恋愛体質とは?5つの特徴やメリット・デメリット、付き合い方を解説

恋愛体質とは?

恋愛体質とは、人生において恋愛に対する比重が大きい性質、もしくは、その性質を持つ人のことを言います。

具体的に言うと「人よりも恋愛に強い関心を持っている人」や、いわゆる「恋多き女or男」と言い換えることができます。

恋愛体質の人は恋愛で得られるときめきや喜びが生きるうえでの大きな原動力になっているため、恋愛の調子によって気分が浮き沈みしたり、たとえ仕事上のお世辞でも好意を向けられるとすぐに恋愛スイッチが入ったりするなど、常に恋愛が思考の第一になっています。

それゆえ、恋愛体質の人は恋愛をしていないことがほとんどなく、恋愛をしていない期間があるとそわそわと落ち着かなくなることがあります。

恋愛体質と恋愛依存の違いは?

「恋愛体質」と似たような意味の言葉に「恋愛依存」がありますが、この2つの恋愛傾向には明確な違いがあります。

まず、「恋愛体質」は、恋愛そのものが大好きで、恋愛をしている時に得られるときめきや幸せを求めている人を指します。

そのため、失恋をしたり、他に良い恋愛候補がいたりした場合は、すぐ次に乗り換えることができます。

対して「恋愛依存」は特定の相手に執着している人を指します。

そのため、別れを告げられても相手を諦めることができず、相手にしがみついたり、恋愛中も相手に振られないよう、何でも相手に合わせていたりすることが多いです。

恋愛体質な人の特徴を解説

恋愛体質な人にはどんな特徴が見られるのでしょうか? 詳しく解説していきます。

  1. 熱しやすく、冷めやすい
  2. 恋人や親しい人に依存しやすい
  3. 好奇心旺盛で惚れっぽい
  4. 1人でいるのが苦手、寂しがり屋
  5. ロマンチストで恋愛への理想が高め
熱しやすく、冷めやすい

恋愛体質な人の特徴として、まずは熱しやすく冷めやすいことが挙げられます。

常に恋愛をしていたいという思いがあるため、笑顔で声をかけられたり、ちょっと優しくされたりするだけですぐ舞い上がり、恋に落ちてしまいます。

他の人が「そんなことで?」と思うような些細なきっかけでも、恋愛体質な人は「好き」の気持ちに結びつけるのです。

そして、相手に脈がないと分かったり、振られてしまったりしたら、サクッとその恋を切り捨てて、すぐに次の恋愛に気持ちを切り替えることができます。

言い換えると、振られても引きずらないからこそ、恋に積極的に向かっていけるといえます。

恋人や親しい人に依存しやすい

恋愛体質な人は常に恋愛していたい願望が強いため、恋人や親しい人に依存しやすい人もいます。

恋に夢中になっている時は、恋人や恋人候補になり得る仲の良い異性に対して独占欲が湧くことがあり、その人にとって常に一番の存在でありたいと望みます。

そのため、どこに行くにもずっと着いてきたり、1日中連絡を取り合ったりと、相手にべったりになっていることが多いです。

この場合は、相手に盲目になっている場合が多く「今日は忙しいから会えない」と言われても「どうして? 次会えるのはいつ?」としつこく食い下がることもあります。

好奇心旺盛で惚れっぽい

惚れっぽかったり、異性に対して関心が強かったりするところも、恋愛体質な人の特徴の1つです。

恋愛体質な人は些細なことでも「好き」に結びつけるため、他の人が理解できないような小さなきっかけでときめいたり、一般的な社交辞令でも「もしかして脈あり?」と恋愛への希望を抱いたりします。

