※怖すぎ注意※本当にあった怖い話【2021年夏】7つのエピソードを公開
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※怖がりさんは要注意※

きっと誰しも一度や二度はある…真夏の夜の恐怖体験。

今回は思わず背筋がぞくっと凍り付く、本当にあった怖い話を集めてみました。

読めば、しばし暑さを忘れられるかもしれませんよ…。

【Episode1】オカルトにハマりすぎて、水晶が砕け散り…

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物心ついた時からオカルト話が好きでした。好きというより、惹かれたんです。

「怖い、怖い」と思いながらもつい止められず、好んでホラー漫画や小説も読んでいました。読みすぎて部屋から出られなくなったこともあります。

大人になっても相変わらずオカルトネタが好きなことに変わりありません。

その時もネットのオカルト板で怖い話を読んでいました。実話にしろ創作にしろ本当によくできた話で、夢中になって読んでいたのですが…。読了後、急に下腹部に痛みが走ったのです。突然「グググッ!!!!!」って痛みが襲ってきたんです。

物を食べすぎてお腹が痛くなり、トイレに行きたいというようなのではなく、さしこむような違和感を感じる痛み。今までに感じたことのないタイプの痛みで、「なんで急に痛くなったんだろう!」って思いました。

しばらくするうちに痛みは治まり、緊急性がなさそうだったこともあり、痛みのことを深く考えはしませんでした。

が、翌日…身につけていた水晶のブレスレットが突然砕け散って(汗)。

「これってどういうこと?」と思い、嫌な予感がして調べてみると、私が読んでいた話はなんと女性や子供に影響が出ると言われる「自己責任系」の話でした!

「自己責任系」とは、読むと何かが来たり、起こったり、呪われたりする怖い話のことで、読むなら自己責任で読んでくださいというものです。

ちなみにそのせいかどうかは分かりませんが、さしこむような違和感の原因は婦人科系疾患であることが後に判明。

怖い話を読んだせいで、病気を呼び覚ましてしまったのでしょうか? 怖い話を読んだ時以上に、いやーな気持ちになりました。

【Episode2】アパートのキッチンに白い人の顔が浮かんで…

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半年くらい前に今のアパートに引っ越してきました。一人暮らししています。アパートは築20年くらい…そんなに新しいわけではありません。

そこで、私が借りている部屋の台所のほうから、いつも木が割れるようなバキバキとした音が気になっていたんです。でも、少し古くなった建物だから何かの拍子に木の音がするのかな…くらいに思っていました。

そうしたら、ある晩のことです。夜中の2時頃、そろそろ寝ようと思って部屋の明かりを消しました。

そうしたところ、台所のほうで真っ暗な中に白い顔のような光がパッと浮かんで見えたのです。それから何日か同じように白い顔が…。

台所の音も変わらずパキパキと鳴っていました。

時刻はいつも決まって午前2時。いわゆる丑三つ時です。私は恐怖でその時間に起きていられなくなりました。

だけど、怖いもの見たさというんでしょうか。今度は午前2時を回らないと寝つけなくなってしまったんです。ちょうど午前2時を迎えた時にはいつもベッドに入ってふとんをかぶり、どきどきしていました。

何日か過ぎて、とうとう耐えられなくなり、部屋の四隅に線香を焚いて九字切りをしたんです。そうしたらぴったり音が止み、白い顔のような光も見えなくなりましたが、その後、私は著しく体調を崩したんです。疲れて疲れて、どうしようもなく、休日はまったく起き上がれないほどでした。

そして最近、また音がし始めました。そろそろお祓いをするつもりですが、ここは何かいらっしゃる物件なのでしょうね。恐怖感が拭いきれないので、私は今、引っ越しも視野に入れています。

※九字切りとは…「臨・兵・闘・者・皆・陳・烈・在・前」の九つの文字を唱えながら、九種類の刀印を結んで(手で形をつくること)、九字を切ること(格子状に線を空中に書くこと)。

九字護身法などとも呼ばれ、手刀で悪霊を祓うというもの。

【Episode3】ベッドシーツに無数の血の付いた手の跡が…

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私がまだ18歳の時、当時付き合っていた彼氏と初めてのラブホに行った時の話です。その部屋のベッドシーツは真っ白でした。

