「塩対応」の意味とは?塩対応するのはどんな人?その特徴や心理
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突然ですが、質問です。

「塩対応」という言葉の正しい意味を知っていますか?

「塩対応」という言葉を聞いたことはあっても、何となく使うことはあっても、実は正確な意味を説明できるほどわかっていないという方が多いと思います。

また、実際にどういう対応なのかを詳しく説明できる人もそんなに多くないでしょう。

そこで今回は「塩対応」の正しい意味、そしてどういう対応を表すのか、また、塩対応をする人の特徴や心理についてお伝えしたいと思います。

そもそも「塩対応」の意味とは?

「塩対応」とは、そっけない態度や愛想がない対応のことを指しています。

この言葉の語源は、「しょっぱい」です。

相手が不快になるような態度や対応をすることを昔から「しょっぱい対応」と表現します。

しょっぱいもの、つまり塩だな! というように変化したと言われているんですね。

これの始まりは、アイドルの対応。

ファンと触れ合い、さらにファンを増やすための握手会やサイン会などイベントの時に、とあるアイドルのファンへの対応がものすごくそっけなかったそうです。

アイドルといえば、もっとファンになってくれるようにニコニコしながら両手で握手して、とサービス満点の対応するのが当たり前と思われていた中のまさかの「しょっぱい対応」。

それを見た、または受けたあるファンがそのアイドルの対応に対して「塩対応」と表現したことから、この言葉が世間に広まったとされています。

「塩対応」する人の特徴1 笑顔がなく、ミステリアスな印象

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では、ここからは「塩対応」をするのはどういう人なのか、その特徴について述べていきたいと思います。

「塩対応」をする人の特徴の1つ目は「笑顔がなく、ミステリアスな印象」というものです。

人にニコニコ笑顔を向けたり、愛想良くしたりすることはほとんどなく、表情がまるで固まっているかのように変わりません。

感情をあまり表に出さず、何を考えているのかわからないので、感情を読み取るのがとても難しい人といえるでしょう。

また、基本的に黙っていて自分のことを多く語らないため、人によっては冷めている、冷たいと感じることがあります。

そういう点から、笑わない、しゃべらない人の対応は「塩対応」に当てはまるといえるでしょう。

「塩対応」する人の特徴2 自立していて、自分の意思を持っている

「塩対応」をする人の特徴の2つ目は「自立していて、自分の意思を持っている」というものです。

このタイプは、人に頼ることなく何でも1人でこなしてしまう、能力が高い人が多いのです。

わからないことは、ある程度自分で調べて何とかしようという、自立心も強いのです。

また、人に合わせるのも苦手なことが多いため、1人で行動するのが楽だと感じるところがあるようです。

周囲の意見に合わせたり、まわりの意見を求めてから行動したりすることがないので、まわりには可愛げがないと映ることがあるため、このようなタイプの行動は「塩対応」という表現に当てはまるでしょう。

「塩対応」する人の特徴3 自分のペースで物事を進めたいところがある

「塩対応」をする人の特徴の3つ目は「自分のペースで物事を進めたいところがある」というものです。

いわゆるマイペースな人のことですが、このタイプは他人から干渉されたり、束縛されたりするのが苦手なところがあります。

周囲からの干渉や束縛をできるだけ避けようとすると、どうしても人を避けたような動きになりがち。

また、人の話に耳を傾けることも避けることがあります。

マイペースな人は、その言葉通り、まわりの希望や要望に合わせることよりも、自分のペースを守ることを重要視するので、まわりからは自己中心的に見られることがあります。

一見、自分のことしか考えていないように見える動きをするので、その点に関しては「塩対応」という表現に当てはまるでしょう。

「塩対応」する人の心理1 相手への関心がない

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塩対応をする人の特徴は、ここまでの説明で大体わかったのではないでしょうか。