また、恋愛の対象である異性に対して好奇心が旺盛なため、少しでも気になる人がいたら自分から声をかけたり、遊びに誘ったりと、積極的に関係を深めようとします。

そのため、恋愛体質な人の中で、奥手な人や受け身な人は、ほとんどいないといえます。

1人でいるのが苦手、寂しがり屋

恋愛体質な人の本質は、1人でいるのが苦手だったり、寂しがり屋だったりします。

恋愛体質な人は常に誰かに恋をしている=誰かの存在を身近に感じているため、1人ぼっちで過ごすことに慣れておらず、すぐに寂しさを覚えてしまいます。

そのため、1人きりで何も用事がない時は、誰でもいいから一緒にいたいとすぐに誰かを誘う傾向があります。

恋愛体質な人は1人で何かをする、という考えがあまりなく、「誰かと一緒」が思考の基準になっていることも特徴として挙げられます。

また、恋人ができると、仕事などどうしても付き添えない時間以外は常にべったりと寄り添い、ずっと一緒にいようとします。

ロマンチストで恋愛への理想が高め

恋愛体質な人は、ロマンチックな気質を持っていることが多く、恋愛への理想が高いことも特徴として挙げられます。

恋愛体質な人は恋愛ドラマや映画のようなドラマティックな恋愛への憧れが強く、人生で一度は燃え上がるような大恋愛で身を焦がしてみたい、という願望を抱えています。

そのため、恋愛や恋愛相手に理想や幻想を抱きやすく、結果的に恋愛への理想が高くなる傾向があります。

年齢に関係なく、いくつになっても現実離れしたようなロマンチックな恋愛に憧れ、それを追いかけ続けているのも、恋愛体質な人の特徴といえます。

恋愛体質であることのメリットは?

それでは、恋愛体質であることに、どんなメリットがあるのでしょうか?

  1. 新しい出会いが多い、人間関係が豊か
  2. 恋愛経験が豊富、好きな人ができやすい
  3. 恋愛を通して人生が豊かになる
新しい出会いが多い、人間関係が豊か

まずは、新しい出会いが多いことや、人間関係が豊かになることが恋愛体質のメリットとして挙げられます。

恋愛体質な人は積極的な性格でポジティブに考えて動く人が多いため、自分からいろいろな人と縁を繋ぐことができます。

また「好き」という気持ちが原動力になっているため、基本的に接する人に対して好意を抱いていることが多いです。

好意を向けられて悪い気がする人はそういませんから、結果的に良好な人間関係を築きやすく、さらにそこから新しい人を紹介してもらって人脈が広がるなど、人間関係が充実している人が多いといえます。

恋愛経験が豊富、好きな人ができやすい

恋愛経験が豊富で、好きな人ができやすいこともメリットとして挙げられます。

恋愛体質な人は常に恋をしているうえ、ダメだった場合でもすぐに次の恋愛に切り替えることができるため、恋愛経験がとても豊富です。

恋愛体質でない人から見ると「好きな人がころころ変わる軽い人」と思うかもしれませんが、昨今では好きな人が何年もできないという悩みも多く、好きな人ができやすいことは魅力の1つといえます。

また、恋愛経験が豊富なぶん、どうやって異性にアプローチすればいいか、デートではどのように振る舞ったらいいか、などの知識をたくさん持っています。

いわば恋愛の攻略法を知っているため、恋愛の成功率も上がりやすいというメリットがあります。

恋愛を通して人生が豊かになる

恋愛体質な人は前向きでポジティブな人が多いため、何でも楽しめる素質があります。

好きな人の趣味に挑戦してみたり、好きな人といろんな場所に行ってみたりと、恋愛を通して様々な経験を積み重ねていきます。

そのため、恋愛だけでなく人生経験も豊富になり、人生が充実しやすくなるのも恋愛体質な人のメリットの1つです。

また、恋愛体質な人は「こうでなくてはならない」というこだわりはなく、オープンな人が多いため、あらゆる経験や出会いを通して自分の新しい可能性に気づいたり、人生を変えるような大きなチャンスに巡り合えたりする可能性も高いといえます。

恋愛体質であることのデメリットは?

