人は誰でも多かれ少なかれ、嘘をつくものです。
もちろん表向きには「正直であること」や「誠実さ」が求められますが、「嘘は方便」という言葉があるように、場合によっては嘘をつくことで人間関係や物事がスムーズに進むことも多いです。
しかし、嘘は嘘でも「虚言癖」がある人は少し違います。
虚言癖の人は、嘘をつく必要がない場合でも息を吐くように嘘をついてしまうそうです。
今回は「虚言癖」の原因やその人の特徴、治し方について解説していきます。
目次
- そもそも「虚言癖」の意味とは?
- 「虚言癖」になりやすい人の特徴1 見栄っ張り
- 「虚言癖」になりやすい人の特徴2 八方美人
- 「虚言癖」になりやすい人の特徴3 承認欲求が強い
- 「虚言癖」の原因、隠された心理1 プライドの高さ
- 「虚言癖」の原因、隠された心理2 コンプレックスを抱えている
- 「虚言癖」の原因、隠された心理3 孤独や寂しさがある
- 「虚言癖」の原因、隠された心理4 自己保身が強い
- 「虚言癖」の原因、隠された心理5 隠したいことがある
- どうすればいい?「虚言癖」の治し方1 自分が嘘をついてしまう原因を探る
- どうすればいい?「虚言癖」の治し方2 自分の本心を伝えていく
- どうすればいい?「虚言癖」の治し方3 心にゆとりを持つ
- どう付き合えばいい?「虚言癖」の人との付き合い方
- 最後に
そもそも「虚言癖」の意味とは?
「虚言癖」とは、いったいどんな意味なのでしょうか?
これから詳しく紹介していきたいと思います。
「虚言癖(きょげんへき)」は、その言葉の通りに、すぐ嘘をついてしまう性質のことで、どうしても嘘をついてしまう人間の性質を持つ人のことを指しています。
冒頭でもご紹介しましたが、人は必要に迫られて仕方なく「嘘」をついてしまうケースがありますよね。
たとえば自分を守るためだったり、人を傷つけないようにするための優しい嘘だったり、必要にかられて嘘をついてしまうことは、ある程度「仕方ない」といえるでしょう。
しかし「虚言癖」の場合は、嘘をつく必要がない場面でも、つい嘘をついてしまうことが多いようです。
それも、自分を実際よりも大きく見せようと虚栄心や見栄からホラを吹くことが多く、それが癖になってしまっているのです。
「虚言癖」になりやすい人の特徴1 見栄っ張り
では、「虚言癖」になりやすい人の特徴について、ご紹介しましょう。
「虚言癖」になりやすい人の特徴、1つ目は『見栄っ張りなところがある』ということです。
虚言癖の人は「まわりからよく見られたい」「人から羨ましく思われたい」「相手に対してマウントを取りたい」などの願望がとても強く「こうありたい」という理想や憧れなどを、まるで本当の自分がそうであるかのように話してしまうので、結果として「嘘」になってしまうのです。
また、話の内容が本当であっても、面白おかしく盛り上げすぎてしまって「嘘」になることもあります。
「虚言癖」になりやすい人の特徴2 八方美人
「虚言癖」になりやすい人の特徴、2つ目は『八方美人なところがある』という場合です。
虚言癖の人は人当たりの良い人が多く、誰に対しても話をうまく合わせます。
「相手から好かれたい」「相手に興味を持ってもらいたい」という気持ちや、過剰なサービス精神から、調子良く振る舞うことが多いようです。
しかし、本当の自分の気持ちや考えを伝えることはあまりせず、相手が喜びそうな嘘や綺麗事を当たり前のように口にしてしまうので、結果として「嘘」になってしまうケースが多いようです。
また、このケースでは相手によって話の内容も変えるので、話の辻褄が合わなくなることが多いです。
「虚言癖」になりやすい人の特徴3 承認欲求が強い
「虚言癖」になりやすい人の特徴、3つ目は『承認欲求が強いところがある』というケースです。
周囲の人から「認められたい」「褒められたい」という気持ちがとても強く、嘘をついてでも「凄い」と言われたい願望を持っています。
