クリティッカー（Krittika）の意味・特徴は？【ナクシャトラ】

クリティッカー（Krittika）の意味は？

クリティッカーとは、インド占星術（ヴェーダ占星術）のおけるナクシャトラの1つで「物事を鋭く切り開き、真実を明らかにする挑戦的な力」という意味があります。

月の通り道を表すナクシャトラの3番目にあたり、牡羊座の26度40分から40度までの範囲がクリティッカー（Krittika）にあたります。

クリティッカーという名前はシヴァ神の息子である「軍神カールッティケーヤ」が由来と言われており、炎や燃え盛る火を司ると言われています。

クリティッカーは刃や火を象徴しますが、クリティッカー生まれの人も争いを恐れない、好戦的で激しい性質を持っています。

また、知的で行動力があり、物事を見極める鋭い洞察力を持ちます。一方で完璧を求めるあまり批判的になりやすく、心のバランスを保つことが課題となります。

ナクシャトラ名	クリティッカー（Krittika）
位置	牡羊座26度40分から40度
支配星	太陽
シンボル	刃、火
キーワード	分割、浄化、情熱

インド占星術・ナクシャトラの解説

ナクシャトラとは、インド占星術における「月の宿」のことを指します。地球から見た月の通り道を27（場合によっては28）分割したもので、それぞれに固有のシンボル・神格・支配惑星が割り当てられています。

西洋占星術が太陽を中心に見るのに対し、インド占星術では「月の動きと性質」を特に重視します。ナクシャトラは天文学で計算される実際の月の位置を使用しているのが特徴で、旧暦を使用する日本の宿曜占星術の起源ともいわれています。

ナクシャトラでは、個人が持っている潜在的な能力や内面、心の状態、そして過去から受け継がれているカルマ（業）のパターンを読み解くことができます。

たとえば、ナクシャトラと星の配置では、その人がどのようなことを感じ、どう行動するのかがわかるため、表面には表れない深い本質を読み解くことができます。

クリティッカーの基本性格は？

クリティッカーは、炎のように情熱的でまっすぐな性格の持ち主です。でも思いつきで動くようなことはせず、しっかりと状況を観察し、計画を立てて物事を進めていくという慎重さも持ち合わせています。

頭の回転がとても速く、他の人が気づかないような小さなことも見逃しません。ただ、あまり器用なほうではありません。

また、大勢の人とコミュニケーションを取ったり、状況に合わせて臨機応変に対処したりすることは得意ではなく、落ち着いて1つのことにじっくり取り組むほうが性に合っています。

内面はこだわりが強く、負けず嫌いなので敵を作りやすい傾向はあります。一見自信家に見えるのですが、一方で不安を感じやすく、心配性であるなど弱さを見せることがあります。

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クリティッカーの女性の特徴は？

クリティッカー生まれの女性は、清潔感に溢れる清楚な印象で美しさが際立ちます。ただ、精神的なストレスや生活環境の変化によって、その美貌は失われていく可能性を秘めているので、注意が必要です。

性格面では、他人からのプレッシャーに動じない強さを持ち、精神的な困難を自らの力で乗り越えようとします。一方で、自分の外見や家庭環境に対しては誇りと少しの傲慢さを見せることがあります。

感情に流されにくい理性的な面がありながらも、内面には繊細さを秘めた人物です。

クリティッカーの男性の特徴は？

クリティッカー生まれの男性は、がっしりとした体格を持ち、太い首と広い肩、発達した筋肉が特徴です。鼻は高く、優しい目と穏やかな表情が周囲に好印象を与えます。

性格は知的で行動力がありますが、飽きっぽく1つのことを長く続けるのが苦手です。勤勉で粘り強さもある一方、プライドが高く精神的な安定を保つことが課題といえます。

社会的名声や成功を求めつつも、自由を重んじ、信念に従って行動しようとする傾向があります。

クリティッカーの恋愛傾向は？

クリティッカーの恋愛は、最初はゆっくり慎重に、ある程度親しくなったら一気に燃え上がるタイプです。

頭脳明晰で何でもテキパキとこなしていくクリティッカーは、周囲から注目されることも多く、多くの人から憧れや恋心を寄せられることが多いです。しかし、クリティッカー自身はそれほど恋愛体質ではなく、むしろ1人で過ごすのが好きであったり、勉強や仕事、趣味に没頭したりするタイプです。