一方で、恋愛体質には、デメリットもあるようです。詳しく解説していきます。

  1. 恋人や恋愛に依存しやすい
  2. 他の異性に目が移りやすい
  3. 恋愛がうまくいかないと生活も乱れる
恋人や恋愛に依存しやすい

恋愛体質な人は、いつも恋愛のことを第一に考えているため、恋人や恋愛に依存しやすい傾向があります。

恋愛が順風満帆であれば幸せですが、状況や相手によっては振り回されてしまったり、自分を犠牲にしたりすることも。

しかし、恋愛体質な人は恋愛や恋愛相手が最優先ですから、自分にとって恋愛がマイナスになっていても気づきにくく、そのまま頑張り続けてしまう傾向があります。

また、恋人や恋愛に依存するあまり、友人関係や仕事がおざなりになり、場合によっては大切な友達が離れていったり、仕事で大きなミスをして信用を落としてしまったり、なんてことも起きてしまいます。

他の異性に目が移りやすい

恋愛体質な人は、ちょっとしたことでも「好き」の気持ちが湧きやすいため、他の異性に目が移りやすいところがあります。

恋愛体質な人は恋愛依存とは違い、恋愛そのものが大好きなため、たとえ今アタックしている好きな人がいても、他の異性にときめいてしまう、なんてことも珍しくありません。

本人にとっては、どの恋も全力投球で本気のつもりですが、当然周りから見ると「あっちもこっちも」と気が多く不誠実な人に映るため、好きな人の気持ちが離れたり、軽蔑されたりすることもあります。

また、気持ちが暴走すると、三角関係や浮気・不倫に発展する可能性も考えられます。

恋愛がうまくいかないと生活も乱れる

恋愛体質な人にとって、恋愛は生きるうえの原動力であり、人生のバロメーターです。

いつでも思考のリソースが恋愛に割かれているため、恋愛がうまくいかないと生活全般が乱れやすいというのが、恋愛体質な人の最大のデメリットポイントです。

なびきにくい相手を必死に追いかけるあまりに仕事や学業がおろそかになったり、相手の些細な言動に一喜一憂したりと、恋愛に振り回されやすい傾向があります。

振られてもすぐに次の恋愛を探せるのが恋愛体質な人の特徴ですが、恋愛に夢中なぶん、当然恋愛がうまくいかない時は、落ち込んだり寝食がおろそかになったりすることもあります。

恋愛体質を改善するには?

