アスレシャ（Ashilesha）の意味・特徴は？【ナクシャトラ】

アスレシャ（Ashilesha）の意味は？

アスレシャとは、インド占星術（ヴェーダ占星術）のおけるナクシャトラの1つで、「受け入れる」「抱きしめる」「絡みつく」という意味があります。

月の通り道を表すナクシャトラの9番目にあたり、蟹座16度40分から蟹座30度（獅子座0度）までの範囲がアスレシャ（Ashilesha）にあたります。

象徴は蛇（ナーガ）です。蛇は古来より持つ神秘や変容の力を表し、深い洞察力や潜在意識への繋がりを表します。

アスレシャのエネルギーは、人の内側に潜む感情や欲望を見つめ、それらを受け入れながら変化と成長を促すと言われており、一見執着や葛藤をもたらすように見えても、最終的には魂の浄化と統合へ導く、非常に内面的でスピリチュアルな星と言われています。

ナクシャトラ名	アスレシャ（Ashilesha）
位置	蟹座16度40分から蟹座30度（獅子座0度）
支配星	水星
シンボル	蛇（ナーガ）
キーワード	変容、知恵、神秘

インド占星術・ナクシャトラの解説

ナクシャトラとは、インド占星術における「月の宿」のことを指します。地球から見た月の通り道を27（場合によっては28）分割したもので、それぞれに固有のシンボル・神格・支配惑星が割り当てられています。

西洋占星術が太陽を中心に見るのに対し、インド占星術では「月の動きと性質」を特に重視します。ナクシャトラは天文学で計算される実際の月の位置を使用しているのが特徴で、旧暦を使用する日本の宿曜占星術の起源ともいわれています。

ナクシャトラでは、個人が持っている潜在的な能力や内面、心の状態、そして過去から受け継がれているカルマ（業）のパターンを読み解くことができます。

たとえば、ナクシャトラと星の配置では、その人がどのようなことを感じ、どう行動するのかがわかるため、表面には表れない深い本質を読み解くことができます。

アスレシャの基本性格は？

アスレシャは、想像力豊かで知的好奇心が旺盛な性格の持ち主です。熱しやすく冷めやすいところがありますが、そのぶん集中した時の熱量はかなりあります。

他人を惹きつける力が強く、魅力的です。深い洞察力と、他人を引き込む話術があることから、自然とその場をリードしていきます。

他人の本質をスパッと見抜き、上手に采配をしていくことができるので、人間関係も良く、仕事でもその能力が発揮されていきます。また、他人に頼られると一生懸命に尽くそうとするので信頼もあります。

一見クールで何事にも動じないように見えますが、その内側はとても繊細です。そのため、良くも悪くも他人に影響されやすいところがあります。

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アスレシャの女性の特徴は？

アスレシャ生まれの女性は、独特の雰囲気をまとっています。外見的には派手さはなく、平均的な容姿とされますが、その内側から艶やかな魅力がにじみ出るタイプになります。彼女の瞳にはどこか鋭い光があり、周囲を見透かすような観察力を持っています。

性格は内向的で、自分の感情をあまり表に出さない傾向があります。控えめで静かな印象を与えますが、実際には非常に頭の回転が速く、言葉を巧みに操る知恵者です。時に冷静すぎる態度で他人を圧倒することもありますが、それは理性と自制心が強いからこそ。

道徳観がしっかりしており、信頼を得やすい人物です。親しい人の前では誠実で思いやり深く、友情にも厚いタイプ。表面的な華やかさよりも、言葉と知恵、そして内面の強さで人を惹きつける女性です。

アスレシャの男性の特徴は？

アスレシャ生まれの男性は、外見的にはどこか近寄りがたい雰囲気を持ちます。がっしりとした体格で、顔立ちは強く、愛想がない印象を与えることもあります。しかし、その内側には繊細で複雑な感情が潜んでおり、見た目と内面のギャップが大きいタイプです。