このケースの場合は、嘘をついてしまう本人が「褒めてほしいのに誰にも認めてもらえない」など、心に寂しさや孤独を感じていることが多いそうです。
そのため、何とかまわりからの注目を浴びるために「自分の凄さ」をアピールします。
なお、リアルな世界よりSNS上で充実しているアピールをすることが多い傾向があります。
「虚言癖」の原因、隠された心理1 プライドの高さ
続いて「虚言癖」になってしまう原因に迫ってみましょう。
虚言癖になってしまう根本的な理由には、隠された心理が存在するようです。
「虚言癖」になる原因1つ目は、『プライドの高さ』が原因で、嘘を重ねてしまうケースがあります。
虚言癖になる人はとてもプライドが高く「自分が一番」でいないと気が済みません。
自分よりまわりが幸せそうだったり、逆に自分が周囲の人からバカにされたりすることが我慢できないのです。
この場合「騙そう」という悪気はないのですが、自分のプライドを満たすために話を誇張したり、見栄を張ったり、嘘をついたりする傾向が強いといえるでしょう。
「虚言癖」の原因、隠された心理2 コンプレックスを抱えている
「虚言癖」になる原因2つ目は『コンプレックスを抱えている』というケースです。
虚言癖になってしまう人は、実は自分に自信がなく、強い劣等感を抱いていることが、虚言癖の原因の1つだと考えられています。
つまり、本当の自分は「価値が低い」「まわりと比べて劣っている」など、無意識に心にコンプレックスを抱えていて、自分の弱点や自信のなさを「嘘をつくことでカバーしよう」とするのです。
しかし、その場しのぎの嘘はすぐに見抜かれやすいので、結果として、よりコンプレックスが強くなってしまうという悪循環に陥りやすいです。
「虚言癖」の原因、隠された心理3 孤独や寂しさがある
「虚言癖」になる原因3つ目は『孤独や寂しさがある』ことから生まれる場合もあります。
虚言癖の人は、実は内面に孤独や寂しさを抱えており、その心の隙間を埋めたいという思いから、ついつい嘘をついてしまうことが原因につながります。
つまり嘘をついてでも「凄い!」と褒められたり、あるいは注目されたりすることで「自分は1人ではない」と思いたいのです。
いわゆる、まわりの人に構ってほしい「かまってちゃん」タイプといえます。
このタイプは幸せアピールの他に「自分はこんなに苦しんでいる」という不幸アピールをすることがあります。
「虚言癖」の原因、隠された心理4 自己保身が強い
「虚言癖」になる原因4つ目は『自己保身が強い』というものです。
このタイプは「間違ったことをする人だと思われたくない」「まわりが自分をどう思っているのか気になって仕方がない」という心理が隠されていることが多く、自己保身として嘘をついてしまうことが多いです。
そのため、仕事などで何らかのミスや失敗をすることで、自分の立場が悪くなってしまうことを非常に恐れています。
「自分を守りたい」という防衛心や、「できる人間だと思われたい」という自己顕示欲が嘘をつかせてしまうので、悪気はないのですが、まわりを振り回してしまうことも少なくないでしょう。
「虚言癖」の原因、隠された心理5 隠したいことがある
「虚言癖」になる原因5つ目は『隠したいことがある』というものです。
一般的に多くの人は「隠していることを悟られたくない」「本当のことを言ったらヤバい」という場合に嘘をつくことが多いのではないでしょうか。
ですから、隠したいことがたくさんあればあるほど、当然たくさんの嘘を重ねる必要が出てきます。
しかし、嘘をつけばつくほどボロが出ないように嘘で塗り固め、辻褄を合わせなければなりません。
その結果、小さな嘘が大きな嘘になり、いつしか嘘をつくのが当たり前のようになっていってしまう…という流れから虚言癖がしみついてしまうのです。
どうすればいい?「虚言癖」の治し方1 自分が嘘をついてしまう原因を探る
それでは「虚言癖」を治すには、どうすればいいのでしょうか?
