
独占欲とは?
独占欲とは、特定の人や物に対して「自分だけのものにしたい」「独り占めしたい」という欲求を抱くことです。
たとえば、自分の恋人を「誰にも渡したくない」「他人には見せたくない」という気持ちはまさに独占欲です。これは性別や年齢にかかわらず誰もが抱くものです。
こと野生動物では、自分が生きていくために獲物を独占しようとする、親やつがいの愛情をより多く自分に注いでもらおうとします。
独占欲とは、ある意味、生きるための原動力でもあり、生き残っていくために必要な欲求ともいえます。だからこそ、私たちの誰もが多少なりと持っているものなのです。
目次 [▲]
独占欲が強い原因とは?
独占欲が強い原因の1つは、自分に自信が持てないからです。
自分が大切にしている人や物を一度離してしまうと、もう戻ってきてくれないかもしれないと不安になります。それは、他の人のほうが魅力的だと思っているからに他なりません。
自分に自信が持てないからこそ、自分以外のものを見せたくなくて腕の中に閉じ込めてしまうんです。
もう1つは、過去のトラウマによるものです。
信じていた人に大切なものを奪われた、貸したものを返してもらうことができなかったなどの辛い体験をすると、また同じことが起きるのではと不安になるため、手放すことができなくなります。
独占欲が強い人の特徴7選
独占欲が強い人には、どんな特徴が見られるのでしょうか? それぞれ詳しく見ていきましょう。
|
プライドが高い
プライドが高い人は、自分が一番大切にされないことを嫌います。
一緒にいる相手が自分以外の人に注目していたり、優しくしていたりすると、自分が一番ではないと感じ、プライドが傷つきます。
その状況を良しとはしないので、パートナーに他の人が近づいてくることや、他の人に近づくことを禁止します。
また、プライドが高い人の中にはその歪みから相手を見下し、所有物のように扱って当然という感覚を抱き、独占欲が強まって束縛することもあります。
完璧主義者
完璧主義な人は、相手をも完璧にコントロール下に置きたいと望みます。相手に自分の思う通りに動いてほしいからこそ独占欲が働き、強い束縛をしてしまいます。
自分の思う通りにするには、自分が作り上げる以外の世界を知らせてはいけません。そのためにも、束縛がいっそう強くなります。
また、いつでも完璧な自分でいたいからこそ、パートナーにも自分の理想通りでいてほしいと感じるため、相手の時間を全て独占し、自由を許さなくなります。
感情的になりやすい
感情的になりやすい人は、自分がうまくコントロールできません。
また、被害者意識を抱きやすい傾向もあるので、「自分はこんなにかわいそうなんだから、相手が自分の言うことを聞いてくれてもいいはず」「思う通りになってくれてもいいはず」のように自分を正当化し、これでもかと感情をぶつけます。
それによって相手が委縮したり、困ったりして思う通りになるので、何度でもそれを繰り返し、結果的に相手の全てを独占してしまいます。
依存心や嫉妬心が強い
依存心や嫉妬心が強い人は、相手を他の誰にも渡したくないという気持ちが強くなることから、独占欲がかなり強くなります。
依存心が強いと、この手を離したらもう戻ってこないかもしれないという不安から独占欲が高まります。この人がいなくなったら生きていけないと本気で信じてしまうため、常に自分の側にいて欲しがります。
嫉妬心のほうが強いと、自分以外の人を見るのが嫌、そして自分以外の人から見られるのが嫌だから人前に出したくない、となります。
自分の意見を押しつける
自分の意見を押しつけてくる人は、自分の感覚が全て正しいと思っており、また、どちらかというと相手を見下しやすい傾向があります。
そして、自分を正当化しやすいので、独占欲の強ささえも「それが普通、嫌がるあなたがおかしい」と強気な態度を崩さないこともあります。
常に自分の意見をごり押ししてくるような人は、そもそも相手の立場に立って考えることができないので自分勝手な都合で束縛し、独占欲を強めていきがちになります。
連絡などマメな性格
連絡などマメな性格の人は、かいがいしく良い人のような気がしますが、相手にも無意識にそれを求めることが多くなります。
どこで何をしていたのかを伝えるから、あなたも自分に伝えてほしいと暗にプレッシャーをかけてくるのは独占以外の何物でもありません。
また、このタイプは束縛されることに違和感がないことも多いので、自分が同じことをされてもなんとも思わないのが困ったところです。「今何してた? 今から何するの?」と何度でも連絡してきます。
恋愛のトラウマがある
過去の恋愛で辛い思いをした人は、独占欲や束縛が強めになることがあります。
特に信じていた人から裏切られたという経験がある場合、また同じことが起こるのではないかと心のどこかに常に不安を抱えています。
相手が同じ人ではないとわかっているし、信じたいのにそれもうまくできずに「他の人を見ないで」「いつも自分と一緒にいて」と言ってしまったり、変に相手を試したりするような行動に出やすかったりもします。
独占欲が強い人が抱える心理とは?