性格は一筋縄ではいかず、他人を簡単には信用しません。慎重で洞察力があり、人の心の裏を読むことに長けています。そのため、人間関係では誤解を受けやすく、時に冷淡に見られることもありますが、根は誠実で強い正義感を持っています。

また、リーダーシップに優れ、組織の中で頭角を現す力を秘めています。政治や交渉など、駆け引きが求められる場に強い一方、短気で感情の起伏が激しい一面も。敵味方をはっきり区別し、自分を認めてくれる相手には深い忠誠を示します。内面には強い野心とカリスマ性を秘めた、静かなる支配者タイプの男性です。

アスレシャの恋愛傾向は？

アスレシャは、魅力的な容姿と高いコミュニケーション力を持ち、人を惹きつけるカリスマ性があり、異性からモテる傾向が見られます。

恋愛に対してはとても積極的で、好きな相手ができたら自分からアプローチする高い行動力を発揮します。「この人」と決めた相手の心をしっかりと射止めることも多く、その情熱と洞察力で相手の心をがっちりと掴んで離しません。

一方で、お付き合いが始まると主導権を握りたがる傾向があり、深く関わるほど「自分に任せて」の言葉とともに支配的になりやすい面もあります。

しかし、相手を想いどおりにしたいわけではなく、愛する人と真摯に向き合い、絆を守りたいという強い愛情と誠実さがあり、関係を長く大切に育てようと努力するタイプです。

アスレシャの結婚運は？

アスレシャは、恋愛でもその傾向が出ていますが、結婚するとさらに自分が主導権を握りたがる傾向が強まります。

毎日忙しくも充実していると感じたい性質から、家事も仕事も効率良く切り盛りする努力をし、それを伝えることでパートナーを上手に導いていきます。結婚しても一途に相手を愛するため、浮気などの心配はあまりありません。

しかし、仕事を何よりも優先させてしまう傾向があることから、パートナーや家族と揉めることがあります。仕事一筋になりやすいアスレシャの人の中には、そもそも結婚に興味を抱かない人も見られます。

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アスレシャの仕事運・適職は？

アスレシャは、頭脳明晰で知的好奇心が旺盛、かつ「これ」と決めたら高い熱量を注ぎ込むことから、仕事で成功を収める可能性が高いです。

特に専門職において適性があり、極めて「匠」の域に辿り着くこともあれば、持ち前のリーダーシップを発揮してゆき、その部署や専門の課を管轄する管理者になることもあります。

ただし、じっとしているのは苦手なので、デスクワークを主とする事務系よりも外に出て多くの人と接するような職種を選ぶほうが良さそうです。生まれ持った高いコミュニケーション能力や話術は、接客や営業といった職種でも大いに役立ちます。