ここからは「虚言癖」の治し方のコツについて、ご紹介したいと思います。
「虚言癖」の治し方1つ目は、まず「自分が嘘をついてしまう原因を探る」というものです。
もし、自分が「虚言癖」を持っていることに気づいてしまったら「どうして自分は嘘をついてしまうのか」と、その原因についてじっくり考えてみましょう。
「注目してほしいから?」「褒められたいから?」「失敗を隠したいから?」など、嘘をつくシーンによって、様々な理由があると思います。
そして原因がわかれば、嘘をついてしまうタイミングも自覚できるようになりますし、自分で自分の発言に気をつけることができるようになれば、とっさについてしまう「嘘」にも自分でストップをかけることができるようになるでしょう。
どうすればいい?「虚言癖」の治し方2 自分の本心を伝えていく
「虚言癖」の治し方2つ目は「自分の本心を伝えていく」ということが重要になります。
「嘘をつく」というのは、自分の本当の気持ちや考えを隠している、あるいは見ないフリをしている状態といえます。
自分の本心を隠し続けていると、その抑圧に耐えられずに大きなストレスを抱えてしまうことになるでしょう。
ですから、手始めとして、まず信頼している人の前だけでも「本当に思っていること」を伝えるように心がけてみましょう。
また、うっかり嘘をついてしまった時は、すぐに「ごめんなさい、ちょっと嘘ついちゃった」と、正直に白状してしまいましょう。
誠実な態度を見せることができれば、まわりもあなたの気持ちを受け止めてくれるようになりますよ。
どうすればいい?「虚言癖」の治し方3 心にゆとりを持つ
「虚言癖」の治し方3つ目は「心にゆとりを持つ」こと。
「虚言癖」に陥ってしまう原因には「自分の心が満たされていない」ということが挙げられます。
「褒められたい」「注目してほしい」「好かれたい」など、自分の欲求が満たされないことや、あるいは「人から嫌われたくない」という気持ちが強すぎるがために、嘘が必要になってしまう状況を生み出してしまうのかもしれません。
嘘をつくことで相手がどう思うかということより、自分のことばかりに意識が集中してしまい、視野が狭くなってしまっている状態です。
ですから、心にゆとりを持ち「ありのままの自分で良い」と認めることができれば、次第に嘘をつく必要もなくなってくるはずです。
どう付き合えばいい?「虚言癖」の人との付き合い方
では「虚言癖」の人とは、どのように付き合っていけば良いでしょうか。
「虚言癖」の人とは距離を置いたほうが良いですが、そうはいっていられない場合もありますよね。
「虚言癖」の人の話が、明らかに嘘だとわかっている場合や、それほど重要な事柄ではない場合には、真正面から受け止めずに軽く受け流すのが得策といえます。
「それって本当のこと?」「辻褄が合わないんじゃない?」など、いちいち指摘してしまうと、嘘を誤魔化すために虚言がますます悪化したり、人間関係が壊れたりする可能性があるからです。
ただし、重要な話の場合には、嘘に基づいた内容で進めないように注意が必要です。
複数人で話を聞くようにするなど、トラブルの勃発を防止してください。
最後に
ここまで「虚言癖」の意味や、嘘をついてしまう原因、そして「虚言癖」の治し方や「虚言癖」の人との付き合い方についてご紹介しました。
今回の記事を読んで「もしかしたら、自分も虚言癖があるかも…」と心当たりを感じた人は、これを機に自分の言動を振り返ってみてはいかがでしょうか?
そして「虚言癖」の人に悩まされている場合は「嘘をついてしまう理由」を理解することが、相手とうまく付き合う助けになると思います。
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