その晩は泊まったのですが、早朝4時半に何だか嫌な感じで目が覚めたんです。

そしてパッとベッドシーツを見たら、血のついた手の跡が無数にあったんです。

私は起き上がって思わず「ギャー!」と悲鳴を上げてしまいました。

今でも我ながらしっかり覚えているのは「キャー」ではなく、「ギャー」なんです。よりかすれたような、声にならないような、そんな声…。

本当に怖い時はこんな声が出るのか! と私は怖いながらも頭の片隅でそんなどうでもいいことを考えていました。

彼も私の声に驚いて起き上がり、血のついた手の跡を見てびっくり! 私と彼氏が寝ていた下側のシーツに手の跡があるなんて普通ではあり得ないこと。「まさか肌にはついていないよね」と言い合いつつ、お互いに抱き合いました。

その後、ただただ震えながら、慌てて服を着ました。

ラブホの照明って全体に薄暗いから、ベッドシーツについた血のついた手の跡が青白く浮かび上がってくるかのように見えて、本当に怖かったです。

この赤い手につかまれ、地面の奥に引っ張られたらどうしようって真剣に思いました。

その後、二人で急いでホテルを出たのですが、駐車場で車に乗る時に小さい鳥居みたいなものがあったんです。

もしかしたら、昔、何かがあったホテルだったのかも…。もちろん、恐ろしくて、そのラブホには二度と行っていません。

【Episode4】トンネルに入ると、タクシーの後部座席にいないはずの人が…

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私はタクシー運転手です。

まだ独り立ちして半年なんですけれど、入社した当初から都内某トンネルでは乗せていないはずの後部座席に、女性の人影が見えるって、先輩から聞かされていたんです。

今まで怖い体験をしたこととか、霊を見たことなどまったくなくて、その私がこれからお話しするような体験をするなんて、まったく思ってもみませんでした。

その日は夜のシフトで、午後から車を走らせていました。

なぜか、幽霊が出るというトンネルを使うルートのお客さんが立て続けに乗車され、私は同じ道を2往復くらいするハメになったんです。

時間が午後8時頃に、最初のお客さん。30代くらいの女性で黒いストレートのロングヘアで、ピンクのワンピース姿でした。

この時は何もなかったのですが、お客さんのほうから「このトンネルは女性の幽霊が出るっていう噂ですよね」って言われたんです。

「そうなんです。私は見たことがないんですけれど…」と言いました。

「ご興味ありませんか?」と聞かれ、「いやあ、会いたくないですね…」と私。

そのお客さんをトンネルが過ぎて、ほどなく下したところで次のお客さん。

今度はトンネルのほうへ戻るコースだったんですが、ビジネスマンを二人乗せました。

そこで二人が下りて、私は一度、食事をしようとまたトンネル方向に戻ったんです。

午後10時過ぎだったと思います。走り出した時は空車でした。

しかし、私はその日に限り、なんとなく後部座席に人がいる気配を感じたのです。

「気のせいだ。さっきのお客さんが変な話をしたからだ」と思いながら、何気なくバックミラーに目をやると、なんとそこには確かに女性の姿が…。

「えっ! お客さん、どちらから乗ったのですか? さっきお乗せした方ではありませんよね?」私は思わず聞いてしまいました。

が、返事はなく、ただ一瞬にやりと笑った気がしたのです。ゾクッ!!! 私の背中に悪寒が走りました。

トンネルを抜けると、私は慌てて車を路肩に止めました。

そうして今度はバックミラー越しではなく、恐る恐る実際に振り返ってみたのです。そうしたら、女性の姿なんてないじゃないですか。

「えっ、あれは錯覚だったのか? まさか…」そう思って、車を降りて後部座席のドアを開けたのです。

座席は水でもまいたかのように濡れていました。濡れているところの中心部には、黒くてまっすぐな髪の毛が数本残っていたのです。

後で、先輩たちにこの話をすると、同じ経験をした先輩が3人もいました。

今から50年近く前、そのトンネルの入り口付近で若い女性が事故死したと聞いたのもその時です。

今も女性の怨念がトンネル内をさまよっているのでしょうか。

【Episode5】行きと帰りで段数が違うって、どういうこと?

