子女宮（しじょきゅう）とは？意味や特徴、他の宮との関係【紫微斗数】

子女宮（しじょきゅう）とは？　何がわかる？

紫微斗数の子女宮は、子女の宮というように、その人の子どもとの縁や関係性を見る宮（部屋）で、子どもとの縁や関係性、子どもが生まれた場合の性別や外見、どんな性格をしているか、親子関係などを示唆します。

たとえば、子女宮に紫微星があると、気品がある子どもが生まれ、自分が子を指導していくような親子関係になる傾向があります。天機星がある場合は好奇心旺盛で知的な子どもに恵まれやすいという傾向があります。

また、子どもとの縁や関係だけではなく、性的な魅力や性行為、性的な思考などを見る場合もあります。

子女宮に配置される14主星の特徴を解説

ここからは、子女宮に配置される14主星のそれぞれの特徴について解説していきます。

◆【紫微斗数】14主星一覧

紫微星（しびせい） 天機星（てんきせい） 太陽星（たいようせい） 武曲星（ぶごくせい） 天同星（てんどうせい） 廉貞星（れんていせい） 天府星（てんぷせい） 太陰星（たいいんせい） 貪狼星（どんろうせい） 巨門星（こもんせい） 天相星（てんそうせい） 天梁星（てんりょうせい） 七殺星（しちさつせい） 破軍星（はぐんせい）

子女宮に紫微星がある人の特徴

子女宮に「帝王の星」と呼ばれる紫微星が位置すると、気品と威厳を備えたリーダー格の子どもに恵まれる傾向があります。

親は子育てに対する理想が高く、育児や教育に熱心なタイプ。そして、子どもに対し、自分の信念を伝えたいという欲求が強く、理想的な子どもに育てようとして指導的な立場に立つことが多くなります。

面倒見も良く、子育てに力を尽くしますが、しつけや教育熱心になりすぎると過干渉や支配的になることがあります。

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子女宮に天機星がある人の特徴

子女宮に「参謀の星」と呼ばれる天機星が位置すると、好奇心が旺盛で勉強好きな子どもに恵まれる傾向があります。

天機星が入ると考えていることを丁寧に伝えるような、知的で理論派な親子関係になります。賢く頭の回転が速い子に恵まれやすく、親も勉強熱心で教育水準も必然的に高くなる傾向です。

なお、親子関係でも教師と生徒のような関係になることも多く、細かいことを気にしてしまい神経質な子育てになりやすい傾向があります。

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子女宮に太陽星がある人の特徴

子女宮に「光明の星」と呼ばれる太陽星が位置すると、活動的で明るい子どもに恵まれる傾向があります。

子育てに対する意欲が高く、教育熱心です。太陽のように明るくオープンで伸び伸びとした子に恵まれます。見守るよりも導きたがる傾向があるため、スポーツ選手とコーチのような親子関係になりやすいです。

しかし、力を入れすぎて支配的になってしまったり、子どもに自分の夢を託してプレッシャーをかけたりしてしまうことがあるので注意が必要です。

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子女宮に武曲星がある人の特徴

子女宮に「将軍の星」と呼ばれる武曲星が位置すると、真面目で礼儀正しい子どもに恵まれます。

しっかり者に育ってほしいという願望が強く、教育方針も堅実で礼儀や作法に厳しくなりやすいです。真面目で現実的な子どもと縁が生まれやすく、安定した親子関係を築くことができます。

経済的な面でも安定しており、落ち着いた環境の中で子育てすることができる可能性が高いです。自尊心を育てるには相性が良い星配置となります。

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子女宮に天同星がある人の特徴

子女宮に「幸福と余禄の星」と呼ばれる天同星が位置すると、素直で穏やかな子どもに恵まれる傾向があります。

子どもは素直で愛嬌があり、調和を好む優しい性格になりやすいです。家庭内が穏やかな雰囲気で子どもとの関係も良好、一緒に成長していくような仲の良い親子関係を育むことができます。

ただ、愛情豊かな一方でしつけや教育面は甘くなりやすく、無意識に子どもを甘やかしすぎてしまう傾向があります。

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子女宮に廉貞星がある人の特徴

子女宮に「戦略の星」と呼ばれる廉貞星が位置すると、個性的な子どもと縁が生まれやすい傾向があります。

良くも悪くも独立心が旺盛で刺激を好むタイプの子どもに恵まれやすく、親としても自分の理想を押しつけてしまいがちです。反抗的な子どもになることも多く、親子関係で衝突することが多いです。

思い通りにしつけようとしても反発し合うことになるため、相手の資質を観察しながら距離感をうまく取ることが円満な親子関係を築くポイントになります。

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子女宮に天府星がある人の特徴

子女宮に「女帝の星」と呼ばれる天府星が位置すると、穏やかで落ち着きのある子どもに恵まれる傾向があります。

穏やかでおとなしく、気配り上手な子どもと縁があり、お互いに親や子としての役割を大切にする傾向があります。子どもも年齢の割に大人びていることが多く、調和的で平和な性格になります。