また、その高いカリスマ性も相まって芸能界や海外で活躍する人も出る可能性が高いです。

アスレシャと相性の良いナクシャトラは？

ここからは、アスレシャと相性の良いナクシャトラについて解説していきます。

「アスレシャ」と「プシャ」の相性は？

アスレシャとプシャは、深い絆で結ばれる相性です。

情熱的なアスレシャを、面倒見が良くて忍耐力のあるプシャが穏やかに包み込みます。一緒にいることで、お互いの心が安定し、精神的に支え合うことができます。

ただし、力のバランスが崩れるとアスレシャは束縛が、プシャは依存心が強くなってしまうので、注意が必要です。

「アスレシャ」と「ジェシュタ」の相性は？

アスレシャとジェシュタは、強い個性と洞察力を持つ者同士で惹かれ合う相性です。

お互いに深い感情と誇りを持ち、理解し合うことができれば強力な絆を築けます。

ただし、どちらも支配的な面を持っているため、主導権争いになるとお互いが譲らず、衝突しやすい傾向があります。お互いに抱く信頼と尊重のバランスが鍵になります。

「アスレシャ」と「アシュヴィニー」の相性は？

アスレシャとアシュヴィニーは、情熱と行動力が交わるダイナミックな相性です。

アシュヴィニーのまっすぐさと快活さは、アスレシャの心を解きほぐし、アスレシャの包容力はアシュヴィニーに安心感を与えます。

ただし、もともと違うタイプであることからすれ違いが生じやすく、お互いに相手のペースを尊重することが大切です。

「アスレシャ」と「バラニー」の相性は？

アスレシャとバラニーは、強い情熱と内面の深さを共有する刺激的な相性です。

バラニーの行動力はアスレシャを揺さぶり、アスレシャの神秘的な魅力がバラニーを惹きつけます。

ただし、どちらも激情型で支配的になりやすい傾向があります。特に恋人同士になるとそれが顕著になるため、お互いの自由に対する尊重を忘れないことが大事です。

「アスレシャ」と「ムーラ」の相性は？

アスレシャとムーラは、魂が共鳴し、惹かれ合う相性です。

ムーラの探求心がアスレシャの神秘性を刺激し、お互いに深い精神的な部分や魂自体の成長を促します。

ただし、どちらも執着や過去へのこだわりを持ちやすい傾向があります。過去は過去と手放すことができれば、より深い部分での調和が望める関係性を得られます。

アスレシャと相性の悪いナクシャトラは？

ここからは、アスレシャと相性の悪いナクシャトラについて解説していきます。

「アスレシャ」と「ウッタラアシャダ」の相性は？

アスレシャとウッタラアシャダは、価値観の相違で衝突しやすい相性です。

アスレシャは感情や直感で動く傾向がありますが、ウッタラアシャダは誠実で秩序を重んじるため、お互いに理解し合えないことが多くなります。

また、アスレシャの情熱は、愛より現実優先タイプのウッタラアシャダにとって重く感じられることもあります。

「アスレシャ」と「スワティ」の相性は？

アスレシャとスワティは、根本的にテンポや価値観が合いにくい相性です。

自由と軽やかさを愛するスワティに対し、アスレシャは深い繋がりを求めます。そのため、時にスワティの自由さがアスレシャには八方美人に見え、アスレシャの愛情深さがスワティには束縛と感じられることもあります。適度な距離感を保つことが大切です。

「アスレシャ」と「6.アールドラー」の相性は？

アスレシャとアールドラーは、一緒にいると感情的になりやすい相性です。

アールドラーは良くも悪くも極端で感情の振れ幅が大きく、アスレシャもまた深い情と執着を抱きやすいことから、一緒にいると影響され、心が不安定になりやすくなってしまいます。

無理にお互いを理解しようと踏み込みすぎないことでバランスを保つことができます。

「アスレシャ」と「ローヒニー」の相性は？

アスレシャとローヒニーは、感情の方向性が噛み合いにくい相性です。

ローヒニーは愛情深く、穏やかさを大切にしますが、アスレシャは情熱的で、時に相手を試したり、執着したりと落ち着きません。

求めるものが異なっているため、どうしてもお互いに疲れてしまいます。お互いの妥協点を上手に探ることで良い関係が築けます。

「アスレシャ」と「レヴァティ」の相性は？

アスレシャとレヴァティは、何かとすれ違いやすい相性です。

レヴァティは思いやりが深く穏やかな愛を注ぐタイプですが、アスレシャはより情熱的で濃密な繋がりを欲します。そのため、相手のことを想うからこその行動が、お互いを苦しめる結果を生みやすくなります。

お互いに相手のペースを尊重することがとても大切になります。

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「アスレシャ」ナクシャトラの惑星配列での解釈

アスレシャは、9番目に位置するナクシャトラです。蟹座16度40分から蟹座30度（獅子座0度）までの範囲を指し、4つの区分（デーク）に分かれます。惑星がどのデークにあるかで解釈が変わります。

太陽がアスレシャにある場合の特徴は？

月がアスレシャにある場合の特徴は？

火星がアスレシャにある場合の特徴は？

水星がアスレシャにある場合の特徴は？

木星がアスレシャにある場合の特徴は？

金星がアスレシャにある場合の特徴は？

土星がアスレシャにある場合の特徴は？

ラーフがアスレシャにある場合の特徴は？

ケートゥがアスレシャにある場合の特徴は？