では、ここからは「塩対応」する人の心理に迫りたいと思います。

「塩対応」をする人の心理の1つ目は「相手への関心がない」というものです。

このタイプの人は、好き嫌いや、興味のあるなしなど、自分の気持ちに嘘をつくことができません。

その結果として、相手への興味がなければストレートにそっけない態度、つまり「塩対応」を取りがちになります。

逆に相手に対する好意やちょっとした甘えのような気持ちから、愛想がない態度を取ってしまうケースもあります。

でも、この場合は、本人にとっては相手に心を許しているサイン。

理解してくれるだろうと思っているからこそ、素を見せてしまうのですね。

「塩対応」する人の心理2 トラブルに巻き込まれたくない

「塩対応」をする人の心理の2つ目は「トラブルに巻き込まれたくない」というものになります。

トラブルは、巻き込まれると確実に大変なことになりますよね。

気づいたら自分がその渦の真ん中にいて、1人だけが悪者になって印象が悪くなってしまうこともあります。

日常生活において面倒なことになるのは極力避けたいという気持ちや、自分のイメージを崩したくないというような感情から「塩対応」をしている可能性もあります。

このタイプは人に対しての警戒心が強く、何に対しても慎重なところがあるので、なかなか相手を信頼することができません。

そのため、簡単には心を開こうとしないため、ついつい無関心な「塩対応」という態度を取ってしまうようです。

「塩対応」する人の心理3 まわりのことを気にしない

「塩対応」をする人の心理の3つ目は「まわりのことを気にしない」というものです。

人は、できる限り他人には嫌われたくないと思うもの。

しかしこのタイプは、無理をして相手に好かれようとも思いません。

自分らしくいて、もし嫌われたとしても気に留めることなく、いい意味で人にどう思われているのかなどを気にしないというところがあります。

一言で表現すれば媚びない、へりくだらない、忖度しない、空気を読まない、などの言葉がぴったりです。

ですので、本人にしてみたら、ごく普通に振る舞っているつもりなのかもしれません。

しかしながら、周囲の人間からすれば自分勝手で愛想がない感じに映るため、塩対応だと思われやすくなっています。

塩対応された時の正しい対処法1 その人のありのままを受けとめる

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それでは、もしまわりの誰かに塩対応をされてしまったら、あなたはどうすればいいのでしょうか?

どうするのが人間関係に波風立てない良い方法なのでしょうか。

ということで、最後に塩対応をされた時の正しい対処法についてご紹介したいと思います。

塩対応された時の正しい対処法の1つ目としては「塩対応する人のありのままを受けとめる」という方法になります。

今まで塩対応する人の特徴や心理を見てきてわかるように、本人が無意識のうちに不愛想になっていたり、素気ない態度を取ってしまっていたりするケースもあります。

なので、まずは「ああ、この人って塩対応なところがあるんだな」と、その人の個性としてありのままを受けとめるようにしましょう。

その人は誰に対してもそういう人なのだと理解できれば、それに対してモヤモヤすることも減るはずです。

「何を考えているんだろう」とあなたが変に警戒してしまうと、余計にその人との距離が開いてしまいかねませんよ!

塩対応された時の正しい対処法2 遠回しな言い方や駆け引きをしない

塩対応をされた時の正しい対処法の2つ目としては「遠回しな言い方や駆け引きをしない」という方法が挙げられます。

塩対応をする人は、精神的に自立し、しっかりと自分を持っているタイプも多くいます。

そういう人は、遠回しな言葉や曖昧な態度は好みません。

むしろ、そのような態度に嫌悪感を抱いて、ますます塩対応になってしまい、コミュニケーションが取れなくなる危険もあります。

駆け引きをしようと思ったら、一切話すことができなくなっちゃった、なんてことも!

また、塩対応をする人は警戒心が強いこともよくあるので、遠回しだったり、曖昧な言い方だったりを好むような、本心が見えない相手に対しては心を許せない傾向があります。

「この人、自分を利用しようと思っているんじゃないだろうか」と思われたらもうアウトです。

ですので、コミュニケーションが難しいと感じる塩対応の人には、自分の思っていることをストレートに伝え、変な駆け引きをせずに接するのがおすすめです。

塩対応された時の正しい対処法3 徐々に相手との距離を縮める

塩対応をされた時の正しい対処法の3つ目は「徐々に相手との距離を縮める」というやり方になります。

塩対応する人の中には自分のペースを守りたい、慎重なところがある人もいます。

警戒心が強いことも多く見られます。

そのような場合、無理に相手との距離を縮めようとすると、かえって相手の警戒心を強めてしまう恐れがあります。

「何で急に近づいてくるんだろう。何か魂胆があるのかな」と疑われたら、距離は縮まりませんよね。

また、一方的に近づいていくと自分のペースを押し付ける感じになるので、マイペースな人であればより距離を取ろうとするでしょう。

そうならないためにも、時間をかけてゆっくり信頼関係を築いていくことを心がけましょう。

相手と接する機会が増えれば、そのぶん、あなたに興味を持ってもらえる可能性が高くなります。

相手もあなたのことを少しずつ理解してくれるので警戒心が解け、塩対応が徐々に少なくなっていくかもしれませんよ。

最後に

本日は「塩対応」の意味や、「塩対応」をする人の特徴や心理、そして「塩対応」をする人への接し方について、いろいろとご紹介をしてきました。

とっつきにくかったり、近づくのが怖かったりする「塩対応」の人。

嫌われているかもしれない、と思うと付き合いたくなくなりますよね。

でも、別に嫌われているわけではないことのほうが多いのです。

塩対応をする人との付き合い方に悩んでいるのなら、まずその人たちの特徴や、その対応になってしまう原因を理解しましょう。

そして、上手な対処法を参考にして、少しずつ距離を縮め、コミュニケーションが取れるようにしてみてくださいね。

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