プナルヴァスー（Punarvasu）の意味・特徴は？【ナクシャトラ】

プナルヴァスー（Punarvasu）の意味は？

プナルヴァスーとは、インド占星術（ヴェーダ占星術）のおけるナクシャトラの1つで、再構築や再出発、新しい始まりを意味します。

月の通り道を表すナクシャトラの7番目にあたり、双子座20度から蟹座3度20分までの範囲がプナルヴァスー（Punarvasu）にあたります。

プナルヴァスーの「プナル」は『再び』、「ヴァスー」は『良い・存在する』や『輝き』を意味しており、この2つの言葉がくっついて「再生や復活」という意味になります。

守護神は神々と太陽の母である「アディティ」、あるいは、ヴィシュヌ神が化身した際の母であるなど諸説あります。シンボルは「弓」です。

プナルヴァスーは、困難の後に必ず光が差すことを象徴し、どんな状況でも希望を見い出せる力があります。また、旅行や移動を好み、様々な場所に移動しながら本当の自分や居場所を探していると言われています。

ナクシャトラ名	プナルヴァスー（Punarvasu）
位置	双子座20度から蟹座3度20分
支配星	木星
シンボル	弓
キーワード	再構築、再出発、復活、希望

インド占星術・ナクシャトラの解説

ナクシャトラとは、インド占星術における「月の宿」のことを指します。地球から見た月の通り道を27（場合によっては28）分割したもので、それぞれに固有のシンボル・神格・支配惑星が割り当てられています。

西洋占星術が太陽を中心に見るのに対し、インド占星術では「月の動きと性質」を特に重視します。ナクシャトラは天文学で計算される実際の月の位置を使用しているのが特徴で、旧暦を使用する日本の宿曜占星術の起源ともいわれています。

ナクシャトラでは、個人が持っている潜在的な能力や内面、心の状態、そして過去から受け継がれているカルマ（業）のパターンを読み解くことができます。

たとえば、ナクシャトラと星の配置では、その人がどのようなことを感じ、どう行動するのかがわかるため、表面には表れない深い本質を読み解くことができます。

プナルヴァスーの基本性格は？

プナルヴァスーは、明るく楽観的で、かつ何事にもめげない粘り強い性格の持ち主です。

とても保守的で、新しいことに挑戦するよりも同じことをコツコツ繰り返す安定した生活を好みます。日々の習慣もとても大切にしています。

「出世したい」や「目立ちたい」などの野心はなく、むしろ後ろから誰かを支える参謀役として立ち回ることが多いです。困っている人がいると思わず手を差し伸べてしまう優しい性格で、道徳心が強いのも特徴です。

家族や仲間を大切にしすぎて、時折自分が損をしてしまうこともありますが、誠実な人柄は周囲から厚い信頼を寄せられます。

ただし、周囲の期待に応えようと頑張りすぎてしまうため、1人で苦労を背負ってしまったり、悩みを抱えてしまったりするところがあります。

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プナルヴァスーの女性の特徴は？

プナルヴァスー生まれの女性は、魅力的で印象的な顔立ちをしています。瞳に強い意志が宿り、やや癖のある髪が個性を引き立てます。鼻筋が通っており、口元は整って美しく、穏やかな中にも芯の強さを感じさせる雰囲気を持ちます。

性格は基本的に穏やかで冷静ですが、率直な物言いが災いし、家族や周囲との摩擦を招くこともしばしばあります。しかし、根はとても慈悲深く、困っている人を見ると放っておけません。年長者や目上の人への敬意を忘れず、誠実な態度で接するため、信頼を得やすい人物でもあります。

家庭的で面倒見が良く、生活の基盤を大切にする傾向があり、豊かな暮らしを築く人も多いです。全体的に、言葉の鋭さと温かい思いやりを併せ持つ、情に厚い女性です。

プナルヴァスーの男性の特徴は？

プナルヴァスーの男性は、穏やかな印象を与える中にも個性的な特徴を持っています。顔立ちはやや面長で、目鼻立ちは整い、全体的に知的で落ち着いた雰囲気があります。太ももが太く、均整の取れた体型をしています。

