中国五経の一つである「易経(易占い)」は【陰】・【陽】を組み合わせた『六十四卦』を用いて鑑定を行います。
今回は『六十四卦』の中から「4.山水蒙(さんすいもう)」について、詳しく解説していきます。
山水蒙(さんすいもう)の意味をわかりやすく解説!
蒙は、山下に険あり。険にして止まるは蒙なり。
ヨーロッパに啓蒙時代という時代があります。17世紀後半から18世紀にかけてですが、理性によってこの世界を認識しようとする思想です。
理性の光で明るく照らされるという意味です。無知蒙昧、はっきりしない。そういう意味です。
幼い子供はまだ物事をよく知らないそれを自分から学んでいくことによって理性が開かれていく。童盲というのは無知な子供という意味です。
山水蒙(さんすいもう)のイメージは?
草木茂る山中に湧水があるが、あたりは暗くどこへ流れていくのかまだよく見えない。曖昧模糊とした状態。
山水蒙(さんすいもう)の卦が出たら?
同じことを何度も占うなという警告が出てきます。実際に、何度も占っているとこの卦が出やすいと言われています。
実際に何度か占って、この卦が出たとしたら、それは「何度も同じことを占うべきではありません。最初に占って出た結果こそが、あなたにとって必要なことを告げているのです」という意味になります。
山の中の湧水が、うっそうと茂る草木の下を流れているところをイメージしてみてください。その流れは草木に隠れて、どこに向かっていくのかよくわかりません。そんなふうに、向かうべき先がまだよくわからないような状態です。
未熟な子供が自ら求めて学ぼうとするように、自ら学ぶ姿勢が必要です。何かやりたいことがあるなら、知恵ある人のもとに通い、教えを乞うのが良いでしょう。先生、指導者、コーチ、師匠、導き手と呼ばれるような人のもとで学び、技術を習得し、経験を積み、実力をつけてゆきましょう。
自己流や独学は、おすすめできません。「啓蒙」という言葉があります。無知蒙昧な状態から、理性の明るみに照らし出されること。今、何かを学ぶために、学校に通うことなどを考えている人にとっては、ゴーサインです。積極的に取り組んでください。
山水蒙(さんすいもう)それぞれの運勢を解説
『易経』には、それぞれ卦全体の意味が記されています。山水蒙については、次のように書かれています。
蒙(もう)は亨(とお)る。初筮(しょぜい)には告ぐ。再三すればけがる。けがるれば告げず。貞(ただ)しきに利(よ)ろし。
これは占いの文言として見ると次のような意味になります。
全体運:まだ行くべき方向が定まらぬ時期。まだ無知な子供のような時期。啓蒙期。
願い事:願い事は叶います。動機が正しければ、うまくいきます。 仕事運:自ら師を求めて、学ぶべき時です。自らの未熟さを自覚し、教養を身に着け、自己を高めていくように。勤勉に励みましょう。 戒め:同じことを何度も、繰り返し占ってはいけません。再三すれば、占いの神聖さが汚され、運勢は告げられません。 金運:何をしてもあまり儲かりません。お金のことより、自分の能力・スキルを高めることが先決です。 恋愛:恋のゆくえは曖昧模糊として、どこへいくのか先はわかりません。教師と(自分が)生徒のような関係で相手を好きになるかも。2人とも未熟で大人の関係には発展しません。 |
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