ローヒニー（Rohini）の意味・特徴は？【ナクシャトラ】

ローヒニー（Rohini）の意味は？

ローヒニーとは、インド占星術（ヴェーダ占星術）のおけるナクシャトラの1つで、サンスクリット語では「赤みがかったもの」「成長するもの」を意味し、豊かさや美しさ、繁栄、魅力を表します。

月の通り道を表すナクシャトラの4番目にあたり、牡牛座10度から23度20分までの範囲がローヒニー（Rohini）にあたります。

ローヒニーという名前はバララーマの母「ローヒニー」が由来です。守護神は創造神ブラフマー（Brahma）で、生命の創造や発展のエネルギーを与えるとされます。また、このナクシャトラの支配星は月であり、感受性・愛情・感情の豊かさを象徴します。

それゆえ、ローヒニー生まれの人は、美的感覚に優れ、芸術や創造的分野で才能を発揮しやすい傾向があります。社交的で魅力的な性格を持つ一方、快適さや愛情に強く惹かれ、物質的な豊かさを求める傾向も見られます。

ナクシャトラ名	ローヒニー（Rohini）
位置	牡牛座10度から23度20分
支配星	月
シンボル	チャリオット（馬車）
キーワード	豊かさ、美しさ、繁栄、魅力

インド占星術・ナクシャトラの解説

ナクシャトラとは、インド占星術における「月の宿」のことを指します。地球から見た月の通り道を27（場合によっては28）分割したもので、それぞれに固有のシンボル・神格・支配惑星が割り当てられています。

西洋占星術が太陽を中心に見るのに対し、インド占星術では「月の動きと性質」を特に重視します。ナクシャトラは天文学で計算される実際の月の位置を使用しているのが特徴で、旧暦を使用する日本の宿曜占星術の起源ともいわれています。

ナクシャトラでは、個人が持っている潜在的な能力や内面、心の状態、そして過去から受け継がれているカルマ（業）のパターンを読み解くことができます。

たとえば、ナクシャトラと星の配置では、その人がどのようなことを感じ、どう行動するのかがわかるため、表面には表れない深い本質を読み解くことができます。

ローヒニーの基本性格は？

ローヒニーは、居心地の良さを求める性質が強く、楽しいことや面白いことが大好きです。

支配性が月ということもあり、美や自然、愛やロマン、芸術的な感性を大切にする性質です。好奇心が旺盛でフットワークは軽く、面白そうなことがあればすぐに飛びつくところがあります。

場の空気を読むのがうまく、相手の表情や雰囲気を素早く掴んでは柔軟に対応するコミュニケーション上手。基本的には礼儀正しく真面目です。

一方で、好きなことはトコトン、そうではない場合は適当に流すことも多く、適度なゆるさが人を安心させます。やや気まぐれで自由奔放なところがありますが、そこが小悪魔的な魅力に映り、コミュニティの中でも中心となることが多いです。

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ローヒニーの女性の特徴は？

ローヒニー生まれの女性は、美しさと気品を兼ね備えた魅力的な存在です。色白の肌、印象的な瞳が周囲の目に留まります。ファッションセンスに優れ、常に洗練された装いを心がけるため、社交の場でも華やかに映ります。

性格面では、表向きは明るく態度も良いですが、内面には繊細さと弱さを抱えており、感情が不安定になることもあります。秘密主義な一面を持ち、平穏を好みながらも、感情を刺激されると強い自己主張や怒りを示すことがあります。

また、思い込みが強く、時に短気な一面がトラブルを引き起こすこともありますが、根底には愛情深さと誠実さがあります。

ローヒニーの男性の特徴は？

ローヒニー生まれの男性は、スリムで魅力的な外見の持ち主です。肩幅が広く筋肉質な体型が多く、特に目の美しさが際立ち、どこか人を惹きつける独特の雰囲気をまとっています。

性格は短気で頑固な面があり、一度怒り出すと簡単には収まらず、自分の意見や信念を曲げることを嫌います。他人の助言よりも自分の感情や直感を優先します。愛する人には全てを捧げますが、反対に嫌いな相手には容赦しない強さもあります。