性格は誠実で信仰心が深く、精神的な支えを神や高次の存在に求める傾向があります。外見や態度は穏やかで礼儀正しく見えますが、状況や心境によって態度が急変する一面もあります。短気なところがありながらも、根は純粋で心を許した相手には誠実に尽くします。

古い価値観や伝統を重んじ、保守的な考え方を持つタイプです。内面を他人に見せることが少なく、理解されにくい部分を抱えながらも、自分の信念を静かに貫いていく人物です。

プナルヴァスーの恋愛傾向は？

プナルヴァスーは恋愛に対する理想が高く、完璧主義なところがあります。

家族や仲間を大切にするプナルヴァスーは、基本的に誰にでも優しく親切なので、異性から想いを寄せられることも多く、恋愛のチャンスは多いです。

しかし、プナルヴァスーは恋愛に対して強い憧れがあり、なかなか妥協できません。加えて奥手でシャイなので、好きになっても自分から行動することができず、なかなか恋愛がスタートしない場合が多いです。

交際では、基本的に相手を優先して献身的に尽くすタイプです。ただ、本音をさらけ出すことが苦手なので、どこか遠慮がちな関係になることも。理想の恋愛を求めるあまり、恋人への欲求や不満を溜め込んでしまうところがあります。

プナルヴァスーの結婚運は？

プナルヴァスーの結婚運は、晩婚傾向ですが安定しています。

家族や仲間を大切にするプナルヴァスーは、自分が生まれ育った環境をモデルにすることが多く、両親のような家庭を築くことを求めます。しかし、理想的な家族像を求めるあまり、条件を気にしたり、慎重になりすぎたりしてしまう場合が多く、タイミングを逃しがちです。

もちろん若いうちに結婚することもありますが、パートナーに完璧を求めてしまい、結果的に離婚するケースが少なくありません。

結婚後の生活は、家族を優先し、自ら家庭を仕切るタイプです。面倒見が良すぎて過干渉になる傾向があります。

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プナルヴァスーの仕事運・適職は？

安定した生活を好むプナルヴァスーは、人を支え、サポートする仕事で活躍します。

毎日コツコツと同じことを繰り返すことが苦にならないプナルヴァスーは、デスクワーク中心か、顔なじみの取引先を回るルート営業が向いています。

プナルヴァスーは野心を持たず、損得よりも道徳心や理想を求めるため、仕事で稼ぐ能力は若干低い傾向があります。しかし、安定感のある仕事ぶりと「人の期待に応えたい」という献身的な振る舞いは、誠実さや信頼が求められる仕事で重宝されます。

真面目で勤勉なので、どんな仕事も頑張りますが、お金を扱う金融関係や医療、介護など気配りが求められる仕事に適性があります。その他、女性や子どもと対応する業務でも能力を発揮します。

プナルヴァスーと相性の良いナクシャトラは？

ここからは、プナルヴァスーと相性の良いナクシャトラについて解説していきます。

「プナルヴァスー」と「プシャ」の相性は？

仲間思いのプナルヴァスーと、愛情深いプシャは、価値観がぴったり合い、深い信頼で結ばれる最高の相性です。

どちらも愛情深く、自分が損をしても相手に尽くすタイプです。常に思いやりと優しさを持って接するため、居心地の良い関係を築くことができます。

友人や恋愛、夫婦としても最高の相性です。末永いお付き合いができます。

「プナルヴァスー」と「レヴァティ」の相性は？

面倒見の良いプナルヴァスーと、情緒豊かで素直なレヴァティは、価値観が似ていて安心できる相性です。

レヴァティは、とても素直に愛情を表現するタイプ。プナルヴァスーは、自分に自信がないところがあるため、レヴァティの率直な愛情に安心することができます。

どちらも優しく穏やかな性格ということもあり、調和の取れた関係を築くことができます。

「プナルヴァスー」と「バラニー」の相性は？

サポート役が得意なプナルヴァスーと、リーダータイプのバラニーは、社長と秘書のようなバランスの取れた関係を築けます。

面倒見の良いプナルヴァスーと、明確な目的意識を持つバラニーは、とても調和の取れた相性です。特に職場の上司や部下、同僚という状況では、お互いに協力し合い、大きな成果を出すことができます。

