【設問】
扉の隙間からじーっとあなたを凝視している不気味な目。よく見ると、この人は数年前に行方がわからなくなったあなたの従妹のよう…。さて、この人はあなたに何を訴えようとしているのでしょうか?
選んだ答えから、あなたが封印してきた過去の傷がわかります。
Aどうして、私のことを探してくれないの?
Bねえ、私が寂しがっているの、気づいてる?
C私の秘密、あなただけに教えてあげようか
【解説】
Aを選んだあなた
一人ぼっちの寂しさを傷として抱えてきた
あなたは普段明るく振る舞っていますが、幼い頃に1人で過ごさなければならない状況に置かれ、寂しく辛かったという経験をしているようです。そのことがとりわけ今のあなたの心の奥に傷となって残っているのでは?
たとえば、両親が共に働いていて放課後を孤独に過ごすことが多かったり、何かの原因で友だちと仲違いしていじめられたり…などの理由から、一時的に1人で過ごさざるを得ない状況に置かれてしまったのでしょう。そんな記憶がいつもは封印されていても、ふとした時によみがえってくるのです。
ただ、大人になったあなたには、同じような状況に陥ったとしても、それを乗り越える強い精神力も備わっています。過去の傷はむしろ、今後のあなたを強く生きさせるバネの役目を担ってくれるはずです。
Bを選んだあなた
失恋を繰り返し、恋のトラウマを抱えてきた
あなたは恋に早熟で、幼いながらも気にいった異性を「好き」と思っては、密かに胸を高鳴らせていたのでは? その想いは「○○ちゃんが好き」というシンプルで一方的なものから、年齢を重ねるにつれて「●●さんが好きだけど、告白なんてできない」といったように自分の思い通りの結果にならない恋の行方に悶々とするようになっていったでしょう。
こうして淡いものであれ何であれ、“恋”らしきものを多く経験してきたあなたですから、その分、失恋の数も多かったはず。その多くは相手に想いを伝えずじまいだったかもしれないけれど、中には相手に気持ちを悟られたり、自分から果敢に告白したりした結果、失恋の憂き目にあった恋もあるでしょう。いくつも重ねてきた恋の中でも、失恋に終わった恋は今もあなたの心の中に澱んだ檻のまま、辛い記憶として残っているのでは?
あなたの心の傷でもっとも大きなものはまさに恋の傷なんです。でも、心配することはありません。やがてあなたと本当に歩んでいくパートナーが見つかった時には、この傷は薄くなっているはずですから。
Cを選んだあなた
友だちとのいざこざから、人間関係の難しさという傷を抱えてきた
あなたが心の奥に長いこと抱えている傷、それは友だちとのいざこざから気持ちがすれ違ってしまったという辛い過去の記憶です。幼い頃は往々にして、仲の良い友だちであってもちょっとしたことから口げんかをしてしまうことはあるものです。それでしばらくの間、口をきかなくなったり、一時期疎遠になってしまったり…。
多くは時間を経て自然に仲直りできるものです。が結果的に仲直りできたとしても、あなたの心の中には自分が深く傷ついた、そして相手のことも自分以上に傷つけてしまったという記憶が、深く刻まれてしまったようです。
だから、あえてその古傷に触れたくない…そんなあなたなので、その後は親しい友人ができても仲良くなりすぎることが怖くなり、知らず知らずのうちに友人との間に一線を引き、やんわりと付き合うようになったのではないでしょうか? でも、あなたはそんなに怖がらなくていいんですよ。友人たちは皆、あなたの誠実さをわかってくれているはずですから。