中国五経の一つである「易経(易占い)」は【陰】・【陽】を組み合わせた『六十四卦』を用いて鑑定を行います。
今回は『六十四卦』の中から「13.天火同人(てんかどうじん)」について、詳しく解説していきます。
天火同人(てんかどうじん)の意味をわかりやすく解説!
屋外でたき火を囲んで人が集まっているところをイメージしてみてください。キャンプファイヤーやバーベキュー。これは仲間とするものですね。この卦は志を同じくする者の集まりということです。
天の下に火が燃えている。同人というのは同じレベルの人たちの集まりということで差がないということです。
同人は人と同ずる、和同・会同の意。
天火同人(てんかどうじん)のイメージは?
外でたき火を囲んでいる人々。対等な仲間です。
天火同人(てんかどうじん)の卦が出たら?
空の下、野において、たき火を囲む人々のイメージ。同人とは、たとえば「同人誌」という時の同人。在野の人々の集まりです。
同じ志(こころざし)を持つ人々が集まり、知識や知恵、情報をわかち合ったり、クリエイティブな活動をしたりします。同人はみな平等で、誰が上とか下とかいうのはありません。そういう仲間と、共通の趣味や趣味以上のものをわかち合い、互いに協力し合って能力を磨き、実力を発揮できる時です。
積極的に行動しましょう。仲間との交わりを大切にしましょう。あなたがまとめ役になるのも良いでしょう。ただ、自分1人だけ抜きん出ようとか、あからさまな競争意識を持つと、仲間から見放されてしまうでしょう。
天火同人(てんかどうじん)それぞれの運勢を解説
『易経』には、それぞれ卦全体の意味が記されています。天火同人については、次のように書かれています。
人に同じうするに野においてす。亨(とお)る。大川を渉るに利(よ)ろし。
これは占いの文言として見ると次のような意味になります。
全体運:大事を決行しても良い時期です。うまくいくでしょう。
仕事運:同僚・仲間と力を合わせ、高め合っていきましょう。誰が上とか下ではなく、みな対等な関係でやっていくことが成功の秘訣です。横の関係を大切にしましょう。 戒め:自分だけが抜きん出ようとしたり、人に打ち勝とうとしたりすれば信頼は得られません。 金運:明るい見通しがあります。 恋愛:グループ交際がおすすめです。初めから一対一の付き合いは相手がどういう人物か見極められず危険。友だち付き合いから始めましょう。カップルは恋人でありかつ友だちであるような関係で長続きするでしょう。多少、恋のドキドキには欠けても、みんなとうまくやっていける人がGOOD 恋愛・相性:仲間友だち意識が強い。独占欲は嫌われる。 |
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