親子関係は良好で、お互いに信頼し合える良い関係を築けますが、親のほうが過保護になりやすい傾向があるので注意しましょう。

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子女宮に太陰星がある人の特徴

子女宮に「陰の星」と呼ばれる太陰星が位置すると、想像力や感受性が豊かな子どもに恵まれる傾向があります。

繊細で控え目、どちらかというとおとなしく芸術家肌の子どもと縁があります。親としても愛情をたっぷりかけて育てるため、親子関係も一心同体のような深い愛情で繋がる関係になります。

ただし、子どもに対する愛情が強すぎると過保護になり、過干渉や心配のしすぎが原因で親子間の依存関係が問題に発展する場合があります。

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子女宮に貪狼星がある人の特徴

子女宮に「悪女の星」と呼ばれる貪狼星が位置すると、個性的で遊び心が満載な子どもに恵まれる傾向があります。

サービス精神が旺盛で個性的だったり、多才で人の目や興味を引いたりするタイプの子どもと縁が生まれやすいです。親自身も奔放で形式ばった子育てをしないため、自由度の高い教育方針になりがちです。親子であっても友達同士のようなフランクな親子関係になります。

ただ、放任になると生活面が乱れる恐れがあるため注意が必要です。

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子女宮に巨門星がある人の特徴

子女宮に「口舌の星」と呼ばれる巨門星が位置すると、おしゃべり好きで理屈っぽい子どもに恵まれる傾向があります。

知的で好奇心旺盛な反面、理屈っぽく猜疑心が強い子どもと縁があります。親としても子どもに対し、どうしても理詰めで教育してしまうため、親子の会話も論理的ですが、関係性はドライになりがち。交流は多い一方で口論になることも多いです。

親子とも丁寧なコミュニケーションを心がけることが求められます。

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子女宮に天相星がある人の特徴

子女宮に「調和の星」と呼ばれる天相星が位置すると、穏やかで優等生的な子どもに恵まれる傾向があります。

まず、親として育児や教育環境を整えることに努力を惜しまないのが特徴として挙げられます。子どもを一番に考えるため、家庭内も子ども中心になりやすいです。

家庭内では自由や自主性を尊重しますが、心配しすぎて干渉しすぎてしまうところがあります。ほどほどの距離をわきまえて接することが、円満な親子関係を築くポイントになります。

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子女宮に天梁星がある人の特徴

兄弟宮に「棟梁の星」と呼ばれる天梁星が位置すると、道徳的で真面目な子どもに恵まれる傾向があります。

子どもに対し、正しい価値観や生き方を教えようとするため、子どもも地に足がついた真面目な性格になることが多いです。一般的な親子関係というより、子どもに対して指導者のような立場で接する傾向があります。

家庭内では役割分担がしっかりしており、しつけや教育にも熱心ですが、一方で理想を押しつけてしまう一面があります。

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子女宮に七殺星がある人の特徴

子女宮に「戦士の星」と呼ばれる七殺星が位置すると、独立心が旺盛でやんちゃなタイプの子どもに恵まれる傾向があります。

親としては子どもに対して強い影響力を与えようとし、子どもはそれに反発しようとするため、親子間での衝突が多くなりがちです。

しかし、ぶつかり合うから仲が悪いという訳ではなく、心と心のぶつかり合いで絆が深まる相性でもあります。苦労も多いですが、振り返ってみると充実した親子関係を築くことができます。

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子女宮に破軍星がある人の特徴

子女宮に「破壊と再生の星」と呼ばれる破軍星が位置すると、自由奔放で個性的な子どもに恵まれる傾向があります。

子ども運がなかなか安定せず、たとえば離婚によって子どもと離れてしまったり、結婚相手の連れ子や養子で子どもの数が増えたり、変化が多くなりがちです。育児や教育も型破りで独特な方針を取ることが多いです。

波風が多い親子運で苦労もありますが、子育てを通して大切なことを手に入れるなど、人生の転機となる経験をする場合があります。

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子女宮に14主星が入っていない方の特徴は？

子女宮に特定の星が入らない場合は、子どもとの縁が薄くなる傾向があります。

主星がなかったり副星も少なかったりする場合、星がないからといって必ずしも子宝に恵まれないということではありません。しかし、子どもに対して淡泊だったり、子どもが病弱あるいは怪我をしやすかったりすることが多いです。

また、性的な事柄に対する意欲も少ないため、必然的に子どもとの縁が薄くなります。その他、下半身や生殖器などの病や人生で孤独感を抱きやすくなる、という傾向もあります。

