だしなみを整える
・心や体をいたわる
・他人と自分を比べない
という方法があります。
その他にも、メモやノートに「自分がどうしたいか」など気持ちを書き出す方法もおすすめです。
自分に対してポジティブな気持ちを向けることができるようになれば、他人に対してもポジティブに考えられるようになるでしょう。
自己肯定感を高める方法2 自分の環境を心地良いものにする
自己肯定感を高める方法2つ目は「自分の環境を心地良いもの」に変えることも大切です。
実は、自己肯定感を低くしている原因が自分ではなく「周囲の環境」にある可能性もあります。
たとえば、身近にあなたを否定するような人がいる場合は、その人から離れるようにする、仕事で失敗することが多いなら転職を計画してみる、など、思い切って環境を一新することが自信につながることがあります。
自分の人生は自分のものですから、誰かに遠慮する必要はありません。
「自分には無理」と諦めるのではなく、「ダメで元々」だと思ってチャレンジしてみましょう。
また、状況的に環境を変えるのが難しい場合は、応急処置として自分が好きなものをまわりに置く、ということもおすすめです。
自分で居心地の良い環境を選ぶことが、自分への自信につながっていくでしょう。
自己肯定感を高める方法3 肯定的な言葉を意識する
自己肯定感を高める方法3つ目は「肯定的な言葉を意識して使う」ということも有効です。
言葉というものは、自分の気持ちを表すうえで大切な要素。
自分で発した言葉は、耳を通じて自分の脳へと届けられるからです。
自己肯定感が低い人は、つい
「きっとうまくいかない」
「どうせ失敗する」
など、後ろ向きな言葉を使ってしまうケースが多く、それが「自分自身への暗示」になってしまっている場合があります。
アスリートが成功を手にするためにイメージトレーニングを行うように、自分が成功している様子を思い浮かべて言葉にしましょう。
「きっとうまくいく」
「失敗しても、次は成功するかも」
など、ポジティブな言葉を使いながら物事に取り組むよう意識していけば、自然と気持ちも前向きになっていきます。意識して肯定的な言葉を使ってみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
自己肯定感は、自分で意識して高めることができます。
自分の心と人生を良いものにするためにも、自分自身を認めて大切にしてくださいね。
人の価値は、まわりに決められることではありません。
自分自身の存在を認め、肯定していきましょう。
ポジティブな考えを持つように意識していけば、未来も少しずつ変わっていきますよ。
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