満月の影響を受けやすい人の特徴は？体調不良の理由や対処法を解説

満月の日になると、どこか落ち着かない…。

古来より、満月には不思議なパワーがあると言われてきました。目には見えないものの、そのパワーは力強く、私たち人間に大きな影響を与えるとされています。

エネルギーの高まりを感じる人もいれば、心身ともに不安定になったり、睡眠不足になったりと、大きなパワーを前に体調を崩す人も。満月の日になるとざわざわしたり、体や心がいつもと違うと感じたりしたことはありませんか？

満月の影響を受けるのは人によって差があり、ある特徴を持つ人たちは特に満月の影響を受けやすいとされています。この記事ではその特徴について、詳しく解説していきます。

満月の影響を受けやすい人の特徴解説

満月には大きなパワーがあり、人々に様々な影響を及ぼします。まずは、満月の影響を受けやすい人の特徴について、解説していきます。

女性 妊娠中の女性 むくみやすい人 眠りが浅い人 感受性が豊かな人 最近、良くない出来事があった人 精神的に不安を抱えている人 ストレスを感じやすい人 直感力に優れている人 強い願望や欲望を秘めている人

女性

一説には、女性全般が満月の影響を受けやすいと言われています。これは、女性には生理があるためと推察されます。

実は、女性の生理の周期（平均28日前後）と月の満ち欠けの周期（29.5日）がほぼ同じことが関係しているとされます。その他、生理は別名「月経」と呼ばれ、月とは何かと深い繋がりがあります。

特に生理になると「体が重い」「下腹部が痛い」「熱っぽい」など普段と違う症状が出る人は、より満月の影響を受けやすいと言われています。

妊娠中の女性

女性全般が満月の影響を受けやすいと解説しましたが、その中でも特に妊娠中の女性は影響を受けやすく、注意が必要だと言われています。

生理の周期と同じく、実は妊娠周期も月の満ち欠けの周期と共通点があります。妊娠から出産までの期間は平均280日から290日前後。これは月の満ち欠けの周期29.5日のちょうど10倍の数字にあたります。偶然というには出来すぎたサイクルですよね。

実際に、満月の日には産気づく人が多く、産院が満床になることが多いのです。

むくみやすい人

日常的によく体がむくむ人も、満月の影響を受けやすいと言われています。

月は小さい星ながらも引力を持っています。月の引力は地球上の「水」に影響し、月の引力が高まる日は満潮に、弱まると干潮になります。さらに満月の時には満潮時と干潮時の潮位差が最も開く大潮が起こります。

そして、人間の身体は約70％が水分でできていると言われています。そのため、そもそも月の引力に影響されやすく、特に水分問題でむくみやすい人は影響が現れやすいと言われています。

眠りが浅い人

眠りが浅い人や寝つきが悪い人など、睡眠に問題を抱えている人も満月の影響を受けやすいと言われています。

満月の日にはエネルギーが高まり、体が活性化しやすくなります。そのため、普段からなかなか深い眠りにつけない人はより眠りにくくなり、目が冴えてなかなか寝つけなかったり、途中で何度も目が冴えたりしてしまうそうです。

睡眠は疲れた体を休め、時に悪いところを修復するためのリセットの時間です。それがうまく取れないと当然体の不調が出やすくなってしまうのです。

感受性が豊かな人

先に説明したように、満月の日は特に月のエネルギーが高まり、人間の体も活性化しやすくなります。

高まったエネルギーは精神にも影響を与え、感情が高ぶりやすくなるそうです。そのため、感受性が豊かな人はいつも以上に気持ちが揺さぶられやすくなり、感情の乱高下を体験することになります。

怒ったり泣いたり、感情が大きく動く時は体力も大きく消耗するもの。いつも以上に疲れやすくなり、体調に不調が出やすくなるのです。

最近、良くない出来事があった人

直近で落ち込むような悪い出来事があった人も、満月の影響を受けやすく、注意が必要です。

満月には大きなエネルギーがあるゆえに、人間にとっては心身のバランスを崩す原因になります。アンラッキーな出来事がある落ち込んでいる人はよりネガティブな感情に引っ張られやすくなり、余計に気分が沈みやすくなります。