なぜ、強い独占欲を抱いてしまうのでしょうか。その心理に迫ります。
自分に自信がない
自分に自信が持てない人は、自分以外が全て魅力的に見えています。だからこそ、他の人を見たらそちらに行ってしまうかもしれないという不安が尽きません。
あの人と一緒にいたら自分はどうでもよくなるんじゃないか、と思うと他人と話しているのが嫌になって束縛したくなるし、友人と遊んでいるほうが楽しそうに見えれば「自分は忘れられているんじゃないか」と不安になり、しつこいくらい連絡を入れたくなります。
自信を持てないから、見えるところにいないと不安なのです。
自分のものだと思い込む
独占欲が強い人の中には、パートナーとの境界線が曖昧になっている人がいます。相手を自分の所有物だと考えているため、自分の思う通りにして当たり前と考えます。
この場合は相手をやや見下していることが多く、奴隷とご主人様のような感覚をどこかで持っています。
また、自分のものであるからこそ、他の人に目を向けたり、目を向けられたりするのを嫌がります。そのため、誰にも見られないようにしようという独占欲が強くなってしまうのです。
愛情表現の1つ
独占欲の強さを隠さない人は、束縛は1つの愛情表現だと思っていることがあります。好きだからこそ相手のことを全部知っておきたいと思います。
また、大好きだから独り占めしたいんだ、というアピールをして愛情を伝えている気分にもなっています。
そして、その裏側に「自分はあなたを束縛し、独占しておきたいほど大好き、だからあなたも同じくらい自分を愛してほしい、自分だけを見てほしい」という想いが隠れていることもあります。
独占欲が強い人と上手に付き合うには?
独占欲の強い人と付き合うのは、なかなか難しいこと。
ここからは独占欲が強い人とうまく付き合う方法を解説していきます。
|
常に愛情表現をする
独占欲が強い人には、常に愛情表現を欠かさないことが大事です。
自分のほうを向いてくれていると実感することができれば満足します。独占欲の強い人ほど「言わなくてもわかるはず」と思っているのに、相手からは愛情表現をしてほしいと望みます。
それは自分に自信を持てないことの裏返しでもありますから、うまく付き合っていこうと思うのであれば、多少大げさなほどに愛情表現をしてあげる、その人の前では他の人を気にかけている素振りを見せないなどの配慮が大切です。
言葉以外にも、手を握る、抱きしめるなどのスキンシップも効果的です。
隠し事はしない
独占欲が強い人は、相手の全てを知りたいと思っています。
「こんなことがばれたら嫌な気分になるかも」と気をつかって黙っていたほうが、後々大きな問題に発展することもあります。気をつかって黙っていたのではなく、やましいから黙っていたんだ、自分に知られたくないから黙っていたんだとなれば、よりいっそう独占欲が強まり、束縛が激しくなります。
やましいことがなく、相手に確認されても別に困らないのであれば、異性を含む何人かで食事をしたことなどはさらりと話してしまうのが得策です。
嘘や隠し事はできる限りしないのがうまく付き合うコツです。
自分の意見をハッキリ伝える
独占欲が強い人には無理に合わせず、自分の言いたいことはハッキリ伝えることも大切です。
曖昧にすればするほど相手は不安になって束縛が激しくなりますし、相手に合わせすぎればそれでいいと思い、違うことをすると「どうして急にそんなことをするのか」と激しく非難されるようにもなりかねません。
良かれと思って言うことを聞けば聞くほど依存度が高まり、同時に独占欲や束縛心が高まっていくことも考えられます。