自分は恋愛体質かもしれない…、恋愛体質を改善したい…とお悩みを抱えている方もいるでしょう。

ここからは、恋愛体質を改善する方法をご紹介していきます。

  1. 恋愛や恋人に期待しすぎない
  2. 今までの恋愛を振り返る
  3. 自分1人で過ごす時間を持つ
恋愛や恋人に期待しすぎない

恋愛体質から抜け出すには、恋愛への過度な憧れや現実離れした理想を断ち切ることが大切です。

本来、恋愛というものは異なった個性を持つ人間が交流し、お互いの長所や短所を理解し、支え合いながら関係を深めていくものです。

恋愛体質な人がすぐ次の恋愛にいけるのも、その人自身を深く愛しているからではなく、恋そのものに恋していることが大きな理由です。

恋愛や恋人に期待しすぎず、1人の人間として向き合い、相手の個性や考えを尊重しましょう。

そうすれば些細なことで一喜一憂したり、相手に依存したりすることはなくなっていくはずです。

今までの恋愛を振り返る

これまでの恋愛について考える時間を作り、自分の行動を振り返ってみることも大切です。

常に恋愛に一喜一憂していた時は、心が忙しく、じっくり自分や相手について考えたり、振り返ったりする時間が持てていなかった人が多いのではないでしょうか。

これまでの自分の行いを振り返り、行き過ぎた行動がなかったか、相手を困らせていなかったか、もし失恋したなら何が原因になったのか、1つ1つ考えてみましょう。

自分で「これは良くなかったな」と気づければ、次からは恋する気持ちに舞い上がっても、一度冷静になってストップをかけることができるはずです。

自分1人で過ごす時間を持つ

恋愛のことばかり考えてしまうのは、恋愛の良い点を多く知っているからです。

これからは趣味や仕事など自分1人で過ごす時間も大切にし、恋愛以外の過ごし方の良い点も探してみてください。

他にも夢中になれることや楽しいことが見つけられたら、少しずつ恋愛への比重が減っていくはず。

また、恋愛体質な人は寂しがり屋で1人で過ごすことを嫌うことも、恋愛に依存する理由の1つになっています。

1人で行動することや、1人でも何かに打ち込み楽しめるということに慣れたら、恋愛のことを考える時間もなくなっていきます。

恋愛体質の人とうまく付き合うには?

それでは、相手が恋愛体質な人だったら、どのように付き合えばうまくいくのでしょうか。

いくつかのポイントをご紹介いたします。

  1. 相手を理解したうえで、尽くしすぎない
  2. 連絡や会う頻度を高め、コミュニケーションを密に取る
  3. イベントやサプライズなど恋愛を楽しむ
相手を理解したうえで、尽くしすぎない

恋愛体質な人は、恋愛に対して憧れや高い理想を持っているため、相手に尽くしすぎたり、良い体験を与えすぎたりする、より恋愛に依存するようになってしまいます。

幸せを感じると、当然「もっと」と要求がエスカレートすることもありますし、少しずつ自分を犠牲にすることが増えて、恋愛に疲れてお付き合い自体が辛くなることも。

また、恋愛体質な人は尽くしたからといって相手により一途になるわけでなく、安心して他の異性に目を向けることもあります。

相手の性格や価値観を理解したうえで、お互いのことを尊重できるよう、適度な距離感を保つようにしましょう。

連絡や会う頻度を高め、コミュニケーションを密に取る

恋愛のことばかりになってしまうのは、恋愛が楽しいからだけでなく、相手の気持ちが分からずに不安になって追い縋ってしまうことも原因の1つです。

相手を安心させてあげられるよう、連絡や会う頻度を高め、コミュニケーションを密に取る方法も効果的です。

マメなやりとりは、精神状態を安定させて、他のことを考える余裕を作ってくれます。また、余計な誤解を生むことがなくなるので、相手も安心することができます。

恋愛体質な人にとって、恋愛が順調だと思えることは、とても大切なことです。

信頼関係が深まれば、どちらかが依存するということもなく、健全な状態を維持することができます。

イベントやサプライズなど恋愛を楽しむ

相手が恋愛体質だからといって、警戒ばかりしていては幸せな恋愛はできませんし、あなたの戸惑いが相手に伝わって関係が不安定になってしまう恐れがあります。

いっそのこと恋愛を思いっきり楽しんで充実した時間を過ごし、2人の大切な思い出を増やしながら絆を深めていくのも1つの手です。

特に恋愛体質な人はロマンチックなデートが大好きですから、楽しそうなイベントに積極的に参加したり、誕生日や記念日のサプライズを贈ってあげたりすると、とても喜びます。

恋愛を思いっきり楽しむことは、相手と自分の幸せを大切にすることにも繋がります。うまくお付き合いが続けられるうえ、人生もさらに充実していきます。

良い面や悪い面もある「恋愛体質」に向き合い、上手に関係を築こう

良い意味でも悪い意味でも、全力で恋愛に向き合うことができる「恋愛体質」

年齢を重ねるほど恋に憶病になり、恋愛できない人が増えている昨今、恋愛体質であることは人生を豊かにする大きな要素の1つでもあります。

メリット・デメリットの両面を理解して、理想や妄想に走らず、1人の人間同士として恋愛に向き合っていけば、幸せな恋を育むことができるはずです。

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