「プナルヴァスー」と「シュラヴァナ」の相性は？

仲間思いのプナルヴァスーと、思慮深いシュラヴァナは、ぶつかることなく穏やかな関係を築くことができる相性です。

どちらも場の空気を読むのがうまく、調和を大切にするタイプです。

プナルヴァスーは細やかな気配りが得意ですが、シュラヴァナは相手の声に耳を傾け、思いやりのある行動を取ることができます。無理なく自然体で仲良くなれます。

「プナルヴァスー」と「プールヴァアシャダ」の相性は？

尽くすことが好きなプナルヴァスーと、冒険好きで行動力のあるプールヴァアシャダは、正反対だからこそ楽しく付き合える相性です。

プールヴァアシャダは、強引に見えますが人付き合いを大切にするタイプです。奥手でシャイなプナルヴァスーを優しく先導してくれますし、プナルヴァスーもプールヴァアシャダとの時間を楽しいと感じることができます。

プナルヴァスーと相性の悪いナクシャトラは？

ここからは、プナルヴァスーと相性の悪いナクシャトラについて解説していきます。

「プナルヴァスー」と「ジェーシュタ」の相性は？

面倒見が良く親切なプナルヴァスーと、秘密主義なジェーシュタは、親しくなるまで時間がかかる相性です。

どちらも受け身で相手の出方を窺うところがあります。特にジェーシュタは自分の気持ちや考えを表に出さず、自分だけで解決することを好みます。お互いに踏み込まないため、プライベートな付き合いになるまで時間がかかります。

「プナルヴァスー」と「ムーラ」の相性は？

受け身なプナルヴァスーと、保守的なムーラは、表面的な付き合いで終わりやすい関係です。

どちらも真面目で責任感が強いという共通点はありますが、どちらも自分から積極的に行動するタイプではありません。加えて、ムーラは色々と考え込んでしまうことが多いため、一緒にいるとお互いに気疲れしてしまうことが多いです。

「プナルヴァスー」と「シャタビシャ」の相性は？

仲間を大切にするプナルヴァスーと、自由を好むシャタビシャは、求める方向が違いすぎて、ギクシャクしやすい相性です。

プナルヴァスーは面倒見が良いのですが、たまに必要以上に相手に干渉してしまう傾向があります。シャタビシャは人に支配されたり、主導権を握られたりすることを好まないため、長い時間一緒にいると小さな衝突が多くなります。

「プナルヴァスー」と「プールヴァバードラ」の相性は？

保守的で自分の居場所を大切にしたいプナルヴァスーと、社会という広い視野で物事を考えるプールヴァバードラは、価値観の違いで相性が良くないでしょう。

どちらも奉仕好きで尽くすタイプですが、求める幸福が違います。また、プールヴァバードラは議論好きで理屈っぽいところがあるため、情で物事を考えがちなプナルヴァスーと衝突しやすいです。

「プナルヴァスー」と「ダニシュタ」の相性は？

安定志向が強くルーティンワークを愛するプナルヴァスーと、進化や発展を好むダニシュタは、一緒にいると疲れてしまう相性です。

想像力が豊かで新しいチャレンジを好むダニシュタにとって、同じことを繰り返すことを好むプナルヴァスーは「つまらない」と感じてしまいます。プナルヴァスーにとっても、ダニシュタは平穏を乱す人物に映ってしまいます。

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「プナルヴァスー」ナクシャトラの惑星配列での解釈

プナルヴァスーは、7番目に位置するナクシャトラです。双子座20度から蟹座3度20分までの範囲を指し、4つの区分（デーク）に分かれます。惑星がどのデークにあるかで解釈が変わります。

太陽がプナルヴァスーにある場合の特徴は？

月がプナルヴァスーにある場合の特徴は？

火星がプナルヴァスーにある場合の特徴は？

水星がプナルヴァスーにある場合の特徴は？

木星がプナルヴァスーにある場合の特徴は？

金星がプナルヴァスーにある場合の特徴は？

土星がプナルヴァスーにある場合の特徴は？

ラーフがプナルヴァスーにある場合の特徴は？

ケートゥがプナルヴァスーにある場合の特徴は？