精神的に深く落ち込むと、体調面にも不調が現れます。そのため、最近良くないことがあってそれを引きずっている人は注意が必要なのです。

精神的に不安を抱えている人

満月の日は、いつも以上に敏感になりやすい時期です。そのため、普段から精神的に不安を抱えているような繊細な人は、よりネガティブな方向に思考が引っ張られやすくなります。

悪意のない言葉にも傷ついたり、自分の話ではないのに自分が非難されているのではと気になって仕方がなくなったり…。

メンタルが安定している人でさえも、満月の日にはそわそわしたり、気持ちが揺さぶられたりするため、精神的に不安定な人はより影響を受けてしまうのは当然のことといえます。

ストレスを感じやすい人

ストレスを感じやすいということは、心のアンテナが敏感で繊細な人ということ。普段から誰も気づいていないような細かいことまで気がついたり、周りの雰囲気を察して行動したりと、細かく気が利く人が多いです。

それゆえ、潮の満ち引きなど地球レベルで大きな変化が起きる満月の日には、他の人よりも引力や体調の変化、その他様々な変化に気づきやすく、体感も大きくなります。そのため、ストレスを感じやすい繊細な人はより負荷を感じやすくなるのです。

直感力に優れている人

もともと月には神聖なパワーが宿っており、浄化やスピリチュアルな力が高まりやすいとされています。繊細な人の心のアンテナがより敏感になるように、もともと直感力に優れている人は、満月の日には第六感が冴えわたるようになります。

目に見えないものを感じるようになったり、宇宙や高次元の存在からのメッセージを受け取りやすくなったりするとも言われています。

しかし、精神を研ぎ澄ませてる状態は体力を消耗しやすく、エネルギー不足で体調面に影響が出やすくなります。

強い願望や欲望を秘めている人

強い願望や欲望を秘めている人も、満月のパワーの影響を受けやすいです。

実は、スピリチュアル界では「エネルギーが高まる満月の日は願いが叶いやすい」と言われています。そのため、普段から願いや夢を強く心に描いている人は状況が一変するような巨大なエネルギーが動くのをより感じるはずです。

しかし、大きすぎるエネルギーは、耐性のない人には負荷もかかりやすいもの。逆に疲れやすくなったり、大きな変化に身体がついていけなくなったりと、ネガティブな反応も出やすくなるのです。

満月が体調や精神に影響を及ぼす理由とは？

満月と人体の繋がりについては、科学的な根拠はまだ立証されていません。しかし、体調と精神力は一体であるという考えの東洋医学においては、「月と人体には関係性がある」とされています。

地球が誕生し、自然が育まれていく中で生まれた人間は、もともと宇宙や自然と共通点があると考えられています。太陽の動きをもとに作られた季節の指標「二十四節気」を使って昔から体づくりが行われるなど、実際に理に適っている部分もあります。

さらに、地球の潮の満ち引きを引き起こす月の引力が、約7割が水でできている人間の体にも影響を及ぼしていることは当然といえます。満月はそんな月の力が最大限に強まる日ですから、人間の体はもちろんのこと、精神面にも強く影響が出やすくなるのです。

満月前症候群とは？

満月前症候群とは、満月になる数日前から体調面や精神面に不調が現れる現象のことを言います。満月前症候群は満月の日をピークに症状が強く表れ、後は時間とともに収まっていきます。

身体的な症状としては、頭痛や吐き気、めまい、立ちくらみ、ひどい倦怠感、むくみ、関節痛、体のほてり、ドライアイなどがあります。

精神的な症状では、イライラや落ち込みやすさ、不安感、集中力が続かない、眠りの浅さや寝つきの悪さなどの睡眠障害、過食などが挙げられます。

満月前症候群には特効薬はなく、日にち薬として症状に付き合いながら無理をせず収まっていくのを待つという対処法が多いです。ただ、満月の時期だけなど一時的なものでなく慢性的に続く場合は他の原因も考えられるため、一度病院で受診してみてください。

