降霊術｜黄泉と現世繋ぐ霊能者“見えざる者”降ろし現実視る 戸澤歩　

降霊術とは、その名の通り霊を降ろす術のことをいいます。黄泉の国から神仏や霊を降ろし、直接メッセージを受け取ったり人の体に憑依させてアドバイスをもらいます。「イタコ」や「ユタ」のように、特別な能力を持つ霊能力者達が、亡くなった人からのメッセージを受け取るなど、目的を持って特定の霊を呼び出すために用いています。

降霊術で神仏や霊を降ろすことで、相談者本人が気づいていないような問題解決策の糸口や、より良い未来へ進むためのアドバイスを受け取ることができます。そのため、今持っている悩みが解決へ向かったり、願いを叶えるきっかけを掴めるようになります。また、特定の神仏や霊を呼び寄せ、特定の人物が相談者に抱いてる感情についてを言語化し、伝えることも可能です。

降霊術の中でも、降ろす者によって種類が異なります。「口寄せ」という降霊術で、未来を予知したり心の透視を行うことを目的に霊を降ろします。他に「神口」や「仏口」、「生口」という口寄せの一種があります。「神口」は高位な存在である神霊から神託を得ることを意味し、人生における重要な決断を得る時に用いられます。「仏口」は亡くなった故人を降ろし、生前では伝えられなかったメッセージを伝えるもので、「生口」は現在も生きている霊を降ろし、今直面している問題を解決していくために行います。