人生の中で起伏が激しく、目標を定めるまでに時間がかかることもありますが、真実を重んじる精神を持ち、ビジネスや独立した仕事、社会福祉の分野で才能を発揮しやすいタイプです。

ローヒニーの恋愛傾向は？

ローヒニーは愛情深く、好きな人には献身的に尽くすタイプです。

好奇心が旺盛でロマンチストなローヒニーは、自分の感情の動きにとても敏感、そして素直に反応します。パッと見て「いいな」と思えば、すぐにその人とコミュニケーションを取ろうとしますし、親しくなるための努力は惜しみません。

楽しく明るい性格は相手から好意を抱かれることも多く、恋愛経験が豊富な人も多いです。

晴れて交際がスタートした暁には、相手の要望に応えようと献身的に尽くします。場を盛り上げようと頑張るタイプで、交際期間も長く続くことが多いです。

しかし、快適さや居心地の良さを大切にするあまり、不満があっても我慢してストレスを溜めることがあります。

ローヒニーの結婚運は？

ローヒニーは結婚運も強く、パートナーや家庭を大切にするタイプです。

愛情深く人を大切にするローヒニーは、1つの恋を大切にし、交際期間を経てそのまま結婚に至る傾向があります。結婚生活でも献身的な性格は変わらず、自分のことよりも家族を優先することが多いです。

結婚生活では、おいしい食事や清潔な部屋、家全体の雰囲気にはかなりこだわるタイプで、快適な居住空間を保つための努力は惜しみません。安定した居場所を守りながら、家族全体が幸せになるように力を尽くします。

ただし、愛情深さから過干渉になりやすく、世話を焼きすぎてしまうところがあります。

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ローヒニーの仕事運・適職は？

楽しいことが大好きなローヒニーは、自分が好きなことを仕事にするとグングン才能が伸びるタイプです。

器用で頭の回転が速く、感受性も豊かなローヒニーは、基本的にどんな仕事でも要領良くこなすことができます。

しかし、関わることにはできるだけ誠実に向き合う一方で、興味が湧かない分野では手を抜いてしまうことも少なくありません。お金のために働くのではなく、好奇心が刺激されたり、快適さを追求したりする仕事を選ぶことが、楽しく仕事に取り組む鍵になります。

たとえば、流動性があり華やかなファッション業界や美容業界はもちろん、飲食系や住宅関係など「衣食住」に関する仕事に適性があります。ハードな職場でも好きな分野なら、いかんなく才能を発揮することができます。

ローヒニーと相性の良いナクシャトラは？

ここからは、ローヒニーと相性の良いナクシャトラについて解説していきます。

「ローヒニー」と「ムリガシラー」の相性は？

楽しいことが好きなローヒニーと、探求心が強いムリガシラーは、一緒にいると楽しく過ごせる相性です。

どちらも柔軟性があり、楽しいことや好きなことを追求していくタイプです。居心地の良さを大切にするローヒニーにとって、楽天的で細かいことを気にしないムリガシラーは一緒にいてまさに快適。恋人としても友人としても良い関係を築けるはずです。

「ローヒニー」と「アヌラダ」の相性は？

コミュニケーション上手のローヒニーと、仲介的な役割が得意なアヌラダは、絶妙なバランスを保ちながら仲良く過ごせる相性です。

ローヒニーとアヌラダは共通点が多く、気がつけば一緒にいる居心地の良い関係を築くことができます。また、ローヒニーはやや気まぐれなところがありますが、アヌラダが忍耐強さを発揮してサポートしてくれます。

「ローヒニー」と「プールヴァパッドゥラ」の相性は？

ロマンチストで自然や美を愛するローヒニーと、直感が鋭いプールヴァパッドゥラは、お互いを補い合えるベストパートナーになれる相性です。

行動力がありリーダーシップ溢れるプールヴァパッドゥラにローヒニーがサポートする流れで関わることが多いです。ローヒニーもプールヴァパッドゥラも人付き合いを大切にするため、快適な関係を保つことができます。