また、誰かを好きになっても慎重な性格のため、迷っているうちにチャンスを逃してしまうことも多々あります。モテるものの、実際の恋愛経験は少ない傾向が見られます。

恋が無事に成就した時は、相手に対して一途な愛情を注ぎます。段階を踏みながら、堅実に関係を深めていきます。

クリティッカーの結婚運は？

クリティッカーは結婚運が弱く、自らの性格が災いしてチャンスを逃す傾向があります。

確信を持ってから行動したい慎重派のクリティッカーは、恋愛もですが、結婚に対しても曖昧な状況で進むことを嫌います。経済面や家族、年齢や仕事の状況など、様々なことを考えすぎて結果的に婚期を逃してしまうことが多いです。

また、結婚しても1人の時間を必要なタイプなので、家庭を持ってもマイペースといえます。

恋愛への意欲が弱いため、そもそも独身を貫くか晩婚、あるいは結婚しても不和で離婚するケースが多いです。

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クリティッカーの仕事運・適職は？

決断力、判断力に長けているクリティッカーは、人を導いたり、教えたりする仕事に適性があります。たとえば、教師やインストラクター、コンサルタントやカウンセラーなど、知識や情報を扱う分野が向いています。

クリティッカー（Krittika）の『Krit』には「分断する」という意味があるため、刃物を使う仕事として医療関係者や調理関係、解体や分析を行う仕事にも縁があります。特に専門性の高い技術職や研究職では、持ち前の頭脳と分析力で大きな成績を上げることが期待できます。

プロフェッショナルが多い職場ではストイックな姿勢が認められ、引き立てを受ける可能性も大。

ただし、人間関係はあまり得意ではないため、こだわりが強すぎて仕事がうまく進まないことがあります。

クリティッカーと相性の良いナクシャトラは？

ここからは、クリティッカーと相性の良いナクシャトラについて解説していきます。

「クリティッカー」と「シャタビシャ」の相性は？

情熱的でまっすぐなクリティッカーと、自由を好むシャタビシャは、共に高め合える良き相棒になれる相性です。

クリティッカーはこだわりが強く、少し面倒なところがありますが、穏やかな性格のシャタビシャは穏やかに包み込んでくれます。たまにぶつかることがあっても、シャタビシャの優しさで適度な距離を保ちながら良い関係を築くことができます。

「クリティッカー」と「ジェシュタ」の相性は？

こだわりが強いクリティッカーと、秘密主義なジェシュタは、同じ目標に向かって協力し合える良き仲間相性です。

ジェシュタは秘密主義で表向きはクールですが、内面はとても情熱的でクリティッカーと似ている部分が多々あります。また、知的好奇心が高く、幅広い知識を持っているところも、クリティッカーと相性が良いでしょう。

「クリティッカー」と「ダニシュタ」の相性は？

思い込んだら情熱的に行動するクリティッカーと、熱中すると他のことが目に入らなくなるダニシュタは、ビジネスパートナーとして最適な相性です。

活動的なダニシュタですが、保守的な一面もあり、仕事仲間として信頼できるタイプです。クリティッカーも計画的に物事を進める能力が抜群なので、2人が組めば堅実に仕事の幅を広げていくことができます。