満月が与えるスピリチュアル面での影響は？

スピリチュアルの観点では、満月が私たち人間に与える影響が3つあるとされてます。

満月の日に注意すべきことは？

ここからは、満月の日に注意すべきことを解説していきます。特に、満月の影響を受けやすい人は注意してください。

重大な決断を下す

満月の日に注意すべきこと、1つ目は「重大な決断を下す」です。

前述したように、満月の日にはエネルギーの高まりにより感情が高ぶりやすくなります。高揚状態が続いたと思えば、些細なことで急落して落ち込むなど、精神が不安定になりやすいです。そのため、満月の日には冷静に落ち着いた判断がしにくくなります。

家や土地、車といった将来を左右するような大きな買い物や、転職や退職、プロポーズといった重大な決断を要するものは避けましょう。

なかには勢いが大切な選択もあるかもしれません。しかし、熟考せずに決めてしまうと、大きな後悔となる恐れがあります。月が満ちるタイミングは数日のことですから、重大な決断はその後でも遅くありません。

喧嘩をする

昔から、「満月の日は喧嘩をしてはいけない」という言い伝えがあります。これは高エネルギーを発する満月の日は気が昂りやすくなるため、怒りのボルテージが上がりやすくなり、喧嘩がエスカレートしやすくなるためです。

冷静な判断ができなくなり、相手に言ってはいけない言葉を言ったり、超えてはならない一線を越えてしまったりすることも。それで親友や恋人、家族といった大切な人との縁が切れてしまう恐れもあります。

満月の日は、いつも以上に感情的になりやすいことを自覚し、カッとなりそうな時は黙って離れて後日話し合うようにしましょう。

ネガティブな言動

満月の強いパワーは、私たち人間の精神面にも大きな影響を与えます。今まで二の足を踏んでいた難題にチャンレンジする勇気を持てることもあれば、ネガティブな思考に陥って動けなくなることも。

つまり、良い方にはより良い方向に、悪い方にはより悪い方向に転じやすくなります。感情に振り回されやすくなるため、満月の日には不用意な言動を避け、一層冷静でいるように努めましょう。

ネガティブな言動をすることでより一層気分が落ち込むだけでなく、「言霊」というように、大きなエネルギーが負に傾いて実際に良くないことが起こる可能性があります。

満月の日に行うと良いことは？

ここからは、満月の日に行うと良いことを紹介していきます。特に、満月の影響を受けやすい人が取り入れると、より良い影響を受けることができます。

断捨離

満月には浄化の力が強まるため、断捨離や掃除・整頓をするのがおすすめです。満月の日はリセットをするのに最適なタイミング。生活空間を綺麗にすることで、心身だけでなく運気にも良い影響があります。

また、断捨離といっても、不要なものを捨てたり仕分けたりするだけではありません。不安や妬み、怒りといったネガティブな感情や、浪費癖や酒癖、ルーズな振る舞いなど悪い習慣を手放すことも断捨離です。

満月の浄化の力の助けもあり、気持ちや人生を大きく切り替えられるチャンスに繋がるはずです。今一度、自分の生活状況を見直してみましょう。

月光浴

満月の日には月の光をたっぷり浴び、力強いエネルギーを全身で受け止めるのもおすすめです。満月のパワーはとても強力なため、負の感情や悪い運気など良くないものを浄化の力で流してくれます。パワーストーンを持っている人は一緒に月の光を浴びさせてエネルギーを充填させましょう。

精神的・身体的に不調を感じる時も、月光欲がおすすめです。心身バランスが乱れている人も、あえてしっかり月の光を浴びたほうがバランスが整いやすくなります。

晴れた日の満月の光がベストですが、たとえ曇っていても満月のパワーは満ちているので、外に出てそのエネルギーを受け取ってみてください。

感謝する

満月の日には、周りの人や、今自分を生かしてくれている環境すべてに感謝をすることを忘れないようにしましょう。

満月の時にはエネルギーが満ち、負のパワーも正のパワーも広がりやすくなります。つまり、愛情やポジティブな気持ちが強いほど良いパワーが増え、幸福感が増し、自分を含む周りにも実際に良いことが起きやすくなります。

今あなたが独り立ちをしていたとしても、そこに至るまでには多くの人の支えがあったはず。そして今も気づかない部分で周りに支えられています。周りに感謝し、良いパワーを送ることで、周り回ってあなたの生活環境が底上げされていきます。