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よく聞く話に上りと下りの階段の段数が違うっていうの、ありますよね。怪談の定番みたいなの…。

そんなのまさか…って信じていなかったんですが、今度引っ越した家の近くの地下道がまさにそれなんです。

通勤時に朝夕行ったり来たり使っているんですが、明かりはもちろんあるんですけれど、階段を下りるとやや薄暗い感じは否めません。

途中に踊り場があって、結構深いんです。

遅い時間に通るのはできるだけ避けるようにしていたのですが、家に帰る近道なので通らないわけにはいきません。

いつも便利に使っていました。

そんなある日、ふと遊び心で上りと下りの段数を数えてみたんです。

そうしたら、「あれっ? 合っていない。下りのほうが1段多い。数え間違いかな」くらいに思って、その日は気にせずに帰りました。

でも、その翌日も、またその翌日も、何度数えても上りと下りの数が合わないんです。

これは絶対におかしい! それで、私はこの地下道について、いろいろ調べました。

そうしたら、地下道は戦争中には防空壕も兼ねていて、爆撃されたこともあり、亡くなった人がいたことが分かったんです。

都市伝説のように残っている話では、地下道を通る人を少しでも楽させてあげたいとその時に亡くなった人たちの霊が、下りよりも上りを1段減らしてくれたとか…。

それを聞いて、私は怖さよりもむしろ感謝をしてしまいました。

そして、私がせっせとこの地下道を利用することで無念にも戦争で亡くなっていった人たちの霊が少しでも慰められるといいなと思ったんです。

【Episode6】肝試しで行った墓地で出くわした、ぼーっと光る玉…

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中学2年生の時です。ソフトボールクラブの合宿で夏休みに体育館に泊まりました。その時に体験した出来事です。

私の中学校の裏手にはお寺と墓地がありました。

それで、合宿最終日の夜、みんなで肝試しをしようということになったのです。

お化け役は5名ほどで、残りは順番にお墓の中を決められた順序に従ってたどっていくのです。

最初、私は肝試しするほうの役だったので、おっかなびっくり墓地の奥へと歩いていきました。

途中、お化け役の友人や先輩後輩に脅かされて、キャーキャー悲鳴を上げて大騒ぎ!

中学生の肝試しらしく、興奮しながら進んだのです。やがて無事ゴール。

そこまではそれなりに怖かったのですが、ゴールした後、今度は一転、脅かす側に回ったのです。

すると、それまで私にとって怖い怖い場所だった墓地が単なる遊び場に変わり、墓石の間を歩いても、ちっとも怖さを感じなくなったのです。

私は、今度はお化けとなって脅す側。調子に乗って、墓地の奥へと進んでくる友人たちを盛んに脅していました。

そうしてさんざん遊んで、ふとお墓の上のほうを見上げると、その瞬間、ふわーっと青白い光の玉が私たちのほうに向かって飛んできたのです。

最初に見つけた私は、膝がガクガクして、友人に光の玉のことを言うのがやっとでした。

今でも覚えていますが、私の声は震えていました。

その時、青白い光の玉を見たのは私だけではありません。一緒に見た友人たちが何人もいます。

私たちは思わず抱き合って、座り込んでしまいました。でも、いつまでもその場にいるわけにもいきません。

私は怖くて目をつぶっていたのですが、そのうち誰かが「消えた!」って叫んだのです。

こわごわ目を開けたら、確かに青白い玉はもう、どこかに消えていました。

ただ、気のせいか、あたりはお線香のにおいが漂っていたんです。

墓地ではしゃぎすぎた祟りだったのでしょうか。

私たちは一目散に体育館に帰りました。その後、この夜のことを思い出すたびに恐怖がよみがえってくるのです。

恐怖がトラウマのようになっていて、夜の墓地には決して行けません。

【Episode7】窓の外に訪れたのは一体何者?

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高校時代にクラスメイトから借りたホラー小説を夜中に読んでいた時、一気読みしたい派の私はかなり夜更けまでかかって、ようやく最終章までたどり着きました。

そしてクライマックスの場面に差し掛かったその時、座っていたソファの真後ろの窓が小さく「コンッ」と叩かれたような気がしたのです。

「エッ?」と思って顔を上げると、再び「コンコンッ!!」

一体、何? まったく正体が分からなくて膝は震えるし腰もガクガクで。

生まれたての子鹿みたいになりながら、両親に「誰か庭にいる!」と伝えました。

でも、親が確認しても誰もいなかったんです。

結局、両親は野良猫の仕業と結論づけましたが、窓の高さ的にはジャンプでもしないとノックなんて猫には無理なんです。

たぶん、その当時、勉強と偽って夜更かしする私を目に見えない何かが怖がらせに来たと、今ではそう思っています。

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