「ローヒニー」と「ウッタラパッドゥラ」の相性は？

明るく楽しいローヒニーと、忍耐強く尽くすタイプのウッタラパッドゥラは、居心地の良い関係を保てる相性です。

ローヒニーとウッタラパッドゥラは、とても優しく献身的。また芸術的なセンスがあり、美や感性を大切にするという共通点があります。一緒にいると意欲が刺激され、励まし合えるベストフレンドになれます。

「ローヒニー」と「プシャ」の相性は？

快適さを大切にしたいローヒニーと、愛情深く優しいプシャは、共に楽しみ、辛い時はお互いに労わり合える相性です。

どちらも相手の心を気づかい、優しく振る舞える者同士です。共感し合い、適度な距離を保ちながら付き合うことができます。ローヒニーは気まぐれなところがありますが、プシャはローヒニーを優しく見守り、サポートしてくれます。

ローヒニーと相性の悪いナクシャトラは？

ここからは、ローヒニーと相性の悪いナクシャトラについて解説していきます。

「ローヒニー」と「マガー」の相性は？

穏やかな関係を大切にしたいローヒニーと、独立心が旺盛なマガーは、一緒にいるとストレスを感じやすい相性です。

どちらも人間関係を大切にするタイプですが、マガーのほうはローヒニーよりも自己中心的で相手をコントロールしようとする傾向があります。ローヒニーは関係を守るために、何かと気をつかうことが多くなります。

「ローヒニー」と「ウィシャカ」の相性は？

美や愛情を大切にするローヒニーと、独特のこだわりが強いウィシャカは、ギクシャクしやすく、特にローヒニーが疲れを感じてしまうことが多いです。

ウィシャカは人当たりが良く、一見とても付き合いやすい相手ですが、内面はこだわりが強く、自分を曲げない一面があります。ローヒニーは相手に合わせる傾向があるため、相手に振り回される場合が多いです。

「ローヒニー」と「クリティッカー」の相性は？

ややいい加減なところがあるローヒニーと、物事をはっきり分断するクリティッカーは、表立って衝突しませんが、自然消滅しやすい相性です。

クリティッカーがローヒニーを巻き込む形で仲良くなれますが、次第にクリティッカーの性格の強さにローヒニーが疲れてしまいがち。何となく距離を置いてフェードアウト…となることが多いです。

「ローヒニー」と「スワティ」の相性は？

快適さを大切にするローヒニーと、破天荒で自由なスワティは、真反対で一緒にいると疲れてしまう相性です。

ローヒニーも好奇心旺盛で新しいことに対して前向きですが、刺激より安定や居心地の良さを好む傾向があるため、スワティの刺激的な流れについていくのが辛くなっていきます。最初は良くても、長く一緒にいると疲れてしまうことが多いです。

「ローヒニー」と「チトラー」の相性は？

美や自然を愛するローヒニーと、クリエイター気質が強いチトラーは、ライバル関係になりやすい相性です。

どちらも感覚やセンスが抜群なので、同じ目標に向かって高め合える間柄ですが、同時にライバル心も燃えやすい関係です。特にチトラーはエネルギッシュなので、長い時間一緒にいるとローヒニーがストレスを抱えることが多くなります。

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「ローヒニー」ナクシャトラの惑星配列での解釈

ローヒニーは、4番目に位置するナクシャトラです。牡牛座の10度から23度20分までの範囲を指し、4つの区分（デーク）に分かれます。惑星がどのデークにあるかで解釈が変わります。

太陽がローヒニーにある場合の特徴は？

月がローヒニーにある場合の特徴は？

火星がローヒニーにある場合の特徴は？

水星がローヒニーにある場合の特徴は？

木星がローヒニーにある場合の特徴は？

金星がローヒニーにある場合の特徴は？

土星がローヒニーにある場合の特徴は？

ラーフがローヒニーにある場合の特徴は？

ケートゥがローヒニーにある場合の特徴は？