「クリティッカー」と「プシャ」の相性は？

計画的に物事を進めたいクリティッカーと、忍耐強いプシャは、オシドリ夫婦ともいえる好相性です。

クリティッカーはそのこだわりの強さで周りにストレスを与えることがありますが、プシャは忍耐強く向き合うことができます。また、プシャは面倒見も良く、人のために尽くすことが好きです。プシャは、クリティッカーを支える良き伴侶となってくれるはずです。

「クリティッカー」と「ムーラ」の相性は？

こだわりが強いクリティッカーと、哲学的思考を持つムーラも、違うタイプでありながらも気が合う不思議な相性です。

ムーラは保守的で内向的な面がありますが、ミステリアスな魅力がクリティッカーの心を魅了します。また、ムーラのほうも情熱的なクリティッカーに憧れに似た感情を持つことが多いため、お互いに一目置いた関係を築くことができます。

クリティッカーと相性の悪いナクシャトラは？

ここからは、クリティッカーと相性の悪いナクシャトラについて解説していきます。

「クリティッカー」と「ウッタラアシャダ」の相性は？

攻撃的なところがあるクリティッカーと、穏やかで協調性を大切にするウッタラアシャダは、価値観の違いでぶつかりやすい相性です。

クリティッカーは自分の考えや物事の本質を純粋に追究するタイプですが、ウッタラアシャダは全体を見ながら柔軟に対応するタイプです。表面的には争うことなく過ごせますが、プライベートでは「合わないな」と感じることが多い組み合わせです。

「クリティッカー」と「レヴァティ」の相性は？

頭の回転が速く決断力のあるクリティッカーと、繊細で情緒豊かなレヴァティは、お互いにストレスを感じてしまうことが多い相性です。

クリティッカーは合理的に考えるタイプで、レヴァティは感情を優先するタイプです。クリティッカーの何気ない発言がレヴァティを傷つけてしまうことが多く、レヴァティもクリティッカーに対して苦手意識を感じることが多いです。

「クリティッカー」と「スワティ」の相性は？

段取り上手で計画的に物事を進めたいクリティッカーと、柔軟ですが破天荒でもあるスワティも何かと衝突しやすい相性です。

器用でコミュニケーション上手なスワティは、最初はクリティッカーともうまく過ごすことができます。しかし、次第に場当たり的な行動が目立ち、クリティッカーの計画を崩すことが多々あります。次第に疎遠になり、自然消滅することが多い関係です。

「クリティッカー」と「シュラヴァナ」の相性は？

計画的にコツコツ取り組むことが得意なクリティッカーと、熱しやすく冷めやすいシュラヴァナも、一時的な付き合いで終わりやすい相性です。

純粋で情熱的なクリティッカーに対し、シュラヴァナは移ろいやすく気まぐれな一面があります。意気投合しているうちは良くても、次第に足並みが揃わなくなる傾向があります。特に男女の関係になるとトラブルになることが多いです。

「クリティッカー」と「ハスタ」の相性は？

こだわり強めのクリティッカーと、完璧主義なハスタは、融通が利かないことで動けなくなる相性です。

どちらも管理能力が高く、計画的に物事を進めていく面では相性が良さそうに見えます。しかし、どちらも持論にこだわるため、意見が分かれると一歩も譲らず収集がつきません。仲介に入る人物がいないと関係の維持は難しいといえます。

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「クリティッカー」ナクシャトラの惑星配列での解釈

クリティッカーは、3番目に位置するナクシャトラです。牡羊座の26度40分から40度までの範囲を指し、4つの区分（デーク）に分かれます。惑星がどのデークにあるかで解釈が変わります。

太陽がクリティッカーにある場合の特徴は？

月がクリティッカーにある場合の特徴は？

火星がクリティッカーにある場合の特徴は？

水星がクリティッカーにある場合の特徴は？

木星がクリティッカーにある場合の特徴は？

金星がクリティッカーにある場合の特徴は？

土星がクリティッカーにある場合の特徴は？

ラーフがクリティッカーにある場合の特徴は？

ケートゥがクリティッカーにある場合の特徴は？