満月の影響を受けている時の対処法

ここからは、満月の影響を受けている時の対処方法について解説します。セルフケアや避けるべきことをしっかり理解すれば、辛い症状を緩和させることができます。

リラックスする時間を設ける 夜更かしせず、しっかり睡眠を取る 栄養バランスの良い食事を心がける リフレッシュできるものを取り入れる ポジティブな言動を意識してみる

リラックスする時間を設ける

何度も説明したように、満月の日は気が昂りやすくなったり、心のアンテナが敏感になったりと心身ともに大きなエネルギーに対応して疲れやすくなります。

また、満月前症候群など実際に体調に影響が現れることもあるので、満月の日にはリラックスする時間をしっかり設けるようにしましょう。

体調を崩してからでは回復するまでに時間がかかります。しかし、そうなる前に意識的に休む時間を作ることで、そこまで乱れずに乗り越えることができます。

何もせず横になって休んだり、アロマを焚いたり、好きな音楽を聴いたりなど、自分の好きな方法でリラックスタイムを楽しんでください。

夜更かしせず、しっかり睡眠を取る

満月の影響を受けやすい人は、満月の力に引っ張られて体調不良にならないよう、夜更かしせず、しっかり睡眠を取って英気を養いましょう。

睡眠時間はいつもより多めに取るくらいがおすすめです。睡眠不足だと気力・体力が不足したり、精神が不安定になってネガティブなことを考えやすくなったりします。そこに満月の力が加わると良くない方向にいきやすくなるので、そうならないようしっかりと充電しておきましょう。

しっかり休息してエネルギーが満ちた状態であれば、満月の力を借りて逆に願い事を叶えたり、高次元の存在のメッセージを受け取れたりできるかもしれません。

栄養バランスの良い食事を心がける

満月の時には大きなエネルギーが動くため、私たち人間のエネルギーも枯渇しやすくなります。そのため、満月の日は不思議なくらい食欲が増し、暴飲暴食をしてしまう人も。

一時のこととはいえ、満月の度にそのようなことを繰り返す習慣がつけば当然肥満症や生活習慣病などにかかりやすくなりと、健康体ではなくなってしまいます。そのため、満月の日こそ、栄養バランスの良い適切量の食事に気をつけるようにしましょう。

しっかり栄養が取れれば健康的な体づくりに繋がるほか、心身ともに安定し活力がみなぎりやすくなります。

リフレッシュできるものを取り入れる

満月が近づいてきて「なんだか調子が悪いな」と感じたら、少し時間を取ってリフレッシュできるものを取り入れてみましょう。

好きな映画を見に行ったり、お買い物に行ったり、美容院に行ったり、マッサージを受けたりなど、自分が好きなことなら何でも構いません。「楽しかった」「スッキリした」という気持ちがポジティブな気を生み出し、心身ともに好調に転じます。

心身の不調は辛いものです。そのため、やりすぎかなと思えるくらい自分にご褒美を与えて甘やかすくらいが辛いことを乗り越えるコツといえます。ただ予定を詰め込みすぎると逆に疲れるので、本末転倒にならないよう気をつけてください。

ポジティブな言動を意識してみる

満月は良いほうにも悪いほうにも大きく転じる巨大なエネルギーがあります。ネガティブな気持ちを持っているとそれが増幅してしまう危険性があるため、なるべくポジティブな言動をするよう意識しましょう。

たとえば、疲れたなと思ったら「それだけ頑張った自分は偉い！」と考えるなど、ポジティブ変換をするのも一手。「病は気から」という言葉が昔からあるように、心が弱まると体調面にまで悪い影響が出てきます。

どうしても気分が優れない時はしっかり休息を取ってリフレッシュして、気持ちをリセットするとポジティブな思考が生まれやすくなりますよ。

満月のパワーをうまく取り入れよう

満月は月のエネルギーが最も強くなる時です。

強いパワーゆえに体調不良になったり、精神が不安定になったりと影響を受ける人もいますので、今回紹介した方法を参考にリフレッシュしながら無理せず過ごしてください。

また、満月のパワーを自信や活力に変えることもできます。満月の力の仕組みや影響力を理解して、満月の力を良い方向に活かしていきましょう。

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