ですから、できるだけ最初から自分の意見を伝え、この人は自分の思う通りにはならないのだということを認識してもらうこともポイントです。
相手に趣味の時間を作ってもらう
独占欲が強い人は、他のことに目が向いていないことがよくあります。だからこそ、1人の人や1つの物事に執着してしまいます。それをいろんな方向にうまく分散させることができれば、独占欲は次第に薄れていきます。
そのためにも、自分だけで楽しめる趣味の時間を相手に作ってもらいましょう。何もないというのであれば、一緒に楽しめるものを探してみる時間を取ってあげるのも良いでしょう。
共通の趣味ができれば、そこから話題も弾みやすくなりますし、そこで繋がっていると思うと、離れていてもさほど気にならなくなり、2人の関係が良くなります。
相手と共通の友人を作る
独占欲の強い人は、独占したい対象の言葉をあまり聞き入れません。特に感情的になりやすい人の場合は自分だけを見てほしい、他人を見てほしくないという気持ちを押しつけ、拒否されると「何でわかってくれないの」と大騒ぎして独占欲を正当化しようとばかりすることもあります。
しかし、第三者の意見は冷静に聞けることがあります。相手と自分の両方を知っている共通の友人を見つけましょう。
その人を通して話をするようにすればすんなりと問題が解決することもありますし、第三者の意見が入ることによって、狭くなっている視野も広がります。
独占欲が強い人の特徴や心理を理解すれば、上手に付き合える
独占欲が強い人は自分に自信がなかったり、過去のトラウマを抱えていたりします。また、プライドが高い、感情的になりやすいなど様々な特徴もあります。
独占欲が強い人の心理や特徴を理解できていれば、どうやればうまく付き合えるのかが自ずと見えてきます。変に合わせすぎず、自分の気持ちも伝えながら、良い関係性を築いていってください。
あなたにおすすめの記事
↓もっと詳しく占いたい方は↓
的中!広島の母占い師「二條美鈴」が占います
嫉妬している?【あの人があなたに抱く独占欲】
【女性限定】あなたが他の異性に見せる言動が、あの人の心を動揺させていること……気付かないでいるのは罪ですよ。あの人が今、あなたの何を求め、何を独り占めしたいと思っているのか、心に直接聞いた答えをお伝えします。
・あなたの大切な悩み、私に打ち明けてくれてうれしいわ。さぁ、もう気持ちを楽にして。全部任せてくれてかまわないのよ。
・2人の姓名を掛け合わせて宿縁を読み解きましょう。
・姓名を見れば一目で分かるの……早速行くわね。覚悟はいい? 一問一答、即断言『今あなたは、あの人に求められている?』
・姓名からはこんなことも分かるのよ。2人が生まれ持った宿縁から、恋の核心に迫りましょう。2人の恋が進展するペース
・姓名算命術で、2人の心身に宿る個性とその結びつきを数え上げましょう
・あの人と接する時気を付けるべき事
・あなたとあの人の場合……恋が始まるには「必須条件」があるわ
・あの人が男性としてあなたに下している評価
・あの人はあなたが「恋している」ことに気付いている?
・あの人が密かに抱いている、あなたへの独占欲
・気付いてなかった? あの人があなたに【衝動】を抱いていた瞬間
・あの人が、あなたとの関係に抱いている葛藤
・あの人はいずれ、あなたに自分の想いを打ち明けてくれる?
・【これだけでいいわ、約束して頂戴】あの人に求められ愛されるために
・運命を正しく理解したあなたが、この先も迷わず 歩んでいけるように……今、あなたに必要な言葉を贈ります。 心を込めて書き上げるから、明日からもどうかお供にして頂戴ね。