子女宮と他の宮の関係性

子女宮は他の十二宮と深い関わりを持っており、他の宮との関係を考慮することが大切です。ここからは、子女宮と他の宮との関係性について、解説していきます。

子女宮と命宮の関係性

子女宮と命宮との関係では「自分がこの世に残すもの」を見えてきます。命宮は自分自身を、子女宮は自分の子どもや、自分が次世代に残すものや創り出すものも含みます。

たとえば、命宮が強く子女宮が弱い場合、子を持たなかったり、自分を優先しやすくなったりします。

また、子どもや部下など目下に対する影響力を見ることもできます。

子女宮と兄弟宮の関係性

子女宮と兄弟宮の関係では「横の繋がりや関係性」が見えてきます。兄弟宮は兄弟姉妹や友人を、子女宮では子どもや自分より下の世代との繋がりを表します。

たとえば同世代の親族や子ども、いとことの交流が活発か疎遠になるかや、子どもを育てる時に家族や親族に頼ることができるのかにも影響が現れます。

子女宮と夫妻宮の関係性

子女宮と夫妻宮の関係では、自分とパートナー、子どもという家庭や生活における関係性が見えてきます。

たとえば子どもを表す子女宮とパートナーを表す夫妻宮両方のバランスが取れていれば、家庭内は円満で縁の深い家族になります。しかし、バランスが悪い場合は教育方針のズレや価値観の違いで家族内に軋轢が生まれやすくなります。

子女宮と財帛宮の関係性

子女宮と財帛宮の関係では「教育や育児にかけるお金や価値観の他、先行投資への意識」などが見えてきます。子女宮は子どもや次世代、財帛宮は経済観念です。

たとえば、子どもに対して教育費などのお金をかけるタイプかどうか、あるいは将来的に子どもが自分の生活を助けてくれるかなど、子どもとお金に関する運勢を見ることができます。

子女宮と疾厄宮の関係性

子女宮と疾厄宮の関係では「自分や子どもの健康運やストレス」などが見えてきます。疾厄宮は健康を、子女宮は子どもを表します。

たとえば、女性の場合は、出産の傾向や子ども関連のストレス、子どもの健康運を見ることができます。男性の場合も、自分の子どもの健康運はもちろん、育児にストレスを感じるかどうかなどを読み取ることができます。

子女宮と遷移宮の関係性

子女宮と遷移宮の関係では、「子どもに関する外の世界との繋がり方」が見えてきます。遷移宮は公の場や外の世界を、子女宮は子どもや次世代を表します。

たとえば、子どもと離れて暮らしたり、留学や移住で海外に行ったりする場合はこの両宮に表れることが多いです。また、子どもの影響で自分自身が外の世界に繋がるという場合もあります。

子女宮と奴僕宮の関係性

子女宮と奴僕宮の関係では「自分が育てなければならない人材との関係や、教育者としての適性」が見えてきます。子女宮は子どもや年下、奴僕宮は部下や協力者との関係性を示します。

たとえば教職について、たくさんの子どもを教えたり、管理職として部下を育てる立場になったり、人を導く立場としての資質や方針を読み取ることができます。

子女宮と官禄宮の関係性

子女宮と官禄宮の関係では「仕事の適性や才能、自分自身の創造性」が見えてきます。子女宮は無から何かを創り出す才能や能力、官禄宮は仕事や公に向ける顔を現します。

2つの宮のバランスが取れていれば、子どもに関する仕事との縁や、創造力を発揮する仕事に適性があります。また、職場の部下との関わり方を読み取ることもできます。

子女宮と田宅宮の関係性

子女宮と田宅宮の関係では「家系問題や相続」が見えてきます。子女宮は子どもや子孫、子と家の関係を、田宅宮は家や不動産を表します。

たとえば両方の宮が調和的であれば、子どものために住居環境を整えて安定した生活ができる、跡継ぎに恵まれます。バランスが悪い場合は、子どもと離れて暮らすなど住まいに関する吉凶を読み取ることができます。

子女宮と福徳宮の関係性

子女宮と福徳宮の関係では「精神的な満足度や幸福度」が見えてきます。子女宮は子どもや自分の創造性を、福徳宮は精神面や心を表します。

両方のバランスが良ければ、子の存在が喜びになりますし、クリエイティブな趣味や仕事で才能を発揮することが「生きがい」になります。また、バランス次第では子どもに自分の夢を託してしまう場合もあります。

子女宮と父母宮の関係性

子女宮と父母宮の関係では「家系や血縁、広い意味での親子関係」が見えてきます。子女宮は子どもや次世代を、父母宮は自分に影響を与えた人物を表します。

子どもは自分の親から教育方針や価値観を引き継ぐため、自分の育児にもそれが反映されます。また、家系的な問題点などもここから読み取ることができます。

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